秋津蛉のモンスターリスト

モンスターの生態に関する情報に特化したブログです。
モンスターの生態を写真、動画を交えて紹介します。

牙獣種の書 緋天狗獣 ビシュテンゴ亜種

2024-01-04 19:38:31 | 牙獣種





「緋天狗獣」
ビシュテンゴ亜種
Blood Orange Bishaten
牙獣種
尖爪目 飛膜獣亜目 天狗獣下目 ビシュテンゴ科
全長約832.31〜1054.26cm
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1742847112273109282?s=19
・狩猟地
大社跡、砂原、城塞高地
・概要、特徴
燃えさしを思わせる赤茶色を基調とした暖色系の毛並みを持つ、天狗獣ビシュテンゴの亜種。
その体色から「緋天狗獣」という別名で呼称される。
・生態
通常種に輪をかけて好奇心旺盛で、かつて城塞高地では自ら人前に出現していた。
本来は城塞高地の森林地帯を中心に生息しているが、水気を嫌い、通常種と比べて乾燥した気候を好む傾向があるらしく、砂原での生息も確認されている。
また、近年では王域生物が及ぼす生態系の変化から本来生息しない大社跡にも出没し、新たな縄張りとするべくその地のモンスターに攻撃を加える様子も確認されている。
かのリオレウスに燃える松ぼっくりで応酬する姿も報告されているが、力の差は歴然で一方的に叩きのめされる事も多い
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1597520907349942278?s=19
通常種が好物の柿を腹袋に蓄えて行動するのに対し、ビシュテンゴ亜種は1m弱ほどの巨大な松ぼっくりを収集して腹袋に蓄える習性を持つ。
この松ぼっくりは滋養強壮効果を持つ成分を含み、ビシュテンゴ亜種も普段から食糧として利用している。




そのことから健康食品としての利用も考えられているが、擦り合わせるだけで発火する強い可燃性から火に近付けると瞬く間に赤熱し、その数秒後には爆裂する危険な代物でもある。
なお、ビシュテンゴ亜種の爪は耐火性に優れており、発火した松ぼっくりを扱っても焼けることはない。
性格は通常種に輪をかけて好奇心旺盛で悪戯好きであり、翻弄した相手の姿を見て楽しむ悪辣な性質をも併せ持つ。




出会い頭に着火した松ぼっくりを投げつけたり、発生した爆炎を腕羽で煽り延焼させるなど、危険な行動をとる事も多く、無関係な周囲の者にまで悪戯では済まない規模の被害を齎す。
角で風を読むことで火を巧みに扱うとも言われ、その知能の高さから外敵との先頭でも狡猾に立ち回って翻弄する事を得意とする。
それらの奇術師にも喩えられる行動から知能は通常種と同等かそれ以上とされるが、戦闘では油断しがちな面も持つ
・食性
通常種同様、雑食性と思われる。松ぼっくりを食べる様子が確認されている。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1571428572363132934?s=19
・危険度、戦闘能力
体内に溜まったガスを火種として炎ブレスを用いる事で前述の松ぼっくりを発火させ、それを外敵へ投げ付けることで攻撃する。
また、ただ投げ付けるだけでなく、手や尻尾で直接叩きつけたり、回転させながら投擲する等様々な形で攻撃に利用してくる他、炎ブレス自体も強力な武器として使用する。
松ぼっくりは地面に叩きつけることで地面に火炎を直線的に走らせたり、コマのように大量にばら撒いて広範囲を炎上させるなど、環境そのものにも与える影響も含めてその危険性は通常種を上回る。そのことから、危険度は飛雷竜や人魚竜と同程度とされる。





・利用
ビシュテンゴ亜種の素材は火に強い耐性を持ち、これらの素材を用いた装備は風と火の神聖な力を宿し、邪悪を寄せ付けないと伝えられている。
また、耐火性に優れた爪は火除けのお守りとされている。




