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映画『幸せな男、ペア』デンマーク 2019年Netflix

2024年06月06日 | 映画

映画『幸せな男、ペア』
デンマーク Lykke-Per    A Fortunate Man

 167分

日本では劇場未公開 2019年にNetflixで配信

だいぶ後半まで既視感がちらついた。ラスト近くになって、かつて確信した。1.5倍速、10秒飛ばし連打で見たのだった。
ロマンスドラマに分類できそうだが、改めてみると、深い物語だった。何度も10戻しでセリフを確かめた。

たとえば”幸運は愚者に味方する、成功は後悔の父だ”もそのひとつ。これはこのドラマのタイトルにもあって、描かれtいる主人公の人生に対する逆説的な皮肉でもある。逆に” Fortune favors the bold.ということわざもある。また、スティーブ・ジョブズのスタンフォード大学の卒業式における名言「ハングリーであれ、愚かであれ」と和訳されるStay hungry, stay foolishもあるが、これは訳しかたによっては、本作に通じるところもある。

ピクチューも味わい深い。もう一度見ても楽しめるだろう。
絵的には、このブログ 

映画『バベットの晩餐会』監督
ガブリエル・アクセル デジタル・リマスター版 デンマーク
このブログ 2021年10月25日 | 映画 

に似ている。

原作は、

ヘンリク・ポントピダン(Henrik Pontoppidan、1857年7月24日 - 1943年8月21日)はデンマークの小説家。1917年度ノーベル文学賞受賞。

人物
デンマーク・フレゼリシアの牧師の家に生まれたが、聖職になるのを嫌い、大学で土木工学を修学する。しかし、土木業もやめ、デンマークの国民高等学校の教師になった。


どうも原作小説の作家ヘンリク・ポントピダンの自伝に基づいているらしい。

タイトルの幸せな男は逆説的に使われている。(文字通りだとの解釈も可)
キリスト教とユダヤ教、宗教と科学、家族と個人の自由、父と子など対立概念について考えさせられる。

 


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