デジタル製品の進化は激しく、20年というと1世紀分くらいの変化が感じられます。
例えばコレ ↓
1996年、京セラ製のデジカメDA-1という機種です。
当時価格は79,800円!
正確にはデジタルカメラではなく、アナログのスチル(静止画像)カメラで
その辺は後ほどご紹介しましょう。
まず、レンズのカバーを開けてみます(手動)。
1996年といえば、阪神大震災やWindows95が発売された翌年になります。
コンパクトカメラがようやくAPS(小さいフィルム)カメラに移行していた頃なので、
筐体のデザインも当時のコンパクトカメラとほとんど同じ。
背面は、
今では当たり前の液晶画面は付いておらず、左上の四角い窓(ファインダー)を覗いてシャッターを切っていました。
ファインダーとレンズの位置が違うため、近くのものを写すと被写体が端っこに寄ったりします。
で、フィルムの代わりに何を使っていたかというと、
カシャッ!
何やら飛び出してきました。
SDカードではありません。もっとでかいです。
実はこれ、ビデオフロッピーと呼ばれるもの。
フロッピーディスクの小型版ですね。
撮った画像はアナログ状態で中の磁気ディスクに記録されます。
冒頭のデジカメではないという理由がここにあります。
DVDとビデオテープの違いみたいなものですね。
残念ながら、カメラとTVをつなぐケーブルがないので撮影テストができません。
でも、フィルムカメラからデジカメに進化していった過程を知る貴重な機種ではあります。
どなたか、AVケーブルを持っていたら貸してくださいね。
<ゆ>
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