秋津蛉のモンスターリスト

モンスターの生態に関する情報に特化したブログです。
モンスターの生態を写真、動画を交えて紹介します。

新アカウント解説しました

2024-06-20 00:00:26 | 日記
このアカウントでの容量がいっぱいになってしまったため、次回以降のモンスターリストは新アカウント「akitureismhmonsterlist2」にて行っていきます。

飛竜種の書 青電主ライゼクス

2024-06-17 22:45:44 | モンスターハンター・モンスターリスト









「青電主」

青電主ライゼクス
Boltreaver Astalos
飛竜種
竜盤目 竜脚亜目 電翼竜下目 電竜上科 ゼクス科
全長約2108.45〜2441.36cm
・狩猟地
森丘、沼地、遺跡平原、禁足地、溶岩島





・概要、特徴
過剰な蓄電の影響によって身体の各部位に形状変化をきたし、冠甲や圧電甲、翼爪などが太く刺々しい形状となっている電竜の特殊な個体。
平常時から通常個体の電荷状態と同等規模の膨大な電力を蓄えており、各部位を翠色に輝かせている。
体格も通常個体より大柄であり、胸部にも重厚な外骨格が発達している。










戦闘時は更に蓄電を繰り返して電力を蓄積していき、やがては周囲を照らし出すほどの青白い電光を放ち始め、溜めている電気が暴走する「青電荷状態」へと移行する。
その蒼穹の如き煌めきを放つ様から、「青電主」の二つ名を冠する。



しかし、疲労が蓄積すると各部位の発電が一時的に落ち着き、平常時の電竜に近い容姿に戻る事も確認されている。
二つ名持ちの例に漏れず、通常種を遥かに上回る圧倒的な戦闘力からギルドではこの個体について特別措置を設け、特別な許可を得なければ狩猟に向かうことは許されない。
・危険度、戦闘能力
縄張りに踏み込む外敵には通常個体同様、トサカを打ち鳴らして咆哮による威嚇を行う。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1524035403677724674?s=19









青電荷状態となった青電主ライゼクスの各部位は落雷をも上回る規格外の電気エネルギーを宿しており、その部位を用いた攻撃はどれも恐るべき破壊力を持つ。



冠甲から莫大な電気エネルギーを迸らせ、それを大剣の如く振り下ろす『ライトニングブレード』と呼ばれる大技を持ち、これら膨大な電気を用いたその青きに巻き込まれた哀れな存在は姿も気配も消却され、影のみを残すとまで謳われるほどの壮絶な威力を誇る。











また、空中での機動力など運動能力も通常個体以上に高く、攻撃の激しさに拍車をかけている。その飛行能力は元々空中戦を得意とするライゼクスの中でも群を抜いて高く、空中で側転するように身を翻しながらブレスを吐いて攻撃してきたという報告もある。
また、自身の放つ電光の激しさに慣れているためか、強烈な閃光を浴びせられても簡単にはバランスを崩さず飛行を継続するという。





発達した電殻は電磁を操る力となり、滑る様に空を舞い、翼爪を打ち合わせて空間に巨大な電磁球をも作り出し、獲物を追い詰める。
如何なる原理かは未解明だが、この電磁球は対峙したハンターを吸い寄せて動きを封じる性質を持ち、触れれば一瞬で感電してしまう。
そして、青電主は容赦なくその隙をついて攻撃を仕掛ける。




このように恐るべき攻撃性と兇暴性を誇るが、限界を超えた電力は青電主にとっても負荷が大きく、青電荷状態を維持している部位は非常に肉質が柔らかくなっており、外敵からの反撃に損傷してしまう事もある。しかし、それによって電力が抑えられることはないようだ。





・利用
青電主から得られる各素材は非常に貴重であり、甲殻はあまりの鋭さに熟練の職人しか扱えない。
しかし鱗や棘は凄まじい強度を誇り、それらの素材から作られた武具には青電主の魂が宿り、その攻撃性や機動力が表れたかのような性能を持つという。しかし、その生産や着用は特殊許可クエストを制したものにしか許されない。
・ソース
MHXX
モンスターハンター発想の法則
2禁忌の書 pg.213〜215


