秋津蛉のモンスターリスト

モンスターの生態に関する情報に特化したブログです。
モンスターの生態を写真、動画を交えて紹介します。

海竜種の書 紫水獣 ロアルドロス亜種

2024-02-24 16:13:13 | 海竜種










「紫水獣」
ロアルドロス亜種
Purple Ludroth
海竜種
海竜目 海竜亜目 綿毛竜下目 ロアル科
全長約1467.94〜1931.50cm
・狩猟地
渓流、水没林、孤島、モガの森
・概要、特徴
強烈な毒素を体内に持つ、水獣ロアルドロスの亜種
鬣には体内で生成された毒液が蓄えられ、その毒素や藻の影響によって鱗の一部や皮も紫色に染まっている事から「紫水獣」とも呼ばれる。
しかし、体内器官に毒袋などは確認されておらず、通常種同様に水袋を備えている。
毒素に蝕まれていない鱗は美しい乳白色で、爪や棘は赤く染まっている








・生態
通常種と同じく水源の豊富な地域に生息するが、水中よりも浅瀬での活動を好む。
そのため水に飛び込むよりも、滝に打たれる等して鬣に水を吸収させることで疲労を癒やす場合が多い。
鬣に蓄えた水には毒素が混ざり、その毒液を辺りに撒き散らすことで外敵を退ける。
このため、ロアルドロス亜種が出現した水域では、水が毒素によって紫色に変色する現象が確認されることがある。
このように撒き散らす水には全て毒が含まれるため、ルドロスへの給水は実質的に不可能と考えられ、その影響か通常種のようにルドロスを従えているという報告は無い。
・危険度、戦闘能力
鬣から噴き出す水には勿論、口から吐き出す粘液や爪にも毒を含んでおり、特に強力な個体が吐き出す毒は、僅かに浴びただけでも瞬く間に相手の体力を奪い尽くしてしまう猛毒。
攻撃の際の挙動の殆どに毒液が付随するため、解毒薬や耐毒スキル無しで挑むことは自殺行為に等しいだろう。





・利用
毒々しい色合いの海面質の外皮だが、通常種のそれ同様に弾力性は高く、防具などに利用すれば快適な着心地と確かな防御力を両立させる事ができる。
毒素で染まっていない乳白色の鱗はその美しさから宝飾品として人気がある他、紫水獣の毒は少量であれば薬になり、希少薬として需要がある。
・ソース
MH3G



海竜種の書 水獣 ロアルドロス

2024-02-23 13:58:44 | 海竜種












「水獣」
ロアルドロス
Royal Ludroth
海竜種
海竜目 海竜亜目 綿毛竜下目 ロアル科
全長約1359.89〜1916.21cm
全高約437.82〜457.1cm
前脚裏のサイズ約103.6cm
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1760857284694184128?s=19
・狩猟地
孤島、モガの森、水没林、密林、渓流、遺群嶺、溶岩洞








・概要、特徴
温暖で水の豊富な地域に生息する海竜種の大型モンスター。
大型化したルドロスの雄個体で、「水獣」とも呼ばれる。
また、「地を這う水流」の異名を持つ。











最大の特徴であるスポンジ状の黄色い鬣は保湿能力に長けた鱗が変化した物で、毛髪のような繊維が死んだ細胞でできており、網目状の構造をしているため、大量の水分を蓄積することが可能。また、ルドロス達の群れの長たる証でもある。
この鬣の内部には可動する棘があり、水分量が多い時にはそれを立てることで鬣全体を膨らませることが出来る。
また、トサカの数は群れの中での順位を示しているという。
その鬣や細長い体躯といった姿から、現地の住人がその昔、下半身が蛇のような濡れ髪の女性に見間違えたという会談がいまでも残っている。





しなやかな体躯の中で異質なのが前脚で、牙竜種を想起させるきわめて強靭、頑強なつくりをしている。
水中生活において水を掻くことで発達したものか、あるいはかつて陸上で暮らしてた祖の名残であるかは定かでない。
対する後脚はヒレ状になっており、遊泳に適する。








