ツレヅレグサ

雑記と愚痴と、時々小説

最近思ったこと。

2007-02-28 12:56:08 | 日記
最近というよりも、ずっと前から思っているような事かもしれない。

正直民主主義っていいものなんだろうか、と疑ってしまっている自分がいる。だからって共産主義や絶対王政がいいとは思えないけど、なんだか民主主義国家はどこも衆愚政治になってきている。それは日本も同じで、本来ならば国民の代表として国民の現状を述べるべきの議員達が、なぜか自分達の不祥事で議論を起こしているのはどういう事だろうか。政府というものはそんな程度の議論をする機関なんだろうか。これを見るだけで、今後の日本が戦前と同じ道を歩む気がしてならない自分がいる。
60年以上前、あの時も同じような状況だったかもしれない。確かにまともな言論をする人間はいるが、それは少数派でしかなく、国の政策の邪魔になるようならすぐ消された。そして、マスコミを利用して国民に嘘を吹き込む事で戦争に参加させた。戦後になってから、俺達は言論が弾圧されて、言いたい事も言えない状況だったんだという訴えを起こす人もいるけど、果たして本当に言いたかったが言えなかったのか?戦前戦時中と国の言葉にずっと従っていた者もいるのではないのか・・・?そう考えると、被害者面というわけにもいかないのではないか。
やはり民主主義というからには国民がいなければ成り立たない仕組みだが、その国民を騙して滅亡への道を歩ませていいのか。それとも、議会に立つ人間は自分が安全ならどうなってもいいのか。塾万歳の政治家が教育を勝手に決めていいのか。再チャレンジと言ったところで、勝手にチャレンジしてくれという政治家が議論を進めていいのか・・・。今の政治は、もはや国民の代表者による政治ではなくなっている。こんな事では歴史は繰り返すだろう。いや、もうそのループにはまっているのかもしれない。
ただ、民主主義の利点として世論による行動ができる。しかし、マスコミの今は多くの人が釘付けになるようなニュースだけでいい、という方針が強い。しかしそれが、多くの人々に間違った先入観を与えているのも事実だ。例を出せば、健康食品などを紹介する健康番組に踊らされ、品物を買い漁る女性達のような感じだろうか。もしこれを、ある特定の集団は悪い奴ら、という報道に置き換えたらどうなると思う?そんなものに釣られるわけないだろ、と思えるのはそういう事がないからだ。実際に戦時中はそうであったのだから、いつそうなってもおかしくない。だから情報操作は恐ろしい。視聴率を上げるための情報工作、それがそのうち個人を迫害するような情報操作に繋がったら・・・恐ろしい。
民主主義を良いものに保つためにやるべき事、それは国民の知識を増やす事だと思う。もちろん、一般的な知識も含まれているが、それ以上に倫理的な部分の知識が必要だ。全てを鵜呑みにする人間が多数派になった時、民主主義は凶器となる。素直こそが善とは思わない方がいい。むしろ常に疑ってかかる方が企みに気づけるのではないかと思う。

ではでは。


CyberChroncleZero(中)

2007-02-27 14:25:50 | 小説
 事ある毎に無理やり裏通りに連れて行かれた。
『おい見ろよ。あんな所に雑種がいるぜ』
『ほんとだ。殺しちゃおうぜ』
『雑種は生きてるだけでも罪なんだよ。死んで償え』
耳を引きちぎられ、全身を殴られ蹴られて、時には刃物で切りつけられて・・・。ねえ、私は・・・私は生きてちゃいけないのかな・・・?
「・・・ぃ少尉。でぃ少尉、何ボーッとしているんですか?」
でぃは同僚の呼びかけで我に返った。彼女がいるのは町の南側の地域、比較的雑種の難民が多く暮らしている区域だ。
(なんで今更、アノ頃を思イ出したりシテいるんだ・・・?)
彼女は軽くため息をつきながら自分に問いかける。今はもう、あのように命を狙われる事なんてないはずなのに、私は今でも怯えてるんだ、あれに。
「少尉、あまり油断しないで下さい。現状では、いつ敵と遭遇するか誰にも予想できないんですから」
タカラ中尉は視線を動かして辺りを警戒しながら彼女に忠告した。
「ワカッテル。ただ・・・昔ノ事を思イ出したダケ」
彼女はつぶやくように答え、肩から提げているアサルトライフルを提げ直した。そうだ。あれはもう昔の事なんだ。今の私とは違う・・・。
「ところで少尉、あの少佐はどうも信用できそうにないですね。複数の敵と遭遇した際、本当に増援を遣すとは思えません」
「・・・デハ、私達だけで敵ヲ倒すシカナイ、という事?」
彼女の質問に、タカラは外見上はっきりとわからないが、深刻さの漂う表情で深くうなずいた。
「ええ、ほぼ確実に。目標が戦闘形態になる前に止めを刺せば何とかなるでしょうが、簡単にいくとは思えません。場合によっては退避します」
「私は中尉ニ従うダケだ。撤退スルならソウ命じて」
「わかりました」