飛竜種の書 電竜 ライゼクス

2024-06-15 23:35:48 | モンスターハンター・モンスターリスト














「電竜」

ライゼクス
Astalos
飛竜種
竜盤目 竜脚亜目 電翼竜下目 電竜上科 ゼクス科
全長約1531.93〜2194.07cm
全高約689.71cm
・狩猟地
森丘、大社跡、沼地、水没林、密林、遺跡平原、遺群嶺
・概要、特徴
体内に発電器官を持ち、 膨大な電撃を操ることから「電竜」と呼ばれる大型の飛竜種。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1651896996452786176?s=19









美しい翼膜、二股の尾、頭部の冠甲と呼ばれる鶏冠状の器官、それぞれの部位を振動させることで蓄電し、電気を帯びる。
翠色の電光をそれらの部位に帯電すると、その荷電がライゼクスの全身の許容量を超えて放電され、甲殻が虹色に輝く。その様子は、息をのむほどに美しい。



過剰なまでの電流を生み出すライゼクスの発電器官を保護し、触媒ともなっている特殊な甲殻を圧電甲という。電竜の狩猟報告の際、真っ先に研究者が飛び付く素材である。








冠甲には生物を一瞬で絶命に至らしめる高電圧電流を溜め込み、自在に操ることを可能とする。


放つ電気は周囲の環境にまで影響を及ぼす事があり、獰猛化したライゼクスが訪れた地では電流の影響で変質した岩石が発見された例がある。








腹はしなやかな鱗に、背は棘殻と呼ばれる甲冑のような突起状の外殻に覆われており、研ぎ澄まされたような鋭さは触れるだけで相手を傷つける。硬質な印象だが、こちらも意外なしなやかさを持つ。





特徴的な尻尾は先端が二股に分かれた鋏のような形状から鋏尾と呼ばれる。内部器官には麻痺毒を蓄積し、極めて強力な帯電性を持つことと併せ加工時の危険度が高い。









大きく発達した翼の飛膜には羽化したての蝶の翅脈を思わせる条が走っており、思わず見惚れてしまうほどに美しいが、備わる翼爪は外側のみならず下向きにも伸びた二又の形状をしており、非常に攻撃的な形状。



赤い眼は昆虫の複眼にも似た無機質な印象を抱かせ、鋭い牙が並ぶ顎は猛禽の嘴にも似た鋭利な形状を形づくる。
脚部や翼も関節以外は外骨格のような甲殻に包まれており、蝶の翅脈を思わせる翼膜と相まって、その姿は黒い殻に身を包む羽虫を想起させる。
・生態
密林を中心に大社跡、水没林など、空のひらけた林野での目撃例が多い。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1552508802376708096?s=19

全身の翡翠色が保護色となることや、いずれも比較的温暖な地であることから、静電気が起きやすい低温低湿度の寒冷な地を本能的に避けているのではないかといわれている。








非常に荒々しい性格で知られており、兇暴にして冷酷。自身の縄張りへの侵入者を全力で排除にかかる。
滑空飛行から急降下の勢いで翼爪を叩きつけるようにして狩りを行い、その威力は中型モンスターを一撃で絶命させるほど。
翼の発電器官を帯電させる事で、一撃の威力を引き上げる事もある。







例え自らより体格が大型のモンスターと遭遇しても冠甲を打ち鳴らしながら咆哮を上げて威嚇、積極的に攻撃を仕掛けて縄張りから排除しようとする姿が確認されており、近年では密林や大社跡にて泡狐竜タマミツネと互角の勝負を繰り広げていたという目撃報告もある。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1593810271101136897?s=19



一度暴れ出せば周辺地域の生態系のバランスを著しく破壊する程の被害をもたらすとされるが、こうした被害を齎すのは雄の個体である場合が殆どであり、雌の個体は滅多に確認されておらず、狩猟依頼が提示された例もない。
軽く強靭な甲殻で形成された細身な体型や薄い翼膜は空中での活動に適しており、地上と空中を縦横無尽に駆け回る。




