アンドレ稽古場日記

AND ENDLESS稽古場日記

芳賀恵子/スゥイージー

2007-09-11 | 子どものナイフ
子どものナイフにご来場くださった皆様、
本当にありがとうございました!



幸せなことに
オンリーシルバーフィッシュに続いて今回も出演させて頂き

アンドレさんでまた舞台に立てる喜びに
お稽古が待ち遠しく

早くまたみんなに会いたい
早くまた新しい作品に出会いたい


指折り数えて稽古初日を待っていたことを思い出します



上がってきた戯曲は
私の胸を打つものでした


大事な言葉が散りばめられたセリフ


予想もつかない展開


私の初見のドキドキをそのままお客様に伝えたいと思いました


何かを考えて芝居をするというよりは

読んだ時のドキドキをただそのまま伝えられたら

きっと自然と物語に引き込まれてくれるだろうと思いながら…


いいものを創り続けるアンドエンドレスはすごい

それはまさに
『ここに…立ち続ける人』

アンドエンドレスの姿なんですね



共に舞台に立てたことを感謝しています。

そしてなにより、客席から見守ってくださったお客様、

本当にありがとうございました!

山田能龍/クレメンティ

2007-09-11 | 子どものナイフ
子どものナイフ、終演してしまいました。いやぁ、とにかく楽しかった!

終わってしまったのは寂しいけれど、今思えば、初顔合わせ、日々の稽古、良子
さんのそっけなさ、スタジオでの稽古、小屋入り、良子さんのそっけなさ、本
番、打ち上げ、洋二郎に車で熱弁した劇団愛、それに対する洋二郎の生返事、
段々湧き出る仲間感、良子さんのそっけなさ、全てが夏のいい思い出です(笑)



西田さんには「感謝」の気持ちです。感謝している事を全て挙げていくときりが
無いので、一番の事を。僕に舞台のオファーがある時、それは自劇団のカラーな
のか、「笑い」を求められる時が圧倒的に多いんです。でも西田さんは飲んでる
時に言いました。「よしたつ君を呼んだのは、笑いじゃなくて役者としての魅力
です よ」と。それはね、かなり嬉しかった。僕の細い部分というか、自分だけ
が蚊の鳴くように自信を持ってる部分を見てくれてるんだってね。



「はりぼて」の話しもしました。うちの劇団員が見たら都合悪いけどまあいい
や。僕は自分の劇団だと皆を引っ張っていく立場です。その際、多少強引でも、
無理した背伸びでも、「俺は、俺達はこんなにいけてるぜ!」と虚勢を張るん
だって西田さんに話したんです。「はりぼて」でも立派に見せるって。それが
引っ張って いく立場の責任だし、モチベーションを上げる為に必要なんだっ
て。そしたら西田さんは言いました。

「それ凄い解ります。アンドレっていう劇団自体がそうですから」って。西田さ
ん俺ね、それ違うと思います。

アンドレは、本人達がそう思ってても、もう「はりぼて」じゃなくて、とっくに
鉄筋コンクリートになってます。そして未だ増築中です。アンドレの人達は自分
達を「小心者」と評します。それも違うと思う。それを言えないのが本当の「小
心者」だから。小心どころかみんな豪傑ぞろいです。



アンドレってね、噂の多い劇団だと思います。まあ、有名税ですね。僕は、自分
で触れたもの以外はあてにしないって決めてる人間なので、自分がアンドレをど
う感じるかを楽しみにしていました。結果は明確です。好きになりました。「ま
た出たい」って思いました。だって楽しかったから。出たい動機は明白です。好
きに なったからです。



本当に素晴らしい共演者、適応力の化け物とも言える最高のスタッフ達、そして
素晴らしきお客さんに会えた愛しい夏でした。有難うございました!お疲れ様で
した!

佐久ちゃん、色々ありがとね!



最後に..打ち上げ、はしゃぎ過ぎてすいません(笑)自分を理解されたい気持
ちになったのか、多弁になりました。でも、そんなお酒の勢いまで借りて「さ
あ!良子さんと話すぞ!逃がしゃあしねぇ!」とビール瓶片手にかち込むと、良
子さんは熟睡してました..

