秋津蛉のモンスターリスト

モンスターの生態に関する情報に特化したブログです。
モンスターの生態を写真、動画を交えて紹介します。

獣竜種 砕竜 猛り爆ぜるブラキディオス

2024-03-30 21:52:24 | モンスターハンター・モンスターリスト




「砕竜」
猛り爆ぜるブラキディオス
Raging Brachydios
獣竜種
竜盤目 獣脚亜目 前脚拳竜上科 ブラキ科
全長約2130.52〜2282.77cm
全高約780.9〜883.69cm
脚の大きさ約231〜249cm
・狩猟地
現大陸…溶岩島
新大陸…導きの地






・概要、特徴
ドンドルマにて新たに発見された古文書を解析した結果、その存在の可能性が浮上した砕竜ブラキディオスの特殊な個体
加えて、新大陸においてもごく最近になって目撃報告が上がっており、新大陸古龍調査団による調査も行われている。
古文書によると「猛りて爆ぜる双腕」と記されており、ギルドでは「猛り爆ぜるブラキディオス」と呼称している。





通常の個体と比較して体躯が非常に大型化しており、通常の個体とは比べ物にならないほどの大量の活性化した粘菌を頭部から胴にかけてと、尻尾の周辺に保有している。
この特殊個体における体色の変化を調査したところ、甲殻の表面から高温および高圧の環境でしか生成されない鉱石の成分が検出され、これが黒曜甲に翠玉色の輝きを作り出している要因と見られる。
活性化し、臨界極まる粘菌の驚異的な爆発力と熱が、外殻を変質させたのだろう。
現大陸においては極地とされる溶岩島でのみ生息が確認されていた個体である。それゆえ、導きの地での発見は調査団にとっても衝撃的であった。
かの地においても、溶岩地帯を中心としたごく狭い範囲に限り活動が見られる。
https://twitter.com/MH_official_JP/status/1227489586537828352?s=19
粘菌の異常活性に関しては、溶岩島の特異な環境あってこそとされてきた。しかし、現大陸の特殊個体に共生する粘菌を調べた結果、新大陸で確認された粘菌と同様の活性状態にあるとの見解に至った。
溶岩島を知る研究者の証言によれば、導きの地の溶岩地帯と溶岩島は環境が酷似しているという。 源流がどちらにあるのか、調査が待たれる。
特に上半身や尻尾などにはその傾向が強く見られ、殴りつけられた場所に付着した粘菌はほとんど間をおかずに炸裂する。
怒りに任せて剛腕を振るい、全てを爆砕する怒涛の猛攻は「乱れ咲く連爆の華」とも例えられる。



・特殊個体化した経緯
本個体を特殊個体たらしめるのは、共生する粘菌が通常個体に共生する粘菌と比べ、異常な活性化を見せているという特異性に起因する要素が大きい。
爆発に際して胞子を撒き散らす粘菌は、通常であればその場で発芽する。
しかし、 発芽に至らず地層に埋もれ、休眠状態となるものが稀に存在するという。その状態で長らくエネルギーを蓄えた粘菌が、マグマの噴出や地殻変動により地表へ出現すると、凄まじい爆発力を生む危険な活性化の状態を見せるのである。
その性質から、この異常な活性化を見せる粘菌は溶岩島のような特殊な条件下でしか繁殖できないとされる。
ブラキディオスにとって、共生させる粘菌の強さは個体の強さに繋がる。
雄として誇示すべき力の強さ、それを求めるのは真理であり、この活性化した粘菌の爆発力に耐え抜いて共存に成功した個体こそが、この猛り爆ぜるブラキディオスなのだという。
特殊個体とされるブラキディオスは、通常種よりも体躯が大型化する傾向にあるという。
強大な爆発力に晒される臨界極まる粘菌との共生は、それ自体が全身に多大な負荷をかけている。 痛みを伴いながらも、そうした負担をものともしない強健たる巨躯を持つもののみが、 特殊個体として生存を勝ち得てきたのだろう。
しかし、この活性化粘菌を扱いきれなかった個体は粘菌の爆発に耐え切れずに命を落とす危険すらあり、この活性化した粘菌との接触はブラキディオスにとっても多大な危険を伴う。
それでもなお、この強烈な爆発力を持つ粘菌は「困難を乗り越えてでも手に入れたい魅力的な粘菌」であるらしい。
身体の大きさに比例する体重の増加や、付着している粘菌への衝撃を抑える関係だろうか、全体的な動作はやや重い。 そのぶん、一撃に込める力は強く、極めて高い攻撃力を誇る。






