ツレヅレグサ

雑記と愚痴と、時々小説

暇じゃねえ!

2006-07-31 22:57:15 | 日記
暇だなーとか思ってたはずが、かなり忙しいです。
何でやねん!となぜか関西風突っ込みです。
で、何がいいたいかと。
週末に第二話を公開します、という事だけです。
ならそんなことで更新するなとか言う奴は畑の肥やしにするぞコラ!
じゃあ今日はこの辺でさようなら。

ではでは。

新作ktkrwww

2006-07-29 16:35:28 | 日記
ついに新作公開開始です、akkiyです。
やっとこさここまでたどり着いた的な感じですね。
てかこれでこの小説3ヶ月かけてるとかいう罠。
まったくもって何やってるのか、と言いたいけどそれは止めてくれ。
それにしてもいつも通り文章が長すぎて、みんなげっそりしている気がしますね。
悪い、すみませんね。
でもこういう時に一気に書いてしまわないとスッキリしない性分なので。
ああ!また消えた!第二話消しちゃったよorz。
くそ~また書き直しだ。

で、今後の展開はもう見えてますね。
もう言う必要もない気がするんでいわな(ry
だって面倒じゃないか!こういうのは大変なんだからなっ!
と言うわけで秘密。
まあうっかり言ってしまう事もあるかもしれませんがね。

てなわけで今日はもう書く気失せた~。
更新はこの辺で許してくれ~。

ではでは。

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Operation Ragnarock(1)

2006-07-29 16:26:05 | 小説
  Operation Ragnarock

  第一話『悪夢』

 アメリカ合衆国の太平洋沖。その海中を一隻の大型潜水艦が航行していた。大陸間弾道ミサイル、
および長距離巡航ミサイルを複数発同時に発射することのできる、アメリカ合衆国海軍の新型艦だ。
現在、この新型艦『ニューオリンズ』は極東方面への派遣のために、日本へ向けて航行していた。
これまでの潜水艦と異なり、この潜水艦はGPSなどを使用して自立航行が可能になっている。
現在は、その自立航行システムを作動させたまま航行を続けていた。とはいえ、
非常時に備え、
全ての乗組員が配置についたままだった。
 だが、突然潜水艦のモニタの画面が変わり、『Fenrir systemstarted(フェンリルシステム起動)』
という文字が表示された。そのとたん、艦内が大きくざわついた。
「艦長!フェンリルシステムが勝手に起動しましたっ!」
フェンリルシステムとは新しく導入された自動攻撃システムの名称だ。命令を受けると
自動的にその標的を補足、攻撃するという機能を持つ。しかし、暴走すれば手当り次第に攻撃をする事になる。
「システムを停止させろ!もしこのまま作動すれば、どこかの街が消し飛ぶかもしれん!」
すぐに担当の兵士が処理を開始したが、絶望的な結果になった。
「だめです!艦内の全システムがこちらからの操作を遮断しています!」
「馬鹿な!そんな事ができるはずはない!もう一度やってみろ!」
兵士は何度も処理を繰り返すが、その答えは全て同じものだった。そして潜水艦は航路を変更した。
攻撃目標は、アメリカ合衆国西海岸の都市、サンフランシスコ。
 そしてその数時間後、潜水艦「ニューオリンズ」より2発の弾道ミサイルが発射された。
そのうち一発は発射を知ったアメリカ軍が迎撃したが、残りの一発は結局サンフランシスコを焼き尽くした。
そして、潜水艦はそのまま行方をくらませてしまった。

 仮想空間治安維持軍のミーティングルームには軍の指揮官たちが集まっていた。緊急招集だ。
「皆知っての通りだと思うが、数時間前に現実世界で都市への攻撃があったそうだ。
 しかも、その攻撃を行ったのは仮想空間上からだという報告が先ほど入った。
 これは、今後も仮想空間上から現実世界に攻撃を仕掛ける事が可能だという事になる。
 そのような事態は絶対に避けなくてはならない。そのため、部隊をその犯人のいる場所に
 派遣するかどうかをこれから決議する」
すぐに一人の指揮官が手を上げた。その手には深い傷跡が一筋走っていた。
「その犯人についての情報はわかっているのか?特に操作を行った場所などが知りたい」
「場所についてはすでに特定された。エリア66内のBAI社が所有する土地からだ。
 信じたくはないが、犯人はBAI社に関わる人間の可能性が非常に高いと思われる」
その言葉を司会が口にしたとたん、部屋の中がざわざわとうるさくなった。
「静粛に。真実がどうであるにしろ、われわれ軍の使命として犯人を確保あるいは殺害しなくてはならない。
 いまのところ、一個中隊をすぐにでも発進できるようにしている。決議が終わり次第、出撃させる」
そこでまた一人が手を上げた。そして一言こう言った。
「私は出撃に賛成だ。相手は軍事企業、ぐずぐずしていると事態が深刻化する」
それに続くようにして次々と賛成意見が出てきた。そして採決の結果、満場一致で攻撃を決めた。
「すぐに出撃できる部隊には拠点攻撃装備で出撃するよう伝える事。以上」
指揮官たちは一斉に席を立つと敬礼した。そしてすぐに部屋を出て行った。

 エリア66の敷地には、なんとも奇妙な構想構造物が突き刺さっているかのごとく建っていた。
一見変わった高層ビルのようにも見えるが、外壁には窓らしきものがまったく見られない。
そして、外壁には至る所に人工的な溝が走っていた。その溝が白く光を放っている。
そして構造物の中では、蒼と四賢人が向かい合っていた。
「先ほどのテストは何事もなく成功した。だが、本題はこれからだ。今度はそれよりもはるかに
 たくさんの兵器を操作する事になるのだからな」
蒼は興奮した面持ちで四賢人たちに言った。その一人、一番落ち着いた様子のAAが口を開いた。
「それはそうと、奴らにはもう感づかれているはずでしょうね。まもなく兵を送ってくるでしょう」
すると、隣にいたフサギコ系のAAが口を挟んだ。
「そのときはそのときだ。俺が片っ端から奴らを片付ける」
「防御も破られる事はない。今度のファイアウォールシステムは無敵だ」
その下にいる毬藻のような灰色のAAも、そう言ってサングラスをかけた。
ただ一人、半透明のAAだけが憎悪を煮えたぎらせて黙っていた。その彼に蒼は声をかけた。
「クリア、何が気に入らないのだね?・・・もしやこの前のあの事か」
クリアは蒼の言葉に反応した。そしてかみ締めるようにこう言った。
「今度奴らが現れれば、俺が奴らを絶対に殺す!それだけはわかってくれ」
「わかってるさ。俺は邪魔な奴を一掃して気分をスッキリさせるからな」
そのとき、モニタ画面の一つが赤く点滅した。すぐに毬藻のAAが駆けつけ、キーを叩き始めた。
そして暗号のような文字の羅列を彼は読み取り、声に出していく。
「こちらに向かってくる10機のヘリコプターを確認。熱源から戦闘ヘリ六機、輸送ヘリ四機と
 断定。おそらく治安維持軍の所属部隊だ」
「ちっ、もう来やがったか」
フサギコ系のAAはそう言いながら、そばにあった大鎌を手に取った。
「俺一人で十分な戦力だ。他はのんびり見学してな」
そして颯爽と暗闇の向こうに消えていった。蒼はモニタを見つめながら笑みを浮かべる。
何をしようと我々を止めることなど不可能だ。地獄を見るがいい、軍の虫けらどもめ。