余談だが、通常種同様、独特な形状の尻尾や腕羽を用いてトリッキーかつ軽快な動きを得意とし、知能も高く火炎放射といった派手な技も持つため、エルガドのある船乗りがサーカスで芸を仕込むためのモンスターとして、ハンターに本種の捕獲を依頼したという話もある。
しかし、前述の通り知能が高いとはいえ、他者を翻弄して楽しむ悪辣さと危険極まりない性質の松ぼっくりを常時携帯している事は人間にとって脅威そのものであり、本当にビシュテンゴ亜種を手懐け、思いのままに見世物とする事が可能なのかどうかは疑問が残るところであろう。
・ソース
MHR:S
HAUNTING OF THE SUN モンスターハンターライズ:サンブレイク 公式設定資料集



牙獣種の書 天狗獣 ビシュテンゴ

2023-12-29 19:01:53 | 牙獣種




「天狗獣」
ビシュテンゴ
Bishaten
牙獣種
尖爪目 飛膜獣亜目 天狗獣下目 ビシュテンゴ科
全長約823.06〜1072.75cm
全高約502.13cm
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1740644891313737792?s=19
・狩猟地
大社跡、水没林、密林
・概要、特徴
木々が生い茂る温暖な地域の深山に生息する大型の牙獣種。
頭部にある小さな角や、その角と繋がった嘴状の上顎、「腕羽」と呼ばれる鳥の翼のような羽毛を生やした前脚、先端部がカエデの葉のように5方向に展開する尻尾など、牙獣種の中でも特徴的な姿をしており、「天狗獣」とも呼ばれる。
牙獣種は四肢の発達したものが多いが、ビシュテンゴは加えて強靭な大きい尾を腕や脚の如く用いるほどに発達しており、尻尾の先端と付け根、背中のしなりで身体を支えて直立するのが特徴。






尾の先端は皮膚が露出し滑り止めとして機能する他、先端には肉球がある。背の側は尻尾を保護する硬質の甲殻が発達している。
カムラの里周辺は希少な生態を有するモンスターが多いが、このビシュテンゴもまた、他の地方ではあまり見ることのできない怪異として語られる存在。
首には襟巻きのような分厚い毛束があるが、これは外敵の爪牙から急所を守る緩衝材となっている。
雄と雌の外見は殆ど同じであるが、雌は頭部のトサカと首周りの毛がやや少ない。
・生態
翼のように発達した腕で宙を舞い、尾を自在に振るう事で木々の間を行き交う。その影を追えば神仙か修行者にも見え、奥深い山村では神々の使いと奉られる例も少なくない。
山で起きる怪現象の殆どは天狗獣の悪戯によるものと云われる程で、昔の人は物の怪の仕業とし畏れ、各所で言い伝えが残る。



実際に性格は非常に好奇心旺盛でずる賢く、悪戯好き。
その性質ゆえ、近くを通る動物にいきなり柿を投げつけて攻撃する姿がよく確認され、襲撃した相手が驚いたりする様子を見て楽しんでいるような姿が度々目撃されている。
逃げようとする相手をわざわざ狙って追撃するなど、その性格と手法は悪辣とさえ言え、旅人や行商人などが被害に遭う事も少なくない。
そのような様子から「山林の荒法師」の異名でも知られ、悪知恵が働く個体ほど角の形が立派になるともされる。
翼状の腕羽と尾を利した俊敏な動きにより、地を這う危険はビシュテンゴに少ない。だがそれによって活動範囲が広いせいか、また好奇心の強さゆえか、他のモンスターにちょっかいを出しては争う姿が度々目撃される。
しかし、時には格上のモンスターから手痛い反撃を受けて退散することもある。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1493927945059987464?s=19
展開すると手のような形となっている尻尾は物を握ったり、地形や壁を捉えて身体を支える事が可能。
尻尾を支えに立ち上がることで周囲を見回して警戒したり、木の枝や物を掴み、あるいは四肢に何かを抱いて移動する変幻の挙動を可能としている。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1499893157474889730?s=19
また、尻尾で立っている状態のまま先端を窄め、尾甲を利用してコマのように回転しながら地面を滑るように移動するといった器用な動きをする事もある。
尻尾で不規則に動き回るビシュテンゴを追い回すのは容易ではなく、狩猟時に翻弄されるハンターも多い。
翼のように発達した皮膜と備わる腕羽を用いる事で、近縁種のケチャワチャと同じく滑空する事ができる。