・危険度、戦闘能力
この猛り爆ぜるブラキディオスは砕竜の生命線とも称される「炉心殼」と呼ばれる器官を持ち、生命の危機に瀕すると、この炉心殻によって粘菌を爆発的に活性化させる事が確認されている。
拳に纏う活性化した粘菌の威力は大タル爆弾など比にならない程であり、あらゆる物を一撃の下に撃滅してしまう。
ブラキディオス本来の荒々しい闘争本能に加え、性質が変化した粘菌の強大なる爆発力を生かした、極めて危険な習性も併せて報告されている。
興奮がピークに達すると、通常個体と同様に唾液の成分が気化し、それに反応して全身の粘菌は一層活性化、一部は橙色や赤色に染まりその危険性をさらに高める。
中でも赤色に輝き始めたものは極めて活性化しており、自身の攻撃では勿論、相手の攻撃によって生じた衝撃にまで反応、その瞬間に爆発するため、攻撃を仕掛けた側も逆に爆砕されてしまう危険がある。
中でも渾身の一撃を放つ際に瞬時に活性化される粘菌の爆発力は極まっているとまで云われ、その破壊力は未知数である。
全身の粘菌が臨界極まるまでに活性化した状態は言うまでもなく非常に危険であるが、それはブラキディオス自身にとっても好ましい状態ではなく、爆発による自傷を避けるためか、粘菌の活性化がある程度進むと、自ら排する形で大量の粘菌を広範囲に撒き散らす。
一帯を浸蝕した粘菌は、大きな爆発と共に大半を巻き込む。
導きの地で発見された本種は、現大陸の同種には見られない特殊な習性を持つ。
その身に危機が及ぶほどの手強い外敵と遭遇した際に、溶岩地帯の奥地へと移動をはじめるのだ。これは、対象から逃げているわけでも、休息のために帰巣しているわけでもない。
追ってきた外敵が最奥のテリトリーに足を踏み入れると、地面に怒涛の連打を繰り出し、活性化させた粘菌をエリア全体に浸透させて瞬時に大規模な爆発を起こす。
それは、通り道を塞ぐような地形の隆起を伴い、一帯を灼熱の海に包み込む。ブラキディオスは勝利のため、自身に有利な環境へと外敵を導くのである。
https://twitter.com/MH_official_JP/status/1228501085825855488?s=19
“死闘の地”と呼ばれる決戦の舞台は、粘菌が混ざった灼熱がモドリ玉の効果をかき消し、罠の設置も阻む。
そうなるとブラキディオスの全身は褐色を帯びた、粘菌変異活性状態と呼ばれる姿へ変じる。 溶岩地帯最奥のテリトリーにて、 全力を以て外敵を仕留めにかかる本種の真の姿であり、頭部や前脚からは、蒸気のような煙が立ち上る。
https://twitter.com/MH_official_JP/status/1231824709563478016?s=19
一方で、狭い洞窟内で業火に包まれた環境は、ブラキディオス自身の体力をも奪っていく。そのため、一刻も早く外敵を屠るべく、より苛烈な猛攻を仕掛けてくるのだ。
https://twitter.com/MH_official_JP/status/1228672195594862592?s=19




・利用

本個体の素材を用いた装備はいかなる爆砕の衝撃にも耐えうる最高強度の逸品とされ、その美しい輝きを放つ甲殻を加工した防具は最早武具の域を超え、芸術品に昇華しているとさえ評される。
https://twitter.com/MH_official_JP/status/1241903728162004992?s=19
・ソース
MH4G
MHXX
ハンター大全4
モンスターハンター発想の法則2禁忌の書
3.https://s.famitsu.com/news/201503/09073531.html?s=09



獣竜種 砕竜 ブラキディオス

2024-03-29 23:55:31 | モンスターハンター・モンスターリスト





「砕竜」

ブラキディオス
Brachydios
獣竜種
竜盤目 獣脚亜目 前脚拳竜上科 ブラキ科
全長約1339.18〜1902.25cm
全高約557.8〜631.21cm
足裏のサイズ約165〜178cm
・狩猟地
現大陸…火山、地底火山、孤島、モガの森、未知の樹海、凍土、氷海
新大陸…龍結晶の地、導きの地






・概要、特徴
獣竜種に分類される新種の大型モンスター。最近になって発見された種であるため生態の情報は少なく、調査隊が積極的な研究を行っている。
黒曜石を思わせる群青色の光沢を持った外殻と発達した腕や頭部の突起部分が特徴的であり、 そこには緑色の爆発性物質を保有する。