 一方、輸送ヘリのうちの一機には衛生部隊の「第27衛生小隊」が乗り込んでいた。
今回の任務では、この部隊は後方に陣を敷いて活動する事になっていた。そのため他のヘリよりも
一足先に着陸する事になっている。隊員たちはそれぞれ医療器具と拳銃を持ち、着陸に備えていた。
その中の一人、さくら上等衛生兵は胸元のネックレスを握り締めていた。彼女の同僚が声をかける。
「おい、さくら。いったい何をしているんだ?」
「ちょっとお祈り。無事に帰還できますようにって・・・」
彼女は少し恥ずかしそうに言い返すと、ネックレスから手を離し、代わりにザックを掴んだ。
そのとき、機内にパイロットの声が響いた。
『まもなく着陸する。各員備えよ』
彼女たちは機体に手をかけ、着地の際の衝撃に備える。まもなく、軽い衝撃が伝わった。
そして数秒後に停止。ヘリの後部にあるハッチが開いた。そこから彼女たちは荷物を持って外に出た。
ヘリが着陸した場所は街の跡のようだった。ちょうど広場の辺りだったのか、周囲が円く開けていた。
直ちに医療テントなどを張り、その中に医療機材と自動小銃などの武器類を運び込んだ。
「各員は周囲の警戒を怠るな!負傷者が運ばれてきたら速やかに処置しろ!」
「了解」
 一方、ほかのヘリ九機は蒼たちのいる構造物へと接近していく。
「こちら一番機、目標補足。いつでもミサイルを発射できる状態だ」
『指令機了解。空挺部隊が降下する直前にミサイルを発射し、敵の注意をそらせ』
「一番機了解。空挺部隊降下まであと十秒ほど」
そのとき、構造物から小型の熱源が出てくるのをヘリのセンサーが捕らえた。
「こちら三番機、熱源がこちらに急速接近中!温度からしてAAです!」
『空挺部隊を下げろ!20mm機銃を目標に発砲せよ!』
三機の輸送ヘリがその場から離れると同時に、戦闘ヘリが熱源に向けて機銃を連射する。
しかし、熱源はそれを巧みに回避してヘリのコクピットの前に現れると、
手に持った大鎌を袈裟に振り下ろした。ヘリのコクピットが一刀両断され、爆発が起こった。
「二番機ロスト!熱源、こちらに向かってきます!」
「ミサイルを発射しろ!奴をどうにかして落とせ!」
五番機から空対空ミサイルが発射され、熱源へと飛んでいく。しかし、ミサイルは熱源を
スルーし、飛んでいってしまった。そして熱源から何かが飛ばされてくる。
「熱源より何かが飛んできます!これは針・・・!?うわああああ!!!!」
パイロットの叫び声とともに五番機の至る所に針が突き刺さった。そのヘリが真っ二つにされる。
「強化ガラスを貫通だと!?そんな馬鹿な!!」
一番機のパイロットは絶句した。ヘリが生身のAAに撃墜される。そんな事があってたまるものか。
「この化け物め、食らえっ!」
一番機は空対空ミサイルを放つと同時に機銃を連射した。弾がミサイルに当たり、爆発する。
装甲に包まれた戦闘ヘリはともかく、生身のAAなら怪我くらいは負うはず。彼はそう思った。
しかし、爆炎の中からそのAAは飛び出し、一番機の尾部を切り離した。当然一番機は落下する。
そしてヘリの本体が地表に落下すると、ヘリは爆発して炎上した。残るは二機の戦闘ヘリ。
『くそ、ここは退くぞ!』
「りょ、了解」
二機は構造物から離れ、はるか先にいる輸送ヘリの近くへと向かっていく。しかし。
「何だ、これで終わりか」
という声とともに二機のヘリは一瞬で切り刻まれ、爆発を起こした。そしてAAだけが向かっていく。
「来るな、こっちに来るなっ!!」
 一番後方のヘリのパイロットが叫ぶ中、尾部のローターが真っ二つになり、推力を失う。
「残りは二機、か。まったくもって骨のない奴らだぜ」
AAはそう言いながらヘリの前方に出た。そして手に持った針状の武器をヘリに向けて放った。
「これでも食らえ、飛針(ひばり)!」
飛針がヘリの防弾ガラスを突き抜け、パイロットに突き刺さった。さらにエンジンも破壊した。
ヘリは兵士たちを乗せたまま、地表へと落下して爆発する。もう一機も大鎌に切り刻まれた。
かろうじて生き延びた兵士は破壊されたヘリの隙間から這い出し、空中に浮かぶAAを見上げた。
そのAAの背には翼も何もない。空を浮かんでいる、いや、歩いているといった感じだ。
彼は空中で兵士たちを見下ろしながら、蒼と連絡を取った。
「ヘリは片付けたぞ。残りの敵はどうする?」
『一応蹴散らしておけ。後方の部隊も一緒にな』
「はいはい。ったく、そういう仕事は面倒なんだよなー・・・」
彼はそうつぶやきながら鎌を構えなおし、兵士たちに向かって急降下した。
兵士は手に持った拳銃で応戦しようとしたが、鎌で上下を一刀両断され、血が噴出した。
「さあ逃げろ、はるか遠くにな。なるべく逆らうなよ?」
彼は楽しそうにいいながら鎌を振り上げた。兵士たちが後方の医療テントへと逃げていく。
その後ろから彼が追ってきて、ときおり威嚇で飛針を兵士たちの足元に飛ばしてくる。
そのうち彼は医療テントの近くまでたどり着いていた。
 医療テントでは、さくらたちが先ほどたどり着いた生存者たちを中に運び込んでいた。
そのとき、見張りをしていた一人が医療テントに向かって叫んだ。
「敵が向かってくるぞ!総員戦闘に備えろ!」
その声がしたかしないかのうちに、その見張りが上から落ちてきた。その胸には針が
深く突き刺さっていた。彼は口から血を吐くと、すぐに息絶えた。
「銃を撃てる状態にしろ!敵が来たら落ち着いて発砲するんだ!」
さくらは隊長の声を聞くと、腰のホルスターから拳銃を抜き、安全装置を外した。
ヘリ部隊の生き残りたちも、自動小銃を構えて敵を待ち構える。
「なんだ、こんなところで一休みか?」
突然後ろから声が聞こえ、次の瞬間鎌を持ったAAが目の前に現れた。
「でも休憩は終わってるんだろ?」
「テ、テェッ!」
誰かがそう叫ぶと同時に、大小さまざまな銃が火を噴いた。しかし、弾が届く前に既に勝負は
決まっていた。飛び散る鮮血の中で立っていたのはそのAAと、数人の兵士だけ。
さくらは発砲寸前に誰かに引っ張られて、彼からは見えない場所に倒れていた。
しかし、倒れるときに頭を強く打ったのか、彼女は気を失っていた。
彼が再び鎌を振り上げたとき、蒼が彼を止めた。
「そろそろ時間だ。戻ってこい」
「・・・ちっ。せっかくいいところだったのにな」
彼は一言そう言うと、再び空中に浮かび、そこから去っていった。
残されたのは数人の生存者と、おびただしい量の血の池と、兵士の死体の山だった。
 ・・・。しばらく時間がたって、さくらは目を覚ました。いつの間にか地面に倒れていた。
「・・・ん。何が起きたの・・・?」
確か敵が目の前に現れて、私が銃を構えようとしたら後ろに引っ張られて・・・。
彼女はそこで自分の意識が途絶えていた事を思い出した。みんなはどうなったのだろうか。
彼女はかすかに痛む頭を押さえながら起き上がった。と同時に目が釘付けになった。
「何・・・これ・・・っ!?」
そこにあったのは切り刻まれた隊員たちの死体。そしてぐったりとしている数人の兵士。
ショックで血の気が一気に失せ、倒れそうになりながら、彼女は兵士のそばに歩いていった。
「いったい何が起きたの?なんでみんな殺されちゃったの?」
彼女が兵士に尋ねると、彼は震えながらつぶやくように答えた。
「・・・あいつが、・・・鎌を持った死神が、隊長や他のやつらを・・・」
「俺たちはその後ろにいたから何とか・・・でも大部分は、こういう事だ・・・」
死体の山を指差して言った彼の頬には、涙の流れた跡が残っていた。
「・・・とにかく、どうにかして助けを呼ばなきゃ」
さくらはそう言ってヘリの操縦席へと向かった。そして無線機を掴んでしゃべった。
「こちらは特別任務中隊所属、第27衛生小隊所属さくら上等衛生兵。状況は最悪です。
 繰り返します。状況は最悪。生存者は私と数名の兵士だけです」
しばらくはノイズばかりが聞こえていたが、しばらくして返事が返ってきた。
『・・・こちらはエリア66管轄司令部。詳しい状況を説明してくれ』
「はい。ヘリコプターはこの機体を除いて全機体が大破。この機体も飛べません。
 生存者の怪我は軽度のものです。こちらで治療します。それと司令部に伝えてください」
彼女はそこで一息置いた。そして一言落ち着いて言った。
「『私たちは一体のAAによって壊滅されました』、と」
『・・・了解。出来る限り速やかに救援をよこす』
彼女はその言葉を聞いたとたん、やっと落ち着いた気分になった。これで大丈夫。
と同時に、彼女の視界がぼやけた。頭に手を当ててみると、どうやら出血しているらしかった。
とりあえず手当てをしないと・・・。そう思いながらも彼女はヘリの床にうずくまった。
 数分後に兵士たちがヘリの中に行くと、そこにはさくらがぐったりとして倒れていた。
「大丈夫か!・・・どうやら怪我はひどくなさそうだが気を失ってるのか・・・」
その兵士はそうつぶやきながら彼女の怪我を手当てし、ヘリの床に寝かせて上着をかけた。
とりあえずはこれでいいだろう。おそらく彼女は助けを呼んだだろう。
それならあと一時間もしないうちに救援が来て、俺たちを助けてくれる。
それまでは外を見張っていよう。彼はそう思いながらヘリの外に出た。