また、生息域が共通するリオスとは獲物や縄張りを巡って頻繁に激突する姿が確認されており、その極めて凶暴な性質から「電の反逆者」の異名を取る。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1552578934620844032?s=19





飛竜種の中でも特に発達した巨大な翼を持ち、翠色の電を纏って滞空するライゼクスのシルエットを強く印象づける。
空の王者ことリオレウスと渡り合える数少ないモンスターといわれ、実際に空中で激しい縄張り争いを繰り広げていたという報告もある。





また、鋭利な翼爪は捕食時には獲物を押さえつけたり切り裂く役目も果たす。
ライゼクス自身もこの翼爪は大切な武器として認識しており、食事や爪研ぎの終わり際には必ず翼爪を舐めて掃除したり、普段からも翼爪を地面に擦り付けて磨き、几帳面に整える一面を持つ。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1801973486828863546?s=19





また、翼全体が帯電する性質を持っており、振るわせることで電磁波を発生させることも可能。
発生させた電磁波は小型の甲虫種をショック死させる程の効果を持ち、これを利用することでテリトリーに入ったランゴスタ等を捕食する。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1552582704440324097?s=19
雌は岩場に迷彩柄の細長い楕円形の卵を4〜7個ほど産み、孵化するまでは抱卵するものの、幼体がある程度孵化してからは卵も放棄し、子育てはしない。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1651522664799014912?s=19











卵が迷彩柄なのも、放棄された時点で孵化していなかった場合に外敵から見つかりにくくするため、楕円形なのは風で転がり落ちないためである。
それゆえ、孵化した子は生後間もない頃から自力で自然界を生き抜く事を余儀なくされ、生き残る個体数も多くない。
孵化後間もないうちから狩りを行い、時には体格差のある同種を共喰いすることもあるとされ、苛烈な兇暴性はこの生存競争の過程で築かれていくものである。
・食性
肉食性。カンタロスやランゴスタといった甲虫種、アプトノスやガーグァなどの小型モンスターからドスランポスのような中型モンスターに至るまで、自分より小さな相手であれば、同種を含め多くのモンスターを捕食対象とする。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1523685956406050817?s=19
https://x.com/gagieru_seltas/status/1552510337068347392?s=19
水辺では水を飲む様子も見られる。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1596798994843586560?s=19
・危険度、戦闘能力
縄張りに侵入者を認めると冠甲を打ち鳴らしつつ咆哮して威嚇を行い、強烈かつ残酷とも評される苛烈な攻撃を仕掛けてくる。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1523684316961595394?s=19
https://x.com/gagieru_seltas/status/1552516352082030592?s=19







高い飛行能力を支える翼はその強靭さと鋭利さから武器としても用い、翼爪で殴り付けたり、切り裂くように振るって獲物を吹き飛ばしたりと、飛竜種としては珍しい攻撃を仕掛ける姿も確認されている。

とりわけ、空中から獲物目掛けて一直線に突っ込みながら連続で殴りつける攻撃は速さと威力を兼ね備え、危険度が高い。







他のモンスターとは異なる蛍光色の電気を放つのが特徴で、独特の軌道を描く雷光ブレスや大地を走る電流など、特異な性質の電撃を放つ。
怒りと共に放たれる電撃は小型の生物であれば瞬時に絶命するほどで、その脅威は悪魔的とさえいわれる。
特筆すべき事項として、ライゼクスは戦闘中に「電荷状態」と呼ばれる特殊な状態変化を行う事が挙げられる。






ライゼクスは頭部、翼、尻尾の3部位を振動させることで発電、それぞれの部位に蓄電する事で膨大な電気を帯びさせる「部位電荷状態」に移行するのである。
全身の各部に備える発電器官はライゼクスの苛烈な攻撃の威力を飛躍的に高め、最大の特徴である電気を帯びた部位よる攻撃は、予測のつかない衝撃をもたらす。