前脚に生やす甲殻の下には、指は短いものの大きな2本の爪を持ち、これを利用して地中を掘り進むことや、地面に刺して体勢を反転させるといった行為を可能としている。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1487629586376495106?s=19
頭部の突起や前脚、口元にある外骨格による牙は他個体へのアピール要素が強い部位であるようだ。
尻尾もじつに特徴的であり、その断面図は六角星を形取っている。





・生態
性格は獰猛かつ好戦的で筋力も強く、巨大な岩石も強固な腕と頭、そして粘菌による爆発でいとも容易く破壊するため 「砕竜」とも呼ばれている。
近年になって現大陸の火山地帯を中心に発見例がある他、新大陸における環境の異変に伴い、 龍結晶の地で発見されている。
他の大型モンスターの縄張りに侵入することも多いが、その攻撃性の高さから縄張りの主を討ち倒してしまうことすらある。
後述する甲殻の成り立ちにおいて、火山の環境が重要な役割を占めていることから多くの個体が火山を活動拠点としているが、稀に孤島や未知の樹海、また凍土や氷海での発見報告もあり、寒冷地でも問題なく活動可能なようである。
前脚が小さなものが多い獣竜種としては珍しく、堅牢な外殻に覆われた肥大化した前脚を持ち、これで獲物を叩き潰す。殴る行為に最適化するよう進化を遂げたため、指は退化し短くなったようである。
砕竜の別名が示すようにその攻撃手段は独自性が高く、研究者の間でもひときわ注視されている。



獣竜種らしく脚力は発達しており、地面を殴りつけた反動で回り込むように移動する、大きく跳躍して一気に距離を詰める、垂直な崖を前脚を駆使して登るなど、軽快な動きで獲物を追い込む。







最大の特徴は、腕や頭殻を中心に見られる緑色の液体である。これは砕竜と共生関係にある特殊な粘菌の一種であり、これは甲殻に含まれるバクテリアから生成されるとされている。
粘菌は外気に触れた状態で衝撃や刺激を与えると爆発的な速さで成長、子実体となり、僅か数秒後には爆発を伴いながら胞子をばら撒く。
爆発時にその世代は死滅するが、 胞子がばら撒かれることで結果的には広範囲へ次世代を残せる仕組みとなっており、ブラキディオスはこうした粘菌の爆ぜる特性を利用し、 威嚇や外敵の排除、縄張りの誇示や捕食を行う。

https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1774012091227406608?s=19


爆発の威力は堅牢な甲殻を持つ爆鎚竜をものの数発で瀕死に追い込み、生息地域周辺に地鳴りを起こすほどであり、巻き込まれれば重装備のハンターであろうと命の保証は無い。
新大陸における個体の頭殻に含まれる粘菌は龍結晶が含む生体エネルギーの影響によって特に粘度が高く強力になっており、踏み込むと足を取られてしまう。
本種の体組織や唾液は共生する粘菌を活性化させる作用を持つことが判明しており、粘菌が減少した部位を舐めることで活性化を促す習性がある。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1662279236353400832?t=YJN-mzz57sJPR3vfsIYiDQ&s=19








また、怒りで興奮すると体温上昇に伴い、粘菌活性状態を発現する。
その状態では全身に粘菌が付着しているように見えるが、それは一時的に前脚や頭殻の粘菌が広がっているに過ぎないとされる。
揮発する唾液成分によって前脚や頭殻の粘菌が子実体となり、 衝撃を与えながら地面に撒くことで即時に爆発させているとの興味深い見解もある。
粘菌類は非常に貪欲なことから、餌に相当する物質が唾液中に含まれていある可能性が推察されるものの、確かな研究結果は出ていない。
この粘菌が付着する主な部位が頭殻と前脚であるのも、活性効果のある唾液を浸透させやすい前脚、その前脚で触れることが可能かつ粘菌の撒かれた地面に突き刺せる頭殻が、粘菌への耐性と併せて共生の環境に適した部位となっているためと推測されている。




さらには地面に刺した頭殻の粘菌を活用し、粘菌を地下に送り込むことで周囲の粘菌を休眠から解き放ち、連鎖爆発を引き起こす。

この頭部の角は、外側の硬い外骨格部分とケラチンで満たされてできた角質による格子構造の層が張り巡らされている内側部分によって構成され、内部の格子構造は隙間を生み出して大量の粘菌が生息できるスペースを確保するだけでなく、頭部を打ち付けた際の衝撃を和らげる役割も担う。なお、前脚の内部構造も格子状になっており、同様に粘菌を生息させている。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1487629219752333312?s=19
爆発によって撒かれた粘菌の胞子は休眠状態にあり、ブラキディオスが踏みつけると即座に発芽し 変形体となって前脚や頭殻の器官まで移動するという。
休眠状態の胞子が踏みつけられたことを判別できるのは砕竜が何かしらの化学物質を分泌していると考えられるが、詳細は不明。
粘菌の爆発力の強さは個体の力の誇示や異性へのアピールに直結しており、砕竜自身も粘菌の強さを本能的に見極めることができるため、より爆発力の強い粘菌を採取して増殖させる習性がある。


