秋津蛉のモンスターリスト

モンスターの生態に関する情報に特化したブログです。
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飛竜種の書 氷牙竜 ベリオロス

2024-06-09 23:45:58 | モンスターハンター・モンスターリスト








「氷牙竜」

ベリオロス
Barioth
飛竜種
竜盤目 竜脚亜目 不明 前翼脚竜上科 ベリオ科
全長約1840.7〜2613.75cm
全高約445.3〜638.87cm
脚の大きさ約133.3〜229cm
・狩猟地
現大陸…凍土、雪山、氷海、寒冷群島、城塞高地
新大陸…渡りの凍て地
・概要、特徴
低温寒冷の地に適合し、極寒の地に君臨する白き飛竜で、迅竜ナルガクルガとは同じ上科に分類される。口外まで大きく伸びた牙状の犬歯から、「氷牙竜」 の別名でも知られている。
鋸状のギザギザを備えた琥珀色の大きな牙は屠り、喰らった獲物の数だけ鋭さを増していくという。







この刃物のように発達した鋭利な牙はベリオロス特有で、ポポのような長い体毛や脂肪を大量に蓄えた生物に対して深く噛みつけるだけでなく、切り裂くことにも適した形状である。牙を染めている琥珀色は、獲物の血液に含まれる鉄分が沈着したもの。







背面は高い強度を持ちながらも非常に軽い甲殻に、腹部は高い衝撃吸収性を誇る厚手の毛皮に覆われ、ベリオロスの打たれ強さを支えている。
先端が二股に分かれている尻尾も上面は甲殻に覆われており、これも高い強度を誇ることから切断は困難。




希少な狩猟例からいまだ神秘性が高く、「氷雪の白き騎士」「迅速の飛竜」など多くの異名でうたわれる他、その危険度から、「白き悪魔」の異名も持つ。
また、一部ではおとぎ話で「幻の竜」として語られてもいる。









前脚に翼を持つが、基本的には四足歩行で地上を歩き生活している。そのため四肢はしなやかかつ強靭に発達しており、とくに前脚は太く力強く、獲物をしっかりと抑え込む。
地上での移動に前脚を使うタイプの飛竜としては大きめな翼を有し、飛行も得意な方である。
前脚と後脚の手の平、尻尾や顎の下面等に小さな棘が生えており、これがスパイクの役割を担う。中指の棘は前後で数も異なる。
この棘とも突起ともされるものの正体は極度の角質化を遂げた皮膚やスパイク状の鱗で、氷雪を容易に削る硬さを持ち、姿勢を自在に制御する。
後脚に比べて前脚の裏にはスパイクが集中しており、運動を司るのは前脚であることがわかる。





発達した棘が生えた翼の前肢部分は1本の大きな骨でできている。 必要に応じて閉じ開きが可能で、強力なスパイクにして武器でもある。









・生態
現大陸の寒冷地においては各地で生息が確認されており、前脚や尻尾の棘を巧みに用い、 氷の上をも縦横無尽に駆け回る生態など、すでに多くの文献にその記録が残されている。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1520953825305063425?s=19
著しく発達した翼の棘は、不安定な雪原や氷を確実に捉え、滑らないようにする役割を担っている。巨体でありながら、足場の悪い氷上でも俊敏に動けるのはこのため。
駆ければ氷の嵐を起こし、跳べば吹雪が舞うという。氷塊をも穿つ鋭利な爪と全身に生えた棘が氷雪を舞い上がらせるのだ。
時折、この爪を地面に擦り付けて研ぐ仕草を見せる。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1520988830693675008?s=19



尻尾の棘でも氷雪を削り、 振り回す際に小さな氷粒を巻き上げている。
だが、この棘を破壊されると地面をしっかり捉えることができないため、方向転換の際に滑って体勢を崩してしまうようである。
より力む怒った状態では、とくに大きく体勢を崩すことになるようだ。