頭部にある鶏冠状の発電器官「冠甲」は柔軟な筋組織を激しく動かすことで蓄電して前後に展開、眼光も明るい緑色に変わる。頭部の鶏冠に帯電した電流を長剣のように振り下ろす一撃に対しては、防御手段が存在しないとされている。







翼膜は擦り合わせることで翼膜から翼爪にかけて電気を帯び、黒ずんでいた翼爪は翠色に輝くと共に翼膜が鮮やかな電光を放つようになる。

その状態では、得意とする翼爪を叩きつける攻撃に激しい電流が迸るようになる。









尻尾は激しく鋏のように動かすことで蓄電し、二又に分かれていた先端がさらに分かれて四つ又となり、蓄電したそれぞれの部位は鮮やかな緑色に光り輝く。

この帯電した尻尾で標的を挟み込んだり、先端を地面に突き立てて放電するだけでなく、対象に神経毒を流し込み、麻痺させて身動きを封じるといった技も見せる。
そして3部位全てが電荷状態に変化した場合、運動能力は大きく向上し、大規模な電撃を放ちながら縦横無尽に暴れまわる。





その電荷状態で最も警戒すべき技として、空中から標的目掛けて全力で突撃、全身から大規模な放電を放つというものがある。烈しい威力と範囲を誇る大技であるが、それと引き換えに全身の電荷状態が解かれる。







外敵からの抵抗を受けて激昂すると纏う電気は山吹色の輝きを放ち、煌びやかな姿となってより苛烈な猛攻を仕掛け、残忍に敵対者を毀す。


これらの戦闘能力からベテランハンターでも苦戦を強いられ、危険度は斬竜や千刃竜と同等とされている。










・利用
ライゼクスから得られる素材は美しい構造色と靱やかさを兼ね備える鱗、恐ろしく鋭いものの軽くて強靭な甲殻など、武具素材として一級品と云われる物も多く、また膨大な電気を帯び、生み出す事ができる圧電甲は強力な雷属性を宿す武器の素材として需要が高い。
翼膜は剥ぎ取った後もうっすらと電流を帯びており、興味本位で触れると感電してしまうという。
それらの素材から生産された武器は電竜の暴虐を恐れぬ実力者の証とされ、冷徹さを醸す刃が一太刀ごとに鮮烈な電撃を見舞うとされる。
また、防具は身につけた者に電竜の如き狡猾さと厳酷さを与えるという。
・ソース
MHXX
MHR:S
モンスターハンター発想の法則2 禁忌の書 pg.104〜109
HAUNTING OF THE SUN モンスターハンターライズ:サンブレイク 公式設定資料集 pg.134〜135


飛竜種の書 千刃竜 セルレギオス

2024-06-14 00:05:24 | モンスターハンター・モンスターリスト














「千刃竜」

セルレギオス
Seregios
飛竜種
竜盤目 竜脚亜目 刃鱗竜下目 レギオス科
全長約1511.09〜2246.53cm
全高約547.40cm(通常)622.1cm(刃鱗展開時)
脚の大きさ約264cm
・狩猟地
未知の樹海、原生林、大社跡、旧砂漠、砂漠、砂原、城塞高地、遺跡平原、天空山、氷海、地底火山など









・概要、特徴
目撃例こそあれ、個体数が少なく生態の調査報告が乏しいことから、ギルドの正式な認定が遅れていた大型の飛竜種。
煌めく金色の鱗と前後2本の指を備えた強靭な後脚、鼻先から後方に向けて伸びる刀のような角、二又の槍のような形状の尻尾等が特徴。


ある事件を境に広い地域でその姿を目撃されるようになり、姿形はリオレイアやリオレウスといった飛竜と似ているが、地上では3本の翼爪を備えた翼を前脚のように地につける行動も見られることから、 ティガレックスにも似た骨格を持つと考えられる。