ちなみに、死んだブラキディオスの頭骨にも粘菌は付着しているため、粘菌は付着している宿主の生死の判別はできないらしい。
なお、この粘菌は抗菌効果に長ける装備や、落陽草やにが虫などが持つ殺菌効果を利用すれば爆発を未然に防ぐ事ができる。


また、粘菌が装備に付着してから爆発するまでの猶予で壁や地面に擦り付けて除去したり、粘菌はその特性上水に弱いため、水属性攻撃やミズタマリゴケなども排除に有効である他、殺菌効果を持つ消臭玉なども効果がある。
縄張り意識がひときわ強く、 縄張りには粘菌を擦り付けたマーキングの痕跡が数多く発見されるなど非常に排他的とされる。
それでも幼体のうちは親の縄張りにて生育が許され、その過程で親がばら撒いた粘菌の胞子を受け取り、粘菌の継承が行われていると考えられている。
ただし、 甲殻の発達していない幼体にとっては、爆発性を伴った粘菌は非常に危険でもある。事実、親がほとんど世話をしないため、粘菌を上手く扱えず幼体のうちに命を落とす個体も多いという。
特徴的な頭部と前脚がどのようにしてあの独特な形となったのかは調査中であるが、幼体の頃から粘菌が徐々に増加し、爆発による熱と破損、火山の地熱で溶けた甲殻が火山性の鉱物と混ざりながら成長し、熔解や化合により複雑な化学変化を起こしながら爆発と再生を繰り返すことで大きく発達してきたのではないかと考えられている。
そうした変質を繰り返し、 層状に成長、発達した甲殻は古く脆い部分が削れていくことでその形状を成し、黒曜石に例えられる深い色味と硬さを持つようになるという。
その体色に関しては甲殻内の光の屈折率や甲殻の発達、摩耗の仕方に応じて個体ごとに様々な表情をみせる。
しかし、その甲殻の成分は非常に複雑であり、いまだ解明の途にあると研究者たちは嘆く。
・食性
肉食性。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1724336948981215374?s=19
現大陸ではリノプロス、 新大陸ではガストドンのような硬い外殻を持つモンスターに対して粘菌を用いた捕食行為を見せる。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1487630244395687937?s=19
ゆえに、粘菌を扱いこなせない個体はそれすらもままならず、 屈強な巨躯を誇る成体への成育は叶わない。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1487646365446328322?s=19
・危険度、戦闘能力
その獰猛性と戦闘能力、危険極まりない性質の粘菌から、その危険度は並み居る大型モンスターの中でもかなり高い部類とされ、その脅威は轟竜、迅竜、斬竜等と比べても頭一つ抜けているとされ、実際に狩猟に赴いた多くの狩人を返り討ちに粉砕した。



一度出現すればかなりの被害を出すと言われ、出現時にはギルドも警戒を強め、即座に緊急性の高い依頼としてクエストが提示される事も珍しくない。
戦闘においては粘菌を纏った腕を地面に叩き付けながら襲いかかり、相手を粘菌で弱らせ、剛腕ともいえる前脚を振るい叩きのめす。
火山の生態系の頂点に立つ炎戈竜や爆鎚竜といった大型モンスターを縄張り争いの末に打ち倒したという目撃例もあり、一般的な大型モンスターの中でも指折りの強者であることは間違いない。
また、あろうことか滅尽龍ネルギガンテと交戦したという、衝撃的な報告も挙がっている。
件の個体はネルギガンテに体当たりで先制攻撃を仕掛け、滅尽龍の怪力によって組み伏せられ食らい付かれるも跳ね除け、最終的に興奮状態となって真正面からぶつかり合ったという。
外敵と遭遇すると勇ましい咆哮をあげ、腕を舐めまわして粘菌を活性化させて臨戦態勢となる。
戦闘では隙の少ない殴打の連撃と、非常に重い一撃とを状況に応じて使い分け、攻撃を回避されても殴りつけた地面には粘菌を残す事で、相手の行動を阻害する事で追い詰めていく。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1487630565763272706?s=19
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1487661464974331906?s=19