・生態
淡水域、海水域を問わず生息し、流れがある水辺を好む。
高度な社会性は持たないが、10〜20頭程度の雌のルドロスを擁するハーレムを形成して群れの長として君臨しており、ロアルドロスが現れると隠れていたルドロス達も安心して姿を見せる。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1760867518217150793?s=19
ルドロス種は乾燥にとても弱く、水分が減ると疲労が蓄積しやすくなるために陸上での活動時間は限られるが、ロアルドロスは鬣に溜めた水によって、陸上でも長時間の活動が可能になっている。
また、陸上で子育てをする繁殖期のルドロスに水分を補給することにも重要な器官となっている。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1658032214930780161?s=19
鬣は棘を立てて膨らませることで外敵を威嚇する他、縄張り争いの際や外敵との戦闘時に首を保護する役割もある。







縄張りを守るために雄は常に領地を巡回し、群れを巡って雄同士は頻繁に争う。
縄張り争いでは頭部のクレスト(角)を動かして威嚇し、タテガミの貯水量を誇示するために身体を震わせ、水を撒き散らす。
頻繁に縄張り争いを行うため、一個体のロアルドロスが長期間同じ群れに留まることは少ないが(大抵は1ヶ月と継続しない)、争いに勝利し続けた雄はより巨大なハーレムを形成する事ができる。


豊かな水源を縄張りとし、特に流水を好むため、人里近くの河川に縄張りが形成された場合に狩猟依頼が提示される場合が多い。
水棲のモンスターだが、陸上でも発達した爪でしっかりと地面を捉えることでかなり素早く動くことができる他、自身の体長と変わらない距離を跳躍するなど、陸上での運動能力も決して低くない。





狂走エキスと呼ばれる特殊な体液によって高い持久力を誇るが、陸上での戦闘は大量の水を消費しながら戦うため、鬣から水分がどんどん抜けてしまう。
そのため、陸上で長時間に渡って戦闘を続けて水分を失うと、滝に打たれたり水中に飛び込んだりして水分を補給する習性がある。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1491300568429588481?s=19
大きな鬣を持つ雄ほど陸上における活動圏を広げられるためか、雄同士の争い以外でも縄張りでは時折鬣の水を振り撒き、縄張りを誇示するような様子が見られる。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1491301623829729282?s=19




なお、乾燥することがない水中では持ち前の持久力で休むことなく動き回り、地上で這うより遥かに素早く泳ぎ回る。
・食性
肉食傾向の強い雑食性。
甲殻類や魚、草食種など雑多な動物を捕食対象としている。
動きの速い魚を捕らえるのは苦手であり、歯の形状から主に甲殻類を食べると推測され、空腹時は藻も食べる。
ロアルドロスは鬣の発達により陸上での行動時間が長くなるため、単独でアプトノス等を捕食することもある。
・危険度、戦闘能力
ギルドでは、危険度は鬼蛙や盾蟹同等程度と見積もられている。
縄張りに侵入した外敵を発見すると咆哮をあげて威嚇を行う。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1491302360706027523?s=19
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1491302189775536129?s=19







獲物や外敵などに対してはその巨体でのしかかり、鬣から噴き出す水でもみあった相手を溺れたような状態にしてしまう



鬣に蓄えられた大量の水は武器としても利用しており、陸上での狩りでは体表の孔から吸収した水を体液と混ぜ合わせ、粘性の強い泡にして吐き出すことで標的の足元を掬って捕らえる。
捕らえられた獲物は陸上にいるにもかかわらず、粘液に身体を包まれて溺れてしまう。
体内の水袋を圧縮することで強力な水鉄砲を噴き出す他、左右に粘液を吐き出しながら突進を繰り出すこともあり、その量と突進の継続時間は毒怪鳥などの鳥竜種にも匹敵する。