ふっ..その手があったか。握ったビール瓶が僕を見て「もう・・いいんだよ」
と微笑みかけていました。

黒川賢一/男

2007-09-11 | 子どものナイフ
まずはご来場頂きました皆様ありがとうございました!
感想はほぼ天城越えのことばかりでしたけど(笑)
15ステージ喉がギリギリもったのは、きっと暖かい声援のおかげです!
客席に降りたら、こっちが驚くような避けられっぷりの回もありましたけど(笑)
一番素敵だったお客様は「あなたを殺していいですか~♪ダメですか?」と聞いたら、「ダ、ダメです。」ときっぱり断った方でした。
そんなあなたをコロシタイ♪

芝居の後半はやりやすかったんですが、普段笑いのすくない芝居をやってるので前半はなかなかでした。
アンドレのみんなは慣れてるし、客演の能龍くんは得意ジャンルだし、芳賀ちゃんも持ってるねぇって感じだったので。
段々楽しんで出来るようになりましたけどね。

そして関係者の皆様、お疲れ様でした!
楽しく演じられる環境をつくってくれたメンバーには大感謝です。
劇団の姿勢も勉強になりましたね。
久しぶりに一緒に舞台に立ったけどさくちゃん変わんないなあとか、洋二郎上手くなったなあとか、加藤くん濃いなあとか村田は自由だなあとか。そんなことを感じました。

最後にこういう機会を用意してくれた大輔に感謝です。
明けて月曜日夜21時ごろ自宅にいたら、なんか変な感じでしたよ。

どこまで期待に応えられたかは分かりませんが、また機会があれば、アンドレさんの舞台で皆様に会えたら幸いです!

それでは!!

田中良子/コンスタンツェ

2007-09-11 | 子どものナイフ
御来場、誠にありがとうございました。


今まで、アンドエンドレスでは沢山の実在した方を演じさせていただいて来ました。


織田信長、源義経、アガサ・クリスティー、新撰組などなど…歴史上で名を残す偉人達にまつわるお話を沢山やってきた訳です。


今回、初日が開いて…とある場面を見た時に『モーツァルトという人間を今、この場で本当にやっているんだ!』という事に猛烈に感動してしまったのです…。
その場面とは……トルコ行進曲のシーン。モーツァルトがピアノを弾き、音楽がオーケストラに変わった瞬間にダンサーさん達が踊り出すあの瞬間……全身鳥肌が立ちました。


時代も国もなにもかもが違うこの場所で、でも誰もが必ず知っているメロディーで、それを本当に作った人の物語りを演じている……その事が肌から伝わってきて…………もぉ大変…。

それを感じた時に思ったんです。コンスタンツェという人も本当に生きていて、勿論本当の事は何も解らないけれど、今ここにあるリアルを、私が出来る『子どものナイフ』という世界の中の本物のコンスタンツェを、どれだけ伝える事が出来るのか。


人は存在しなくても、『音楽』という形で間違いなくここに存在する本物の『モーツァルト』に、決して負けてはいけないんだと。

いつかモーツァルトに会えた時に「コンスタンツェはあんなんじゃない!」って言われても良いけど「中途半端なコンスタンツェやってんじゃね~!」と言われる事だけは駄目だ!!…と思ったんです……。


もぉ全然意味の解らない文章ですね…ごめんなさい。

うまく言えないんですけど大好きな作品だったのです。だから…その時間を一緒に共有して下さった皆様に心から感謝しています。


本当にありがとうございました。

村田雅和/ジョルジュ

2007-09-11 | 子どものナイフ
『子どものナイフ』にご来場いただき本当にありがとうございました!

毎回毎回思うことですが、今回、特に強く感じたことがあります。

それは、舞台は本当に客席のお客さんたちと一緒に創るものだという事です。

やっぱり、カーテンコールで拍手を戴いてる時が一番幸せで、素敵な瞬間だと思っています。

体力のない僕は、一回公演が終わると本当にしばらく動けなくなるくらい疲れてしまうんです。

一日二回公演がある時なんか、いつもびくびくもんですよ。

でも、一度舞台が始まってしまえば、いつも何とかなっちゃうんです。

それは、お芝居をしてる間、少しずつ客席から力を貰ってるからなんだと思うんで
す。

それは、幸せなことだ。そう思います。

これが、僕が芝居を続ける理由のひとつである事は間違いないです。

貰った気持ちは、必ず返します。

だから、これからもよろしくお願いします!!

佐久間祐人/サリエリ

2007-09-11 | 子どものナイフ
「子どものナイフ」閉幕致しました!

一作品15ステージという私自身初体験の長丁場でしたが、終わってしまうとやっ
ぱり寂しさ混じりで、まだまだ公演を続けていたかったなぁ、といつもの感情で
す。

けれども。
公演中には、いつも以上の長丁場の分、ほんの少しばかりいつもとはちょっと
違った感情なんかも。

稽古場日記でも書いた事ですが、今公演に際し、またまた改めて大切に感じた二
つのコト。
「舞台」ゆえの醍醐味。
ナマモノゆえの「呼吸」。
もちろんいつも1ステージ1ステージを真剣に、その場、その時を精一杯努めては
いるのですが。
今回いつも以上のステージ数の中、各ステージ毎、全く同じ空気・呼吸というの
はないものだという事を殊更強く思い知らされました。
微妙な違いなのかも知れませんが、毎回確かに違うモノ。