そうして追い詰めた標的を高い機動力から必殺の一撃を叩き込んで戦闘不能にする戦法を得意とするが、それが通用しない強敵に対しては興奮状態に突入、粘菌の爆破を直に当てて必殺の破壊力を叩き込むようになり、興奮状態か否かで戦闘スタイルを大きく変える。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1487631113954545667?s=19




獣竜種特有とも言える強靭な脚力を生かし、大きな跳躍からの叩きつけや突進しながらの連続した叩きつけなど、攻撃性の高さと相まってその威圧感は凄まじい。
前脚を軽く振る正面へのフックでさえハンターを怯ませ、背後をとられるようなクイックなターンも脅威である。
殴り掛かるような攻撃をはじめ、地面に刺して軽やかな動きの軸とするなど、 前脚を駆使したフットワークに翻弄される者も多い。
さらに脚力も非常に優れており、 普段は回り込むように素早く動いていたかと思うと、 驚異的な跳躍力も見せつける。
また、戦棍のような形状の尻尾も一撃で巨岩を砕く程の威力を持つ。






・利用
爆発性の粘菌とその爆発にも耐える頑強な素材は、これまでに無かった特殊な武器の新規開発に大きく貢献した。
しかしその生態には謎が多く、研究対象として調査を目的とした狩猟依頼がギルドに寄せられることも多い。








砕竜の素材を使用した武器は黒曜石の如き黒光りに加え、青白く美しい輝きを放つ至高の完成度を誇る。 素材に付着している粘菌の扱いに細心の注意が必要とされ、装備の加工においては熟練の技術を要する。
爆破の衝撃に耐えうる素材で驚異的な攻撃性能を実現した武器は、力の証に足る出来栄え。粘菌を活用した爆破属性も加わり、与えるダメージは飛躍的に高められているようだ。
その爆発の威力は岩をも破砕すると言われるほど強力で、その刃を振りかざされたものは木端の如く粉砕され、存在した痕跡さえも残さないという。
砕竜の素材から生産された防具は爆発の衝撃でも傷一つ付かない強度を誇り、艶のある黒色の中に輝く青白さを持つ唯一無二の装備は武器を振るう度に軌跡を描く、至高の美しさを持つ逸品である。
その甲冑を纏いし者に与えられるのは、挑戦者の極意。怒りに荒れるモンスターを捉えて痛烈な一撃を見舞う力である。
また、ブラキディオスの体内からは大きな黒曜石の結晶が発見される事があり、
モガの村では希少特産品として扱われており、交易での需要がある。

・ソース

MH3G

MH4G

MHXX

モンスター生態図鑑Ⅶ ブラキディオス
ハンター大全4
DIVE TO MONSTER HUNTER WORLD: ICEBORNE モンスターハンターワールド:アイスボーン 公式設定資料集
https://youtu.be/0DlTuxMVdp8


獣竜種 蛮顎竜 アンジャナフ

2024-03-27 22:32:46 | モンスターハンター・モンスターリスト







「蛮顎竜」

アンジャナフ
Anjanath
獣竜種
竜盤目 獣脚亜目 アンジャナフ科
全長約1448.88〜2025.14cm
全高約625.75〜629.7cm
足裏のサイズ約182cm
・狩猟地
現大陸…大社跡、水没林、密林、砂原、溶岩洞、城塞高地
・新大陸…古代樹の森、大蟻塚の荒地、導きの地








・概要、特徴
森林地帯や火山地帯、乾燥帯など広い範囲に生息する大型の獣竜種で、背部から尻尾にかけて生え揃った黒い羽毛と、下顎を覆うように生え揃った牙状の突起が特徴で、甲殻は手脚の一部にしか発達せず、全身の多くが柔らかな外皮に覆われる。



巨体で皮膚が薄く汗腺が無いため、体温が外気温に影響されやすく、羽毛は体温の維持のために発達したと考えられている。
また、未確認ながら幼竜のうちは全身が毛に覆われていると推測されており、成長に伴って体温を調節する能力が高まるために不要な分は抜け落ちていくと考えられている。







普段は畳まれているが、腰にはまるで翼のような皮膜を備え、展開すれば元の姿の倍にも見える威容となる。
この皮膜は腰骨の上部から伸びる湾曲した軟骨に支持され、発達した毛細血管が密集する。






鼻の周辺の組織は伸縮性に富み、めくれ上がるように鼻蓋が開くことで鼻腔を外部に露出させ、嗅覚を飛躍的に鋭敏にすることが出来る特殊な構造となっている。
アンジャナフは獣竜種の中でも非常に優れた嗅覚の持ち主であり、この特殊な鼻によって空気中に漂う匂いの方向、位置、距離を正確に把握する事ができる。







