秋津蛉のモンスターリスト

モンスターの生態に関する情報に特化したブログです。
モンスターの生態を写真、動画を交えて紹介します。

飛竜種の書 千刃竜 セルレギオス

2024-06-14 00:05:24 | モンスターハンター・モンスターリスト














「千刃竜」

セルレギオス
Seregios
飛竜種
竜盤目 竜脚亜目 刃鱗竜下目 レギオス科
全長約1511.09〜2246.53cm
全高約547.40cm(通常)622.1cm(刃鱗展開時)
脚の大きさ約264cm
・狩猟地
未知の樹海、原生林、大社跡、旧砂漠、砂漠、砂原、城塞高地、遺跡平原、天空山、氷海、地底火山など









・概要、特徴
目撃例こそあれ、個体数が少なく生態の調査報告が乏しいことから、ギルドの正式な認定が遅れていた大型の飛竜種。
煌めく金色の鱗と前後2本の指を備えた強靭な後脚、鼻先から後方に向けて伸びる刀のような角、二又の槍のような形状の尻尾等が特徴。


ある事件を境に広い地域でその姿を目撃されるようになり、姿形はリオレイアやリオレウスといった飛竜と似ているが、地上では3本の翼爪を備えた翼を前脚のように地につける行動も見られることから、 ティガレックスにも似た骨格を持つと考えられる。







“刃鱗” と呼ばれる、刃のように鋭い金色の鱗に全身を包んでいることが最大の特徴で、これは伸び続ける性質を持つ。
その剥離した刃鱗の表面を無数に射出して獲物を襲うことから「千刃竜」との異名が付けられた。
全身から乱れ飛ぶ剥離した刃鱗の欠片は飛刃と呼ぶ。
飛刃は風に乗るほどに軽く、刃鱗と共にハンターの構えた堅牢な盾や石畳にも容易に突き刺さるほどに硬く鋭い。尽きることがないかのように放たれる刃は、接触した物全てを切り裂く。
さらに獲物に当たるなどして衝撃が加わると炸裂する性質を有し、その破片や衝撃によって相手に複雑な切り傷を与える。









刃鱗はその全てが後ろから前に生え揃う逆鱗となっており、自らの意思で自在に逆立てる事が可能。
刃鱗はセルレギオスの興奮に併せて先端が威嚇するように開き、頭部の周囲を始め、背中や翼、尻尾などが一斉に鳥肌が立つように刃鱗の一つ一つが屹立し、その姿を大きく変える。
その際は角も前方へ逆立つように立ち上がり、爪や尻尾なども刃のように鋭くなる。即ち、セルレギオスの部位すべてが非常に殺傷能力の高い刃物へと変貌するのだ。


尾は名槍の如き猛々しさを秘め、槍尾と呼ばれる。
鋭い尾先はきわめて高硬度で、狙い定めた獲物を貫き通す。骨格としては同じ飛竜種のリオレウスやリオレイアに近いとされている。








・生態
優れた飛行能力で広大な範囲に目を光らせており、縄張りへの執着意識と闘争心が非常に強い。
調査が始まったばかりで生態に関する情報は少ないが、刃鱗や強靭な後脚を武器に他の大型モンスターと組み合い、撃退せんと激しい縄張り争いを繰り返す好戦的な習性を持つことが報告されている。
金色の鱗を閃かせて悠々と大空を舞い踊り、瞬時に獲物を狩る姿から、詳細が判明するまでは鳥竜種という説もあった。
苛烈な性質の一方、縄張りの中ではのんびりと休息したり、
https://x.com/gagieru_seltas/status/1594653868914360321?s=19
地面に爪痕を残して己の存在を誇示するような様子や、

https://x.com/gagieru_seltas/status/1552945725444538369?s=19
逆立てた刃鱗を啄んで手入れをするような仕草も見せる。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1552943710945415168?s=19



戦闘や狩りにおいては、この刃鱗を標的へ射出して攻撃手段とする。
セルレギオスが獲物を仕留める際の特徴として、地に倒れ伏した獲物の周囲を囲むように、刃鱗を円状に射込む例が知られている。刃鱗が光を反射して輝くその光景は、金色の墓標としておそれられている。
縄張り意識が非常に強い事で知られ、個体群の集団の中でもヒエラルキーが明確に確立されており、前述の刃鱗の炸裂の強さで個々の力を誇示する。
獲物や地形に残す裂傷や破壊の痕跡はマーキングであり、その大きさから個体の優劣が決定し、より強力な個体ほど高所に巣を築く事が出来るのである。