“刃鱗” と呼ばれる、刃のように鋭い金色の鱗に全身を包んでいることが最大の特徴で、これは伸び続ける性質を持つ。
その剥離した刃鱗の表面を無数に射出して獲物を襲うことから「千刃竜」との異名が付けられた。
全身から乱れ飛ぶ剥離した刃鱗の欠片は飛刃と呼ぶ。
飛刃は風に乗るほどに軽く、刃鱗と共にハンターの構えた堅牢な盾や石畳にも容易に突き刺さるほどに硬く鋭い。尽きることがないかのように放たれる刃は、接触した物全てを切り裂く。
さらに獲物に当たるなどして衝撃が加わると炸裂する性質を有し、その破片や衝撃によって相手に複雑な切り傷を与える。









刃鱗はその全てが後ろから前に生え揃う逆鱗となっており、自らの意思で自在に逆立てる事が可能。
刃鱗はセルレギオスの興奮に併せて先端が威嚇するように開き、頭部の周囲を始め、背中や翼、尻尾などが一斉に鳥肌が立つように刃鱗の一つ一つが屹立し、その姿を大きく変える。
その際は角も前方へ逆立つように立ち上がり、爪や尻尾なども刃のように鋭くなる。即ち、セルレギオスの部位すべてが非常に殺傷能力の高い刃物へと変貌するのだ。


尾は名槍の如き猛々しさを秘め、槍尾と呼ばれる。
鋭い尾先はきわめて高硬度で、狙い定めた獲物を貫き通す。骨格としては同じ飛竜種のリオレウスやリオレイアに近いとされている。








・生態
優れた飛行能力で広大な範囲に目を光らせており、縄張りへの執着意識と闘争心が非常に強い。
調査が始まったばかりで生態に関する情報は少ないが、刃鱗や強靭な後脚を武器に他の大型モンスターと組み合い、撃退せんと激しい縄張り争いを繰り返す好戦的な習性を持つことが報告されている。
金色の鱗を閃かせて悠々と大空を舞い踊り、瞬時に獲物を狩る姿から、詳細が判明するまでは鳥竜種という説もあった。
苛烈な性質の一方、縄張りの中ではのんびりと休息したり、
https://x.com/gagieru_seltas/status/1594653868914360321?s=19
地面に爪痕を残して己の存在を誇示するような様子や、

https://x.com/gagieru_seltas/status/1552945725444538369?s=19
逆立てた刃鱗を啄んで手入れをするような仕草も見せる。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1552943710945415168?s=19



戦闘や狩りにおいては、この刃鱗を標的へ射出して攻撃手段とする。
セルレギオスが獲物を仕留める際の特徴として、地に倒れ伏した獲物の周囲を囲むように、刃鱗を円状に射込む例が知られている。刃鱗が光を反射して輝くその光景は、金色の墓標としておそれられている。
縄張り意識が非常に強い事で知られ、個体群の集団の中でもヒエラルキーが明確に確立されており、前述の刃鱗の炸裂の強さで個々の力を誇示する。
獲物や地形に残す裂傷や破壊の痕跡はマーキングであり、その大きさから個体の優劣が決定し、より強力な個体ほど高所に巣を築く事が出来るのである。






巣の位置が高ければ高いほど辺りを一望できる範囲も広くなり、広範囲を縄張りにする事が出来る他、上昇気流を捉える事で高所へ飛行する事も可能となる。
その生態ゆえ、いかに上昇気流を上手く捉えて飛行出来るかもヒエラルキーに影響しており、生息地も人が立ち入らない鉱山等の縦に伸びる地形を好む。
生息する地域の中では同種間で頻繁に縄張りを争って激突し合い、その戦いに負けた個体は生息地から追い出され、その大多数はそのまま命を落としてしまうという。
生息地自体も近年まで未知の樹海のうち、ごく限られた地域でのみ確認されていたため、その個体数は決して多くはないとされる。
その生態から縄張り意識と闘争心が非常に強く、リオスを初めとした他種の大型飛竜、果ては黒蝕竜と激しい戦闘を繰り広げていた様子も目撃されている。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1553260772288909318?s=19