しかし、この腕羽は尻尾で身体を直立している際にバランスを取ることや、興奮時や威嚇の際に皮膜を広げて相手を牽制して争いを避ける事が主な役割であり、木々を飛び移ることはあれど長距離を滑空することはない。


腹部には袋状になった部位があり、ここには活力を齎すデカデカ柿などの食料を蓄えて移動する。
その他に食用ではない渋柿や有毒の柿も収納しており、腐敗した毒素で毒に侵すドクドク柿、閃光を放つピカピカ柿、麻痺作用のあるシビシビ柿を獲物に投げつけたりイタズラに用いる。



この袋は詰め込んだ食物を急速に熟成させる性質があり、その熟成は柿以外の食材でも作用するが、何かとクセが強く人間の口には合わないという。
雌は子どもと群れを作って生活するが、雄は基本的に単独で行動する。
繁殖期になると雄は別の群れへ入り、群れは一定の行動範囲を巡回して餌を求める。
頭部の角の長さは群れの序列、個体の格を示しており、より長い角の個体に従う習性を持つ。
・食性
植物質のものを中心に食べる雑食性。硬軟多種の柿を好物とし、腹部の袋から柿を取り出して食べる様子が観察されている。また、獲物に柿を投げつけて狩りを行う事もある。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1598181679847604224?s=19
・危険度、戦闘能力
外敵と遭遇すると思わず耳を塞ぐほどの音量で咆哮して威嚇を行う。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1499893616235319301?s=19



戦闘では懐に隠し持っている大量の柿を武器としても利用し、前脚や尻尾で持った柿を正確無比なコントロールで外敵に投げ付ける。
ビシュテンゴの主食である「デカデカ柿」は人間の頭よりも大きく、またそれなりに硬いため、投げつけられて直撃すればそれだけで大怪我をし兼ねない。
腐敗によって有毒な毒素を詰まったドクドク柿や、一部の屈強な個体が扱う、痺れるほどスパイシーな匂いを放つシビシビ柿はそれぞれ毒と麻痺の危険な属性を持っている事が確認されている。
また、毒性は無いが割れると同時に強い閃光を発する「ピカピカ柿」で外敵を目眩に陥れる事もある。



ビシュテンゴはそのような柿の性質を理解し、武器として使い分けてくるが、ビシュテンゴ自身も柿の毒性に完全な耐性を持っているわけではないため(それでも毒への耐性自体は高いモンスターではある)、使用した柿の毒素や閃光を喰らわないよう、自分の顔を手や腕羽で塞ぐ様子が確認されている。
時には尻尾で立ち上がった姿勢から多種多様な柿を勢いよく大量に投げつけて攻撃することもあるが、尻尾で立ち上がっている際はバランスを崩しやすく、そこを狙って攻撃して引き倒すことができれば大量の柿を散逸させて倒れ込むため、狩猟においては狙い目とされる。
ビシュテンゴが取り落とした柿はデカデカ柿なら回復薬、ドクドク柿なら毒投げクナイの代用品といった具合にハンターも利用できるため、狩猟中にビシュテンゴを転倒させることに成功したハンターの中にはこれらの柿を利用する者もいる。

なお、柿の他にも身軽な動きから尻尾を勢いよく叩きつける、逆立ちして連続で尾を振り下ろして前転する、回転しながら突撃するなどの肉弾戦も仕掛けてくるため、不規則な攻撃から決して一筋縄ではいかないモンスターであり、ギルドでは危険度を雌火竜と同程度としている。







