東北アルパインスキー日誌 ブログ

東北南部の山での山スキー、山歩き、山釣りなどと共に、田舎暮らしなどの話を交えながら綴っています。

限界集落の頼もしい助っ人 2013.08.14 

2013年08月14日 | 田舎の話
一日中ビールを飲んでいるも退屈なので、やや涼しくなり始める3:00PMに乗用草刈機で畑や作業道の草刈りを開始。

DOHC28馬力で4WD仕様のこいつは実に頼もしいやつで、草刈りはもちろん経5.0cm程度の灌木もバリバリやっつける。果樹園などで使っているタイプと違って刈刃が10.0cmの高さ調整ができるので、石ころの転がる山林の作業道でも使える。

実は、限界集落の田んぼや畑が耕作放棄されると、草が生い茂りやがて灌木が根を張って後戻りが困難になる。こうなると今迄人間様の顔色を見て彷徨いていた動物は態度がでかくなり、人間様を恐れること無く自由気ままに徘徊する。

人間と野生動物の勢力範囲が逆転すると中々抑えが効かなくなり、野菜や果物の味を覚えた奴らは畑の作物を荒らし回り、余程シッカリ対策を講じないと全滅の被害にあう。スイカ・メロンを始め、今年からトウモロコシの栽培も諦めた。

特に可愛げがなくて集落の目の敵となっているのがハクビシン。外来種(中国大陸より)の繁殖力と環境適用力は抜きん出ており、ほとんどの畑に出没して作物を荒らす。特に、ちょうど実る直前にやって来て全て大豆・小豆・トウモロコシを食い散らす。トウモロコシは実ると良い臭がするのですぐわ分かるのだろう。

家の玄関前を平気でカモシカがお通りになり、池の鯉や鮒はイタチ夫婦の贅沢なディナーとなり、2年前からはどこからかやってきたイノシシが畑を掘り返して悪さを働く。春にジャガイの種芋をやられ、今度は収穫時を狙ってやって来るだろう。カモシカは芽が生えたばかりの小豆の味を覚えてしまって困った。

すっかりやられっぱなしで情けない状況でだが、畑や山林の草刈りが僅かな対抗策となる。人間様の勢力地図を少しでも広げ、ここから先は地獄が待っているという意思表示が大切なのです。最近、近所でも乗用タイプの草刈機を買う家が多くなった。

また、水田や畑が耕作されて美しい景観が保たれているわけで、主をなくして朽ち果てた民家と雑草と草木の生え茂った光景は見たく有りません。












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