「紫水獣」
ロアルドロス亜種
Purple Ludroth
海竜種
海竜目 海竜亜目 綿毛竜下目 ロアル科
全長約1467.94〜1931.50cm
・狩猟地
渓流、水没林、孤島、モガの森
・概要、特徴
強烈な毒素を体内に持つ、水獣ロアルドロスの亜種。
鬣には体内で生成された毒液が蓄えられ、その毒素や藻の影響によって鱗の一部や皮も紫色に染まっている事から「紫水獣」とも呼ばれる。
しかし、体内器官に毒袋などは確認されておらず、通常種同様に水袋を備えている。
毒素に蝕まれていない鱗は美しい乳白色で、爪や棘は赤く染まっている。
・生態
通常種と同じく水源の豊富な地域に生息するが、水中よりも浅瀬での活動を好む。
そのため水に飛び込むよりも、滝に打たれる等して鬣に水を吸収させることで疲労を癒やす場合が多い。
鬣に蓄えた水には毒素が混ざり、その毒液を辺りに撒き散らすことで外敵を退ける。
このため、ロアルドロス亜種が出現した水域では、水が毒素によって紫色に変色する現象が確認されることがある。
このように撒き散らす水には全て毒が含まれるため、ルドロスへの給水は実質的に不可能と考えられ、その影響か通常種のようにルドロスを従えているという報告は無い。
・危険度、戦闘能力
鬣から噴き出す水には勿論、口から吐き出す粘液や爪にも毒を含んでおり、特に強力な個体が吐き出す毒は、僅かに浴びただけでも瞬く間に相手の体力を奪い尽くしてしまう猛毒。
攻撃の際の挙動の殆どに毒液が付随するため、解毒薬や耐毒スキル無しで挑むことは自殺行為に等しいだろう。
・利用
毒々しい色合いの海面質の外皮だが、通常種のそれ同様に弾力性は高く、防具などに利用すれば快適な着心地と確かな防御力を両立させる事ができる。
毒素で染まっていない乳白色の鱗はその美しさから宝飾品として人気がある他、紫水獣の毒は少量であれば薬になり、希少薬として需要がある。
・ソース
MH3G