その戦闘力と攻撃性は、陸の女王に比し、空の王者と肩を並べると噂される程。
あるハンターからは休息中の雌火竜に突然襲い掛かり、その場から追い立ててしまった、更に近年では、空中で雌火竜を執拗に追撃し、最終的に強烈な蹴りで地に叩き落とし、とどめの刃鱗で死に至らしめたという報告もある。
飛行能力に優れ、特に空中での瞬発力の高さは他の追随を許さない。空の王者たるリオレウスに空中で唯一対抗し、その王座を争う事ができる能力を持つモンスターといわれ、火竜リオレウスと並び立つ「天上最大の実力者」として知られる。







目にも止まらぬ速さで空中から獲物に攻撃を仕掛ける瞬発力のみならず、相対した火竜のブレスを滞空しながらにして回避する機動力をも兼ね備える。






驚異的なのは飛行能力のみならず、脚力も非常に強靭。
セルレギオスの脚の指は、前後に2本ずつ生えた鳥に似た形を持っているため、獲物を掴みやすく把持力が非常に強い。
複数で立ち向かってくる外敵に対しては、そのうちの一つを標的として足で捕獲し、別の標的を目掛けて投げ付けるという動きも見せる。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1801233460482449544?s=19
大型の個体になると、飛竜を掴んだまま空中を移動することもできるという。
それほどの力を持つ脚で拘束されると、脱出は非常に困難。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1801234337083609497?s=19





その後脚から繰り出される蹴りもセルレギオスの強力な武器であり、堅牢な甲殻に身を包むアプケロスやリノプロスさえ一撃の元に命を刈り取る。
執拗に獲物を追い立てる様子は、獰猛さの他に狡猾さも感じられる。
・食性
肉食性。刃鱗で弱らせた獲物を蹴りで仕留める狩りを得意とする。
XX
https://x.com/gagieru_seltas/status/1521333628843610112?s=19
https://x.com/gagieru_seltas/status/1521334214565629952?s=19
MHR:S
https://x.com/gagieru_seltas/status/1801101103947460863?s=19
https://x.com/gagieru_seltas/status/1553254888796086272?s=19
https://x.com/gagieru_seltas/status/1553230401698598912?s=19
水辺では水を飲む様子も見られる。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1552896832052744193?s=19











・危険度、戦闘能力
その闘争心の強さから、生半可なハンターではほんの一太刀も浴びせることはできないとされる程に危険度は高い。
非常に攻撃的且つ執拗なその戦法は、「自在に操る鋭い鱗で天を切り裂き、強靭な翼と後脚で地を破壊する」として、千刃竜が狩猟対象とされる前の書物にも記述されている。
実際に、対峙したハンターからは飛行能力は勿論、雨のように降り注ぐ刃鱗と脚での把持力が驚異だったという声を多く聴く。
縄張りへの侵入者を発見すると翼を広げながら鋭く咆哮して威嚇を行い、空中での高い機動力を活かした回り込みや、様々な角度と距離から繰り出される稲妻の如き蹴りが脅威となる。

咆哮
XX
https://x.com/gagieru_seltas/status/1521333025346232320?s=19
MHR:S
https://x.com/gagieru_seltas/status/1553256639695765505?s=19
狂竜化
https://x.com/gagieru_seltas/status/1801237802996371671?s=19
極限化
https://x.com/gagieru_seltas/status/1521362013867315200?s=19
弧を描くような飛行からハンターの死角に回り込み、強靭な脚爪で捕らえて執拗に踏みつけた後、空中へ連れ去って大きく放り投げるといった攻撃を仕掛けてきたという報告もあり、近くに他のハンターがいた場合はその方向へ向かって投げ飛ばしてきた、という話もある。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1521336314083241984?s=19


距離を置いた相手には全身の刃鱗を射出して攻撃を仕掛け、この刃鱗は剃刀のように滑らかな切れ味から触れてしまうと思わぬ裂傷を負わされる。
地面や他のモンスターに多数突き立っているような状況で不用意に接触すると危険。
刃鱗は首周りから正面へ、尻尾から左右や後方へ自在に飛ばす事ができ、セルレギオスとの戦闘において最も警戒すべきは、この刃鱗による攻撃であると言っても過言ではない。