・利用
一部の村落ではビシュテンゴは神の使いとして奉られており、特徴的な額の角は山深く分け入る修行者の頭巾に象徴的に縫い込まれる他、質の良い爪は山のお守りの首飾として用いられ、天狗獣を奉る村では年に一度爪を社に奉納し、山中の安全祈願をするという。
また、頭襟は身につけると途端に賢くなるという昔話もある。
首周りの丈夫な毛や浅葱色の腕羽はイズチの橙の毛皮と同じくカムラ近辺の意匠の基本となり、草木の自然と調和する色彩を形成する。
天狗獣素材から作られた衣装は山の神々と語り合うための正装として古い文献の中に登場し、千里の先を見通して徳を引き寄せ、穢れから身を守ると伝えられている縁起の良い逸品。
・ソース
MHR:S
モンスターハンターライズ 公式設定資料集 百竜災禍秘録






牙獣種の書 白猿狐 ケチャワチャ亜種

2023-12-27 20:44:34 | 牙獣種




「白猿狐」
ケチャワチャ亜種
Ash Kecha Wacha
牙獣種
尖爪目 飛膜獣亜目 ケチャワチャ科
全長約779.77〜1019.01cm
全高約385.3cm
足裏のサイズ約242cm
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1739951899389186148?s=19
・狩猟地
遺跡平原、原生林、未知の樹海
・概要、特徴
白銀色の美しい体毛と、背面や飛膜に浮かんだ蒼黒い斑紋が特徴的な、ケチャワチャの亜種。
その体色から「白猿狐」と通称される。


開閉するように顔を覆う耳は一対の眼状紋が備わる奇猿狐とは異なり、左右を合わせると巨大な単眼のように見える模様であり、それを見た者の命は無いとも言われるほどの不気味な迫力をもつ。
この模様は通常種、亜種共に成長度合いや生息地によって個体差があるらしい。
この派手な模様は外敵や異性へ自らを主張するために進化した結果であるらしい。
また、その耳は角質化によって通常種よりも極端に硬質化しており、生半可な刃物では傷一つ付かないほど。
・生態、戦闘能力
通常種に比べ好戦的で地上を徘徊している事が多く、その分行動範囲は広い。そのため、通常種の生息範囲外でも多く目撃されている。
通常種と同様に皮膜を使用して空中を滑空する能力を持つが、亜種は滑空する能力をより進化させており、巧みな空中制御で飛来する向きを変えることすら可能としている。
地上は樹上より外敵に発見されやすいため、前述の白い毛皮と蒼黒い斑紋のコントラストは警告色としての意味を持ち、滑空時に広がる皮膜にも派手な目玉模様が存在する。



巨大な鉤爪もそれに伴い、移動用としてよりも武器として攻撃的に発達している。
体内では非常に発火性の高い液体を捕食した虫や木の実を発酵させることで生成し、これを吐き出して空気に触れさせる事で発火させ、外敵を威嚇、攻撃する武器としている。






・利用
透き通るような美しい毛はハンターを虜にするのみならず古くから衣料品の素材とされており、遙か異国の国では武将が謁見する際に着用する服の素材とされていた。
また、鋼鉄の如き強度と着心地を両立した装備として狩猟用の防具の素材としても価値が高い
・ソース
MH4G
ハンター大全4
https://s.famitsu.com/news/201501/19069730.html






牙獣種の書 奇猿狐 ケチャワチャ

2023-12-26 22:29:20 | 牙獣種




「奇猿狐」

ケチャワチャ
Kecha Wacha
牙獣種
尖爪目 飛膜獣亜目 ケチャワチャ科
全長約779.77〜1019.01cm
全高385cm
足裏のサイズ約242cm
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1739618893424140776?s=19
・狩猟地
遺跡平原、原生林、未知の樹海、地底洞窟