 次回予告
そして、それぞれの思いは戦いへとつながる。
次回「砲火の予兆」

 ひとこと
これを書いてて死にかけました。マジで。

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暑い~~('A`;;)

2006-07-28 13:24:48 | 日記
どうも。最近異常な暑さだと感じているakkiyです。
もうね、ほんとにいやになるぐらい暑すぎだって。クーラーの効いた部屋から出たら、

暑い!

てか死にそう!

マジで死ぬって!

なぐらいになってるわけですよ。ウボァー('A`;;)
で、その炎天下の中、部活に行くわけですよ。文化系だからいいけど。
もうホントこの暑さってのは異常だ。
一説によれば、クーラーの排気が云々・・・とか
地球が炭酸ガスの増加でビニールハウス式に温暖化しているとか。
でもそんなことは実際どうでもいい。
地球の各国に一言。

どうにかしてこの

異常な暑さを止めろ!

経済の発展よりも暑さで死ぬのを避けるほうが大切だと思う今日この頃。
誰か暑さを抑える機械を開発してくれよ。

関係ない話題ですが一応。
俺のチャット友達の一人、レモン屋がイラスト大会をやってるそーです。
てか俺も作品出したしね。
興味のある方は、下のリンクからレモン屋のHPに飛んでもらえば、
詳しい事はわかると思うので(というより説明が面倒)
そういう事でよろしくお願いします。

レモン屋のHP
http://www.rak3.jp/home/user/remonnya/

ではでは。

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天皇を迎える人だかりを見て思ったこと

2006-07-24 20:51:54 | 日記
最近自分が堕落してきたと感じています、akkiyです。
最近思ったこと、それはよくあるこの話題。

天皇を迎える人だかり

まず第一に思うことは、天皇一家がかわいそうとは思わないのか。
あんなに周りに集まって手を振り声をかける。そういう光景は別の場所でも見られる。
それは動物園。そう、あの人々の扱い方は動物を見るのと同じように感じる。
なぜ、そんなにも見世物のごとく見られなければならないのか。
そういう事を考えた事はありますか、あなたは。
天皇一族だって俺たちと同じ人間なんですよ。それなのにそんな扱いでいいんですか?
あの状況を自分に当てはめれば、天皇一族の辛さというものがわかるはず。
そういう事を無意識のうちにやっているんですよ。
それでもあなたはよい人間ですか?
そして第二に思う事は、いまだに天皇はカリスマ的存在だという事。
それは歴史的にそういう時代が長かったからしょうがないのかもしれない。
でも、そういうものを悪用する人間も世の中にはいるんです。
そういう人にいつの間にか利用され、後戻りできない事になるかも知れません。
そのとき、あなたはまったく罪がないと言えるのでしょうか?
そういう事を考えたとき、はたしてあの人だかりはどういう事なのか。
改めて深く考え、自分なりの結論を導いてみるのも大切なのかもしれません。

なんか堅い話になってしまったけど、考えなくてはならない問題のひとつでもある。
世の中には俺たち個人個人が一度立ち止まって考えないといけない問題がたくさんある。
そして、これからも生きていく事になるこの世界を善い方向に導かなくてはならない。
その善い方向は何なのかはわからない。しかし、それを求める事は重要だと思う。
だから今、ここで考えていこう。俺はそう思う。
そしてみんなにも一度、いや、これからずっと考えて欲しい。

今日はなんか長くなってしまいましたがこの辺で。

ではでは。

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復帰・・・

2006-07-23 17:30:56 | 日記
しばらく更新を休んでいましたが、これからまた小説書いていきますよ。
てか次で本編終了なんだよな・・・。ある意味寂しいような。
まあその後はのんきに番外編でも書くつもりですから。
というわけで今日は何について話そうかな・・・

そうだ、昨日部活のコンパでボーリングに行ってきたんだった。
成績はいつものようにorz。ガーターでまくり。俺ってノーコンかな・・・。
まあ商品がかなりワロスだったので面白かったけど。
たとえばハイゲーム1位にはエビ飼育キット(デパートとかにあるやつ)で、
総合1位が子供用ボーリング(?)セット。アンパンマンがついたやつねw
商品もらえるわけがないような成績だったから関係ないけどorz。

HPの方も順調に人が来てますよ~。そろそろ完成したあれを載せ始めないとな・・・。
あれとは、ここで公開したRed Sparrowのこと。再編集&加筆しなきゃな。

じゃあ今日はこの辺で更新終わり。コメントがあれば書き込んで。

ではでは。

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やっと終わった・・・?