 その頃、コウヤは賞金首の引渡し所で例の老齢の女性に相談していた。事務机の上には何枚もの指名手配犯の似顔絵が乱雑に置かれている。
「どれもこれも懸賞金が少ないな・・・。これだけしかないのか?」
「お前さんにできそうな仕事はそれ位しかないよ。この世界じゃ、無理をしたら死ぬんだからね」
女性は彼に向かって腕をクロスし、×印を示した。しかし、彼だってこんな所で引き下がるわけにはいかないのだ。何しろ、養う相手がもう一人増えてしまったのだから。
「そんなの最初から承知してる。でも、今は高額の依頼が必要なんだ」
彼が力強く言い返すと、女性はまったく、とでも言うように呆れ顔で懐から一枚の紙を取り出した。
「そうかいそうかい。ま、お前さんがこうやって熱心になるのも珍しいからねぇ。実はさっき軍の方からかなり高めの依頼が来たばかりで、この辺りじゃ腕の立つ奴もいないし、この際お前さんに任せるとするかね」
「本当か。それ、もちろんやらせてくれ」
「じゃあこの手配書を受け取りな。ただし難易度も高いんだ、絶対に手を抜くんじゃないよ」
女性は強い口調で忠告しつつ、その紙を手渡した。その紙に描かれているのはそこら辺にいそうな少女のモンタージュと、普通では考えられない額の懸賞金。彼は一瞬、この少女がどうやって重犯罪を行うのか疑問に思ったが、それを尋ねる前に女性が補足した。
「この子、どうやら軍の兵器らしいねぇ。何でも、対人用に開発された殺戮兵器なんだとか」
「殺戮・・・兵器?」
何度見てもそうとは信じ難いような、まだあどげない表情の彼女を眺めながら、彼の頭の中でますます謎が深まってくる。もしかするととは思っていたが、やっぱり軍の連中は相当頭が変になってるんじゃないか・・・?そんな疑いを抱きつつ、彼は引渡し所を後にした。
 宿に戻ると、朝助けた(というより捕らえた)少女が、慣れた手つきでガラクタを分解していた。エンジンの残骸らしいそれは、次々と取り外され、ボロ布を敷いた床に丁寧に並べられていく。その様子をARKがジーッと観察していた。
「何やってんだ・・・?」
帰りがてら買ってきた物資を置きながら、彼は尋ねてみた。彼女は小さい声で、ボソボソとつぶやくように答えた。
「分解。・・・近くに落ちてた」
「あ・・・あ、そう。いや別に構わないけど」
その鉄屑を片付けないと今晩の寝床がないぞ、とまで言うのは止め、彼は少女の傍らに座っていたARKに例の指名手配書を見せた。
「懸賞金がすごいけど・・・、相手が相手だよね」
やはり彼も、外見からでは兵器と結びつけて考えられないような少女のモンタージュが気になったようだった。この町には似たような感じの子供が溢れている。その中から目標の少女一人を探し出すのは至難の業だ。場合によっては、既に人身売買等で町の外へ出てしまっているかもしれない。
「あーぁ・・・。やっぱり断わっときゃ良かったかな?・・・なんて」
彼は、宿屋の安っぽい椅子に腰掛けながらため息をついた。ARKは彼に手配書を返して言葉を返した。
「同感だね。小物をまとめて捕まえる方が楽だって」
「・・・」
 ガラクタが分解されていくのを二人は無言のまま見つめていたが、不意にドアを叩く音が聞こえ、コウヤは返事を返してドアを開けた。そこにいたのは、小銃を肩から提げた兵士数名と、それらとは肩の色が異なる隊長らしき兵士だった。
「軍人さんが何の御用でしょうか?」
さほど驚かない様子で彼が尋ねると、隊長らしき兵士が一通の手紙を手渡した。彼は早速手紙を広げ、内容を一読した。要約すると、現在この宿に滞在している者の中に、基地への爆弾テロを計画している者がいるという情報があり、その黒いつー族の少女を捜索する、という内容だ。
「なるほどね・・・。しかし俺達は該当者ではないですね。今この部屋にいるのは白いフサギコ族と雑種の少女が一名、そして俺だけです」
「では、念のため調べさせて頂こう」
隊長らしい兵士はそう言って部屋の中に踏み込んだ。突然侵入してきた兵士に睨みつけられ、少女は怯えた表情でコウヤにしがみついた。一方のARKは特に気にしていないようだ。兵士は床に並べられたガラクタの部品に気がつき、コウヤに疑いの視線を向けた。
「これは何だ?何か作っていたのか?」
「近くに落ちていたのを、この子が単にばらして遊んでいただけです」
「ふむ・・・、どうも怪しいな。一度基地まで来てもらおうか」
隊長らしき兵士は彼にそう言って、兵士達に指示を出した。彼らは床のガラクタを乱暴に積み重ね、床に敷いていたボロ布で包んで外に運び出した。最後に残った工具類を彼に向かって放り投げ、自分達についてくるよう指示した。兵士達と三人は宿屋の目の前に停められていた軍用車に乗り込み、すぐに発進した。決して乗り心地が良いとは言えない座席に座り、コウヤは彼の裾を掴んだままの少女を見つめていた。ARKはといえば、そんな彼に不満が募ってそっぽを向いていた。しばらくして車は見慣れた町や検問所を抜け、壁の外を走っていた。生気の漂わない荒れ果てた土地が、果てしなく広がっている。しばらく走るうち、彼らを乗せた車は基地にたどり着いた。
 兵士に急かされるようにして車を降りると、無機質な構造物が四方を取り囲んでいた。
「早く来い。迷子になっても我々は責任を取らん」
背中から銃を突きつけられ、コウヤはボソッとつぶやきをもらした。
「・・・ったく。何でこんな目に遭うんだか・・・」