前脚の爪はそのまま振るって武器とする他、強く地面に穿つことで強力な突進を可能とする。
興奮するとトサカが立ち上がり、攻撃はより激しさを増す。
身体をくねらせての突進や横転しての押し潰し、上体を起こしての叩きつけ、更には跳躍して突撃することすらある。
しかし、前述の通り陸上で長時間動き回ると鬣に蓄えた水分が抜けてしまうため、滝に打たれたりするなどして水分を補給しようとする。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1491301039059787776?s=19





乾燥することがない水中では持ち前の持久力で休むことなく攻撃を仕掛けてくるため、その脅威は大きく跳ね上がる。
水中なら従えているルドロス達も素早く動けるため、狩猟の際には群れごと相手にしなければならないだろう。











・利用
保水性に長けた鱗や海綿質の外皮は弾力性と柔軟性に富んでおり、防具の素材として用いれば純粋な鉄製の装備よりも安全性に優れる他、機動性も高い。
また、その奇抜なデザインは人気デザイナーのプロデュースの逸品でファッション性に優れ、ハンター以外の若者からも洒落な外見が賞賛されるほど。
また、その保水性を利用した武器は叩き付けると蓄えられた水が爆散、あるいは高水圧で噴出して多大な威力を生み出すと共に、返り血をそのまま洗い流す。
尻尾や皮など一部の素材は船舶の素材としても利用されるほか、鬣や粘液はモガの村では希少特産品として取引される。
また、スポンジ状のタテガミは好事家に人気がある。
このように、本種からしか得られない性質の素材は多く、それらを確保するために狩猟の依頼が提示されることも多い。
また、とある地方の貴族の間でロアルドロスをペットとして飼うことが流行したことがあり、一時期はギルドに地方領主から捕獲の依頼が提示されるほどの人気を博した。
・ソース
MH3G
MHXX
MHR:S
復刻ハンター大全
モンスターハンターライズ 公式設定資料集 百竜災禍秘録
https://www.4gamer.net/games/074/G007404/20090722056/?s=09
https://www.famitsu.com/blog/otsuka/2009/09/mh33509.html?s=09




海竜種の書 水生獣 ルドロス

2024-02-22 11:39:54 | 海竜種










「水生獣」
ルドロス
Ludroth
海竜種
海竜目 海竜亜目 綿毛竜下目 ロアル科
全長約746.6〜748.12cm
全高約141.4cm
前脚裏のサイズ約52.8cm
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1760288754328350943?s=19
・狩猟地
孤島、モガの森、水没林、密林、渓流、遺群嶺、溶岩洞




・概要、特徴
温暖な地域の水辺や海辺に生息する雌の海竜種で、通称「水生獣」。
黄色い海綿質の外皮を持つのが最大の特徴で、この皮膚に水分を含ませる事で乾燥から身を守っている。
しかし、ロアルドロスと比べるとそれほど発達はせず、長時間に及ぶ陸上での活動は苦手。
前脚には頑強な爪を備えているが、後脚はヒレ状になっており、尾にも背ビレが生えているなど、水中を泳ぐのに適した体型。








・生態
ロアルドロスと呼ばれる大型の雄個体が繁殖のために作った縄張りに集まることでハーレムを形成し、約10〜20頭の群れとなって生活を送る。乾燥に非常に弱く、基本的に水辺から離れる事はないが、その生息範囲は淡水域、海水域を問わず、高地の水源である遺群嶺でも棲息が確認されている。
ジャギィのように群れで計画的な狩りをするといった高度な社会性は無いが、ロアルドロスが現れると安心して姿を見せる



水棲傾向の強い海竜種で泳ぎは得意であるが、それでも魚類ほどの速さではない。しかし、集団になるとエピオスを狩ることすらあり、他のモンスターによる狩りの兆候を見るや、おこぼれを狙って集まる。
その性質から、水面で水音を立てると寄ってくる習性がある。特に、ロアルドロスがいる時は他のモンスターが捕らえた獲物を奪うことすらあるという。
雌は産卵期になると生活の場を地上に切り替え、その際には大量の水を蓄えた雄が陸上の雌に給水することで乾燥を防ぐ。
砂浜に穴を掘り、1〜4個の卵を産むが、成体が産卵後に育児をすることは無く、幼体は成熟後に所属する群れを探す。幼体のうちは流されてしまう心配のない海流の穏やかな浅瀬でゴカイや甲殻類などを食して成長する。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1491292824490233857?s=19