狩猟においては獲物を強靭な脚力で追い、氷壁にもしがみつけるほど鋭利な爪で襲い掛かる。大きな獲物の場合は牙で獲物の急所に噛みつき、失血死を狙うこともあり、寒冷地ではポポのように長い体毛や脂肪を蓄えた生物が多いため、殺傷力を高める進化の過程で長大な牙を得たと考えられる。
なお、この牙は生涯伸び続けるため、定期的に研ぐ事で長さを調節している
ベリオロスが最も得意とする狩りの方法は高所からの飛びかかりであるが、仮にこの攻撃を外した場合、体内で生成した氷ブレスの出番となる。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1799690767176487174?t=PkBhhnNsfEmBReSm7xPtcQ&s=19



氷ブレスで獲物を仕留めるというよりも、これを用いて動きを止め、弱ったところを爪や牙で確実に狙うのが主な運用方法とされている。
また、カムラの里ではこのベリオロスの息吹にちなんで、急病に倒れることを『氷牙風に侵される」という。







翼は大きく発達しており、地上での移動に前脚を使う飛竜種の中でも飛行は得意な部類に属する。 ただし、羽ばたきが少なく滑空飛行を主とするため、リオレウスなど飛行に特化した飛竜に並ぶほどではない。






寒冷地は日照時間が長く、雪からの照り返しも強いため、細目の状態を保ち眼に入る光量を調節している。
洞窟内や夜間など光の弱い状況においては、 瞼と瞳孔を広げて見え方の補正を行う。その際、感度を高めた瞳孔に集めた光が反射するため、眼が光って見えるようだ。興奮時は血流も加わり、赤みを帯びる。






自身の縄張りを聖域のごとく護る姿は優雅で気品にさえあふれ、凍土の「迅速の騎士」と呼ばれるにふさわしい。
その縄張りを堅持しようとする性質上、寒冷地に群れを成すオサイズチとは折り合いがよろしくない様子で、数体のイズチと競り合う光景が目撃されている。
そのほかやはり寒冷地に特化したウルクスス、ドスバギィ、ゴシャハギ等とは相まみえる機会が多く、巨大な牙をもって縄張りを侵す外敵を誅す。外敵を威嚇する猛々しい咆哮を聞いた旅人は震えあがるという。
渡りの凍て地においても凍った洞窟を巣にし、氷結が見られる地形を好んでうろついているようだ。時折、レイギエナとの縄張り争いも報告されている。
https://x.com/MH_official_JP/status/1165156788012011521?s=19









普段、 雄と雌は別々の縄張りに生活している。 繁殖期になると雄は近辺の雌の縄張りに意図的に進入し、雌に気に入られれば晴れて交尾の機を得る。 逆に気に入られなければ雌に追い出されることになるわけだが、それについては雄が持つ牙の形や長さなどが判断材料になっているようだ。



妊娠した雌は、初期の間は普通に狩りを行い、身重になると洞窟など安全な場所に身を隠す。 そこで2~3頭の子供を出産するという。冷える夜などは狭い洞窟にうずくまって体温を保ち、より出産を確実にする。
おそらく体表を収縮させるなどして熱を発生させ、温度を上げていると思われ、極地に棲息する生物ならではの知恵と工夫が見られる。
幼体は牙がまだ短く、全身を体毛に覆われているが、成長し甲殻が発達すると共に体毛は抜け落ち、牙が伸びて口角が押し上げられる。
子育ては雪深い山間の中腹にある洞窟などで行われていると推測されている。他の生物の進入を拒むかのごとき高所を選ぶため、調査においても目下の課題となっている。
・食性
肉食性。
主な捕食対象は、草食獣のポポ。 寒い土地での生息にあたり、エネルギー効率の良い脂肪と貴重なビタミンが摂取できる内臓を好んで食べる。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1520956234907541505?s=19
牙がナイフのように発達したのは、内臓と脂肪を切り分ける役目もあるという。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1520957073550233601?s=19
水辺では水を飲む様子も見られる。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1520952723226603520?s=19
・危険度、戦闘能力
縄張りに踏み込んだ外敵には咆哮で威嚇を行い、積極的に攻撃を仕掛ける。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1520958537622454274?s=19
https://x.com/gagieru_seltas/status/1520958979785969664?s=19