 同じ頃、場所は変わって首都に近いエリアの基地にて、治安維持軍特務隊第二中隊は新型兵器のテストを行っていた。演習場の縁に、防弾鋼板を取り付けた大型トレーラーが一台だけ停められ、その後部には円筒を組み合わせたような巨大な砲が据え付けられている。トレーラーに乗った隊員は数キロメーター先に設置された標的の廃車に、自動制御で照準を合わせ、発射指令と同時に砲の後ろに設置された直方体の電源装置から、砲に高電圧の電流を一気に流し込んだ。超高速に加速された荷電粒子がほぼまっすぐに砲を飛び出し、一瞬だけ鋭い閃光を放って消えた。直後、廃車が爆発を起こした。
「実射撃は成功だな。・・・ただし砲身全体が異常過熱を起こしている」
隊員が無線で観測班に状況を伝えると、冷静な口調で返事が返ってきた。
『そうなると、現段階での連射は不可能という事だな。だが、こいつの威力は予想以上の好結果だぜ』
「それは良かった。連射を考慮しているのなら冷却装置を積むべきだが、どうやってスペースを確保する気なんだろうな?」
『俺達の考える事じゃない。ともかく、技術部署の連中に「砲身の過熱を除きテストは良好だ」と伝えればいいんだろ』
機器を操作して荷電粒子砲のシステムを停止状態にさせつつ、彼はああ、と返事を返した。
 時を同じくして基地のミーティングルーム。フォトリィ中尉は机に突っ伏したままのaaa少佐を不思議そうに見つめた。
「執務中に居眠りなんて珍しいわね・・・。残業して・・・るわけないし」
現在たいした任務がない為に暇をもてあましている彼女は、一人で勝手な予想を立てていた。そのとき、ドネット中尉がコーヒーの入った金属製のカップを持って部屋に入ってきた。彼もすぐに少佐の居眠りに気がつき、彼女の方を向いて首をかしげた。
「ドネット、これは絶対に怪しいわよね?」
彼女が尋ねると、彼も軽くうなずいて同意した。
「そうですね・・・。僕がここに入って以来、少佐が居眠りしているなんて光景は今まで見た事がないんですから」
「そうねぇ・・・、今日は暇だから寝てる?軍人として、それは絶対にないわよね・・・」
二人が真剣に考え込んでいるところで、約半年前に入ったばかりのクラメル少尉が入ってきた。元々は中央政府軍の技術開発系の部隊に所属していたらしいが、今のところそれを裏付ける行動はまったく見られなかった。
「あら、あなたも暇?」
「はい。それに夜間戦闘訓練までは相当時間がありますから」
彼女は元気よく答えた。しかし、その瞬間手に持っていた書類がひらひらと床に落ちたが。
「そうね。・・・ところで、少佐が居眠りしているのは変よね?何か心当たりはないかしら?」
書類が落ちた事は無視しつつ、フォトリィは彼女になんとなく尋ねてみた。書類を拾い上げながら、彼女は何か考えていたようだったが、突然はっとしてつぶやいた。
「そうだ・・・。コーヒーにお砂糖と間違えて睡眠薬入れちゃったんだ」
「え・・・!?もしかしてドバーっと?」
ドネットがあわてて尋ねると、彼女はまた考え込んでつぶやいた。
「えーっと・・・、大さじ一杯分くらい」
「なるほど・・・。少佐爆睡の原因はそれね」
「随分単純だな・・・」
二人はほぼ同時にため息をついた。その視線の先で、彼女は申し訳ないような表情で苦笑していた。
 そのとき、少佐の目の前に置かれた携帯端末が着信して振動した。彼はボヤーッとした表情をして、端末をゆっくりと掴んだ。
「・・・はい。こちら治安維持軍特務隊第2中た・・・」
そう言いかけたところで彼の口が止まった。さっきまでの惚けた様な表情は消え、いつもの真剣な顔つきに戻っている。彼は相槌を打ちながら、3人に話を聞き取られぬよう外へと出ていった。
「政府の方からですかね・・・?」
足元に落ちた書類を拾い集めながら少尉が質問すると、ドネットは首を横に振った。
「おそらく少佐の『知り合い』だね。じゃなきゃ外には出ていかない」
そうね、とフォトリィは彼の意見に賛同した。
「どの関係の知り合いかしらね。・・・きっと私達には教えてくれないだろうけど」
「訊かない方が幸せかな・・・」
二人の言葉に、少尉は不思議そうな表情で首をかしげた。

 数時間後、少佐は首都にある民間用の合同ヘリポートにいた。彼の見上げる先には、一見すると普通の民間企業が使用しているチャーター機にしか見えない機体がホバリングしていた。その機体がゆっくりと高度を下げ、ヘリポートに脚を下ろした。ローター音が静かになったところで側面のドアが開き、豪華なキャビン内からマントを纏った人物が1人と、数人の黒服が姿を現した。彼は黒服が周囲を取り囲む中をゆっくりと進み、地面に降り立った。
「お久しぶりです、サイバーシステムズの現トップ、ベリアルさん」
少佐が声をかけると、べリアルは軽く笑みを浮かべて言った。
「その肩書きは表向きですよ、少佐」
「では、『鮮血の十字架』とでもお呼びすれば?」
「そうして下さい、その方が私も楽ですからね。・・・さて」
彼はそう言って本題に入った。
「先程言った通りですが、つい先日『彼女』の居場所を掴みました。その気になればすぐにでも会いに行けるのですがね・・・」
少佐はなるほど、とだけ言葉を返した。
「まだ、時期が良くない。ですから暫く手は出さない事にしました」
「で、俺に『彼女』の監視を任せるというわけか・・・」
彼がつぶやくと、ベリアルは2、3度軽くうなずいた。
「ええ。ですが、あなたも多忙でしょうから、信頼のおける人物を使って下さっても結構です。いざという時は私からも援助はしますが・・・?」
「わかりました。最も信頼がおけ、なおかつ実力のある者を代理で派遣させましょう。・・・ところで」
と彼は話題を振った。その口調はいつものタメ口になっている。
「なぜそこまで覚醒種にこだわる?」
「覚醒種というよりは、さらに先の存在に興味があるといった所でしょうかね?」
べリアルはそう答えを返し、笑った。
「先の存在?例のAA進化論か?」
「そういう事です、少佐。いずれ覚醒種と呼ばれる存在も普遍化し、さらに強力で知性的な存在が発生、そして現在普遍的に存在するAAは過去の遺物に成り果てる・・・。まあ、私は既にその枠から外れているので影響はありませんがね」
「で、その存在が雑種から出るってのはどういう事だ?フッサールの連中は純血こそが王道とか、くだらない事を言ってるが」
その言葉に、ベリアルは口元に笑みを浮かべて答えを返す。
「純血はそれ以上発展しませんね。他の要素が混合し、変化が生まれる事によって新たな存在が産まれる。純血主義も近いうちに崩壊すると言っても良い。・・・問題は、新たに産まれてきた存在が、決してこちらの側につく訳ではない、という事でしょうか。味方ならいいが、敵方についた場合、非常に厄介な存在になりますからね」
彼の言葉に、少佐はなるほどといった調子でうなずいた。
「だから覚醒種を多く味方につける、と」
「その通りですが、それもあくまで一時しのぎ程度ですかね?現段階では、『ユグドラシル』への完全アクセス権を掌握する事が先決ですから」
「自ら進化の鍵を開く、という事か?」
「そういう事ですかね。正確に言えば、まだ空間上では未定義の存在を故意に発生させる、という所でしょうか。通常ならバグとして抹消処理・・・。しかしあれを用いればその心配もない」
 その時、黒服の1人が彼に歩み寄り、端末を手渡した。彼はそれを受け取って二言三言ほど言葉を交わすと、通話を切って黒服に手渡した。ふぅ、とため息をついた彼は、残念そうな調子で少佐に言った。
「どうやら時間切れです。・・・もう少し話せると良かったのですがね。ですが、こちらの都合でまた呼び出すかもしれません」
「その時はどうなってるだろうな、・・・この世界は」
少佐が意味深げに言い返すと、彼は軽く笑いながら首を横に振った。
「少なくとも、世界は存在しますよ。最後に・・・一言だけ伝えておきたい言葉が」
「何だ?」
少佐が訊き返すと、彼は細い目で彼をしっかりと睨み、静かに、しかしはっきりとした口調でそれを発した。
「黄昏は繰り返す、そして次は更に過酷なものとなる。決して油断などなさらぬよう」
「そんな事は百も承知だ」
彼は背を向けたベリアルに向かって、冷静な返事を返した。ヘリコプターに乗るその直前にベリアルは振り向くと、彼に別れの言葉を返した。
「そうですか。では再会できる事を願っていますよ、aaa少佐。・・・いや」
その顔が不気味に笑った。
「元中央政府軍第1独立機動群所属、ルウィンズ少佐」
やがて彼と黒服は機内に消え、ヘリはすぐに飛び立った。徐々に小さくなっていくその機影を険しい表情で見つめながら、少佐は静かにつぶやきを漏らした。
「ルウィンズは死んだ。・・・『あの時』にな」