・概要、特徴
主に温暖湿潤の地域に生息する大型の牙獣種。
発達した大きな耳と長い鼻、先端がカギ状になった尻尾、大きく鋭い鉤爪、鮮やかな橙色の体毛などが特徴で、通称「奇猿狐」
飛膜獣亜目の分類名通り手足の間には皮膜を持ち、大型の牙獣種の中でも華奢な体格を持つ。
・生態
非常に好奇心旺盛で、縄張りの近くを通る旅人や商人を襲撃する事もあり、「危険」というより「厄介」なモンスターとして認識されている。
長い鉤爪からも伺えるように樹上性で、主に樹木や蔦の密集した森林などを生活圏とする。
また、地底洞窟に生息する個体はネルスキュラが放棄した巣に住み着くことで知られる。
腕部の3割以上を占める巨大な鉤爪と、尻尾には同じく鉤状に湾曲した大きな爪のような突起を持ち、これを巧みに蔦や枝に引っ掛けて自在に、素早く樹上を移動する。
特に尻尾には強靭な筋肉が備わっており、尻尾の力だけで長い時間身体を吊り下げることができる。
腕から下の身体には皮膜が存在し、これを空中で広げて風を捉える事で牙獣種でありながら滑空を行い、遠方の枝まで移動することもある。
反面、地上の移動は苦手で、基本的には樹上で活動する。
ケチャワチャの特徴である大きな耳は獲物の動く音を感知するために発達したもので、縄張りに侵入者が入り込むとすぐに感知できる。


しかし、優れた聴覚故に至近距離での大きな音は苦手であり、外的要因で興奮すると大きな音や光から聴覚、視覚を保護するために顔を耳で覆い、同時に至近距離にいる敵対者に耳の外側の眼状紋を見せて威嚇する。
繁殖期には雄は踊りでアピールしたりこの耳を盛んに雌に向かって開閉し、耳の模様を気に入られると番となって生殖活動をする。
・食性
昆虫を主な餌とし、オルタロスを捕食する様子が確認されている。捕食の際には獲物の動きを粘液で封じ、長い前脚と鉤爪で捕らえる。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1499171624565628933?t=6D3p4RUkvsLNMKs69fwNiA&s=19

・危険度、戦闘能力
臆病なモンスターではあるが、好奇心の強さから縄張りを通りがかる人々には時として悪戯では済まされない被害をもたらす事があり、危険度は鬼蛙と同程度とされる。


戦闘においては蔦渡りのために発達した強靭な鉤爪を振り回したり叩きつける攻撃を得意とし、尻尾で蔦からぶら下がりながら攻撃を仕掛けてくる事も多い。


また、粘液を蓄えておくための内臓器官(水袋)を持ち、鼻からこの粘液を噴き掛けて攻撃を仕掛ける事もあるが、興味の対象に悪戯で吹きかける事もある。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1739625111005880491?s=19
粘液は粘性の強さから対象の動きを制限する効果を持ち、主に獲物の動きを封じるために用いるが、外敵との戦闘ではこれで敵の動きを鈍らせる事もある。
滑空能力は攻撃の際にも生かされ、滞空から宙返りをするようにして激しく爪を振るう事もある。
怒ると鋭く咆哮し、まるで仮面を被るかのように耳を畳んで顔全体を覆い隠す。
この眼状紋がある部位は皮膚が薄く、ケチャワチャが興奮して血流が活発になるとほのかに赤くなる。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1499172033917186052?s=19





・利用
ケチャワチャから得られる素材は、触り心地のよい温かみのある色合いの体毛や、密度の高さと硬度を併せ持つ腕骨は特に需要が高い逸品として知られており、旅人などからも人気の品である他、武具の優れた素材にもなる。また、大きな眼状紋を持つ耳は巷のハンター達に人気の品であり、眼状紋が大きいほど価値が高い。



それらの素材を用いた武器はチャワチャらしい暖色系の色合いが映え、水袋を用いることにより水属性を帯びるものが多い。
武器の意匠は異国で修行をした職人が装飾技術を伝えるために生み出した銃槍や遙か西方を旅した高僧を助けたという伝説の操虫棍など、遠方の国のものを取り入れたものもある。