くどいようではありますが。
それは、「舞台」がナマモノだから。
役者・スタッフ、そして、その場、その時に居合わせるお客様とで創るモノだか
ら。

全ての関係者並びに、今回ご来場頂いたお客様に心より感謝申し上げます。
我々はこれからもいつも「ソコ」に居ます。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

加藤靖久/シカネーダー

2007-09-11 | 子どものナイフ
今回のキャスト挨拶のラストに
サリエリが遺した言葉を紹介しました。

【音楽! 自然の神々しき模倣よ!
 おまえと過ごした幸福な時へ、
 私はどれほど感謝すれば良いのだろう!】

公演が終了した今、
改めて読み返してみるとね、
大仰で、模範的で、でも凄ぇ胡散臭くて、
何やかんや言ってもただの小心者だろ?の印象が強くて、
だけどちょっぴり繊細な面も感じてしまうという
サリエリの愛すべき人物像が見事に表れてるなぁと。

でね、
やっぱ公演後のご挨拶には
彼の言葉を載せとかないとイカンなと思ったわけです。

【尊貴な学位も想像力も、その両方を足したものも、
 天才の誕生には至らない。
 愛、愛、愛。それこそが天才の神髄なんだ。】

ですって。
これもちょっと「ほほ~ん」となりません??
ぽいっすよね、この言葉も。

諒太のエッセイ覚えてますかね?
かの天才を演じた西田大輔の頭の中は
純度100%の“愛”で満ち満ちているのですよ!!

実際はどうなんだろ?
と思って『モーツァルト』で調べてみました。
(ま、全っ然本名ではないですが。)

かの天才の頭の中は100%“休”で占められていました。
・・・うん、アナタ結構頑張ってたもんな。

そして彼はこんな言葉も遺しています。

【結婚したらいろいろ分かってきますよ。
 いままでは半分謎だったことが。】

休め休め!!
思う存分休んだらイイじゃない!!!


劇場に足を運んで下さった皆様、
劇場に来れずとも応援して下さった皆様、
そして『子どものナイフ』に携わった全ての関係者に
心より厚く御礼申し上げます。

ありがとうございました!!!

八巻正明/オーギュスト

2007-09-11 | 子どものナイフ
皆さん『子どものナイフ』への御来場、本当にありがとうございました!
楽しんで頂けましたでしょうか?

役者やって随分経つ僕らでも、やっぱ今回の様に一つの作品・役柄を15回もやる事なんてなかなか無い事だったので、色んな経験・発見がありました。
そしてやはり客席からの力も切に感じました!!

何かね、今回の公演はね、見に来て下さった皆さんにも不利な条件多かったと思うんですよ…。

…学生の方は夏休みの宿題慌てて片付けてる時期だろうし。
…社会人の方はお盆休み明けで溜まった仕事をまとめて処理しなきゃならない時期だったろうし。
…地方出身の方には帰省もあったでしょう。
…都心で働く人にとっての18:30両国集合なんて夢の様な話だったでしょう…この不況下でなかなか定時上がりなんて出来ないですものね。。

…そんな中、それでも、わざわざ足を運んで下さったという事に、本当に本当に感謝をしています!

『ありがとうございました』

村田洋二郎/レオポルト

2007-09-11 | 子どものナイフ
ご来場まことにありがとうございました!
今回悪ーい役でした。
音楽家のお話なのに音楽に興味がないとまで言ってしまう。
でも腐っても王族。
気品がなければいけません。

前回7月にやったジーザスの髪型、
それは若者の、よく歌舞伎町あたりで目撃する髪型のまま稽古に望んでいました。
27歳になって初めてエクステををつけました。
要するにどこぞの兄ちゃん&ホストみたいな髪型です。
にしてもヘアメイクってやつは本当にすごいもんですな。
そんなどこぞの兄ちゃんをあそこまで気品ある外見に仕上げてしまうとは、これは一本とられましたな。
いやーすばらしいものだ。

と意気揚々と本番は望みますな。

ただセットしていないとどこぞの兄ちゃん。

先日地下鉄東西線でメールを見ていたら、おじさんに怒られました。

どこぞの兄ちゃんが怒られました。

27歳。

車内で携帯をいじっちゃいけません。

反省いたします。。。

中川えりか/バルバラ

2007-09-11 | 子どものナイフ
『子どものナイフ』ご来場ありがとうございました!

長い公演でしたが、みなさまのおかげでなんとか乗り切ることができました。
本当にありがとうございました!!

今回は、
怒りたくもないのに怒鳴ったり、
殴りたくもないのにひっぱたいたり、
投げたくもないのに投げ飛ばしたり。
はぁ~、スッキリスッキリ…そんな本性が見え隠れしたような気がします。ね。
…殴り癖がついたらどうしようと密かに案じている所です。

舞台は一期一会。
一度だけお会いできる日のために、精進します。(素振りとか)
これからもよろしくお願いします!