 「まさかこれほど足止めを食らうとは・・・」
何時間にもわたるしつこい取調べから開放され、やっとの事で開放的な場所に出たコウヤは、見るからに疲れた表情でため息をついた。基地に連れて行かれた時には、まだ太陽が真上に昇っていないほどだったが、今は西の方角に大分傾いている。
(今日捜査するのは無理そうだな・・・)
彼がそんな事を考えていると、背後から誰かにシャツの裾を引っ張られた。振り向いた先には少女の眠そうな顔があった。おそらくあの狭く暗い場所で疲労が溜まったのだろう、彼女はコウヤに抱きつくようにしてウトウトし始めた。彼は仕方ないな、と思いながら彼女を背負い、軍が用意した車両に向かって歩き始めた。その背中で眠りながら、彼女はボソッとつぶやいた。
「お母・・・さん」
きっと夢の中で母親を見ているのだろう。そう考えながら、何やら嫉妬しているらしいARKの元へと向かった。
 宿に戻り、彼女を新たに借りたベッドに寝かせてから、彼は改めて例の手配状を眺めた。
(こんな事をしてて平気なのか、連中は?彼女や、こいつみたいな犠牲者を沢山生んでも気にしないのか?)
ふぅっとため息をつき、彼は武器をベッドの上に置いた。いや、置いたというよりは投げたといった様子だった。その時、彼の携帯端末がけたたましい着信音を鳴らした。通話に出ると、端末のスピーカーから懐かしい声が聞こえてきた。
『もしもし・・・?兄さん?』
あいつか。彼はそう思いながら返事を返した。
「ああ、そうだ。どうかしたのか?」
『いや、別に用はないんだけどさ。・・・何となく話がしたくなったというか』
「へぇ・・・。ところでお前、また出世したんだってな。おめでとう」
彼が一言だけの祝辞を述べると、相手は慌てたように言い返した。
『違うって、出世なんて大層なものじゃないよ。社内ではまだ下の方だし・・・』
「常務で下っ端はないだろ。とにかく、健康には気をつけろよ。お前は俺と違って病弱だからさ」
『大丈夫、それなりに気を使ってるからね』
それなら良いけどな、と彼は思う。あいつが今の職に就くまで、どれだけ重い病気にかかったことか・・・。少なくとも3回は危篤状態になった経験がある。しかし、最近はさほど重い病気にはかかっていないようなので安心はしている。
『そういえば、兄さんの住んでる地域で何かあったらしいね。なんでも、テロリストが潜入してるとか』
(その件でさっき酷い目に遭ったんだけどな・・・)
そう思いながら、彼は端末の向こうにいる相手に、楽観的な返事を返した。
「あれの事か。・・・まあ、そのうち軍に捕まるんじゃないか?」
『そうだと良いけど・・・、一応兄さんも気をつけて』
「わかってる。・・・ところで、この後も仕事か?」
彼が尋ねると、相手は一瞬考えたのか黙った後で答えた。
『うん、まあね・・・。うちの会社にとって、今は一番忙しい時期だから』
「そうか。・・・じゃあそろそろ切る」
『うん。そのうち暇になったら、また僕の方から掛けるよ』
相手はそう言ってすぐに通話を切った。通話の切れた端末からは、一定間隔で電子音だけが聞こえてくる。彼は端末を元の場所にしまった後で、自分のベッドに腰を下ろし、再び手配書を眺めた。
 ほぼ同時刻、首都にあるサイバーシステムズ社本社の会議室。半円がすり鉢状になったような部屋には、銀色のテーブルが環状に幾重にも並べられ、その殆どを社の役員達が埋め尽くしていた。そして、最も外側の環の中央にある席にはベリアルの姿があった。
 そのとき、赤髪のフサギコ族の青年が慌てて入ってきた。そして、空席になっていた場所に腰を下ろす。
「トウフ常務、できれば余裕を持ってここに来るよう心掛けて下さい。これだけ大勢の人間を待たせる訳にはいきませんからね」
べりアルがいつもの落ち着きのある口調で忠告すると、彼は申し訳なさそうに頭を下げて返事をした。
「は、はい・・・」
「・・・ベリアル様、シリカ様はあちらの『仕事』が忙しく、今回は出席できないとの事です」
役員の一人が言うと、ベリアルは少しがっかりしたような表情を見せた。
「そうですか。私としては少し残念ですが・・・。いいでしょう、役員会を始めましょうか」
彼は役員達に指示を出した。その口元が一瞬、笑ったように歪んだ。そして、先程の言葉に一言だけ、誰にも聞き取られぬような小声で付け足した。
「もとい、『全能なる集団』の集いを」