・生態
全身の引き締まった筋肉や強靭な顎から窺えるように、非常に好戦的かつ獰猛な性質。
獲物に対しては貪欲で、その欲求は闘争本能にも影響し、敵視した獲物には躊躇無く襲い掛かり衝動のままに追い詰めていく。
目に入る動くもの全てに喰らい付き、1度咥え込めばもがく中型モンスターをも離さない。
そのような性質から「蛮顎竜」の別名を持ち、「森の暴れん坊」「執拗なる暴れん坊」とも通称されている。
新大陸では鉢合わせたドスジャグラスやトビカガチなどに縄張り争いを仕掛けて圧倒する他、
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1768985770638135605?s=19
近年は現大陸での生息も確認され、様々なモンスターと縄張り争いを繰り広げる姿が観察されている。
VSナルガクルガ
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1546805166178914306?s=19
正面からぶつかり合う形であればかの轟竜や雷狼竜とも互角に渡り合うなど、生態系の中では上位の実力を誇る種であるが、
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1552265962870562816?s=19
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1481964020420673539?s=19
森林地帯の生態系の頂点に立ち、飛竜種の中でも飛行能力に長けるリオス科とは相性が悪いらしく、中空からの強襲を絡めた猛攻によって一方的に叩きのめされてしまうことが殆どである。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1506091422071414787?s=19
晴れた日中には皮膜を広げて腰を下ろし、日中に平均3度ほどの頻度でのんびりと日光浴をしている姿も確認されている。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1483642265369145344?s=19





この皮膜は低体温時には日光を浴びて体温を上げ、激しい運動で体温が高くなりすぎた場合は放熱するなど体温調節に用いられるが、獲物を定めたり怒りを表すといった一部の行動でも膜を広げることから、他個体への威嚇や仲間同士のコミュニケーションに利用している可能性が高い。
鼻をくんくんと鳴らしながら、当たりを警戒するように周囲を見渡すことで獲物の居所を探っている様子を見ることも多い。
また、縄張りの随所に鼻腔の奥の器官で生成した黄色い粘液を吹き掛けることでマーキングを一日に約30回ほど行う。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1728764165035315633?s=19
この黄色い粘液は後述の火炎ブレスのもとでもあり、高い可燃性を有する。
https://twitter.com/MH_official_JP/status/931718790517161984?s=19
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1483643131727806464?s=19
・食性
肉食性。草食竜やその死骸、クルルヤックなどの中型モンスターを捕食する。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1483644332758364163?s=19
アプトノスを好んで食べ、捕食の際に火炎ブレスを用いることはなく、草食種ゆえの臭みの少ない柔らかな肉を生で食す。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1483651878038609921?s=19
捕食の際には一口食べる事に周囲を見渡し、辺りを警戒する慎重な一面を見せる
一日の捕食と水飲みは5回程度と多い。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1483651227715923969?s=19
・危険度、戦闘能力
外敵を発見すると咆哮による威嚇を行い、顎を使ったパワフルな攻撃で襲いかかる。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1483652375235608576?s=19




正面に立つ標的を顎で咥え上げて拘束する他、距離を置いた相手には顎で岩を掘り起こして投げつけるなど、顎を用いた力技はハンターにとっても脅威。
力をつけた個体は顎を勢いよく振り下ろし、地面に叩きつけるようにして渾身の一撃を繰り出すこともある。
その咬合力は河童蛙ヨツミワドウやかの角竜ディアブロスをも持ち上げ振り回すほど。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1483646824648830976?s=19
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1512215942842896384?s=19






噛み付くことを最大の武器としているため、脚元へ近づく相手には後脚を、背後へ回る相手には尻尾を使った牽制や攻撃を行いながら、回り込むような動きで相手を正面に捉えようとする。




発達した脚力を持ち、起伏の激しい地形を踏破する姿が見られることも多い他、獲物や敵対者に勢いよく跳躍して襲いかかることもある。
巨体に見合わず、その跳躍力は見上げるほどの高さにまで跳び上がるほど。


尻尾を振った際には小さな風圧を伴うことがあり、それは攻撃に際して一時的に羽毛の一部を立てているため。 羽毛のない裏側についても、皮膚に見られる小さな棘を立てて殺傷能力を高めている。
なお、尻尾の変化は獲物を発見した際や怒った瞬間などにも確認できる。 日常的には、小さな虫などに煩わしさを感じたときに、風を起こして払いのけたりしているのかもしれない。






