タナ・トラジャの村々を歩いていると、遠くからポン、ポン、ポンとリズムカルで柔らかい音が聞こえてくる。
お米かコーヒーを搗いている音だ。
搗くとは、籾で保管してあるお米から籾殻をはずして食べられる状態にすること。
姉妹がこの仕事をしていた。
木をくりぬいた舟の中に穂のついた籾を入れて、木の杵で搗く。
もう一人は、そのお米をざるに入れてゆすり、細かいゴミを飛ばしている。
作業はのんびり、のんびりしたペース。
家は高床になっているので、その下がこの作業場。
おこぼれに、鶏たちが群れている。
写真/スラウェシ島タナ・トラジャ(2008年)
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