それらの素材を用いた装備は軽量かつ高機能な上、民族的意匠も秀逸として高く評価されている。また、その鮮彩な色合いから狩場では保護色ともなる他、ある地方の狩猟祈願のお守りを取り入れた装飾が施されている。
また、ある異国では神聖な舞踏の際にケチャワチャの素材で作られた衣装を使用したという。
・ソース
MH4G
MHXX
ハンター大全4
https://youtu.be/FKECSNV5T-A
https://www.gamer.ne.jp/news/201310200005/








牙獣種の書 剛纏獣 ガランゴルム

2023-12-24 22:15:48 | 牙獣種




「剛纏獣」
ガランゴルム
Garangolm
牙獣種
尖爪目 堅歯亜目 剛牙上科 ガランゴルム科
全長約1345.87〜1804.69cm
全高約400.34cm
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1738880832629272835?s=19
・狩猟地
城塞高地、水没林




・概要、特徴
主に王国領内の植生豊かな地域に生息する大型の牙獣種。
現在確認されている牙獣種の中では巨獣ガムートに次ぐ巨体を誇り、その巨躯は山のようとも評される。
また牙獣種にしては珍しく、背面や四肢は体毛ではなく苔生した頑丈な鱗や重厚な甲殻に覆われている。
この鱗は体表に発する体液と苔などが幾重にも重なったもので、これや甲殻の表面に生える植物はガランゴルムと共生関係にあり、花が咲いている個体も確認されている。
これらの植物はガランゴルムの体表から分泌される「体肥液」という植物の成長を促す成分を含む体液によって身体に棲まわせているもので、ガランゴルムは後述の方法でこの苔を利用している。
・生態
巨体に見合った剛力の持ち主であり、また戦闘時は前述の体肥液で体表に着生している植物の成長を促し、また土砂に爆発性を与えることで熱を帯びた溶岩として固め、それらを腕に付着物として纏うことで攻撃時の破壊力を更に引き上げる。
そのような性質から「剛纏獣」とも呼ばれる。





前述の通り圧倒的な巨体と「怪力の化身」や「剛力の怪物」などとも評されるほどの剛腕の持ち主ではあるが、本来ガランゴルムは非常に温厚且つ臆病な性質であり、自らの縄張りと定めた地域を離れてヒトを襲うことは無いとされていたため、大型の牙獣種の中でも危険性は高くない部類と見做される場合が多い。
大型モンスターとしては珍しいほど陰健な性質であるが、唯一ルナガロンとは反りが合わず、まさしく犬猿の仲のようで激突したとの目撃例がある。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1574912577528012800?s=19
細く短い尻尾の先端には鍬のような平たく硬い爪を持ち、これを利用して地面を掘り返しては柔らかくなった土をしゃくれた顎で掬って食べるとされる他、地中に埋まっているキノコ類を腕で掘り起こして食べることもある。
https://twitter.com/MHinfo_en/status/1558000356688539648?s=19
前述の尻尾で地面を掘り起こす行為は結果的に土壌を耕しており、前述の体肥液の効果もあってガランゴルムの行動範囲の土壌は豊かな植生となる。

生息するだけでその地の植生に変化を齎し、生態系に大きな影響を与えるため、本種は王域生物の中でも特に影響力を持つ「王域三公」に数えられている。
平時にはエンエンクなどの小型の動物が警戒することなく近寄って背に乗る様子も見られており、自然と一体化するように共に生きるその姿から「無垢なる巨影」という異名でも知られ、その生態を知る者からは好意的に見られる事が多いモンスターである。
岩の柱のような前腕部を持ち、長期観測した記録に拠れば、左は草をむしったり魚を取ったりする腕、右は体の汚れを落とす腕として使い分けており、纏う形質の違いにも影響しているのではと考察されている。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1573896120631455745?s=19
・生態行動
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1573897738764554240?s=19
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1573888071766265857?s=19
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1573888833330216960?s=19
・食性
キノコ類を掘り出して食べる様子が確認されている。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1573890818821468160?s=19
水没林では水を飲む様子が観察される。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1573896670697631744?s=19
・危険度、戦闘能力
自身や縄張りに危害が及びそうな外敵を見定めると、激しい興奮状態となって危険度が急激に増大する。