怒ると背中の皮膜と鼻先を同時に展開し、普段とは大きく異なる姿となる。

また、鼻腔と背膜を開ききったアンジャナフの怒り状態において、時折口元に炎を溜め込むような様子が見られる。
喉元が赤みを帯びるそれは “炎熱蓄積状態” で、 アンジャナフは発火を促す成分を喉の特殊な器官に蓄える性質を持ち、その成分を鼻腔から噴出させる粘液と同時にその粉塵を空気中へ放出することで、酸素と化合させて爆発的な燃焼を起こし、 火炎ブレスを生じさせている。







しかし、アンジャナフにとっても容易な行動ではなく、脚を止めざるを得ない
更に時間経過と共に熱エネルギーは高まっていき、次第に口元からは火の粉が漏れ出し、エネルギーが限界まで達すると火炎ブレスを勢いよく放射する。
この炎熱は火竜のブレスにも匹敵する熱量を持つともされ、外敵を一気に焼き払ってしまう。
なお、炎熱蓄積状態の維持には限界があり、幾つかの行動の後、 我慢できずに火炎ブレスを吐き出してしまうことが確認されている。
炎熱蓄積状態からの火炎ブレスの吐き出し方にも狩りを心得た巧さを見せる事があり、炎熱蓄積状態を維持したまま、顎や体躯を駆使して獲物を追い詰めていく手段を取ることがある。
また、攻撃対象が体勢を崩すなど隙を見せれば、追い打ちとばかりに火炎ブレスを浴びせにかかる。









怒りに我を忘れて暴れまわるのとは異なる、狡猾な一面が垣間見られる部分である。
火炎ブレスは直線的に遠くまで吐くものと、顔のまわりをなぎ払うものを器用に使い分ける。 アンジャナフにとっても渾身の攻撃なのか、吐き出したあとは疲労の色が見て取れる。
また、炎熱蓄積状態は噛み付いた相手に火傷まで負わせるようになるが、この状態は諸刃の剣で、口の中で暴発すればその衝撃にのたうつ姿が目撃されている。
なお、怒り状態=炎熱蓄積状態ではなく、怒り状態に増して危険な状態が炎熱蓄積状態である。 普段の捕食行動では炎を用いないことから、同種を含めた敵対生物との闘争のために獲得した能力と推測されている。
これらの戦闘能力から、危険度は迅竜と同程度とされる。








・利用
アンジャナフの素材は耐火性に優れると共に熱によって鍛えられており、上質なものは鱗の1枚をとっても鉄に近い強度を持つ。
また、灼熱の吐息により強度が増している蛮顎竜の毛皮は耐熱性が高い素材として有用で、武器に巻きつけることで強度を高めるだけでなく、火属性を帯びる仕上げが可能となる他、その耐火性から一部の地域では消防団の装備に用いられている。
また、一部地域では尻尾は貴重な食材とされ、珍味といわれる。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1582923714907152385?s=19
アンジャナフの素材を元に作られた武具は蛮族を思わせるような荒々しさがあり、狩りを生業とするハンターに一種の憧れを抱かせる。
防具は蛮顎竜を祀る部族の狩り装束を模しており、天を衝く意匠は勇敢さの証、毛皮の装飾は豊穣の願掛け、精微な構造の腕甲は賢さの証、重厚な作りは護りの願掛け、頑丈な作りは不屈の闘志の証と、各防具に想いが込められている。
https://twitter.com/MH_official_JP/status/1143806644851105792?s=19
アンジャナフの素材を用いた武器は獲物の返り血を浴びる毎に熱を帯びていくと云われ、まるで荒々しい蛮顎竜の闘志がそのまま宿っているかのようにも感じられるという。
特に剣斧は素材に宿る荒ぶる魂を制御するためにまじないを施した紐で組み上げられるなど、いずれも、 素材の特性や扱いの難しさにアンジャナフらしさが見られる。
・ソース
MHR:S
DIVE TO MONSTER HUNTER: WORLD モンスターハンター:ワールド 公式設定資料集
モンスターハンターライズ 公式設定資料集 百竜災禍秘録


獣竜種 鋼鎚竜 ウラガンキン亜種

2024-03-27 20:34:16 | モンスターハンター・モンスターリスト




「鋼鎚竜」
ウラガンキン亜種
Steel Uragaan
獣竜種
竜盤目 獣脚亜目 鎚竜下目 鎚顎竜上科 ガンキン科
全長約1985.78〜2612.88cm

・狩猟地
火山、モガの森
・概要、特徴
爆鎚竜ウラガンキンの亜種。
鱗が七色に輝き、外殻が青いのは排出されるガスによって化学反応を起こして酸化しているためで、通常種以上の硬度を誇る。
その鋼の如く強固な外殻から、「鋼鎚竜」とも呼ばれる。
一方、顎が赤いのは打ち付ける事で熱を発しているためで、それによって他の部位とは異なる変色を遂げている。


