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不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Panorama di Siena dalla facciatone

2006-09-16 15:27:49 | まち歩き

Panorama di Siena dalla facciatone
ちょっと天気が悪かった土曜日。
でも今日を逃すとずっと行けないような気がしたので
バスに揺られてシエナまで。

シエナのドゥオーモの床面モザイクは
一年のうち限られたときしか全面公開されない。
普段は茶色いダンボールとガムテープで
保護されているのだけど。
10月末まで一般公開中。

この床面モザイクが見たくて出かけたので
ドゥオーモ内に約2時間潜入。
我ながら暇だなと思う。
実はもっと長くいたい気もしたけれど
シエナに着いてみたら
せっかくだから他にも行っておきたい場所があり
夕方にはフィレンツェで約束もあったので
適当なところで切り上げ。

シエナに行ってから思いつきで行きたくなった場所のひとつは
意外な眺めのいい場所。

Facciatone_01
完成されずに終わってしまった
Duomo Nuovo(ドゥオーモ・ヌオーヴォ)の残骸に
ドゥオーモ付属美術館からアクセスができるようになっていた。
これまで気づかなかっただけ??
せっかくだから昇ってみた。
もうちょっと天気がよかったら最高の眺めだったなぁ。

Facciatone_02
雨が降り、時折風が吹く状態では
正面ファサードになる予定だった
幅二メートルもない薄っぺらい壁の上では
吹き飛ばされそうで不安で不安で
ゆっくり眺めも堪能できませんでした(笑)。

以前やっぱり一人でシエナに行き
マンジャの塔に昇ったときにも
風が強くて飛ばされそうになった。
どうも私とシエナはそういう相性らしい。
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Fielucola del Pane

2006-09-10 03:11:45 | まち歩き

青空市は楽しい。
何も買わなくても屋台を見て歩いているだけで
なんだか幸せな気分になれる青空市が
フィレンツェにはいくつもある。

そういう青空市に出ている人たちは
常連さんであることが多いので
並んでいる商品も見慣れたものばっかりだけど
でもそぞろ歩きは楽しい。

聖母マリア生誕を祝う頃に
サンティッシマ・アンヌンツィアータ教会広場に立つ
パンの青空市。
確かにパン類を扱っているところも多いけど。

きれいなものをいくつか見つけた午後。

Bottone_09092006
陶器のボタン。
私の手先がもっと器用でクリエイティブなら
こういうものを色々使って
可愛い小物の一つも作るんだろうけど、
そういう性分ではないので買わずに見るだけ(笑)。

Campane_09092006
陶器の小さなベル。
これで「夢を呼び寄せる」?
そんなメルヘンチックな世界には
もう到底生きられないので
これもきれいだなぁと見るだけで買わず。

常連さんの中に素朴な楽器を売る屋台もあり
今日は風が強かったせいで
軒先につるされた風鈴がいっせいに鳴り出して
すばらしい音色

秋の色が濃くなった陽射しの中で
すごくのんびりと商売している彼らを見ていて
いいなぁ、こういう人生と思ってしまう。

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Cinqueterre in una giornata

2006-08-16 15:22:00 | まち歩き

フィレンツェから日帰りで行ける天国。
Cinqueterre(チンクエテッレ)。

一年に一回はやっぱり行きたくなる場所です。
それはビリーも同じ!!
ということで今年もまたビリーを連れて
チンクエテッレの輝く海を眺めに出かけてきました。

フィレンツェを出発したのは10:27。
ピサで乗り換えて目的地のモンテロッソに到着したのは12:54。

海は輝いていました。
ヴァカンス真っ只中ということもあって
小さな砂浜はひしめく人とパラソルでいっぱい。
天気はよかったけれど、海はかなり波が高くて
ビリーを泳がせてあげようという気持ちはしぼみ
高波の間で泳ぐ人々を眺め太陽を浴びて
そしてトレッキングへ。

去年は一番南のリオ・マッジョーレから
4つ目の村ヴェルナッツァまで歩いたビリー。
残る第5区を歩ききれば全区間制覇!!

しかしこのヴェルナッツァ-モンテロッソ間は
最難関ともいわれるコースで
炎天下でのアップダウンのきつい行程は
さすがに老犬ビリーと決して若くはない私にはきつかった。

それでも高台から眺める海の美しさは格別。

行ってよかったねぇと毎回思える幸せな場所です。
帰った夜はビリーも私も筋肉痛の体を横たえてよく眠りました。

チンクエテッレの写真もフォトアルバムにアップしました。


Parco Borghese

2006-08-09 07:11:00 | まち歩き

ローマはフィレンツェに比べて緑が多い。
広々とした公園が多いからなんだろうけど。
ボルゲーゼ美術館のある公園も緑の豊かな憩いの場。

以前から乗ってみたかった公園内を循環するレトロなバスに
念願かなって乗車!!
やっぱり一人じゃ乗らないので、
友人が一緒のこんな機会じゃないと!!

Trenino_01
おしゃれに見えるけれどただの軽トラックみたいな牽引車。
大人も子供もみんな一律2,50ユーロ。

Trenino_02
ボルゲーゼ美術館前を発車して
公園の東側一帯をぐるりと回るだけだけど。
全工程10分くらい。
乾いた砂利道を行くのでちょっと埃っぽいけど
童心に返ってとても嬉しかった。

ラファエロ展の看板はシックでシンプルでした。
Raffaello

昔はよく集めてアルバムや旅日記に貼り付けたりした
美術館や展覧会のチケット。
増える一方で収拾がつかないので
最近は集めるのをやめたんだけど。
Biglietto_borghese_02
ボルゲーゼ美術館のチケットは
何パターンか用意されていて
私のはカノーヴァの「ナポレオンの妹」像。
Biglietto_borghese_01
ちなみに友人のはコレッジョの「ダナエ」で
ちょっと羨ましかった…。

フィレンツェにある国立美術館は一律で
シンプルなデザインチケットになってしまったのが残念。
作品を載せるチケットって
思い出にも残るしステキなのにね。

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