巣の位置が高ければ高いほど辺りを一望できる範囲も広くなり、広範囲を縄張りにする事が出来る他、上昇気流を捉える事で高所へ飛行する事も可能となる。
その生態ゆえ、いかに上昇気流を上手く捉えて飛行出来るかもヒエラルキーに影響しており、生息地も人が立ち入らない鉱山等の縦に伸びる地形を好む。
生息する地域の中では同種間で頻繁に縄張りを争って激突し合い、その戦いに負けた個体は生息地から追い出され、その大多数はそのまま命を落としてしまうという。
生息地自体も近年まで未知の樹海のうち、ごく限られた地域でのみ確認されていたため、その個体数は決して多くはないとされる。
その生態から縄張り意識と闘争心が非常に強く、リオスを初めとした他種の大型飛竜、果ては黒蝕竜と激しい戦闘を繰り広げていた様子も目撃されている。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1553260772288909318?s=19










その戦闘力と攻撃性は、陸の女王に比し、空の王者と肩を並べると噂される程。
あるハンターからは休息中の雌火竜に突然襲い掛かり、その場から追い立ててしまった、更に近年では、空中で雌火竜を執拗に追撃し、最終的に強烈な蹴りで地に叩き落とし、とどめの刃鱗で死に至らしめたという報告もある。
飛行能力に優れ、特に空中での瞬発力の高さは他の追随を許さない。空の王者たるリオレウスに空中で唯一対抗し、その王座を争う事ができる能力を持つモンスターといわれ、火竜リオレウスと並び立つ「天上最大の実力者」として知られる。







目にも止まらぬ速さで空中から獲物に攻撃を仕掛ける瞬発力のみならず、相対した火竜のブレスを滞空しながらにして回避する機動力をも兼ね備える。






驚異的なのは飛行能力のみならず、脚力も非常に強靭。
セルレギオスの脚の指は、前後に2本ずつ生えた鳥に似た形を持っているため、獲物を掴みやすく把持力が非常に強い。
複数で立ち向かってくる外敵に対しては、そのうちの一つを標的として足で捕獲し、別の標的を目掛けて投げ付けるという動きも見せる。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1801233460482449544?s=19
大型の個体になると、飛竜を掴んだまま空中を移動することもできるという。
それほどの力を持つ脚で拘束されると、脱出は非常に困難。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1801234337083609497?s=19





その後脚から繰り出される蹴りもセルレギオスの強力な武器であり、堅牢な甲殻に身を包むアプケロスやリノプロスさえ一撃の元に命を刈り取る。
執拗に獲物を追い立てる様子は、獰猛さの他に狡猾さも感じられる。
・食性
肉食性。刃鱗で弱らせた獲物を蹴りで仕留める狩りを得意とする。
XX
https://x.com/gagieru_seltas/status/1521333628843610112?s=19
https://x.com/gagieru_seltas/status/1521334214565629952?s=19
MHR:S
https://x.com/gagieru_seltas/status/1801101103947460863?s=19
https://x.com/gagieru_seltas/status/1553254888796086272?s=19
https://x.com/gagieru_seltas/status/1553230401698598912?s=19
水辺では水を飲む様子も見られる。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1552896832052744193?s=19











・危険度、戦闘能力
その闘争心の強さから、生半可なハンターではほんの一太刀も浴びせることはできないとされる程に危険度は高い。
非常に攻撃的且つ執拗なその戦法は、「自在に操る鋭い鱗で天を切り裂き、強靭な翼と後脚で地を破壊する」として、千刃竜が狩猟対象とされる前の書物にも記述されている。
実際に、対峙したハンターからは飛行能力は勿論、雨のように降り注ぐ刃鱗と脚での把持力が驚異だったという声を多く聴く。
縄張りへの侵入者を発見すると翼を広げながら鋭く咆哮して威嚇を行い、空中での高い機動力を活かした回り込みや、様々な角度と距離から繰り出される稲妻の如き蹴りが脅威となる。

咆哮
XX
https://x.com/gagieru_seltas/status/1521333025346232320?s=19
MHR:S
https://x.com/gagieru_seltas/status/1553256639695765505?s=19
狂竜化
https://x.com/gagieru_seltas/status/1801237802996371671?s=19
極限化
https://x.com/gagieru_seltas/status/1521362013867315200?s=19
弧を描くような飛行からハンターの死角に回り込み、強靭な脚爪で捕らえて執拗に踏みつけた後、空中へ連れ去って大きく放り投げるといった攻撃を仕掛けてきたという報告もあり、近くに他のハンターがいた場合はその方向へ向かって投げ飛ばしてきた、という話もある。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1521336314083241984?s=19


距離を置いた相手には全身の刃鱗を射出して攻撃を仕掛け、この刃鱗は剃刀のように滑らかな切れ味から触れてしまうと思わぬ裂傷を負わされる。
地面や他のモンスターに多数突き立っているような状況で不用意に接触すると危険。
刃鱗は首周りから正面へ、尻尾から左右や後方へ自在に飛ばす事ができ、セルレギオスとの戦闘において最も警戒すべきは、この刃鱗による攻撃であると言っても過言ではない。