2006-07-20 21:16:39 | 日記
やっと書き終わりました、Red Sparrow。
一体どれだけ時間がかかってるのかと言いたいぐらいスローペースでしたが
何とか完結(?)しました。
というのは嘘です。
なぜならその続編を書こうとしているから(プッバカジャネエノ
まあ呆れながらも付き合ってください。

うおおおおおお!*ou*ub*が見れない!
押したら「サーバーが見つかりません」と出た。
なんかちょっと許せない気分です。ついに取り締まり受けたか。
さっきまで「*穹の*フナー」を見ていたのに!いいじゃんかこれぐらい!
てか実際のところ、合法ではないんだけどね。
まあそういうのは取り締まる側だってやってるわけだし。

というわけで今日はこの辺で。

ではでは。

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Red Sparrow(10)

2006-07-20 13:47:15 | 小説
  Red Sparrow -AKASUZUME-

  第十話『赤き眼の凶剣士』

  我運命を恨む者なり。我己を呪い、運命を呪う者なり。
  もはや信じるものなどない。すべて消し去るのみ。
  一人の騎士はそう叫び、敵味方を殺戮す。
                        ~古き名無しの詩より~

 紅は仮面に斬りかかった。右の刀で脇腹をえぐり、左の刀で喉を狙い突き刺そうとした。
が、仮面は喉に迫った刀を片手で受け止めると、そのまま剣で紅を上から斬り落とそうとした。
紅は刀の柄でそれをかろうじて止めると、一瞬で後ろに飛び退いた。そして再び対峙する。
「久しぶりに良い敵に出会えたようだ。これなら全力で戦える」
紅は刀を握り直し、仮面をしっかりと見据えた。仮面の脇腹は既に回復し、擦り傷ひとつ残っていなかった。
仮面の方も紅の方を睨み、剣を構えた。
「貴様はここで死ぬ。それも時のそう経たないうちにな」
「死ぬか生きるかはどうでもいい。楽しませてもらうぞ」
二人は同時に一瞬口元を緩め、次の瞬間には激しく斬り合っていた。赤、青、そして半透明の刃がぶつかり合う。
紅が赤い刀を一閃させると、その周囲が火炎に一瞬包まれた。そして青い刀を一閃させれば周囲が凍った。
だが、その攻撃を受けても仮面の傷はすぐに癒えてしまうので、たいした攻撃にはなっていなかった。
半透明の剣が二刀流の紅を容赦なく切り刻んだ。紅はそのほとんどを防ぐが、一つ二つと傷が増えていく。
このままでは紅がやられる可能性は高いだろう。かといって、無理矢理援護すれば逆に紅を苦しめる事になる。
仮面はやや狂気交じりの声で叫ぶ。
「どうした?油断すると殺すぞ?」
「・・・くっ」

 一方、ドネットはソフィリアの身体を抱き抱えながら涙を流していた。
「何で・・・なんで僕を・・・」
彼女の眼は既に虚ろになり、意識ははっきりとしていなかった。その胸部からは血がゆっくりと流れ出す。
一応あるだけの修復薬を使ったものの、傷を塞ぐだけの量はなかった。死が長引いただけでしかない。
「僕が守るべきだったのに・・・っ!」
ソフィリアは浅い呼吸を繰り返している。だがそれはもう無機的な動きでしかない。
ドネットは彼女の身体を床に横たえ、自分の上着を彼女の身体にかけた。
「なぜ・・・なぜこんなにも残酷なんだ!?僕たちの運命は!」
彼は虚しき叫びを上げた。それは運命への呪い。だがもはやその運命を変えることは出来ないのだ。

 紅は仮面をなぎ払うと、間合いを取った。既に彼の体中には無数の切り傷がついていた。
程なくして仮面が起き上がり、紅に向かってきた。息をつく間もなく、再び斬り合いが再開する。
「片目では遠近感が掴めないのではないかな?」
仮面は紅をあざ笑うように言い、赤い刀をふっ飛ばした。そして彼の眼帯を切り裂くと、紅を斬り飛ばした。
「ぐぁ!」
紅の身体が壁に激突し、埃が舞った。とどめを刺そうと仮面が急接近し、剣を突き刺した。
 しかし、紅を貫いたはずの剣は何も切り裂いてはいない。それどころか紅の姿はなかった。
「あの状態で避けた・・・だと!?」
仮面が驚愕した瞬間、彼は背後にただならぬ狂気と殺気を感じた。振り向いたそこには紅が立っている。
「・・・弱すぎんだよ、紅の野郎。危うく俺ごと死ぬところだったじゃねえか」
その口調はがらりと変わっている。そして口元には狂気のこもった笑みが浮かぶ。
「貴様!どうやって俺の攻撃をかわした?」
「あん?お前のトロい攻撃に俺が当たるわけねーだろ、ボケが」
変わり果てた紅はそう言って笑い、足元の刀を拾った。そしてゆっくりと顔を起こす。
眼帯のあったその場所には、不気味なほどに紅い眼が輝いていた。握ったその刀も黒と白になっている。
「さあて、仕切りなおしといこうか?あえて言っておくが、俺は紅じゃねえぜ」
その「紅でない誰か」は刀をなぜか逆手に構えた。逆手では明らかに戦いにくいはずだ。
まさかこいつの実力は紅以上というのか。俺はまったく信じられなかった。どうやら仮面も同じらしい。
「貴様・・・一体何者だ?」
「ハッ!お前の知る必要はねぇ!」
紅はそう言って仮面に斬りかかった。そのスピードはさっきの紅と比べて明らかに速い。
その攻撃を仮面は危ういところで防ぎ、後ろに飛び退いた。そして壁を蹴って跳躍した。
そして天井を蹴って紅に向かって急降下する。が、紅はあせることなく白い刀をかざした。
次の瞬間、辺りに閃光が走った。その目くらましで仮面を含むほぼ全員が一瞬視力を失った。
「くそっ!?見えない!?」
仮面に隙が出来たその瞬間、紅はヤツの仮面を切り裂いた。そしてもう片方の刀で脇腹を切り裂いた。
「ヒャッハハ!!」
紅は狂気の笑い声を上げながら仮面の背中に斬りかかった。が、途中で立ち止まった。
 窓から一機の軍用ヘリコプターがサーチライトをこちらに向けていた。その光は、仮面の取れた刺客を照らし出した。
その耳は半透明に透き通り、暗い茶色の眼で怒りの炎が燃えていた。
「決着はお預けだ。だが次に戦うときは必ず仕留める!」
ヤツがそう吐き捨てた時、ヘリから機関銃が発射された。すばやく紅と俺は飛び退いた。
そして銃撃が止んだときには仮面の姿は既になく、飛び去るヘリの姿が破壊された窓から覗いていた。
「・・・結局逃げられたか」
俺は自然にそうつぶやくと、握ったままだった刀を鞘に収めた。

