2008年インターナショナルS（その1）

8月23日に行われたニューマーケット競馬場で行われたインターナショナルS観戦記をまとめてみようと思います。インターナショナルSは、例年ヨーク競馬場で行われるのですが、今年は天候の影響でニューマーケット競馬場に開催変更となりました（こちら参照）

まずケンブリッジからの交通手段ですが、ステージコーチ（バス）で約20分くらいです。レースは15時35分発走とのことで、ケンブリッジのコーチステーション（バス乗り場）を11時過ぎに出発しました。bay10のバス乗り場から、行先「11」「12」と書いてあるバスに乗れば、ニューマーケット方面に行くことができます。



「July Racecource」というバス停で降りれば、ニューマーケット競馬場までは徒歩で約5分の距離です。ちなみに、1週間前に行ったナショナルスタッドも同じバス停になります。ニューマーケット競馬場とナショナルスタッドは隣り合わせになっているんですね。バス停で降りて競馬場に向かって歩いていると駐車場エリアを通ることになるのですが、駐車場は一般用、関係者用、馬主用とそれぞれ分けられていました。これは「Jockey club」用の案内板。



競馬場の席は、メンバー用エンクロージャー、グランドスタンド&パドックエンクロージャー、ファミリーエンクロージャーの3種類の席があります。メンバー用はドレスコードがあり、原則スーツでないと入場できません。当然スーツなど持って行ってないですから、私はグランドスタンド&パドックエンクロージャーに入りました。入場料はたしか17￡（4,000円弱）だったと記憶しています。日本の200円に比べるとだいぶお高めですが、さすがイギリスといったところ。ちなみに、メンバー用エンクロージャー専用エリアの入口はこんな感じです。



競馬場内は、ゴール前のメインスタンドはメンバー用エンクロージャー専用となっています。グランドスタンド&パドックエンクロージャーは、パドックエリアとゴールやや手前のスタンドエリアに入場可能となっており、ファミリーエンクロージャーはグランドスタンド&パドックエンクロージャーのスタンドエリアよりも更にゴールから離れたエリアにしか入ることができません。ということで、まずはスタンドへ移動し、フィッシュ&チップスを食べながらしばし休憩です。



そういえばイギリスでは、コーラを飲むことがとても多かったですね。日本では滅多に飲まないのですが、見知らぬ国に行くと、正体不明の飲み物よりも、コーラなら日本でもイギリスでも同じで安心という心理状態です（笑）ということで、しばらくゆっくりした後、コースに近づいて周りを見渡してみます。コースのすぐ横にはベンチが置いてあり、すぐ目の前を馬が走るという感覚です。



ただし、ターフビジョンなど競馬場内の設備は、間違いなく日本が上。ニューマーケット競馬場では小さなターフビジョンが1つしかなく、テレビモニターを見ていないと、何が何だかさっぱり分からないうちにレースが終わってしまいます。JRAの素晴らしさを痛感しながら、競馬場内の散策へ。まず見つけたのはこちら。キャッシュマシーンに並ぶ人々です（笑）



現在の東京競馬場には、新スタンド内にATMがありますが、かつては競馬場内にキャッシュマシーンはなかったと思います。ただ、競馬場にATMがあると危険な気がするのは私だけでしょうか。しかし更に驚いたのはこちら。何とクレジットカードで馬券を買うことのできるカウンターがありました。



これはさすがにマズイでしょ（笑）もっとも、馬券を買ってマイルが貯まるのであれば私もクレジットカードを使いますが（笑）

そしていよいよパドックへ。パドックは花に囲まれたとてもキレイな作りになっていて、馬と人との距離が日本よりもずっと近いように感じました。



椅子が備え付けられているのにもちょっと驚きました。日本の競馬場では大レースのパドックは満員電車状態ですから、椅子があったら邪魔になっちゃいますね。





パドックのすぐ後ろがコースになっています。パドックの周回時間も日本よりずっと短いですし、また、パドックからすぐにコースに出て行くことができるのは、馬にとってはストレスがかからなくていいですよね。

さて、まだインターナショナルS前の段階ですが、文章が長くなってしまうので、今回は2回に分けて書こうと思います。第1回はここまで。次回はインターナショナルSのパドック、レース回顧、レース後の様子などをまとめてみようと思います。