興奮がピークに達すると、普段は後方に向けて畳まれている角が立ち上がり、加えて背中や翼、そして尻尾などに並んだ刃鱗が一斉に逆立ち、全身に刃を纏ったかのような攻撃的で刺々しい姿に変貌、相手を強く威圧する。
攻撃もより熾烈になり、翼や尻尾での直接攻撃でも外敵を八つ裂きにする。


逆立った刃鱗は自身の身を守る鎧としても機能し、生半可な刃では到底傷を与えることは不可能となる。
翼爪などは元来から生半可な武器では役目を果たせないほどに硬質であることもあり、怒りに燃える千刃竜に致命打を与えることは極めて困難だろう。
・セルレギオス事変
セルレギオスが一般的にも知られるようになったのはごく最近の事だが、本種の存在自体は以前から確認されていた
しかし、かつてはセルレギオスが生息域外に出現した事例はほとんど確認されず、それ故に近年に至るまでセルレギオスの狩猟が依頼、また許可されたケースも無かった。
また前述の生態から、熟練のハンターさえその存在を知る者はほとんどいなかった。
ところがある時、1人のハンターがクエスト遂行のためにデデ砂漠に出向き、そこでセルレギオスと遭遇するという事件が発生。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1801241330846408856?s=19




セルレギオスが本来の生息域を離れるというのは前述の通り、通常考えられない事であったため、この一件は歴史的な事変であるとされた。




さらにこの事件以降、様々な地域でセルレギオスの目撃報告が相次ぐようになり、他種の大型モンスターを狩猟中に突然乱入されたなどの報告も徐々に増加。
果ては他のモンスターが縄張りとする地に侵入、縄張りの主と激しく争う姿までもが確認され始めた。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1801243817812894196?s=19
それから程なくして、遂に空を覆う程のセルレギオスの大群が生息域を離れ、各地に散って行く様子が確認される。
斯くしてセルレギオスの存在は瞬く間に知れ渡ることとなり、調査の結果、この事件の原因は、本来の生息域に生息していた個体の一体が狂竜症を発症した事にあったことが判明する。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1801244568362668111?s=19


通常、狂竜症を発症してしまったモンスターは寿命を大きく縮めてしまうが、件の個体は狂竜症を克服し、狂竜症の影響を残したまま生き残った
そして他のセルレギオスを次々と縄張りから追い立て、同時に新たな狂竜症の感染源ともなっていたのである。
因みにこの一連の事件は、多くの狂竜ウイルスの研究者が危惧していた「極限状態」に陥った個体が初めて公式に確認された事例となった。


その後、この極限化個体はドンドルマのハンターズギルドより特命を受けたハンターによって討伐されたものの、旧砂漠や地底火山といった地域では現在でも本種の出現報告が確認され、それによる被害も少なからず報告されている。









・利用
刃鱗以外にも全身の各部は刃物のように鋭く、その素材から生み出された武具は切れ味が多少落ちても刃自体が生まれ変わるように研ぎ澄まされるため、切れ味の自己修復が可能という他のモンスターの素材には見られない特性を付加させることができる。
セルレギオスの素材を用いた武器は天上の神やその意志、運命への叛逆や、また世界を混沌に導く革命の象徴とされており、大国に君臨した暴君が千刃竜の素材で拵えられた大弓で討ち取られたという逸話もある。
陽光を浴びて輝く銃槍は王国騎士内にも愛用者が多く、輝く金の刃は何度研磨しようと失われることはない。強弓は砂漠の民に伝わっている品であるとか。



肉厚な刀のような刀角は刀のようにしなやかで頑丈であるため武具素材として極めて優秀で、磨き抜かれた名刀のように美しき刃紋が浮かんでおり、 特に武具職人垂涎の素材とされている。
後脚に生えた大きな鉤爪を閃裂爪と前脚 (翼腕) に生えている爪は斬翼爪といい、これらも武具の素材として名高い。




防具セルレギオスの特徴でもある刃鱗や角をあしらった部分が刺々しく攻撃性を感じさせるが、黄金に輝く神々しいまでの色彩が魅力的。
猛威をふるう新種、セルレギオスを狩猟したハンターだけが身にまとえる強者の証として、製作を目指すハンターも多い。
・ソース
MH4G
MHXX
MHR:S
ハンター大全4 pg. 76〜79,264
HAUNTING OF THE SUN モンスターハンターライズ:サンブレイク 公式設定資料集 pg.144.145
モンスターハンター発想の法則2 禁忌の書 pg. 72〜75
https://s.famitsu.com/news/201501/19069730.html?s=09



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