 ヘリコプターには兵士の服装を着た数人が乗り、さまざまな機器をいじっていた。
その奥で刺客は座席に座り、無線で誰かと話していた。
「・・・すまない、任務は失敗した。・・・ああ。・・・彼女は死んだ」
彼は『死んだ』の部分を重々しく言った。そしてしばらくの間沈黙する。
『そうか・・ソフィリアは死んだのか・・・。いや、君の責任ではない。それにもう隠さなくても大丈夫だ』
無線の相手はそう言いながら書類を見ているようだ。時折カサカサと紙の擦れる音がする。
『「アレ」はもうほとんど完成した。・・・あとはテストをするだけだ』
「では、俺はこのまま『アレ』の所へ向かう。・・・ああ、しばらく休む」
刺客はそう言って無線を切った。それから先ほど紅に切り裂かれた仮面の残骸を取り出し、しばらく眺めた。
「クリア様。命令を」
兵士もどきの一人が刺客に尋ねると、彼はひとこと、
「あの場所へ向かってくれ」
とだけ命令し、眼を瞑った。

 戦闘が終わって数十分後。騒ぎを知って駆けつけてきた軍の連中が到着した。
どうやら軍の上層部は俺たちが瀕死の重傷だと思って、トップの医療チームまで送ってきた。
そのおかげで瀕死のソフィリアはすぐに適切な治療を受け、ヘリで軍の病院に運ばれていった。
といっても、助かる確率は非常に低いらしい。何しろかなりの出血量だ、死んでもおかしくない。
 ドネットは身体的にはほとんどダメージがなかったが、精神的にひどくやられていた。
軍の鑑識が詳しい事を調べ始めたときも、あいつはずっと立ち尽くしたまま涙を流していた。
程なく軍人の一人に付き添われてドネットはどこかへ行ってしまった。その日はドネットの姿を見かける事はなかった。
 俺と紅は軍に詳しい事情を説明した。軍の担当官は初老の物わかりのいい人だったので、すぐに終わった。
「なあ、紅」
と俺は紅に話しかけた。もう既に紅はいつもの状態に戻っていた。
「なんだ?」
「ヤツとの戦闘中のあれ、一体何なんだ?」
「あれとは?」
紅はぽかんとした顔で俺の方を見た。という事は自覚がないのか。
俺は紅に戦闘中の紅の凶変ぶりと、戦闘能力について一通り話して聞かせた。
紅は黙って聞いていたが、しばらくしてああ、その事か、という感じで答えた。
「あれは俺の・・・何というか、裏の人格のようなものだ」
「裏の人格?それが封印している赤い眼の正体か?」
紅は軽くうなずいた。兵士の一人がこっちに走ってくる。
「まだ俺には奴の正体がわかっていない。だから力を封じてきた。
 だが、何かのきっかけで奴が目覚めれば、敵味方を問わず殺すだろう」
「凶戦士か・・・」
兵士は俺たちのそばまで来ると、ヘリが準備できたと知らせた。俺たちは何も言わずに屋上へと向かった。

 その数日後。

 俺はドネットの宿舎をたずねていた。ドネットも一応将校なので、それなりにいい宿舎に住んでいるようだ。
かくいう俺も、数年ほど前はここで生活をしていた。それを思い出し、なんともいえない気持ちになった。
ドネットの上官に聞くと、彼は自室に閉じこもっているらしい。事件の傷跡はかなり大きいようだ。
「この度の働きから、少尉も近いうち中尉に昇進するというのに、その本人が心を閉ざしているんじゃねぇ・・・」
「仕方ない事だ。あいつの傷が癒えるまでには時間がかかる。いや、もう癒える事はないかもしれない」
「まあどのような場合であれ少尉を支えてやってくれ、『大尉』」
「おいおい止めてくれよ。表向きには退役してんだから」
 しばらくドネットの上官と話した後、俺はドネットの部屋に行った。彼の部屋には鍵がかかっていた。
「ドネット。俺だ。ちょっと話しをしに来た」
俺がそう呼びかけるとドアが静かに開き、中からやや頬のこけたドネットが顔を出した。
「・・・来たんですね」
ドネットはひとことだけ言うと部屋から出た。俺もその後を追いかけた。
宿舎の喫茶室で俺とドネットは話すことにした。今の時間帯は訓練で他の連中はいない。
「aaaさん・・・。僕は・・・僕はどうするべきだったんでしょうか」
ドネットはうつむきがちに尋ねてきた。その声は消えそうなほどに弱弱しかった。
「それは俺に聞いて解決する事なのか?」
「わかりません。でも・・・僕が守らなければならなかったのに・・・。
 僕は彼女を守る事が出来なかった・・・」
「・・・」
「僕は・・・あまりにも無力で・・・守りたいと思ったものさえ守れない・・・」
俺たちはしばらくの間黙っていた。ドネットは何度も「己の無力」を嘆いている。
だが、果たしてドネットは無力な存在だろうか?それはおそらく違うだろう。
「ドネット。お前自分を責めたところで答えが出るのか?自分が悪い、そう思ってるのか?
 それは違う。お前のせいじゃない。誰のせいでもないんだ」
「誰のせいでも・・・ない・・・?」
ドネットが顔を上げた。その瞳はやや死人のような眼をしていた。
「たとえ強い奴でも、あの状況で絶対守りきれるわけじゃない。いつでもありえる。
 守ろうと思って戦ったとしても、守りきれない事はある。それは必然だ、ドネット。
 だけど、決して自分が無力だとか思うな。そうしたら、もう何も守る事はできない。
 現に俺たちが弱いとしても、俺たちは自分を信じて大切なものを守るしかないんだ」
ドネットの瞳に生気が戻った。果たして俺の言った事が信実なのかはわからない。
だが、それは今まで生きてきた中で俺自身が実感したものだ。
「そうですよね・・・」
ドネットがそう答え、俺たちはしばらく黙ったまま外を見ていた。外では特務隊の兵士が訓練をしている。
 どのくらい経っただろうか。ドネットが再び口を開いた。
「・・・彼女、あの後亡くなったらしいですね。今度墓参りに行こうと思います」
「そうか。・・・まあ俺はこれから行ってくるけどな。じゃあそろそろ時間だ」
俺はそう言って紅茶を飲み干すと、その場を後にした。後はあいつ次第だ。
俺は敷地の外に停めていた車に乗り込み、基地を後にした。