・生態
大型モンスターには珍しく、群れを作って行動することがあるが、食料の確保や外敵に対する威嚇、あるいは戦闘の度に顎を地面や岩盤に叩き付けるため、群れが出現した地域では酷い地鳴りが頻発する。
その被害の規模は甚大であり、火の国の王族がギルドに狩猟依頼を出した事例もある。
・食性
通常種とは食性が異なり、その影響か体内に溜まるガスは強烈な悪臭を放つ。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1724726092286894545?s=19






・危険度、戦闘能力
身体に付着させている火薬岩は通常種のそれより一回り大きい上に悪臭が浸透しており、爆発と同時に異臭を撒き散らす。
また、火薬岩を一列に並べるようにばら撒き、連鎖的に起爆させるなど、通常種には見られなかった戦法を体得している。
放つガスは催眠性のものから異臭を放つ物に変わっているが、その異臭はハンターに甚大なダメージを与えるほどに強烈。
また通常種同様に最大の武器である顎は恐ろしいほどの重量と高熱を有し、その威力は全てを破壊し尽くすと言われる。




・利用
ウラガンキン亜種から得られる甲殻は特殊なガスと化学反応を起こすことで鉱石の強度が増しており、鱗も体表の鉱物がガスで酸化することで七色の輝きと高い強度を持つ。
その強度から特にぶ厚い鱗は武具に最適だが、付着した臭いが難点。
・ソース
MH3G




獣竜種の書 宝纏ウラガンキン

2024-03-27 20:09:59 | モンスターハンター・モンスターリスト











「宝纏」
宝纏ウラガンキン
Crystalbeard Uragaan
獣竜種
竜盤目 獣脚亜目 鎚竜下目 鎚顎竜上科 ガンキン科
全長約2522.00〜2920.21cm
・狩猟地
火山、地底火山、溶岩島
・概要、特徴
火山で作業を行う炭鉱夫たちの間で、まことしやかに噂されてきた煌びやかな爆鎚竜。
宝纏」の二つ名を冠する、ウラガンキンの特殊な個体である。
煌めく宝石を纏うその姿は宝石箱と称しても過言ではなく、目撃しただけで金運に恵まれるという話もある。
これらの宝石は体内に取り込んだ鉱石が再結晶化したもの。
この煌めく躯体は通常種以上に大柄な傾向があり、肉質もより強固で弱点と呼べる部位は殆ど無い。






特に尻尾と顎には表面に水晶のような鉱石が生じており、その顎は通常個体のそれをも優に上回る恐るべき頑強さを有する。
二つ名持ちの例に漏れず、狩猟には特別な許可が必要。
・特殊個体化した経緯
この煌びやかな姿は特殊な鉱物資源が溶けだしたタールの湧く場所を寝床とし、それを纏うことで結晶化した鉱物が体表に発生したことに由来する。
そしてそんな通常個体とは異なる環境で摂食した鉱物により、赤みを帯びた鱗の色となっている。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1772601214334832920?s=19
・危険度、戦闘能力
顎を叩きつけた時の衝撃も通常個体を大きく上回り、軽く叩きつけるだけで人の足を止める程の地響きが発生する。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1485078672033804290?s=19





また、地面に顎を引っ掛けて岩盤を掬い上げて飛ばしてきたり、転がった状態から姿勢を戻す時に勢いよく催眠ガスを噴射して近づく相手を昏睡させることもある






通常個体と同じく自身に付着している火薬岩を飛ばしてくることがあるが、飛ばされた岩の中には美しく煌びやかな岩「宝岩塊」が混じる事がある。
この宝岩塊の内部には非常に価値の高い宝石が存在するが、それと同時に多量の催眠性のガスを内包している。
そのため採掘には時折岩から噴き出してくるガス及び、それをばら撒いた宝纏の挙動に目を配らなければならない。
これらの警戒を怠り、目先の欲に囚われた愚者には鉄槌の審判が下されるだろう。




・利用
宝纏から得られる鱗や顎は成分に含まれる特殊な鉱物が非常に美しく、高額で取引されている。特に強力な個体から得られる鱗は恐るべき高剛性を誇り、衝撃吸収性も極めて高い。
また、それらの素材を惜しみなく使用した武具には宝纏の魂が宿るとされており、鍛えれば一線を画す特殊な力を秘めるが、特殊許可クエストを制した者にしかその着用は許されない
・ソース
MHXX
モンスターハンター発想の法則2 禁忌の書