 そして、悲劇が訪れる・・・。

To be cuntinued...


 |:ひとこと:|
 やっと書き終わったー。ずいぶん時間がかかりましたが中編完成です!これで後は一話分書き終えるだけとなったわけだ。テスト期間中にもかかわらずこれほど小説が進むなんて考えた事も無かったぜ(シネ
 という冗談はさておき、現段階では今回の小説は結構暗い事になるかもしれませんね。誰かが死ぬとか死ぬとか死ぬとか。結局死ぬ事でしか悲劇が生み出せないのかお前は!と言われても仕方がありませんが、誰かが死にます。まあ、それがその次に書く長編小説と繋がっているというのは、ここだけの秘密。と言っても、次に書く小説が長編とは限りません。
 さて、今回ベリアル様が出てきたわけですが、この人の名前はチャット友達の一人から借りたものです。コウヤ様やARKも同じく。2ちゃん系では定番のでぃ&タカラという構図も有名だし。前回の話でコメントの中に「オリジナル性無いんじゃね?」と言われましたが、確かに無いかもしれませんね、ネーミングセンスは。もちろん、別の系統ではほとんど自分で考えたりしてますので、それも不確かなんですが。
 それにしても、よく考えてみたらこの作品系列、5月頃からずーっと書き続けてるわけなんだなと思った。今のところ、全部まとめたら本の一冊や二冊位はあるんじゃないかと思うほどの文章量だったわけで。しかし、まだ本にするという気持ちは無いので書籍化されるのは当分先(と言うよりナッシング)ではないか、と思っています。だいたい本にしたところで誰が読んでくれるのかと。ほとんど売れないし、すぐに捨てられる位の出来なら本にする価値は無いわけだし。もっと精進して、世間から凄いと言われるほどになったら出すかもしれませんがね、改訂版で(チョウシニノルナ
 というわけで、次回は波乱の結末が待っている(予定)!なので、読逃さずにチェックして下さい。絶対に前回酷い事を言った奴らが黙り込む位すごい文章を書けるようになりますんで、これからも応援してください。最後に、コウヤ様ARK様ベリアル様ほかP街の皆さん、この小説を愛読してくださっている皆さん、そして俺を各方面から支えてくださっている皆さんに、この場を借りて感謝させて頂きます。本当にありがとうございました。そして、これからも支えて下さると嬉しいです。では、次回をお楽しみに。

(C)akkiy この作品の著作権はakkiyにあります。

ちょっと考えた

2007-02-27 12:40:04 | 日記
テストは・・・まあ大丈夫っぽい。今日の結果だけだけど。

コードギアスとか色々アニメを見て思ったこと。企画してる会社の特色がわかりすぎだなと。サンライズ系とGAINAX系を例にして見てみると、結構面白い結果が見えてくる。
・物語の視点
 サンライズ:大体が英雄としての主人公側
 GAINAX:戦いに駆り出された少年少女側
・戦争(戦闘)の状態
 サンライズ:主人公側と敵側(+第三勢力)による二極ないし三極化構造
 GAINAX:詳細不明の敵との拠点防衛戦
・メカなど
 サンライズ:いかにもという感じで、主人公の手足という感じがある。
 GAINAX:生物的なメカ(またはメカ的生物)で、時折主人公らが翻弄される。
・登場人物の強さなど
 サンライズ:主人公強すぎ。主人公ら数人が戦場で目立っているような感じ。
 GAINAX:最初は弱い敵にさえ苦戦を強いられる。そう簡単には勝てない。
・死に方
 サンライズ:主人公など主要人物を除きほぼ確実に殺されている。殺戮。
 GAINAX:リアルな死を見せつけられる感じ。視聴者の悲しみ、怒りを誘う。
・強さのインフレ
 サンライズ:新型機開発による戦力の強化、主人公機の交代による強さアップ。
 GAINAX:主人公らの真価発揮、覚醒、偶発的な機体の進化。
こんな感じで見てみると、かなり違いがあるわけですね。サンライズはゲームに例えると三国無双的な形の戦いが多いし、一方のGAINAXは戦いよりも人間の心境に重きを置く事が多い。どちらかが優れていて、どちらかが駄目だというわけではないけど、こうやって比べる事で色々とわかる事もあるし、新しく学ぶ事もできる。特に物語の描き方とかを比較するのは良いかもしれない。

そういえば、最近のアニメとかって雑魚キャラクターを軽く見過ぎてる感がある気がしてならない。ほとんど主人公の活躍を表現するために出され、殺されてる気がする。でも、リアルに考えたら彼らにだって家族や恋人がいるだろうし、そこに何らかのドラマがあるはずだ。たまにはそういう部分を描いた作品も見てみたい気がする。というより、そういったものも描かなければ死んでいった雑魚キャラクター達も浮かばれないのでは、と思う。戦いはもう見たくない、とか言って雑魚キャラクターを片っ端から殺していく矛盾した主人公はもうたくさん。もう少し不殺生な主人公がいたって良いんじゃないのか?・・・とはいえ、俺自身がそういうものを書けるとは思えないけど。
英雄なんて、言い換えればただの殺人鬼だよ。と、どこかのアニメで誰かが言っていた気がします。