 彼女の墓碑が築かれた墓地に着いたのは、陽が傾いてきた頃だった。俺は墓前に花を供えた。
墓碑には「ソフィリア、ここに眠る」とだけ刻まれていた。
それにしても、結局彼女の詳しい身元はわからないままだ。わかっているのはソフィリアという名前だけ。
軍との関係はいまだ浮かび上がってこないままで、もう一人の刺客についても謎のままだった。
しかし、ひとつだけ確かな事がある。おそらくこの事件にはBAI社が関わっているという事だ。
だとすれば、刺客を裏で動かしていたのはBAI社のトップという事なのか。俺は複雑な気持ちで墓碑を見つめた。
そのとき、左から誰かがこっちに向かって歩いてくるのに気づいた。その顔を見て、俺はすぐに誰だかわかった。
「あんたも墓参りか、蒼元特務隊大佐?」
蒼は俺に気がついたらしく、軽く手を振った。もう片方の手には花束が握られていた。
「久しぶりだな、aaa。長い間会う事もなかったが、昔と大して変わっていないな」
「いや、外見以外はほとんど変わった。ところで何で彼女の墓参りに?」
蒼は彼女の墓前に花束を置くと、俺の素朴な疑問に答えた。
「エリア149の内乱のときに彼女を助けた事があった。それ以降、いろいろと彼女を支援していたんだ」
なるほど。そういう事だったか。俺の中でひとつの筋ができた。
「へぇ・・・。殺しをさせるのもそのひとつか?」
「何の事だ?私はそのような事はさせていない」
青はいかにもそのような事には関わっていないという素振りを見せた。俺たちはしばらく牽制しあっていた。
「ところで」
と蒼が口を開いた。俺は牽制の構えを解いた。
「この世界が本当に正しいものだと思うかね?」
「さあな。正しいも間違ってるもないと思うぜ?あんたはどう思ってるんだ?」
「私は、この世界が誤った道へと進んでいるのではないかと思うのだよ。
 我々は実体のない空想に踊らされ、武器を手に取り、互いに殺しあう。果たして意味があるのか?
 いや、そんなものはない。我々は夢を見ているだけだ。決して実現しない夢をな。
 このまま進めば我々は破滅するだろう。それは現実も同じだ。誰かが変えなければならないという事だ」
誰かが変えなければならない。その「誰か」はあんたの事なのか?俺はふと思った。
蒼はそのまま話を続ける。
「変えるために必要なのは何だ?力か?いや、力は今ある道を進めるだけでしかない。
 では理想か?いや、理想こそがこの世界を崩壊へと導いている。では何が必要なのか?
 私は、この世界を変えるには神が必要だと思うのだよ。理想の神ではない、実在する神がね。
 そう、実体化した神のごとき存在が必要なのだよ」
「実体化した神・・・!?」
なんて事を考えてるんだ。あんたは得体の知れない力でこの世界を変える気なのか?
 そのとき、上からヘリコプターのプロペラ音が聞こえてきた。おそらく民間の中型ヘリだ。
蒼はこちらに近づいてくるヘリを見上げながら言った。
「・・・そろそろ行かなくてはならない。これから大事な用があるのでね。
 久しぶりに話すことができて良かった。機会があれば、また会うこともあるだろう」
「・・・それができるだけ望ましい再会であればいいけどな」
ヘリが俺たちの真上を飛び去った。そして墓地の外で高度を下げていった。
そしてヘリは着地し、その中からは護衛らしい奴が数人降りて、ヘリのそばに立った。
「では私はこれで」
「ああ・・・」
蒼はヘリの待っている方向へと歩き去った。俺はその後ろ姿をしばらく眺めていたが、
彼の乗ったヘリが離陸したときには自分の車へとゆっくり歩いていた。
蒼、あんたは一体何をするつもりなんだ。神のごとき存在を手に入れて、何を成し遂げるつもりなんだ。
俺は蒼の企んでいる事に恐ろしいものを感じていた。世界を変える、それは今の世界を滅ぼす事なのか。
だが、どうであるにしろ蒼の自己中心的な企みは俺が必ず阻止してやる。俺自身と、俺の守るべきものの
ために。俺はそんな思いで彼のヘリを見つめた。

 次の日、俺は街に戻る事にした。というのも、頼まれた事件が一応一段落したので、やる事がないからだ。
荷物一式を車に詰め込み、誰にも見送られることなく俺は出発した。普通に走れば数時間で街に着く。
結局車がエンストを起こす事も、タイヤがパンクする事もないまま、今回の俺の旅は終わった。
今回の事件はいろいろな意味でかなりやばかった。よく精神がもったな、と思ったほどだった。
だが、それは現実世界をも揺るがす、とてつもない事件の始まりに過ぎなかった。

                              END
                          and to be continued


  作者の(どーでもいい)ひとこと
やっとこさこの第二作も書き終えた。これで約2ヶ月間を小説で消費してきたわけだ。
が、実を言うとさらに続編を書き、その上番外編(というよりその続編)も書いちゃえという
あまりにも無謀な考えをもって今書き終わった。ということは最終的な終わりは数ヵ月後という計算になる。
このままじゃ単位を落とすぞ等という警告も、もはや聞いていないという状態だ。
・・・わかってますよ。勉強しますって。
そんなわけで勉強やら部活やらで忙しいので公開が進まないかもしれない。
というより、確実にその線まっしぐらだと思う。まあ個人のライフワークだから許してくれ。
閉話休題。
今回はフラッシュ化を願っているという事について話そうと思う。
実を言うと、俺自身脳内でフラッシュアニメ風に考えている。
そのため、もし映像作品にするのなら普通のアニメよりはフラッシュにしてほしいと思う事がある。
というより、フラッシュ化して宣伝しようかと思っていたりするのだが、その技術がない。
なので、誰か腕のある人にこの小説を映像化してもらえればいいかな、とふざけた事を考えている。
(本人はまじめにそう思ってるんだけどね)
というわけで、愛読者の中にフラッシュ職人、あるいは職人と密接な関係にある人に頼みたい。
一生のお願いだ!この小説をフラッシュ化してくれ!お金とかは出ないけど。
などとほざいているうちに時間切れ~orz。というわけでまた次の作品で。

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ああ・・・orz

2006-07-17 21:14:54 | 日記
なんとも残念な事になった。何かって?
小説の続き。
せっかく書いたのにブラウザがいかれて消えた。
はい、MS社殺す!儲けばっかり考えてるから!
てなぐあいで勝手に某OS開発会社に呪いをかけているわけですよ。
まあ確実に俺が悪いんだけどね。

というわけでまた書き直しだよorz。
もう嫌になった。正直嫌になった。
明日にしようかな・・・。
もう自己嫌悪しまくリング。

というわけでこれから書き直すのでこの辺で。

ではでは。

Red Sparrow(9)

2006-07-14 22:00:31 | 小説
  Red Sparrow -AKASUZUME-

 第九話『星の中心で』

 正義は時として悪となり、悪は時として正義となる。
 愛は時として悲しみに変わり、悲しみは時として憎しみに変わる。

                       -古より伝わる無名の詩-

 俺は『星の中心』を正確に割り出すため、レモン屋に協力してもらった。
その結果、もっともその場所の確率が高い建物は、この街の象徴だった。
「なるほど・・・。確かにここは戦場としては最適だ・・・」
俺はそうつぶやきながら軍のデータベースを調べて、その建物の詳しい見取り図を取り出した。
それを端末にダウンロードして使用できる状態にした。もっとも、見る暇があるかどうかは別だが。
「で、まさか今すぐ行くわけじゃないですよね?」
ドネットがそうたずねてきたので、それはない、と俺は答えた。
「今の時間帯では一般人に被害が出るのは当然。夜中に行くしかない」
「じゃあそれまで僕は仮眠とってますから、行く前に起こしてください」
いや、早朝に寝たんじゃないのかよ。それに自分で起きろよ。俺はつっこみを入れながらも了承した。
ドネットはアイマスクをするとすぐ、そばの壁にもたれかかった。寝ているかどうかはわからない。
だが、俺もそんな事を気にしている場合ではない。今のうちに武器類の整備をしなくては。
 俺が自分の拳銃を分解して掃除していると、紅が一振りの刀を持ってこちらに来た。
鞘に納まったその刀は、おそらく小太刀だろう。刀身の長さがそう長くないからだ。
「お前が頼んでいた刀だ。銘は「赤雀」。こいつにピッタリな名前をつけておいた」
「おお、サンキュ」
俺は紅からその刀を受け取ると、試しに鞘から抜いた。顔を見せたその刀身は、燃えるような紅色だ。
鞘から完全に抜いたとたん、刀身が勢いよく赤い炎をまとった。それは雀というよりは竜か蛇の様だった。
「これで斬った相手は、切り口から業火に身を焼かれる。ダメージは大きいだろう」
なるほど、さすが名刀匠。これなら俺も力を発揮できそうだ。鞘にしまうと、炎は消えた。