・食性
肉食傾向の強い雑食性。
甲殻類や魚、草食種など雑多な動物を捕食対象としている。
動きの速い魚を捕らえるのは苦手であり、歯の形状から主に甲殻類を食べると推測されている。
藻なども食べる事こそあるが、余程の空腹時でなければ好んでは食べない。
なお、幼竜は浅瀬に生息する小動物を捕食する。








・危険度、戦闘能力
縄張りに踏み入る外敵には非常に攻撃的で、発見するとすぐさま威嚇し、積極的に攻撃してくる。
外敵や獲物には硬い歯での噛み付きや、蓄えた水を用いた水のブレスなどで攻撃を仕掛ける。
一個体辺りの脅威は一般人はともかくハンターからすれば然程でもないため、新米ハンター向けの狩猟依頼として斡旋される事も多いが、流石に大きな群れで襲われたり、ロアルドロスまで現れると危険度は跳ね上がるので油断は禁物。
なお、乾燥に弱い点から火が大の苦手で、たいまつなどを灯していれば襲われる危険を避ける事ができる。







・利用
得られる素材は衣料品や船のパーツなどにも活用できるため、その素材を確保するための狩猟依頼もよく見受けられる。
変わったところでは、素材の吸水性を活かしておねしょカバーに利用されたという例もある。
モガの村では漁具や特産品の確保のため、繁殖期には多くの村人が討伐に繰り出す。水掻きは特産品や漁具として利用される。
海面質のフカフカとした素材は防具にも用いられ、ルドロス素材をベースとした防具は職人曰く高い耐久性を持つため、露出度が高い。
武器の素材としては、骨性の武器を強化するように用いる事が多く、更なる強化段階をもつ武器の土台として使われる。
・ソース
MH3G
MHXX
MHR:S
復刻ハンター大全
https://youtu.be/YZ_HmSyG-U4?si=Cje_yfHGo7i7IxkB



海竜種の書 冥海竜 ラギアクルス希少種

2024-02-20 22:23:13 | 海竜種










「冥海竜」
ラギアクルス希少種
Abyssal Lagiacrus
海竜種
海竜目 海竜亜目 電殻竜下目
ラギアクルス科
全長約3972.8cm
全高約685.7cm
脚裏のサイズ約293cm
・狩猟地
海底遺跡
・概要、特徴
ギルドが保管する古文書にのみその存在が語られる、伝説のモンスター。
ギルドやハンターの間ではその姿から畏怖の念を込め「冥府の王」と呼ばれ、古文書には
深淵から出で
激流の渦をもちて
万物を喰らう__
海神の化身
と記され、「冥海竜」とも称される。
数十年に一度、海底遺跡の奥深くにその姿を現すとされている。
妖しく赤く光る眼と深淵を思わせる禍々しい漆黒の体色、そして通常種および亜種すらも遥かに上回る圧倒的な巨体を持つ。
ハンターズギルドに残る正式な記録によれば、その全長はなんと3969.3cmにも達し、長大なモンスターが多いことで知られる海竜種の中でも既知のものでは最大である。
古龍種を除くと知られる限り唯一の完全な水棲の大型モンスターでもあり、通常種、亜種と異なり地上に姿を現すことは一切ない。









冥海竜の最たる特徴は、暗黒の雷を無尽蔵に発生させる能力を持つことである。
これは「闇の雷」と称され、近づくもの全てを終焉へ誘うという。
背電殼に周囲を眩く照らすほどの電気を常に帯びており、絶命しない限り常に帯電状態を維持している。
生み出す電気はその膨大さ故に身体の内部から溢れ出しており、背電殼のみならず角、口内、全身の随所までもが蒼く発光している。
これ程までの電力を生み出す事は通常種はもとより亜種にも不可能な芸当であり、これは冥海竜のみが有する未知の器官、電気を生み出す核であるらしい「雷魂」に由来するとも噂される。






