「緋天狗獣」
ビシュテンゴ亜種
Blood Orange Bishaten
牙獣種
尖爪目 飛膜獣亜目 天狗獣下目 ビシュテンゴ科
全長約832.31〜1054.26cm
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1742847112273109282?s=19
・狩猟地
大社跡、砂原、城塞高地
・概要、特徴
燃えさしを思わせる赤茶色を基調とした暖色系の毛並みを持つ、天狗獣ビシュテンゴの亜種。
その体色から「緋天狗獣」という別名で呼称される。
・生態
通常種に輪をかけて好奇心旺盛で、かつて城塞高地では自ら人前に出現していた。
本来は城塞高地の森林地帯を中心に生息しているが、水気を嫌い、通常種と比べて乾燥した気候を好む傾向があるらしく、砂原での生息も確認されている。
また、近年では王域生物が及ぼす生態系の変化から本来生息しない大社跡にも出没し、新たな縄張りとするべくその地のモンスターに攻撃を加える様子も確認されている。
かのリオレウスに燃える松ぼっくりで応酬する姿も報告されているが、力の差は歴然で一方的に叩きのめされる事も多い。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1597520907349942278?s=19
通常種が好物の柿を腹袋に蓄えて行動するのに対し、ビシュテンゴ亜種は1m弱ほどの巨大な松ぼっくりを収集して腹袋に蓄える習性を持つ。
この松ぼっくりは滋養強壮効果を持つ成分を含み、ビシュテンゴ亜種も普段から食糧として利用している。
そのことから健康食品としての利用も考えられているが、擦り合わせるだけで発火する強い可燃性から火に近付けると瞬く間に赤熱し、その数秒後には爆裂する危険な代物でもある。
なお、ビシュテンゴ亜種の爪は耐火性に優れており、発火した松ぼっくりを扱っても焼けることはない。
性格は通常種に輪をかけて好奇心旺盛で悪戯好きであり、翻弄した相手の姿を見て楽しむ悪辣な性質をも併せ持つ。
出会い頭に着火した松ぼっくりを投げつけたり、発生した爆炎を腕羽で煽り延焼させるなど、危険な行動をとる事も多く、無関係な周囲の者にまで悪戯では済まない規模の被害を齎す。
角で風を読むことで火を巧みに扱うとも言われ、その知能の高さから外敵との先頭でも狡猾に立ち回って翻弄する事を得意とする。
それらの奇術師にも喩えられる行動から知能は通常種と同等かそれ以上とされるが、戦闘では油断しがちな面も持つ。
・食性
通常種同様、雑食性と思われる。松ぼっくりを食べる様子が確認されている。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1571428572363132934?s=19
・危険度、戦闘能力
体内に溜まったガスを火種として炎ブレスを用いる事で前述の松ぼっくりを発火させ、それを外敵へ投げ付けることで攻撃する。
また、ただ投げ付けるだけでなく、手や尻尾で直接叩きつけたり、回転させながら投擲する等様々な形で攻撃に利用してくる他、炎ブレス自体も強力な武器として使用する。
松ぼっくりは地面に叩きつけることで地面に火炎を直線的に走らせたり、コマのように大量にばら撒いて広範囲を炎上させるなど、環境そのものにも与える影響も含めてその危険性は通常種を上回る。そのことから、危険度は飛雷竜や人魚竜と同程度とされる。
・利用
ビシュテンゴ亜種の素材は火に強い耐性を持ち、これらの素材を用いた装備は風と火の神聖な力を宿し、邪悪を寄せ付けないと伝えられている。
また、耐火性に優れた爪は火除けのお守りとされている。
余談だが、通常種同様、独特な形状の尻尾や腕羽を用いてトリッキーかつ軽快な動きを得意とし、知能も高く火炎放射といった派手な技も持つため、エルガドのある船乗りがサーカスで芸を仕込むためのモンスターとして、ハンターに本種の捕獲を依頼したという話もある。
しかし、前述の通り知能が高いとはいえ、他者を翻弄して楽しむ悪辣さと危険極まりない性質の松ぼっくりを常時携帯している事は人間にとって脅威そのものであり、本当にビシュテンゴ亜種を手懐け、思いのままに見世物とする事が可能なのかどうかは疑問が残るところであろう。
・ソース
MHR:S
HAUNTING OF THE SUN モンスターハンターライズ:サンブレイク 公式設定資料集