秋津蛉のモンスターリスト

モンスターの生態に関する情報に特化したブログです。
モンスターの生態を写真、動画を交えて紹介します。

鳥竜種 狡狗竜 オルギィ

2024-04-16 23:20:36 | 鳥竜種














「狡狗竜」

オルギィ
Boggi
鳥竜種
竜盤目 鳥脚亜目 走竜下目 狗竜上科 オルギィ科
・狩猟地
城塞高地


・概要、特徴
城塞高地に生息る小型の鳥竜種。
発達した耳と口外にまで飛び出すほど大きな牙を備えた顎、肩や腰を密生した黒い毛に覆われた斑模様の皮が特徴。
・生態
乾燥や寒暖差に強い厚い皮を持ち、全く環境の異なる城塞高地の南部から北部まで広く生息する適応力の高いモンスターで、特に丘陵地帯を我が物顔で占有、群れている姿が見られる。
非常に狡猾な性格の持ち主であり、獲物が弱るのを待ってから襲う、眠っている大型モンスターに群れで奇襲を仕掛けるなど、小賢しい狩猟をする姿から「狡狗竜」とも呼ばれる。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1780219965767045435?s=19
大きな耳は聴覚に優れ、草食モンスターが移動した際の音などを敏感に察知する。
https://twitter.com/MHinfo_en/status/1564523366375370754?s=19
現在のところ個々が非常に屈強な個体しか発見されておらず、小型の肉食竜としては珍しく、群れのリーダー格の個体は存在しない。
・食性
肉食性。





・危険度、戦闘能力
縄張りに踏み込む外敵には鳴き声で威嚇を行い、すぐさま仲間を呼び寄せる。
尾を振り回す攻撃や大きな牙による噛みつきを主な攻撃手段とし、獲物を群れで取り囲んで襲う習性を持つなど危険が多いため、ハンター以外は近づいてはならない。



・利用
オルギィから得られる鱗は非常に小さいながらも厚く頑強であり、重ね合わせると鉄鎖のような頑丈さを発揮する武具素材となる。
また、斑模様が特徴的な厚い皮は乾燥や寒暖差に強く、旅人の間では重宝する素材として利用される。
・ソース
MHR:S
HAUNTING OF THE SUN モンスターハンターライズ:サンブレイク 公式設定資料集


鳥竜種の書 鎌鼬竜 オサイズチ

2024-04-16 23:01:31 | 鳥竜種










「鎌鼬竜」

オサイズチ
Great Izuchi
鳥竜種
竜盤目 鳥脚亜目 走竜下目 狗竜上科 イズチ科
全長約967.58cm〜1343.87cm
全高約380.21cm
・狩猟地
大社跡、寒冷群島
・概要、特徴
イズチの群れを率いる大型化した雄個体。
体毛は明るい山吹色に染まり、体側部の模様はイズチでは白い毛の条だったものが青い鱗の条に変わっている他、頭部や背中の白い体毛も量を増しており、頭部のそれは冠毛と呼ばれる。



イズチと比べてオサイズチは頭部と首回りの毛が発達しており、立派な冠毛と尾を持つ個体ほど、多くの雌を群れに迎えられる。
雌の冠毛も子を産むことで少しずつ発達して雄と変わらない見た目になるとされ、鎌のように発達した刃尾も鮮やかな群青色を呈する。






刃尾は刺したり引っ掛けたり薙ぎ払ったりするほか、尾の動きもイズチへの命令に使われる。
爪や尾の色は幼体のときは黒く、成体になると青味を帯びる。さらに齢を重ねて死期を前にすると白く変化するといわれ、白いオサイズチの爪は高値で取り引きされている(ただしその大半はオサに至らぬイズチらのもの)。





・生態
カムラの里周辺の山々や寒冷群島を根城とし、縄張りに進入した獲物を襲う。
大きく鋭い爪をいかした俊敏な動きで迫り、刃尾と呼ばれる特徴的な尾を鎌のように振るう。





獲物を追い込む子分格のイズチ2頭との連係を得意とし、「三位一体の鎌風」の異名を持つ。

巧みに尾を操れるイズチのみが群れの長の座につくことができる。
オサイズチは数頭の群れを形成し、雌は子育て、雄は狩りで役割が区分されているほか、群れの中でも雌雄別で細かく順位が決まっているとされる。