戦闘では雪を巻き上げたり壁に張り付いたりと、地の利を活かした様々な戦法を取り、華麗な回り込みなどで外敵を翻弄する他、空中からブレスを吐く事もある。
地上においても突進や素早い跳躍で外敵を翻弄し、特に長い尾を巧みに使った攻撃は最大の脅威として知られる。
渡りの凍て地にて遭遇した個体に関しては、地形を利用した多角的な動きや強力な飛び掛かり攻撃など、これまでの記録にはない生態がいくつか確認されており、運動能力の高さや攻撃性について加筆が必要との見解が示されている。
https://x.com/MH_official_JP/status/1164378978108370944?s=19
棘を利した強力なスパイク効果で壁に張り付き、そこから多角的な動きを見せたりブレスを吐くなど、調査員を驚かせた。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1520958069320028161?s=19










体内の氷結袋から凄まじい圧力で射出された冷凍液は気道を通る間に勢いをつけ、口から射出された瞬間に大気の水分と合わさって氷の塊を形成する。
氷結袋の収縮と肺からの息吐きを組み合わせることで螺旋状の強い流れを生み、その勢いを保ったまま地面に当たると竜巻状に氷の破片が舞い上がる。
主にこのブレスで獲物を氷漬けにしたり外敵を凍えさせて行動を制限し、素早い動きで仕留めにかかるのがベリオロスの常套手段である。その威力は、局地的な嵐を引き起こすほど。





興奮時は眼を琥珀色に輝かせ、強力な跳躍や滑空を駆使した苛烈な攻撃を繰り出す。その速度は正に迅速で、白き騎士の二つ名に相応しい。
危険度は火竜と同等と看做されている。



・利用
全身を覆う毛皮は実に繊細できめ細やかな上質の逸品とはいえ、市井の猟師に求めて得られるようなものでもないため、上流階級の間では権力の象徴として人気が高いのだという。
ベリオロスの甲殻は強度がありながらも非常に軽く、牙や棘はそのまま武器の刀身や防具用のスパイクとして加工できるほどの適度な大きさと鋭さを兼ね備え、武具の素材としての価値と需要は非常に高い。




凍土に君臨する迅速の騎士たる氷牙竜の素材を使った防具は大きな牙とタテガミのような毛が特徴的で、 ベリオロスの分厚い甲殻をコンパクトにまとめている。 ハンターの体の動きを妨げることなく、滑りやすい氷上であっても自在な立ち回りを可能にしている。
また、氷牙竜の素材は保温性にも優れており、寒冷地であっても寒さに震えることなく、長時間にわたって行動することができる。装備者の身体能力をサポートする能力が備わっており、 武闘派な戦士を思わせる見た目と相まって人気が高い。






ベリオロスの素材を元に作られた武器を手にすれば、凍てつく大地が如き冷静さを保ち、己の心を律することができるという。
琥珀色の重牙の素材感が際立つ武器の数々は、極めて低温な凍気を発する。その鋭利な穂先で傷付けられた部位は、瞬時に凍てつく。無論、鈍器によっても同様の現象を見舞う。
斬れ味の鋭さは、会心率の高さに繋がっている。
凍気と共に放たれる猛吹雪の如き弾矢は獲物に深々と突き刺さり、 身体の内側から凍てつかせるという。その凄まじき力を手にする者には、常に冷静さを求められる。
・ソース
MH3G
MHXX
MHR:S
復刻ハンター大全 pg.274.391
DIVE TO MONSTER HUNTER WORLD: ICEBORNE モンスターハンターワールド:アイスボーン 公式設定資料集 pg 142〜145、310〜311
HAUNTING OF THE SUN モンスターハンターライズ:サンブレイク 公式設定資料集 pg.176.177
https://www.4gamer.net/games/074/G007404/20091013062/



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