庭先でれんが造りをしている家。何軒か見かけた。
レンバタ島で。
レンバタ島はサバンナ気候で雨季と乾季がはっきりしている。
島の南部では、半年以上雨が一滴も降らない。
だからできる仕事なんだろう。
家族で行っている生業という感じだ。
農業とか漁業とかの仕事があって、それはあるいは大金を稼ぐようなものではなく家族の食糧を供給する程度のものであり、それ以外に現金収入源としての副業をもつという形は、日本の農山村でも少し前までは当たり前だった。インドネシアの村を歩いていると、あちこちでそういう小さな生業に出会うことができる。
日干し煉瓦の性能というか性質というかについては、なじみがないからよく分からない。
水に濡れても溶けたりしないのが不思議だ。
長時間、一定の温度以上にして乾かすことで何らかの化学変化が起こって崩れない物体になるのだろうか。
日干し煉瓦の作業場は、フローレス島のラブアンバジョーの郊外でも見かけた。
山すその作業場で、集落からは少し離れていた。
Photo/Lembata, Indonesia(2012年)
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