雄のリーダー(オサイズチ)は幼体の中で体格や狩りに優れている雄のイズチを子分格の精鋭として連れて縄張りを巡回し、獲物を捕まえに向かう。
子分格を連れるのは、獲物の追い込み方などの連携を教え、練度と狩りの成功率を上げるためである。
連れているイズチが倒れた場合は発達した鳴き袋で次の序列のイズチを呼び、リーダーは絶えず獲物を追い込んでいく。






経験を重ねた雄は巣の警護を任され、その中から群れを継ぐほどに成長したものが次のオサイズチになるという。
オサイズチも精鋭の個体とは特に厚い信頼と絆を持っているのか、休息時は精鋭達の毛繕いをしたりじゃれ合う様子が観察されている。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1489754410901127169?s=19

同じく大社跡を主な生息地とするアケノシルム、水場を好むヨツミワドウ、ハチミツを求めるアオアシラなど活動時間が重複しているはずだが、それらと激しい縄張り争いを展開している様子はないという。






これは仲間の生存率をあげるための群れの形成、機敏な動作、肉を得られなくても木の実などで飢えをしのげる雑食性などを武器に、オサイズチが生存競争を巧みに生き抜いているからと考えられている。

ただ根本の性質は獰猛であり、繁殖期を迎えて気性の荒くなったオサイズチが徒党を組み、自分より大きな大型モンスターを襲って狩る姿も目撃されている。
・食性
雑食性。
主に大社跡を棲み処としてガーグァなどを捕食するほか、植物や、木になる実を好んで食べたりもする。
腐肉を食べる様子が観察されている。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1544583542482423808?s=19
・危険度、戦闘能力
長と単体で遭遇した例はなく、ハンターが個人で狩猟にのぞむ場合は一対三以上の数的不利を余儀なくされる。
オサイズチは好戦的ではあるが子分をけしかけてくる傾向が強いため、まずは子分2頭を確実に狩猟し、連携を崩すことが肝要とされる。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1779776766623855099?s=19





戦闘中は鳴き声で精鋭達に様々な命令を下し、三方向から同時に攻撃を仕掛けて逃げ道を塞いだり、それぞれが立て続けに襲い掛かる事で守りを崩そうとするなど、三位一体の巧みな連携によって獲物や外敵を翻弄する。このことから「鎌鼬竜」とも呼ばれる。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1779773654857109718?s=19









生半可なハンターでは子分の動きに惑わされ、本命であるオサイズチが放つ必殺の一撃をかわせないだろう。
鎌のように発達した尻尾は、オサイズチ最大の特徴であると同時に最大の武器であり、狩りや外敵との戦闘にてその役割を如何なく発揮する。
尻尾による攻撃は風に例えられる程に自由自在であり、その切れ味も数本の竹をまとめて両断するほど。



ただ尾を振り回すだけでなく、アクロバティックに空中で回転しながら尾を振り下ろす高威力な一撃を見舞ったり、力をつけた個体は崖に尾を食い込ませることで張り付き、高所から一気に振り下ろすような技も見せる。




また、イズチ同様に胃石を吐き出すブレス攻撃を行って遠距離攻撃を仕掛けることもある他、イズチと比べ大きく発達した前脚の爪を使って正面の敵を牽制することもある。
イズチからの忠誠は厚く、精鋭が倒されればすぐに次期精鋭候補だった個体が馳せ参じることで連携を継続する。
オサイズチが怒ると精鋭もそれに呼応して怒り、攻撃はさらにキレを増す。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1474225140401537025?s=19






・利用
イズチの全身を覆う明るい橙色の体毛は軽く保湿性に優れており、カムラの里の意匠になくてはならない素材である。
特にオサイズチのそれは立派なもので、発色が良く、より丈夫で柔軟性も高い。
昔話に名を残す大盗賊がオサイズチを模して好んだという武具や装束は、今でも里の工房で仕立てられている人気の品。
また、刃尾はその切れ味や強度などから武器の刀身や打撃面に加工される事が多い。
・ソース
MHR:S
モンスターハンターライズ 公式設定資料集 百竜災禍秘録 - pg. 88, 89, & 224.