 その十数時間後、空は真っ暗な闇に包まれ、街の光が蛍のように光っていた。
路という路を埋め尽くすほどいたたくさんのAAたちはもう既に郊外の住宅街に帰ってしまい、
街中がほぼ完全に静まっていた。昼に生き、夜に死ぬ街。まさにその通りだった。
時折人影がまばらに現れては消える。それは路地裏に住む人々だった。
何とか生きていけるだけのわずかな金しか持たない彼らには、郊外に住む事など不可能なのだ。
彼らが金を得る方法は闇取引か、脱法ドラッグを横流しするぐらいしかない。
そしてその仕事は、辺りに人気のない夜中でなければ行う事はできない。そのために夜の街を歩き回るのだ。
かつては理想郷とうたわれたこの世界も、結局は現実の世界となんら変わりはない。
生きるためなら、どんな犯罪でも普通に犯す。それがこの世界の現実だ。
 話を戻そう。その街のちょうど中央に、遠くからでも目立つような巨大な高層ビルがあった。
そこのオーナーはBAI社の子会社で、ビルのほぼ三分の二をBAI社のオフィスが占めている。
そのため、ほとんどの階は他社の人間にとって一種のブラックボックスになっていた。
そのビルのエントランスホールに俺たち三人がいた。紅は自分の愛刀を、ドネットはガンブレードを持っている。
そして俺は紅の打った刀『赤雀』を持ち、静けさの漂うエントランスホールを眺めた。
「さて、奴らはどこにいるんだ?さすがにビルの中を探し回るのは大変だぜ」
「奴らの事だ。上の階で待っている可能性が高い」
紅はそう言いながら、エレベーターに近づいてボタンを押す。どうやら電源は落ちていないようだ。
俺は拳銃をエレベーターの方に構え、もし敵が乗っていた時に備えた。
数秒後にエレベーターは俺たちの階で止まり、ドアが開いた。誰も乗っていない。
俺たちは用心しながらエレベーターに乗り込んだ。そして外に気を配り続けた。
 エレベーターはぐんぐん上昇し、何事もなく最上階にたどり着いた。ドアが開く。
そこには巨大な水槽がいくつも並べて置かれ、その上にはコードの束が蜘蛛の巣のように広がっていた。
その中には何もない。しかし、以前何かがそこに入っていたかのような状況だ。
あるいはこれからその中に何かを入れるかのような雰囲気があった。とそのとき。
 「そのうち来るとは思っていたが、これほど早かったとは思っていなかったよ」
あの仮面の男の声が辺りに響き渡った。しかし、その姿はまったく見えない。
その声はそのまま響き続ける。
「なぜ俺が貴様らをここに呼んだか。それはこれを見せたかったからだ。
 さてここで問題を出そう。これは何の目的でここにあるのかわかるかな?」
「知るかよ。少なくともまともなモンじゃないな?」
俺はその姿のない声に向かって言った。彼は笑って答えた。
「さて、それはどうだろうな?まあ、貴様らがそれを知る必要は、ない!」
彼が最後に強く言った瞬間、もう一人が攻撃してきた。ドネットはそれを受けると斬り返した。
そのまま二人は激しく切り結びながら奥の闇へと消えた。まずい。
「紅!ドネットを援護してくれ!」
「わかった」
紅はドネットと仮面の消えた方向に走り去った。すぐにその姿は闇にとけこんだ。
さて、俺はヤツを倒すか。俺は刀を抜いて左手に持ち、拳銃を右手に持った。
そしていまだ姿を現さないもう一人の仮面に向かって怒鳴った。
「来い!お前の相手は俺だ!」
「最初の獲物はお前か。すぐに終わらせてやるよ!」
仮面は斧ではなく、透き通った剣を振りかざして襲い掛かってきた。俺はその剣を受け止める。
「やっと出てきたか」
「死ねぇ!」
やつは一瞬間合いを取り、そして懐に飛び込もうとした。俺は剣を受けながら鍔迫り合いに持っていく。
さすがに片手で受けているせいか、力では押されている。だが、俺には右手の拳銃がある。
「動くなよ」
俺はヤツの胴体めがけて拳銃を連射した。それをかわし、ヤツは俺から一旦離れた。
この尋常でない速度と回復力からすると、ヤツともう一人は何らかのコード改造を行っているようだ。
「まったく・・・お前らは一種の化け物か?」
俺がつぶやくと、ヤツは笑って答えた。
「化け物?フン、そんな下等な存在と一緒にするな。この力は我々の研究の成果だ」
研究?という事はこいつらはBAI社のAAなのか?じゃあ、この事件にはヤツも、蒼も関わってたという事か。
俺は軍時代の蒼の顔を思い出し、嫌な気分になった。あの一件以来、ヤツは何か企んでいたが、
まさかこんな能力を持った奴らを造り出そうとしていたとは。嫌、現にこいつらがいる。
「我々の研究を邪魔する者は、たとえ軍の高官といえども殺さなくてはならない。
 貴様らもまた、その例外ではない。貴様らはここで我々が殺す!」
仮面は剣を再び握り締め、俺に向かって突進した。再び俺と仮面は斬り合った。

