イタリアでは伝統的に
12月8日にクリスマスツリーの準備をすることになっています。
フィレンツェの街なかのイルミネーションは
11月半ば過ぎから続々準備が整うのに
クリスマスツリーはなかなか登場しない。
きっと12月8日頃にならないと準備しないんだろうなぁと
友人とも話していたばかりですが
なんと突如準備開始!
毎年共和国広場に飾られる
巨大クリスマスツリーの準備が先ほど始まってました!
これは街のど真ん中に飾られるわりに
結構手抜きでセンスもなくぜんぜんきれいじゃないんだけど(笑)。
そのあたりの風情が
逆に垢抜けないフィレンツェらしくていいのかも。
小雨の中の電飾付け作業。
はしご車のカゴの部分に小さな傘がついているのが
なんとも「お慰め」って感じでかわいいでしょ。
身分証明書の更新で市役所に赴いたときに
消防車の展示を見かけました。
まず目に付いたのはヘリコプター。
おもちゃみたいでかわいい。
病み上がりでぜんぜん何も考えずに撮っている写真。
せっかくのヘリコプターが…。
40年前の洪水の際にも活躍したといわれる消防車たち。
クラシックな消防車は味わい深くていいよねぇ。
アルファ・ロメオだしね。さすがイタリア。
フィアット車もあったなぁ。
そしてコジモ一世の頭にはいつもハト。
水陸両用車。
こんなのがアルノ川洪水時には役に立ったのでしょうかねぇ。
運転席も簡単シンプルだけど、こういうのがいいな。
なんだかすごく懐かしい。
今日は1966年の洪水から40周年。
フィレンツェの街のあちこちで記念式典や展示が行われています。
9月30日の21時から始まるオープニングに行く予定だった展覧会。
世紀の展覧会のオープニングだったのですが
なんと私ったら、そんな大事な展覧会よりも
テレビ番組「Posta per te」にRino Gattusoが出演するというので
そちらにひどくひどく心惹かれてしまい、
展覧会のオープニングをキャンセルしました(笑)。
我ながら驚きだ。
家でガットゥーゾの出演するバラエティ番組を見ながら
ちょっと心が痛んだりもしましたが。
で、翌10月1日にちゃんとお金払って展覧会観に行きました。
その展覧会については後日詳報。
展覧会のあと、サンティッシマ・アンヌンツィアータ教会広場へ。
今日は「国際陶器見本市」を開催中。
特に陶器に興味がないけど、マーケットが大好きなので
目の保養に出かけたわけです。
出展している陶器もさまざま。
アーティストの個性がよく出る面白い素材なのですね。
一番気に入ったのはこんな置物。
小粒なヌードの人形。かわいいよ。
最前列の男の子、ガットゥーゾに似ている気もする。
器はその価値がわからないし、
こうした置物もコレクションしているわけではないので
結局は家に持って帰っても置き場所に困るだけ。
だから買わずに写真に収めて満足。
陶器の屋台が2/3。
残りはいつも見かけるビオな物を扱う屋台。
最近よく見かけるのは
小柄な女性が一人で切り盛りしているパン屋さん。
彼女の手から生み出されるビスケットたち。
素朴でなんだか懐かしい。
そして秋だなぁと思わせるかぼちゃたち。
今月末はハロウィンだ。
何か準備しようかなぁ…。
ワイン祭りのお知らせを見たときに
アルコールを口にしない私が一番魅かれたのは
「モンテフィオラッレまで無料シャトルバス運行」。
行きたいなぁと思いながらなかなか行けなかった場所。
Mangiando Mangiandoでお腹いっぱいおいしいものを食べて
ワイン祭りでワインを色々見て歩き
帰りのバスまではまだ時間があるし
やっぱり隣町まで行ってみよう。
シャトルバスは16時から30分後とに運行とバス停に告知。
しかし、このシャトルバスは9人乗りのミニバン。
既に16時前からバス停には定員を超える人だかり。
結局30分毎ではなくバス停にいる全員を輸送するために
ピストン輸送に急遽変更。
15分も待ったらミニバンが戻ってきて乗車。
急な坂道をうんうんいいながらポンコツミニバンで登ると
小さな小さな丘の上の街。
丘をぐるりとめぐる道を歩くと5分もしないで街を一周。
本当に小さな街。
ひっそりとなにげない景色。
自転車の向こうの扉が妙に小さくて
それがすごく気になった。
背の高い人はくぐるのが大変そう。
小高い丘の上にあるので見晴らし良好。
見渡す限りトスカーナの景色。
街のメイン広場。
木陰に並ぶベンチで
ボーっと座って過ごしていると幸せ。
イタリアの田舎の街には
どうしてこう花が似合うのだろう。
華美でなくでも手入れの行き届いた花壇。
いつかこういう家に住めるといいのになぁ。
帰りのシャトルバスも適当な時間にやってきて
バス停にいる人を全員乗せて下山。
8人乗りのミニバンに18人も乗せるのは
違法じゃないのか?
それくらいのことはヘッチャラな
秋の田舎のワイン祭りなのでした。