見ている側も少しは考えるべき問題じゃないのかな・・・という所があるかも。では今日の更新はこの辺で。小説はそろそろ公開します。

ではでは。

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テスト終わった。

2007-02-26 12:44:03 | 日記
終わりましたね。いろんな意味で終わりましたね(マテ

まあわざわざこんな暗い話題をする必要はないので、他の話にします。正直なことを言うと、ここ最近胃液の濃度がおかしいかもしれない。空腹状態だと胃がかなり荒れる。ストレスが溜まってるのかもしれないけど、これ早いとこどうにかしないと病気になりそうな気がする。胃の消化を助ける薬はよくあるけど、胃のバランスを保つ薬って何があるっけ・・・?そういう関係はまったく詳しくないのでよくワカラン。ともかく、これ以上ストレスがたまらないよう適度に発散するつもりですが、何をやれば解消できるのやら・・・orz

アルェー?再生中にコメントできるで有名なニコニコ動画のサービスが停止中らしい。どうやらサイバー攻撃(DDOS攻撃)を食らって(というよりアクセス自体が攻撃並)やばい状況なので、そういった方面での対策を行うとともにサービスの強化を図るみたいです。その状況、まあわからなくもない。何しろ動画再生数の辺りなどを見たら判るとおり、とんでもない数字が表示されてたりするからね。これは確実におっくせんまんっていうレベルじゃねーぞ(ネタがわかる人は知ってる 早くサービス再開してくれないかなー・・・。あそこで発見した動画もかなりあるわけだし。

今のところ考えて(企んで)いる企画。まずはDSテイカー辺りをノベルゲーム化してみようかなとか。もちろん金儲けを企む気はまったくないのでフリー配布で。イラスト関連は何人かに頼むしかないけど、脚本関係はこっちで色々と進めておこうかなとか思ってたりする。もちろんキャラクターイラストの原案はチャット友達のコウヤ様に頼んでみようと思ってる。実際、小説版ではキャラのイラストを描いてもらったりとお世話になっているので。文章をある程度手直ししなきゃいけないけど、もしかしたら今年中には出るかもしれない。まあ、出たところで誰かがやるというわけでもなさそうだけどな!
ちなみに、ストーリーの流れ的には一番最初の奴に多少場面を付け足す、といった感じで選択肢ナッシングで。選択肢作ってもどうにかなるのか・・・?

というわけでハイテンションなのに気分はブルーなakkiyでした。明日更新するかもね。

ではでは。

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なんだろう・・・

2007-02-25 23:19:12 | 日記
何だろうね・・・何というかね・・・。

小説のネタがどんどん溜まっていくんですがどうやったら解消できるんでしょうか(笑)。DSテイカーの新作が書きたいのに他の短編も書きたくて連載中の奴も書かなきゃいけないなんていう状況なので、正直どれから手をつけたらよいか迷っているところ。本当に迷うときは迷う。しかもネタが尽きたという悩みではなく、むしろネタが多すぎて困るという状況なんて・・・。というわけで書くネタをまとめてみますか。

・現在書いてる小説
・DSテイカー(新規)
・蒼の所での連載
・各種短編複数

うーん・・・。もしや意外と少ない・・・?いや、各種短編はかなりの数だから結構やばいか。どちらにしろ書くしかないわけであって、こんなところでグダグダと文句を言っている場合ではない。書きます、多分。少なくとも上から三つは書きます。他はなんとなく微妙だけど・・・。


たんぶーん

2007-02-23 12:14:31 | 小説
 降り注ぐ冷たい雨。
その中に完全に晒された状態で、僕はその場に立ち尽くしていた。
その視線は、ずっと公園の入り口に向いて、いる筈の無い誰かを見ている。
『嘘吐き・・・。何で、何で本当の事を言ってくれないの?』
その言葉だけが僕の脳内を廻り続ける。僕はついさっき、彼女を、僕自身の言葉で傷つけたんだ。
もう二度と治らない、深い傷を・・・、僕は。
「ごめん・・・なさい」
既に去ってしまった人へ、僕は謝っていた。
その声も、雨音に掻き消され・・・。
 もう一人の僕が、冷笑を浮かべて僕を責める。
・・・お前は最悪だ。

なんとなく小説の一節みたいな感じな。ちなみに俺自身にこんな経験は一切ありません(殴 とりあえずどの関係の小説にも出てきそうな感じの文章を書いてみたかっただけ。失恋主人公といった感じかもしれない。恋愛系だとこの後いろいろあった末に結ばれちゃうんだな・・・w とはいえ、個人的な事情から、恋愛系を書こうとは思えない状態だけど。恋愛系は実際に経験しないとイメージしづらいんじゃないかなと。実際書こうとして挫折した経験が何度ある事か。とりあえず小説を書き始めるなら、最初はギャグやアクション等からやってみた方がいいかもしれない。

何でこういう文章を書き込んだりするかの理由について長々と説明をば。ある意味で練習という事になるけど、いつもアクションばっかり書いてても、たまにはこういう文章だって書きたくなる事がある。ほぼ衝動的に思いついた文章を推敲していって、結果としてこういう形にまとめたりしてみるわけだけど。実際短い文章で何かを表現、というのは最初の内だとよくわからない。というのも、最初はまず書く事、文章を長くする事にどうしても目が行ってしまい、明確なテーマが見えない文章になったりする。だんだん慣れてきて、あ、この部分ではこういう感情を出したいな・・・、といった感じで出てくるようになる。初心者(俺も初心者)のうちは、大きなテーマを決めても、どの部分でどうやって表現しようかという段階で躓く。長い文章ならなおさらそうなって、そのうちやる気を喪失してしまう。だから、まずはこういった遊びをやってみたらどうかと思う。実際こういうのをやってると、自分がどういう所で下手な表現を使っているのか等がはっきりしてくる。ちなみに俺の場合、台詞が臭い。こういう文章の場合、もっと単純な表現でもいいという感じがする。まあそんな感じで悪い部分を見つけられるようになると、自然と表現も良くなってくると思う。もちろん、それ以前に慣用表現などは大量に覚えた方がいいけど。