興奮がピークに達すると、普段は後方に向けて畳まれている角が立ち上がり、加えて背中や翼、そして尻尾などに並んだ刃鱗が一斉に逆立ち、全身に刃を纏ったかのような攻撃的で刺々しい姿に変貌、相手を強く威圧する。
攻撃もより熾烈になり、翼や尻尾での直接攻撃でも外敵を八つ裂きにする。


逆立った刃鱗は自身の身を守る鎧としても機能し、生半可な刃では到底傷を与えることは不可能となる。
翼爪などは元来から生半可な武器では役目を果たせないほどに硬質であることもあり、怒りに燃える千刃竜に致命打を与えることは極めて困難だろう。
・セルレギオス事変
セルレギオスが一般的にも知られるようになったのはごく最近の事だが、本種の存在自体は以前から確認されていた
しかし、かつてはセルレギオスが生息域外に出現した事例はほとんど確認されず、それ故に近年に至るまでセルレギオスの狩猟が依頼、また許可されたケースも無かった。
また前述の生態から、熟練のハンターさえその存在を知る者はほとんどいなかった。
ところがある時、1人のハンターがクエスト遂行のためにデデ砂漠に出向き、そこでセルレギオスと遭遇するという事件が発生。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1801241330846408856?s=19




セルレギオスが本来の生息域を離れるというのは前述の通り、通常考えられない事であったため、この一件は歴史的な事変であるとされた。




さらにこの事件以降、様々な地域でセルレギオスの目撃報告が相次ぐようになり、他種の大型モンスターを狩猟中に突然乱入されたなどの報告も徐々に増加。
果ては他のモンスターが縄張りとする地に侵入、縄張りの主と激しく争う姿までもが確認され始めた。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1801243817812894196?s=19
それから程なくして、遂に空を覆う程のセルレギオスの大群が生息域を離れ、各地に散って行く様子が確認される。
斯くしてセルレギオスの存在は瞬く間に知れ渡ることとなり、調査の結果、この事件の原因は、本来の生息域に生息していた個体の一体が狂竜症を発症した事にあったことが判明する。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1801244568362668111?s=19


通常、狂竜症を発症してしまったモンスターは寿命を大きく縮めてしまうが、件の個体は狂竜症を克服し、狂竜症の影響を残したまま生き残った
そして他のセルレギオスを次々と縄張りから追い立て、同時に新たな狂竜症の感染源ともなっていたのである。
因みにこの一連の事件は、多くの狂竜ウイルスの研究者が危惧していた「極限状態」に陥った個体が初めて公式に確認された事例となった。


その後、この極限化個体はドンドルマのハンターズギルドより特命を受けたハンターによって討伐されたものの、旧砂漠や地底火山といった地域では現在でも本種の出現報告が確認され、それによる被害も少なからず報告されている。









・利用
刃鱗以外にも全身の各部は刃物のように鋭く、その素材から生み出された武具は切れ味が多少落ちても刃自体が生まれ変わるように研ぎ澄まされるため、切れ味の自己修復が可能という他のモンスターの素材には見られない特性を付加させることができる。
セルレギオスの素材を用いた武器は天上の神やその意志、運命への叛逆や、また世界を混沌に導く革命の象徴とされており、大国に君臨した暴君が千刃竜の素材で拵えられた大弓で討ち取られたという逸話もある。
陽光を浴びて輝く銃槍は王国騎士内にも愛用者が多く、輝く金の刃は何度研磨しようと失われることはない。強弓は砂漠の民に伝わっている品であるとか。



肉厚な刀のような刀角は刀のようにしなやかで頑丈であるため武具素材として極めて優秀で、磨き抜かれた名刀のように美しき刃紋が浮かんでおり、 特に武具職人垂涎の素材とされている。
後脚に生えた大きな鉤爪を閃裂爪と前脚 (翼腕) に生えている爪は斬翼爪といい、これらも武具の素材として名高い。