・最新の学説
永らく古文書の中にのみその存在を認められていた冥海竜であるが、近年その正体は、長く生きて大型化したラギアクルスが強く生き残った個体であるという説が浮上した。
体躯の大型化に伴い、陸での活動に支障を来たすようになった結果、深海へと住処を移して希少種と呼ばれる存在へ変異した、というのである。
深海には外敵は少ないものの、草食竜やエピオスといった餌生物も捕食できない。そこで餌となる深海生物を雷の光で誘引、まとめて捕食するため、前述した帯電に伴う永続的な発光能力を獲得したのだという。




・危険度、戦闘能力
戦闘では巨体と膨大な規模・破壊力を誇る放電を用いた攻撃を仕掛け、着弾時に炸裂して広範囲を巻き込む黒い雷のブレス、電撃を纏って連続して突進するなど、亜種すらも上回る規模の電力を発揮して外敵を圧倒する。
大放電の脅威は特に著しく、なんと蓄電行動無しで大放電を連発することを可能としている。
大放電の規模は冥海竜の巨体の実に数倍、威力は海中そのものを凶器と化程。









また、巨体を螺旋を描くように回転させることで大渦を発生させ、獲物を巻き込んで一纏めにするという捕食方法を攻撃に転用している。
冥海竜は一度に複数の大渦を生み出すことを可能としているが、これを自身の周囲に周回させることで攻防一体の武器として扱い、渦潮により外敵の行動を封じる。
これらの脅威から、タンジアのハンターズギルドでは本希少種をモンスターの中でも最たる危険度を持つと判断し、数多のモンスターを狩猟した凄腕のハンターにのみ、その討伐クエストを許可している。







・利用
冥海竜から得られる素材はどれも妖しい存在感を持ち、非常に希少な逸品である。
鱗は加工には高度な技術を要求されるが、それらの素材から作成された防具は竜の加護が宿り、深海でも回遊魚の如き機動力を得られ、荒れ狂う海や竜が放つ必殺の息吹すら受け付けず、手にする武器には力を与えるという。
武器として加工されたものにも冥海竜の魂が宿り、手にした者は大海の支配者たる力を得、対峙した者の未来を閉ざすとされるが、その力の全容は人智の及ぶところではない。
・ソース
MH3G
ハンター大全4
モンスターハンター発想の法則 メインモンスター誕生秘話


海竜種の書 白海竜 ラギアクルス亜種

2024-02-19 18:54:23 | 海竜種















「白海竜」
ラギアクルス亜種
Ivory Lagiacrus
海竜種
海竜目 海竜亜目 電殻竜下目 ラギアクルス科
全長約2516.07〜3310.62cm
全高約457.1cm
脚裏のサイズ約195cm
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1759489119301120336?s=19
・狩猟地
孤島、モガの森、水没林
・概要、特徴
美しい白色の甲殻と青色の背電殻を持つ、海竜ラギアクルスの亜種。


その甲殻の色から、ハンターズギルドでは「白海竜」と呼ぶ。
目撃例が極端に少なく、ベテランのハンターや船乗りでさえほとんど見た事が無いという幻の存在。
通常種よりも背電殻が発達しており、加えて陸上での活動に特化しているという特性を持つ。
地上での発電は電気抵抗の関係から水中よりも電圧が増しており、それから身を守るため鱗を石英状の物質で覆い、絶縁体とすることで自己漏電を防いでいるとされる。
体が青みがかった白色に見えているのはその石英状の物質に由来し、鱗本来の色は通常種同様の紺碧であるため、石英状物質で覆われていない部位は青く見える。

