3連休はいかがでしたか?
彦根市内の小学校は土曜日に運動会があったり、
今日は敬老行事があったりとイベントに忙しい3日間でした。
一方で、季節ものの入れ替えや
お家のお片付けをされる方も多かったようで
こんなものが入荷してまいりました。
ナショナルの真空管ラジオです。
BL-625という型番で、昭和28年(1953年)発売のモデルです。
戦後わずか8年でこんなにモダンなラジオが作られていたんですね。
後ろ側を見てみましょう。
当時は、真空管の取り換えなどでしょっちゅうメンテナンスが必要だったため、
裏蓋が簡単に開けられる構造でした。
で、開けてみると・・・
左奥に光っている部分はスイッチのライトです。
真空管は6本入っているので「6球スーパーラジオ」として売り出されました。
好感度がウリで、実際、鉄筋コンクリート建てのアラジン店内で
充分にラジオが受信できました。
真空管に近寄ってみましょう。
中央奥の方でぼんやりと光っていますね。
真空管は電流の変化を増幅しコントロールする役割があります。
なので、真空管の数が多いほど微弱な電波を拾って
感度の良いラジオができるというわけです。
箱の内側には型番や配線図が書かれています。
町の電気屋さんなんかは、この配線図を見ながら修理していた訳ですね。
懐かしいナショナルのロゴマークも発見しました。
会社の文字が旧字体で書かれています。
ちなみに、このラジオの発売価格(定価)は22,500円。
大卒初任給が5000円の時代ですから、
今なら80万~90万円くらいの価値に相当します。
軽自動車が買えちゃいますね。
このラジオは、アラジンのヴィンテージコーナー棚に展示しています。
ご希望の方にはいつでもラジオを鳴らしますので、
お気軽に声をかけてくださいね。
<ゆ>
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