ビーグル犬Alex

ビーグル犬Alexは2005年9月5日生まれのオス。もう見るもの聞くもの嗅ぐもの、全てが彼の興味の的

RAWモード撮影 その2

2008年11月16日 17時58分18秒 | Weblog
前回の予告どおり、今回はホワイトバランス(以下、WBと略します)について。

実は、僕がRAWモード撮影にしようと思ったきっかけはこのWBについて以前から問題があると思ったからなんです。
コンデジの時もそうでしたが、僕の場合撮った写真の色が何か変だな~って後から気が付くことがよくあるんです(^_^;)
本来なら撮影時の環境、例えば炎天下で撮ってるのか、蛍光灯の下で撮っているのかによってWBを調整しなくてはならないんでしょうが、忘れてたり、撮りたい瞬間にすぐにシャッターを押してたりして、調整できなかったことがよくあるんです(笑)

デジイチに換えたらオートWBという機能があったので、こりゃ助かると思ったのですが、やはり万能ではありませんでした。
そこで明るさ調整のときにも書きましたが、RAWモードで撮影し、後からWBを見直せばいいじゃないかっていうことにしました。

では、WBによって色がどう変わるか例を示しながら、説明します。


まずこの写真は家の中で撮ったAlexです。
なんだか顔が青っぽいでしょ(^_^;)
撮影時オートWBで撮ったものです。
さて、RAWの便利さはこのWBを後から調整できるところ。前回同様にこの画像をキヤノンのカメラを買ったときに無償で付いてきた、Digital Photo Professinalというプログラムを使ってパソコンで修整してみます。


まず、太陽光でのWBで調整しました。
ちょっと黄色っぽくなりましたが、まだ自然な色とは言えません。


次にくもりの状態でのWBです。
さらに黄色っぽくなっちゃいましたね(^_^;)


次に白熱電球でのWBです。
ありゃりゃ、これはさらに青っぽくなります。


そして、白熱蛍光灯でのWBです。
おお、だいぶ自然な色に近づいてきましたが、まだちょっと変です。


そして、裏技。クリックWBといって、画像の中にある白色を使ってWBのベースにするもの。つまり、ここではAlexのマズルの白いところ(矢印)をWBのベースにしてみました。
どうですか?一番自然な色になったと思いませんか?

では、もうひとつ別の例でWBを調整してみます。


これは家の廊下でボール遊びをするAlexです。
やはりオートWBで撮ってますが、さきほど違って白熱電球の下なので全体的に黄色が強く出てます。


では太陽光でのWBです。
さらに黄色が強くなっちゃいましたね。


くもりのWBではさらにさらに黄色が強くなってます。
明らかに間違った調整ですよね。


白熱電球でのWBです。
撮影時のWBよりだいぶ自然な色になりました。


ついでに白色蛍光灯でのWBですが、これはまた黄色が強く出ちゃってます。


そして最後にクリックWBです。
こんどは足先の白い部分をWBのベースとしてみました。
やはり、これが一番自然な色ですかね。
それでも、もうちょっと黄色を強調した方がいいかな?
まあ、そんな微妙な調整ももちろんできますよ~

どうですか?
単純にシャッター押してても、撮ってる状態によって色って微妙に変わってしまうものなんです。
慣れてくれば、撮る前に調整ができるのでしょうが、慣れないうちはRAWで撮って後から調整の方が楽かなって思って、みなさんに紹介しました。
これ以外にも「色あい」であったり、「シャープさ」であったり、「濃さ」であったりも調整でき、さらにすごいのは調整した後、それらを簡単に元に戻したりできるところです。
これは絶対JPEGではできませんからね(^_^;)

僕みたいにまだ腕が未熟な人は、余計なこと考えずガンガン撮って、後でじっくり見直すという技、つまりRAWモード撮影をお奨めします。