 一方、ドネットともう一人の仮面は、水槽の置かれた部屋から出て、さまざまな機械の置かれた部屋で戦っていた。
双方激しくぶつかり合い、斬り合う。それによって周囲の機械が破壊されていく。
機械部品が散乱する中で、二人は鍔迫り合いになった。剣の刃が擦れて、火花が散った。
「もう、こんな戦いはやめよう、ソフィリア。僕らにも君たちにも得るものはないじゃないか」
ドネットは彼女の剣を押さえ込みながら言った。しかし、彼女は黙ったまま、彼の剣を押し返した。
そして突然間合いを開けると、鋭い突きを連続で繰り出した。ドネットが防戦一方になった。
「私は戦わなければ死ぬ。だから、あなたと戦ってあなたを殺す」
彼女は仮面の奥からわずかに殺気のこもった声でしゃべった。
「違う。戦わなくても君は生きていける」
ドネットが言い返すが、彼女はそれに耳を貸さずにしゃべり続けた。
「私にとって生きることは戦うことと同じ。そしてあなたは私の敵。私のターゲット」
「何で・・・なんでそう言いきれるんだ!」
ドネットは彼女の言葉を吹き飛ばすようにして叫ぶと、彼女の剣を横にそらした。
それによってできた一瞬の隙に、彼は剣で剣を持つ手を斬った。彼女の片手が吹っ飛び、剣が落ちた。
「そうやって戦って、他人を殺して!それで君は平気なのか!」
「私の気持ちを知らない人が、そんなことを言うな!」
彼女は切り落とされていない方の拳でドネットを殴り、その隙に剣を拾った。
「僕は・・・君の気持ちなんか全然わからない。だけど僕は、君を傷つけたくない!」
「黙れ!私は戦わなければ生きていけない存在。だから、戦いはやめない!」
彼女がドネットに剣を突き刺そうとした。が、ドネットはそれを刀身で受け止めた。
そして受け止めたままガンブレードの向きを変えると、ドネットは彼女の足を銃で撃った。
銃弾が直撃し、彼女の足に穴が開いた。バランスを失って彼女が倒れる。ドネットはさらにもう片方も撃ち抜いた。
「もう戦うのは無理だ。降参しろ!」
「ふん、こんな傷すぐに・・・」
と、彼女は足の傷を見て驚いた。傷を負った部分が回復していない。
「何で!?こんな傷すぐに回復するはず・・・!?」
その彼女に、ドネットが彼女の頭部に銃口を向けながら言った。
「これに入っている銃弾は、君たちの回復機能を妨害するウイルスが組み込んである。
 放っておけば、君はデータの大量流出で生命維持機能がストップする。
 そしてこのウイルスの削除薬は僕だけが持っている。もう君に勝ち目はないんだよ」
「・・・っ!」
「だから・・・、もうやめてくれ。こんな戦い」
ドネットの構えるガンブレードが小刻みに震えていた。彼女は黙ってうなずいた。
 そのとき、紅が二人に気づいて歩いてきた。紅は青い刀身の刀を抜き身のままで歩いている。
「何だ。もう戦闘は終わったのか」
紅はややがっかりしたようにドネットにきいた。
「見たらわかるでしょう。それより彼女の応急処置を手伝ってください。
 足の怪我が結構ひどいので」
紅は彼女を見た。その両足には穴が開き、血が流れ出ている。
「・・・出血がひどいな。早くしないと死ぬぞ」
「彼女の回復機能を止めてしまったのでこうなったんですけど。僕のせいです」
ドネットはそう言って彼女に抗ウイルス薬を打った。だが、すぐに効き目が現れるわけではない。
ドネットは傷口を修復薬でできる範囲で修復すると、後は布切れを巻いて止血した。
「たぶんこれで大丈夫。しばらくしたら、彼女の回復機能が元に戻るはず」
「はず、か。本当に治ればいいが」
ドネットは紅の言葉を聞き流し、医療キットをポケットにしまった。

 一方、俺ともう一人の仮面はまだ戦っていた。
「死ねぇ!!」
仮面が剣を振りかざして斬りかかってきた。それを受け流して俺はヤツの脇腹を浅く切り裂いた。
赤雀の効果で傷口が燃えた。が、すぐに火は消え、傷も完全に回復してしまった。
「ちっ」
「いつまでそれを続ける気だ?お前が力尽きるまでやろうと、俺は死なない!」
ヤツの剣が右頬を掠めた。悔しいが、確かにヤツの言うとおりだ。このままでは俺の方が死ぬだろう。
そんな俺に向かって仮面が挑発をかけた。
「お前の相棒も、今頃はヤツに殺されている頃だろうな」
「それはどうかな。あいつはなかなか死にそうにない面だぜ」
とは言い返しつつも、俺はドネットのことが気になっっていた。紅があいつの死骸なんて運んできたら困る。
さっさと終わらせる方法はないか・・・?俺がそう思ったとき、俺の頭に一つのアイデアが思い浮かんだ。
いちいち切り裂いていたら時間が足りない。ならばいっそ、ヤツの体を一気に潰す方法なら。
幸か不幸か、ここには水が満タンの水槽がいくつもある。こいつを使ってヤツを片付ける。
 とそのとき、再びヤツが突撃して来た。俺はその攻撃を左にそらして後ろに行かせた。
そして振り向きざまに銃弾を見舞った。ヤツがひるむ。その隙に俺は水槽の上に飛び上がると、
「はぁっ!」
上に繋がっているケーブルを一刀両断した。
そして上から水槽を一刀両断した。やつが俺に向かって飛び掛ろうとした瞬間、水槽が破裂した。
ドーンッという耳をつんざくような音とともに、予想以上の水圧の水がヤツに襲い掛かった。
俺は間一髪のところで逃げたが、ヤツはそのまま流され、巻き込まれて倒れた他の水槽に消えた。
そして水は様々な物を押し流し、それがぶつかって割れたガラスから一気に流れ出した。
「やったか・・・?」
俺は何とか天井のケーブルにぶら下がりながらつぶやいた。ほぼ確実にヤツは死んだか、流されたはずだ。
とにかく今はドネットと紅のいる場所に向かおう。俺は水の流れきった床に降りると、奥の部屋へと向かった。

 だが、仮面は流されなかった。ヤツもまた、天井のケーブルを片手で掴み、もう一方の手で剣を持って。
「おのれ・・・っ!」
仮面は憎しみをあらわにし、先ほど俺の向かった部屋へと向かった。

 奥の部屋もおそらく戦闘があったらしく、床に機械の破片が散乱していた。その奥に三つの影がいた。
「ドネット!大丈夫か!」
「ええ、僕も紅さんも一応無傷です。彼女は大怪我ですが」
「彼女?・・・、もしやドネットの知り合い?」
俺が聞くと、ドネットはそういう事にして下さい、と言った。なるほどね、ドネットのアレか。
「それより、もう一人の方は倒したんですか?」
「ああ、多分な。でももしかするとまだ死んでないかもしれ」
そこまで言ったところで、俺は後ろに殺気を感じ取って振り返った。そこにはあの仮面がいた。
「わりぃ、やっぱり死んでなかった」
俺はそう言いながら再び刀を構えた。仮面もまた、あの透明な剣を構える。
「今度こそ貴様らを殺す!」
そして俺に向かって突撃した。俺はその攻撃を受け止めたが、ヤツはそのまますり抜けた。
その後ろにはドネットたちがいる。非常にやばい。
「ドネット!よけろ!」
俺は彼に向かって叫びながら、ヤツの背後から刀を刺した。だが、それでもヤツは止まらなかった。
「しねぇ、小僧!」
ドネットはガンブレードを抜こうとしたが間に合わない。ヤツの剣が前に突き出された。
「ドシュッ・・・」
君の悪い音が辺りに響いた。だが、ヤツの剣はドネットに刺さってはいなかった。
そこに刺さっていたのはもう一人の仮面、ソフィリアだった。傷から鮮血が流れ落ち始める。
「貴様っ、なぜ邪魔を!?」
「ソフィリア!?何で」
次の瞬間、紅がヤツに向かって刀を振り下ろし、奴は剣を抜いて紅の攻撃をよけた。
「貴様の相手は俺だ」
紅はヤツに向かって言うと、もう一振りの紅い刀を抜き、空いている方の手に構えた。

 次回予告
なあ紅、お前油断しすぎなんだよ。
まあいいさ。こいつはこの俺が片付けといてやるよ。
次回「赤き眼の凶剣士」
俺の名?テメエに知る必要はねえ!

  作者のひとこと
ついに次回でこの小説も〆!一週間に一回のペースで書いてたけど、思えば結構長かった気がする・・・。
はい、かばって死んじゃいました、あの人。
この事件後、ドネットは多少影がつきます。え、どういう事かって?
それはこれからのお楽しみ~♪
そして次回はついに仮面VS紅という一番書きたかった構図。
果たしてうまく書けるかどうかわかりませんが、最善を尽くします。
というわけで今回はこの辺で。
次回はついに最終話、それなりに期待してください!

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