玉川通信

八ヶ岳山麓にある玉川から日々思うことを綴ります。一病息災、生きているうちは癌闘病が近頃のモットーです

佐久から連想させるものは

2011-02-04 20:17:32 | 日記
三連休最終日。
連れ合いを仕事に送り出し、休息の日に充てました。日頃しない掃除をしたりブログを見たり後はホームセンター回りなど。
立春らしく、いよいよ諏訪にも温かい空気が流れ込んで活動するにはありがたい日中の陽気でした。


夕方、仕事の合間に連れ合いから電話がありました。
昨日のドライブの話になり、小諸のあぐりの湯に行く途中で必ず佐久市を通るのですが、佐久という二文字から「鯉が食べたい!」と言い始めました。「あ~、また始まったよ…」とげんなりモードの私です。
佐久と言えば『鯉』。何年か前の冬にピンコロ地蔵をお参りし、近くのお店で鯉定食を食べたことがあったのですが、それが何とも大外れ!以来、美味しい鯉料理を食べたいと言い続けてます。
それで思い出したのは、いつも実家のお土産のワカサギを買う川魚屋さん。この前訪れた時にちょうど煮上がった鯉の旨煮を出してました。値段を聞けば一切れ350円。とてもお手頃値段に驚きました。「スーパーのって高くてとても買えません。しかも何となく不味そうな」と店主さんに話すと旨煮のことをいろいろ教えてくれました。
すっかり忘れてた会話でしたが、連れ合いの鯉ネタで思い出しました。
「じゃ、明日は鯉の旨煮を買って帰る」と。まあ、私も大好きな鯉の旨煮です。昨日の恵方巻き400円は高額と感じるのに旨煮350円はとてもお得と言える金銭感覚。おかしなものです。でも、スーパーだと500円くらいするんですから確かにお買い得。
佐久と言えば鯉。
でも、飯田地方もけっこう淡水魚を飼ってるです。母親の生家は農家で乳牛を飼い、養蚕もし、田んぼに畑にお茶、そして出荷用に鯉も飼ってました。ですから、慶弔時には必ずおじさんが鯉を捌き、お祖母さんが上手に煮付けてお客様に出してた思い出があります。鯉の旨煮専用の盛り皿があるくらいですから。
連れ合いに自慢出来る鯉の旨煮ですが、今はもうその旨煮は味わえません。思い出の味になってしまいましたから。

鯉の旨煮、私にとってはふるさと飯田の味ですが、連れ合いはやはり佐久鯉を食べるのが夢なんでしょうね。でも、明日連れ合いが買うであろう茅野のお店の鯉はいったいどこの水で育った鯉なんでしょうか。ちょっと楽しみです。

あぐりの湯から見た浅間山と節分豆まき

2011-02-04 12:48:34 | 日記
イチゴをいっぱい食べて気持ちも満足。温かいハウスでのイチゴでうっすら汗ばんでます。連れ合いはもう汗だく。せっかく入園前に薄着になるようにアドバイスしたのに面倒がったばかりに、元気ハツラツな私に対して夏バテ状態の連れ合い。お疲れ様です~♪
満足になる私を待ってお隣の温泉へ。

いつもの温泉でゆっくり過ごして気持ちもすっかり元気!休憩室から見えるいつもの浅間山は薄く煙をひいてきれいに見えてました。

館内放送で「節分豆まきがあります」と度々のアナウンス。もちろん私たちも参加♪予定時間には三々五々館内中の人が広場に集まってきました。農業の法被を着た人の挨拶の後盛大に豆がまかれました。こんな時に本当の人間の姿が見られるわけなんですよね。老若男女、本性丸出しですざましいこと!ちょっと怖い気もしました。確かに無料券とかは魅力的ですから。
連れ合いと二人、頑張って拾い、キャッチし、奪い合い(?)そこそこ手にしました。引換でもらったのは濃縮ダシだけ。でも何だか嬉しいイベントでした。

せっかく温泉入ったのに豆まきでまた汗をかき、もう一度お風呂に行きたいところでしたが、連れ合いの一言「もちろん、寿司は巻くんだよな?」でそそくさと帰路に就く準備を始めました。


数日前のやる気のない私を見るのは連れ合いにとっても面白くないのはわかります。そして、どうしたら私にエンジンがかかるのか知ってる彼は、私の一番靡いてしまうイチゴで簡単に私の機嫌を釣り上げて、結果、私は太巻き寿司を捲かなきゃいけない雰囲気に。
はいはい、たまには主婦もいたしましょう!

小諸 布引いちご園

2011-02-04 12:17:43 | 日記
昨日、夜勤明けの連れ合いを待って白樺湖を抜け小諸の温泉といちご狩りに。

山越えは私のハンドル。今年は雪が少ないから気持ちも楽です。と言っても無いわけではないから行かれる方はご注意を。
いちご園はあぐりの湯の隣にあります。入園料1500円、とちおとめ、べにほっぺ、章姫がありました。

感想としては「う~ん…」という感じ。毎年の味より甘味が少なくて酸味が強いような。それでもスーパーに並んでるのに比べたら新鮮だから、艶もあり瑞々しい食感!頑張って50個以上いただきました。昔のいちごに比べたらとても大きくて、数はそうそう伸びません。でも、単純計算では十分もとは取れる数いただきました。

いちごの花です。真っ赤なイチゴになるためにこんなに白い花びらと黄色の芯でミツバチを誘ってました。
きれいな花ですね。

年代…じゃない環境ギャップ?

2011-02-04 11:42:27 | 日記
写真は昨日の車山高原、富士見台から見た富士山です。今年は例年になく雪の少ない八ヶ岳や霧ヶ峰で運転はし易いです。

昨日、太巻き寿司を作る様子を見ていた連れ合いは二つの新たな発見をしたそうです。それは私にとったらあまりに当たり前のことだったらちょっとビックリ!でも、知らないとはそうゆうことなんですね。

まずは干瓢の材料がユウガオだということ。「どうしてだ?」「どうやってこうなるんだ」「なんで塩で揉むんだ?」……?夏場にユウガオを作ってる人からいくつもお裾分け、美味しくいただきました。あの長くてデカいフカフカの野菜がどうしてこうも丈夫な紐になるのか、理解に苦しんでました。下処理も同様で理屈が解れば納得でしたが、知らないことを知る感動を見せてもらった感じです。
もう一つは桜デンブ。「これって粉じゃないのか!?」との大声に私は呆気…。「原材料に鱈って書いてない?」と言えば「おぉっ!」と発見したみたい。でも、めったに食卓に登らない食材でちょっと地味。しかもあのお菓子みたいな甘さですからあれから魚が連想されなくても無理ないかと。
太巻き寿司は私からしたら難しい洋風料理よりは気楽に作れます。でも今まで目の前で寿司を巻くのを初めて見た連れ合いには、新発見があったようで、その事を知らされた私の方がビックリ。育った環境や興味の方向が違うと知らない事があって当然とひとつ勉強した夕べでした。
そういえば、何年か前の年末、私がこのうちで初めておせち料理を詰めてる時に“チョロギ”をみでドン引きしてました。初めて見たそうです。


私には知らない世界がたくさんあります。その中には「常識」と言われるものもたくさんあるんじゃないかと。「いい年をして…」と後ろ指を指されてることもきっと。
いくつになっても『知る』『聞く』の姿勢を忘れたくないもの、と思う夕べでした。