そうなると普段の大人しい様子とは異なり、縄張りから出て集落を襲うことすらあり、更に近傍のエリアにまで届くほどの威圧感を放つほどになる。
自身や縄張りを脅かす外敵と遭遇すると、例え自身より遥かに小さな小型モンスターであろうと威嚇の咆哮を轟かせ、持ち前の剛力を振るって排撃を行う。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1573901264282619905?s=19
牙獣種の中では比較的鈍重な動きだが、巨体を活かした攻撃の数々は何れも驚異的な威力を誇り、本質が無垢であるゆえの、一変した凶暴性は凄まじい。



突進や圧し掛かりなど、全身を使った攻撃はその巨体故にかなりの広範囲に届き、鈍重な動きとはいえ容易に躱せるものではない。
剛腕の怪力を活かして巨岩を持ち上げて投げ落とす、腕そのものを振るって叩き潰すなど、圧倒的な腕力を存分に活かした攻撃の数々も当然のことながら脅威である。



興奮状態がピークに達すると地面に両腕を突っ込み、大量の体肥液を分泌する。
この体肥液によって地下の土砂を纏め上げ、更に外殻に生える苔などを急激に成長させる事で、両腕にそれぞれ高熱を帯びた溶岩と大量の水分を含む苔の塊を纏った姿となる。





右腕に溶岩、左腕に苔を纏い、これによってそれぞれの腕の付着物の性質に応じた炎と水の属性攻撃を繰り出すようになる
溶岩を纏った腕はただ振り回すだけで高熱と爆発性の粉塵を振り撒き、殴りつけた物体を持ち前のパワーと爆発によって木端微塵に吹き飛ばす。
苔に覆われた腕も攻撃と同時に大量の水が炸裂することで破壊力を大きく増大させており、別々の性質を得た双腕を駆使して強烈な攻撃を繰り出す。

また、爆発性を持つ溶岩を纏った腕を地面に叩きつけることでその衝撃で発生した爆発を利用し、自分の体高を優に超えるほどの高さにまで跳び上がる事で高度を得、そこから落下する勢いで剛腕を打ち下ろす事で属性エネルギーを炸裂させるという、驚くべき技も持つ。
これだけの力をもってしてもなお抵抗を続ける難敵に対しては遂に怒りが頂点に達し、頭部にまで溶岩や苔を纏い、眼を真っ赤に輝かせながらより激しく暴れ狂う。
両腕を叩き合わせる事で苔から噴出した水を溶岩の熱で一瞬で蒸発させて水蒸気爆発を引き起こすなど、自然物の性質を巧みに利用した攻撃は更にその破壊力を増す。


特に自ら纏った付着物を全て剥がすのと引き換えに放つ大技、スチームブレイク」の威力は凄まじく、岩盤を捲り上げてその上に乗り、右腕の溶岩から岩盤に熱エネルギーを付与、水分に満ちた左腕で殴って大爆発させるという他に類を見ない攻撃である。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1573904359246950400?s=19
これらの戦闘能力から、ギルドでは危険度を氷牙竜と同程度としている。




・利用
ガランゴルムから得られる素材は非常に分厚く頑丈であるが、甲殻は不気味さを覚えるほど歪な形状であり、同じ形状のものは一つとして無い。また牙は歯根からエナメル質まで密度が非常に高く、滑らかさと硬度を併せ持つが、加工は困難なため玄人向けの素材として知られている。





それらの素材を用いて生産される武器は巨人の如き力強さを宿すとされ、その強度と重量から圧倒的な破壊力を生み出す。
また、この素材を用いた防具は植林用の種を保存できる機能やその重量ゆえに歩くだけで土を耕す効果を備えており、森を信奉する守護者の証たる装備とされている。
・ソース
MHR:S
HAUNTING OF THE SUN モンスターハンターライズ:サンブレイク 公式設定資料集