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不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

La Giostra con l'aria lamentosa

2006-12-06 00:36:11 | まち歩き

夏の間は姿を消していた共和国広場のメリーゴーラウンド。
秋から広場に戻ってきた。

このメリーゴーラウンド、日中の太陽の光の下では
あまり感じないけれど、夕刻の薄闇から夜にかけては
なんだかすごく物悲しい感じになる。

秋冬という空気がそう感じさせるのか、
メリーゴーラウンドのもつ哀愁がそう感じさせるのか。
雨の気配を含んだ空気に滲む
ぼんやりした光の加減も哀愁を感じさせる。

Giostra_01
オープン前の幕がかかったメリーゴーラウンド。
なおかなし。

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Stanno preparando l'albero

2006-12-05 09:58:15 | まち歩き

Stanno preparando l'albero
イタリアでは伝統的に
12月8日にクリスマスツリーの準備をすることになっています。

フィレンツェの街なかのイルミネーションは
11月半ば過ぎから続々準備が整うのに
クリスマスツリーはなかなか登場しない。
きっと12月8日頃にならないと準備しないんだろうなぁと
友人とも話していたばかりですが
なんと突如準備開始!

毎年共和国広場に飾られる
巨大クリスマスツリーの準備が先ほど始まってました!
これは街のど真ん中に飾られるわりに
結構手抜きでセンスもなくぜんぜんきれいじゃないんだけど(笑)。
そのあたりの風情が
逆に垢抜けないフィレンツェらしくていいのかも。

小雨の中の電飾付け作業。
はしご車のカゴの部分に小さな傘がついているのが
なんとも「お慰め」って感じでかわいいでしょ。


L'alluvione e Vigili del Fuoco

2006-11-04 09:27:34 | まち歩き

身分証明書の更新で市役所に赴いたときに
消防車の展示を見かけました。

まず目に付いたのはヘリコプター。
おもちゃみたいでかわいい。

Vigili_del_fuoco_01
病み上がりでぜんぜん何も考えずに撮っている写真。
せっかくのヘリコプターが…。

40年前の洪水の際にも活躍したといわれる消防車たち。
クラシックな消防車は味わい深くていいよねぇ。

Vigili_del_fuoco_03
アルファ・ロメオだしね。さすがイタリア。
フィアット車もあったなぁ。
そしてコジモ一世の頭にはいつもハト。

Vigili_del_fuoco_02
水陸両用車。
こんなのがアルノ川洪水時には役に立ったのでしょうかねぇ。

Vigili_del_fuoco_04
運転席も簡単シンプルだけど、こういうのがいいな。
なんだかすごく懐かしい。

今日は1966年の洪水から40周年。
フィレンツェの街のあちこちで記念式典や展示が行われています。

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Mercatino di Ceramica

2006-10-01 23:13:07 | まち歩き

9月30日の21時から始まるオープニングに行く予定だった展覧会。
世紀の展覧会のオープニングだったのですが
なんと私ったら、そんな大事な展覧会よりも
テレビ番組「Posta per te」にRino Gattusoが出演するというので
そちらにひどくひどく心惹かれてしまい、
展覧会のオープニングをキャンセルしました(笑)。
我ながら驚きだ。

家でガットゥーゾの出演するバラエティ番組を見ながら
ちょっと心が痛んだりもしましたが。

で、翌10月1日にちゃんとお金払って展覧会観に行きました。
その展覧会については後日詳報。
展覧会のあと、サンティッシマ・アンヌンツィアータ教会広場へ。
今日は「国際陶器見本市」を開催中。

特に陶器に興味がないけど、マーケットが大好きなので
目の保養に出かけたわけです。
出展している陶器もさまざま。
アーティストの個性がよく出る面白い素材なのですね。

一番気に入ったのはこんな置物。

Ceramica_omini
小粒なヌードの人形。かわいいよ。
最前列の男の子、ガットゥーゾに似ている気もする。
器はその価値がわからないし、
こうした置物もコレクションしているわけではないので
結局は家に持って帰っても置き場所に困るだけ。
だから買わずに写真に収めて満足。

陶器の屋台が2/3。
残りはいつも見かけるビオな物を扱う屋台。
最近よく見かけるのは
小柄な女性が一人で切り盛りしているパン屋さん。
彼女の手から生み出されるビスケットたち。
素朴でなんだか懐かしい。
Biscotti

そして秋だなぁと思わせるかぼちゃたち。
Zucche
今月末はハロウィンだ。
何か準備しようかなぁ…。

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Gita a Montefioralle

2006-09-28 08:07:00 | まち歩き

ワイン祭りのお知らせを見たときに
アルコールを口にしない私が一番魅かれたのは
「モンテフィオラッレまで無料シャトルバス運行」。

行きたいなぁと思いながらなかなか行けなかった場所。

Mangiando Mangiandoでお腹いっぱいおいしいものを食べて
ワイン祭りでワインを色々見て歩き
帰りのバスまではまだ時間があるし
やっぱり隣町まで行ってみよう。

シャトルバスは16時から30分後とに運行とバス停に告知。
しかし、このシャトルバスは9人乗りのミニバン。
既に16時前からバス停には定員を超える人だかり。

結局30分毎ではなくバス停にいる全員を輸送するために
ピストン輸送に急遽変更。
15分も待ったらミニバンが戻ってきて乗車。
急な坂道をうんうんいいながらポンコツミニバンで登ると
小さな小さな丘の上の街。
丘をぐるりとめぐる道を歩くと5分もしないで街を一周。
本当に小さな街。

ひっそりとなにげない景色。
Montefioralle_01
自転車の向こうの扉が妙に小さくて
それがすごく気になった。
背の高い人はくぐるのが大変そう。

Montefioralle_02
小高い丘の上にあるので見晴らし良好。
見渡す限りトスカーナの景色。

Montefioralle_03
街のメイン広場。
木陰に並ぶベンチで
ボーっと座って過ごしていると幸せ。

Montefioralle_04
イタリアの田舎の街には
どうしてこう花が似合うのだろう。
華美でなくでも手入れの行き届いた花壇。
いつかこういう家に住めるといいのになぁ。

帰りのシャトルバスも適当な時間にやってきて
バス停にいる人を全員乗せて下山。
8人乗りのミニバンに18人も乗せるのは
違法じゃないのか?
それくらいのことはヘッチャラな
秋の田舎のワイン祭りなのでした。

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