地上の乾いた環境下では電気を保持しづらく、水中より電気を伝えづらいが、そうした環境でも通常種と遜色ない動きを見せられる要因は、水分を保持しやすい皮下組織と、水分蒸発を防ぐ表皮を備えているためとされる。

鱗に付着した石英状の物質と、水分蒸発を防ぐ特殊な皮下組織も相まって体表は硬質化しており、特に守る必要が高い頭部は他の部位に比べて硬いとされる。

通常種とは表皮こそ違えど、骨格には大きな差異はないとされており、その事からラギアクルス亜種が出現してからまだ浅いのではという認識が主流。今後、更に進化し、陸地での活動に特化することで、表皮のみならず骨格自体も変容する可能性を多分に秘めているという。








・生態
性格は通常種を上回るほどに攻撃的且つ凶暴であり、遭遇した船舶を大破させたとの記録もある非常に危険性が高いモンスター。
水棲の海竜種でありながら陸上で活動している事が多く、積極的に水中に潜るのは獲物を狩る時や、長距離を移動する時の場合が多い。

通常種よりも陸上での活動時間が長いので、捕食対象も陸棲生物が多く、アプトノスをはじめとした草食動物などを捕食している姿が目撃されている。狩りを行う際には広範囲への雷ブレスで獲物の群れの退路を断ち、パニックに陥ったところを放電で一網打尽にする。その狩りの手法ゆえ、おこぼれを狙うジャギィが近くに散見される。

・危険度、戦闘能力
陸上での運動能力は通常種より遥かに高く、突進やブレスによる攻撃は強力無比で、その強さはベテランハンターをして異次元そのものとさえ評される。
水中、陸上を問わず高い戦闘力を誇ることから、大海だけでなく地上をも制するもの、「双界の覇者」とも呼ばれる。
通常種とは異なり、陸上でも蓄電や放電を積極的に行い攻撃を仕掛ける。











突進やブレスは強力の一語で、発生させる電気は比類なきエネルギーを秘め、事実その電力はジンオウガすら上回るとされる
ブレスとして吐き出される電気を帯びた粘液は着弾地点に広範囲の放電を発生させ、逃れようと距離を置いた獲物すら逃さず仕留める。

巨大な電力を生み出す背電殻は膨大な量の電力が蓄電可能である事に加え、通常種のそれと比べて導電率が高く冷却が不要であることから、通常種よりも短い間隔で蓄電・放電を行うことが出来るとされる。

ラギアクルス亜種は通常種が水中で見せるような大放電を地上でも行うことができ、特に興奮時に繰り出す大放電は凄まじく、落雷の豪雨を思わせるほどの恐るべき威力であるという。
どのようにしてこれを実現しているかは諸説あるが、負の電荷を帯びた原子を背電殻から放出し、大気や地面に帯電させ、その後の放電で広範囲に落雷のような状態を作り出している、という説が有力。






・利用

その素材は強さと美しさを兼ね備えた素材として珍重され、非常に高価である。
剛角はハンターのみならず富裕層からの需要も高く、皮は特別な皮製品に加工される。また、とりわけ上質な皮はそのまま飾る者もいるという。
また、純白の鱗はその希少さから所持するだけで一目置かれ、モガの村では希少特産品として利用される。
ラギアクルス亜種の素材を用いた防具は通常種と比べ、より攻撃的なラギアクルス亜種を体現したかのように、ラギアU、Zシリーズを装備した者は攻撃力が上がると言われている。
さらに、モンスターの特定の部位を破壊することにおいて、他の者を圧倒する力を得るという。
強力な雷を齎すラギアクルス亜種の素材で強化された武器は刃が海を割り、雷鳴は天を揺るがし、繰り出される電撃は水平線を超えてなお届くとされるほどに強烈な雷の力を帯び、迅雷の輝きに貫かれた獲物は雷閃と共に永遠に沈黙するといわれる。工房で働く人の話によると、改良の余地がまだあり、それには新たな素材が必要だと言う。
・ソース
MH3G
ハンター大全4
モンスター生態図鑑 Ⅵ ラギアクルス亜種