不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Taglio alla giapponese

2008-07-20 16:22:18 | 日記・エッセイ・コラム

髪を切りました、また。

この前日本に帰ったとき、
5月末に実家の母ご用命の美容院でカットしてもらって
既に一ヵ月半が経過して
私のショートカットの頭は
なんだか手に負えない状態になってきてました。

yossyに紹介してもらった
日本人美容師さんの勤めるサロンに行ってきました。

まず、どんな風にしたいのかカウンセリング。
実は私はこれが苦手。
どうしたいのか自分でもよくわからないので、
尋ねられてもまともに答えられず
大抵は「お任せします」とか言ってしまう。
そうすると大概、美容師さんが
じゃぁこんな風にしましょうかねぇと提案してくれるので
そこからなんとなくはじめて
私の意見を引き出してもらいながら決定ということになります。
まぁ、今回は一応
「伸びてきちゃったので、なんとなくまるめのボブで」と
自分の意見らしいことを言ってみて後はお任せしました。

生え際に目立つ白髪のことも気にしてくれて
染めたほうがいいといわれたのですが、
今回は時間がないのでと伝えると
ではヘアダイで少しぼかしましょう
と提案してくれたのでそうすることに。

シャンプーのときに
ヘッド・マッサージもしてもらって快適。

しかし、私はシャンプーのときやカットの際に
美容師さんと世間話するのもすごく苦手。
なに話していいのかわからないし、
大抵中途半端な返事ばっかりしています。

みんなには「意外」といわれますが
私は結構人とのコミュニケーション取るのが下手です。
特に初対面の人だったり、よく知らない人が相手の場合。
打ち解けた相手なら一人でも喋り捲るし爆走しますけど。

なので美容院は苦手な場所のひとつなのです。

どきどきしながらお話してシャンプー&カットしてもらって
短めの前下がりボブになりました。

今回担当してくれた日本人の美容師さんは
とてもプロ意識の強い方で感心しました。
このイタリアで(フィレンツェで)
日本的なサロンを実現するためには
苦労も多くて大変だろうなぁと思いましたよ。

イタリア人は美容院はきれいにしてもらうところ
と認識しているので
「一番汚い状態で訪れる」のが普通
と考えている人多いんですよって言ったのが印象的。
日本人だと失礼のないように
シャンプーしてから行こうと思ったりするけどねぇ。
文化の違いはこういうところで如実にでますね。

彼女のカットはすごく細かかった。
私の量の多くて頑固な髪をすくのに
鋤きバサミでカットして、かみそりでそぎ落とし
更に小さなはさみで毛先を細かくカットしてと
3段階のテクニックでまとめてくれました。

なので、切ってもらった時はかっこよいのですが、
これが伸びてくるときっと手に負えない状態になります。
ちょっと心配。
普段何も手をかけないのですぐにモサモサになりそうな予感。

今度は時間かけてきちんと全体的に
染め直してもらうことにしましたが
もう既に次回のコミュニケーションの心配をしていたりします(笑)。