ツレヅレグサ

雑記と愚痴と、時々小説

自分の事しか考えられない民族であることに嫌悪……。

2007-11-26 15:55:52 | グチ
 自分が一番、自分が上に立つべき、自分が(ryという人間が周りにいる事に嫌悪。そして、自分もまた同じ種族である事に嫌悪。今の世の中に、愛すべきものなどあるのだろうか……。

 いつから人間というものは自己本位になったのだろう。道具と知恵を手に入れたときか?あるいは、同種族の共同体を築いたときか?はたまた、国という巨大な共同体が成立したときか?いずれにせよ、そんな感情は忌むべきものだと思っている。なぜなら、他社という存在なしに生存できない者が、自らを独立した万能の存在だと誤解し、更に他者に対してその滅茶苦茶な論理を押し付ける行為だからだ。
 人間という種族本位であってもそれは同じことの筈なのに、人間は自らの勝手で多くの他者を滅ぼした。しかも、それを反省しているのは、ほんの僅かな人間だけだという現実。

 仮想現実の中で殺戮に酔う子供達がやがて大人になれば、政治的手段などもはや意味のない行為になる。ただ、自己を絶対的なものにする為に力で解決するのみだ。そんな世の中になったとき、人間はまだ他者の庇護を受けることができるのだろうか……。
 野性の獣のごとく、血に飢えた人間を作り出したのもまた、自己本位な人間の業。ただの紙切れに過ぎない物を崇め、その全てを手中に収めんがために手段を選ばない者達。こんな人間で溢れる世界を、誰が望むのか。全ての人間が一瞬で消滅し、この世界が本来あるべき姿に戻った方が幸せだとさえ思ってしまう。いや、実際そうなってしまえばいいのだ。そうすればこれまで崇め、信奉してきた全ては意味を成さなくなる。神も仏も、金や権利といったものも存在しない。実際に血を流すよりも醜く、吐き気のするような光景などどこにも存在しないだろうに。

 しかし、自分もまたそういう醜い種族であることを自覚する。いくら嘆こうとも、いくら喚こうとも逃れようのない現実。決して解けることのない鉄の鎖。目の前で醜い現実を見せつけられ、それに嫌悪しながらも耐えねばならない今に絶望する。
 もし生に執着していなければ、喜んで命を絶つだろう。だが、今の自分はまだ生への執着がある。ここで命を絶ったとして、誰がこの胸にたまっていく絶望感を理解しようか。理解されぬ苦しみは、自らの口から吐き出すしかないのだ。その為には生きねばなるまい。例えこの世が醜悪な臭いを放っていようとも生きねばなるまい。

 理解されぬ苦しみを吐き終えたら、そのときはこの命が尽きることだろう。だが、この苦しみは永遠にたまり続ける。決して底を尽くことはなく、むしろ増え続けているのだ。

 絶望している。この世の全てに。そして切望している。その全てがリセットされることを。おそらく、その願いは叶わないのだが。

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