小説を書いていると国語が得意になります(ソウナノカ これは俺の個人的な見解だけど、実際に書いてみる事でわかる事もある。それは詩の世界でも、俳句でも短歌でも同じ事だと思う。実際にやってみると理解できる事って結構多い。文法を覚えるのも大切だけど、まずは色々とやってみると良いかもしれない。

そんなわけで今日は小説関連の話題でした。明日更新するかどうかワカラン。

ではでは。

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テストなんて・・・orz

2007-02-22 22:29:38 | 日記
今日のテスト、正直危険な目に遭った気がする。

というのも、数学のテストがかなりやばいなと思ってた。問題集を開いて問題をやってみても、大体三問目か四問目で手が止まって、それ以降全然進めなくなる。こんな状態でどうやって60点以上を取るのか・・・。頭を抱えたままテスト当日になったわけで。結果ですがね・・・結果はまあまあといったところかな。ギリギリ取れてるかな位にできた、という実感があるので微妙なんだよね。そして明日は数学Bウボァ(´TAT`)こっちも危ない感じなので、今日数時間にもわたって頑張ってみたんですけどね。正直微妙な感じがする。頑張るしかないでしょうか。

英語?何それ食えるn(ry いや本当に御免なさい!

来年は妹が受験なんだなぁ・・・とふと考えてみた。という事は年末年始に親の実家に帰る暇があるかどうか・・・。もしなければ年末年始はずーっと岐阜県内で過ごす事になるのか・・・?でも初詣は愛知県かもしれないな・・・。正直、今の段階では確定的ではないのでよくわかりません。でもこっちで初詣というのもそれなりにいいんだけどね・・・(そんな事を言いつつ受験の年には実家に帰ってる奴です)。とりあえず妹の成績は良いらしい(俺よりも断然良いとか)ので、それなりに地位の高い学校に進学するんじゃないでしょうかね・・・。金銭的に私立はないと思うけど、もしかしたら。

小説の方はそれなりに順調に進んでいます。勉強の合間に書いて、推敲して文章をどんどん増やしてます。とりあえずテスト明けに公開しようかな・・・と思ってる。それまでは休憩がてら推敲等をしてみます。前回の作品でのコメントを参考にしていろいろいじった結果、まあましな感じにはなった様子。でも第一線で活躍されているような方々の文章と比べたらまるで塵同然のレベル。もっと精進しなきゃいけないと実感してます。・・・ていうか何第一線での活躍を狙ってるんだ俺は。そんな事をしている暇なんて今のところないだろ・・・。

というわけで今日はかなり遅めの更新。明日更新できるかワカンネ。

ではでは。

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ぃぇぁ

2007-02-20 15:00:39 | 日記
先日の東京マラソンはとんでもない事になっていたようです、akkiyですこんにちは。
何しろ3万人もの人間が都心部を走る(実際バテて歩いてるけど)という事で、何時間にもわたって通行止めになったり、そのせいで商店街の客足も半減したりとか。競技中には途中で体調不良を訴えて運ばれる人が何人かいて、2人か3人くらいが重症だったりした。あと用意した物資のうち、バナナとトイレは不足した一方で、寒かったせいか水は余ってしまうほどだったらしい。確かに寒い時に水分を取るとトイレに行きたくなるしね。ちなみに、どこのニュースでも言われているように有森裕子さんのラストランでもあったこの大会。沿道のみんなの声援を受けて無事に完走したとの事。いろいろと大変だったようですが、東京の皆さん本当にお疲れ様でした。

さて、最近鳥インフルエンザの話題がなかなか上ってこないんですが、宮崎ではあれ以降動きがなかったのでしょうかね?まさかそんな事は無いとは思うけど、でも今のところ他の場所では確認されていないようですね。でもこうやって話をしてたりすると、夜のニュースかなんかで報道されたりするんだよね・・・。噂をすれば影って奴でしょうか?まあ、人に感染したりもするわけで、アジア全体から見たらかなり脅威ですね。しかも特効薬といわれている(いた?)タミフルは服用すると精神的に危なくなるし。病気で死ぬのと薬で死ぬのとどっちが良いか、と言われたら・・・どっちも嫌なんだけど・・・。ともかく、抵抗力をつけておかないとかかりやすいですね。

花粉症の人には苦しくなってきた今日この頃。でも俺はまだ初期症状程度で納まっているので、世間的にはまだマシといった所ですね。正直なところ、花粉症にかかる人間は最近激増してるって言う話があるし、そのうち日本の全国民が花粉症にかかるようになったりするのかな・・・と考える事がある。そんな事になったら製薬会社は薬を売って大儲けだな・・・。でも自分自身が苦しくなるので、そんな世の中なんて望みたくは無い。やっぱり戦後の針葉樹植林が良くなかったんじゃないの・・・?いまさら問い詰めても何にもならないけど、できるならあの針葉樹切り倒してくれないかな・・・?手入れが行き届いてないから、品質的に材木にはなりそうにないけど。

テスト死んだ(´A`)あれだけ勉強しといてこの程度ディスカ!?オンドゥルルギッタンディスカー俺の頭。とりあえず明日のテストは頑張っておくしかない。そして明後日のテストも・・・。とりあえずパソコンはなるべく自粛します。ただし学校でブログの更新作業はやるけどな!(まさに外道