防具セルレギオスの特徴でもある刃鱗や角をあしらった部分が刺々しく攻撃性を感じさせるが、黄金に輝く神々しいまでの色彩が魅力的。
猛威をふるう新種、セルレギオスを狩猟したハンターだけが身にまとえる強者の証として、製作を目指すハンターも多い。
・ソース
MH4G
MHXX
MHR:S
ハンター大全4 pg. 76〜79,264
HAUNTING OF THE SUN モンスターハンターライズ:サンブレイク 公式設定資料集 pg.144.145
モンスターハンター発想の法則2 禁忌の書 pg. 72〜75
https://s.famitsu.com/news/201501/19069730.html?s=09


飛竜種の書 風牙竜 ベリオロス亜種

2024-06-12 19:32:06 | モンスターハンター・モンスターリスト








「風牙竜」

ベリオロス亜種
Sand Barioth
飛竜種
竜盤目 竜脚亜目 不明 前翼脚竜上科 ベリオ科
全長約1730.62〜2277.13cm
・狩猟地
砂原








・概要、特徴
砂漠の騎士の異名を持つ、氷牙竜ベリオロスの亜種。
背面は荒れ狂う砂嵐に晒されても傷一つ付かない堅牢さと見た目に反する軽さを誇る赤銅色の甲殻に、また腹部は非常に高い衝撃吸収率を誇る毛皮に覆われている。

通常種同様に発達した鋭利な爪を持ち、砂上でもこれを利して踏みこたえる事ができる他、狩りに於いても強力な武器としている。




頭部は赤く、牙は灰青色なのも通常種との差異である。
・生態
全身は砂原の砂に紛れる赤胴色をしているが、この体色は仕留めた獲物の返り血に由来するものであり、強力な牙や棘で獲物を屠った際の返り血を塗り込む事で強い紫外線から身を守ると共に、強さの象徴として異性にアピールするのだという。


通常種とは異なり、夜間でも細目の状態を保つが、興奮時は翡翠色の瞳を開く。
・食性
肉食性。主にリノプロスを捕食する様子が見られる。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1725436514178662415?s=19







・危険度、戦闘能力
俊敏に駆け回って外敵を撹乱し、突進や跳躍で追い詰めるという通常種と共通の戦法を得意とする。
強力なブレスを吐くことも共通するが、通常種では氷結袋から冷たい息を吐くことで空気を竜巻状にしていたのに対して、本亜種は「胸膜」と呼ばれる器官を持ち、この胸膜によってブレスを吐く際の呼吸運動を補助している。








吐き出される冷たい息は砂漠の温かい空気とぶつかった温度差で激しい空気の渦を発生させ、竜巻を生み出し停滞させる。
極めて強力な個体であれば、発射するブレスの威力を微調整することで砂を巻き上げながら移動する小規模の竜巻ブレスを放つこともできる。
加えて、発生した竜巻はしばらくの間立ち上り続け、外敵や獲物の行動を制限し、その退路を塞ぐ。
さらにはこの竜巻に自ら飛び込み、そのまま高速で獲物に突撃するという技を持つ。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1800813522898886715?s=19


砂原の近辺で竜巻が大量に発生した場合、本種の出現が原因である可能性が考えられる。
戦闘能力や危険性の高さから、一定以上の実力を証明したハンターでなければ狩猟を認められていない。





・利用
さらっとした手触りの毛皮は衝撃吸収率が非常に高く、防具の素材として最適。赤銅色の色味は衣類としては好みが分かれるが、武具素材としての人気は高い。
牙は研磨することで美しい群青色に輝き、それらの素材を用いた防具は体を俊敏にし、砂漠を吹き荒れる砂嵐の如き迫力を持つ。武器は暴砂の具現とされ、砂嵐さえ断ち切ると云われる。氷牙竜素材の武器の強化に用いられることもあり、より高い強度を実現する事ができる。
・ソース
MH3G
https://dengekionline.com/elem/000/000/394/394752/