ではでは。

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ごめんね。

2007-02-19 21:24:06 | 日記
すごく調子に乗ってた気がする・・・。
すごく勝手な事を書き込んでた。
だからこの場を借りて謝罪させて頂きます。

みなさん、ごめんなさい。

というわけで今日は俺自身の話でもしますかね。自分から見た自分ってどんな感じに見えているのかについて。
一言で言ってしまえば「仮面を被ったままの人間」という風に見える。表から見ればさほど気にしていないような顔をしていたり、時に他人を見下すような視線になってみたりしているけど、実際には仮面を被っているだけでしかない。仮面の下にはどんな素顔を隠しているのか、それは決して他人に言えない事だけど、少しだけいえば「弱い人間」がそこに隠れている気がする。常に仮面に隠れたまま、ずっとその状態で他人に接している。だからおそらく、仮面を被っているうちに仮面を取る事さえできない人間に、俺はなってきたのかもしれない。素顔を見せる事が怖いから。

そして他人とは深く関わろうとはしない。たまに近づいてみたりするけど、それはほとんど偶発的なもので、大体は距離を置く事で安心を得ようとしている。だから他の人間のように話しかける事はあまりないし、話しかけられて受け答え(しかも曖昧に)するだけ、という会話ばかり外ではしている。でも、常に距離が置かれた状態にある場所では、めちゃくちゃな会話になる位まで話そうとする。別に相手が聞いてくれていないとしても、他人に話しているというだけでスッキリしている気がする。あまりにも自己中心的で、疎外的で、そして他人とは違う所に頭を働かしている。つまり、本来動かすべきではない所まで頻繁に動かしている。そのせいで勝手に疲れてヘタっていたりする。

他人に合わせるのが非常に苦手で、自分勝手にやっている方が性に合うと感じる事が時々ある。でも、結局一人だけでは解決できなくなって、普段は頼りもしない人間に助けを求めて困らせる。他人から見たら俺という存在は非常に厄介で、迷惑な奴でしかないかもしれない。しかし、俺はそれを治したくても決して治せないので、さらに迷惑をかけてしまう。

思い込みが激しい上に、すぐに過激な事を言ってスッキリした表情になる。冷静なときは客観的で冷たいくせに、頭に血が上ると主観的になる。自分でも自分自身がよく理解できない事がある。そして常に不注意で、自制心があまり利かない奴だったりする。そして言語を使うのが非常に下手だったりする。

ただし、自分が熱中している事に関しては最大限の情熱を注ぐので、最初は見ていられない位に酷い状態であっても、ある程度は進歩する。そしてそのうちもっと上の人間を目指すようになるが、勝手に自分の限界を感じて情熱が冷める。そして結局努力をしなくなっていく事が多い。でも、他人にある程度評価されたり文句を言われたりすると返って火がつくタイプ。ただ、表面にそういった感情は出さないようにしている。

考えるうちに欠点だらけなんだ、という事に気がつく。それほど欠陥のある人間ではあるけど、それでも頑張っているのかもしれない。そして常に何かに悩み、怯えている。自分というものはもしかしたら次の瞬間いなくなるかもしれない、と勝手に恐怖を感じていたり、あるいは自分はどうしてそういう行動に走るんだ、と悩んでいる事もある。しかし、なるべく外見に表そうとはしないので他人には理解されない。そのためにどんどん自分から孤立感を強め、不信感を抱いていく。

そんな人間なんだと思う。


小説書かなきゃいけないな・・・orz がんばってみますか。というわけで今回はこの辺で。

ではでは。

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うわーぃ!? \(゜∀゜;jア/

2007-02-16 12:22:13 | 日記
早速報復の荒らしという感じでしょうか?akkiyですこんにちは。
ええ、昨日のアクセス数がとんでもなくおかしい数になっちゃってます。3000以上とかそんなにアクセスされるのは普通有名どころジャマイカ!俺の所なんてとんでもなくマイナーなんですけど?荒らせば荒らすほど管理人が驚いたりしますがそれだけなのでかなり無駄です。というわけで今後荒らさない方がいいかもしれませんよ。だって時間の無駄ジャマイカ。

突然な話だけど、俺が歴史の中での事件で最も好きなのは池田屋事件だったりする。周りの人間の中には結構、新撰組がほぼ無傷で虐殺、みたいな感じに思っている人がいるらしいけど、実際には3人くらい隊士が死んでます。さらに怪我人も数人出てます。実際一方的じゃなかったってところがいい。小説のネタとかでも十分面白そうだったりするしね。事件後蛤門の変、長州攻撃とくるわけだけど、それよりもやっぱりこの事件が面白い。それにしても、一番最初に斬られた奴とかどういう死に方をしたんだろうか・・・。というより、何を思いながら死んでいっただろうかって事がね、なんとなく気になる。まあ昔の事だから、個人個人が何を思いながら死んだのかなんてわからないんだけどね。

WindowsVISTAが出てから数週間が経ってるわけだけど、発売直後は別としてあんまり話題になってない希ガス。そりゃあ、デスクトップはMACのパクリだし、半透明の表示とかは正直どうでもいいし、ウインドウを3Dで並べる事の意味が見出せないし、いろいろと意味不明な事ばかりなんだけどさ、もう少し話題に上れば良かったのになんて考えたりする。ビル・ゲイツもマイクロソフトは正直どうでもいいみたいな考えだし、もうそろそろ終わりかな。まあ元々が他社のOSをパクる事から始まってるし、そういうのを考えると当然という気もしなくもない・・・のかな?大企業だからとうぬぼれずに、技術者としてもう少しがんばってほしい。

擬人化キャラクターって描く人によっては可愛くなるんだなぁ、と失礼な事を思ったりした半年前orz 今は擬人化が非常に難しい描画作業である事をはっきりと自覚してます。ビスケたんとか、どう考えればあのビスケットが少女キャラクターに置き換えられるのかと不思議になった事もありました。あれもある意味自分の世界ですかね。とか言いつつ猫を描くと絶対5,6頭身になってしまう俺orz どうすればドラえもんのように描けるのですか!?(ムリダロ ちなみにあれは2.5頭身だとか。

久々に雑記になった気がしますね。いじめ関連の記事を書いてほしい?明日ぐらいにでも書いてみましょうかね。

ではでは。

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