秋津蛉のモンスターリスト

モンスターの生態に関する情報に特化したブログです。
モンスターの生態を写真、動画を交えて紹介します。

飛竜種の書 荒鉤爪ティガレックス

2024-05-30 21:53:14 | 飛竜種









「荒鉤爪」

荒鉤爪ティガレックス Grimclaw Tigrex
飛竜種
竜盤目 竜脚亜目 レックス科
全長約2015.05〜2333.21cm
・狩猟地
砂漠、旧砂漠、原生林、遺跡平原、遺群嶺、禁足地、雪山、極圏、塔
・概要、特徴
絶対強者と呼ばれる轟竜ティガレックスの中でも、膂力が劇的に発達した特殊な個体。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1795997687302807890?t=TPiWdhB4Zm05Ded8xEWX7Q&s=19









前脚を中心に発達した血管が集まっており、皮膚の青みを血流が強調しているため、不気味なほど鮮やかに、青白く光って見えるのが特徴。
翼膜を含めた全体が鮮やかに青く色付いた前脚には並々ならぬ硬度を誇る巨大な爪を備え、眼前に立つ者を只々力を以て蹂躙する。








繰り出す圧倒的な力は、人の培った技術や知力の結晶を無惨に吹き飛ばし、「荒鉤爪」の二つ名を挑んだ者の脳裏に恐怖の代名詞として刻みつける。
体格も通常より一回り以上大きい傾向があり、大轟竜ティガレックス希少種(2313.9cm)に肉迫する巨躯にまで大型化した個体が確認された例もある。
二つ名持ちの例に漏れず、通常個体を遥かに上回る圧倒的な戦闘力から、ギルドではこの個体について特別措置を設けており、特別な許可を得なければ狩猟に向かうことは許されない。
・食性
肉食性。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1795997272184119333?s=19
・危険度、戦闘能力
通常個体同様、外敵と遭遇すると翼膜を広げて咆哮を行う。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1510114384445550596?s=19





元より強大な心肺機能に関しても通常個体を凌駕し、大きく息を吸い込んだ後には黒轟竜や大轟竜のそれに比肩する大咆哮を放ち、付近の空気が張り裂けるほどの轟音を以て周辺一帯を吹き飛ばし破壊する。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1510114205097086986?s=19









強靭な鉤爪を備える前脚を用いた攻撃も熾烈を極め、通常個体には見られなかった攻撃方法が見られる。
岩飛ばしで繰り出す岩は地を転がる巨大な岩塊と化している他、振り向きざまに地面に鉤爪を突き立てる事で巨大な岩盤を抉り取って投げ飛ばす、大地を揺るがすほどの力で前脚を地面に振り下ろし、その衝撃で大地を炸裂させる事すらある。














通常個体以上の気性の荒さを持ち、外敵に反撃されると瞬く間に興奮状態に突入、一層激しく暴れ狂う。
怒り時では通常のティガレックスと同様に頭部や前脚などの血流が増し、青く染まった体表の表層部まで血管が浮かび上がり、怒り狂う様も相まって非常に恐ろしい姿と化す。
この状態では更に筋力が跳ね上がり、恐るべき蛮力を発揮し暴走するが、この状態の前脚は強大な力と引き換えに筋肉が軋み、血管が裂けんばかりに膨張した実に危うい状態でもある。
そのため、この状態の前脚は最大の武器であると同時に最大の弱点でもあるが、鉤爪の硬度は損なわれる事がなく、業物すら易々と弾き返してしまう強靭さを誇る。迂闊に正面から狙えばその蛮力の餌食となろう。





・利用
荒鉤爪から得られる素材は青黒く硬質化した肉厚な鱗や”蒼爪”など荒々しさを体現したようなもの。
その素材を用いた荒鉤爪の名を冠した防具は鍛えれば荒鉤爪の魂が宿るとされ、通常の武具とは一線を画す性能を発揮するが、その着用を許されるのは特殊許可クエストを制した者のみである。
・ソース
MHXX
モンスターハンター発想の法則2禁忌の書 pg 162


飛竜種の書 轟竜 ティガレックス

2024-05-29 22:48:45 | 飛竜種
















「轟竜」
ティガレックス
Tigrex
飛竜種
竜盤目 竜脚亜目 レックス科
全長約1728.28cm~2388.52cm
全高約483〜590.47cm
脚の大きさ約146〜184cm
・狩猟地
現大陸…砂漠、旧砂漠、砂原、遺跡平原、城塞高地、天空山、雪山、凍土、寒冷群島、氷海、極圏、原生林、未知の樹海、古代林、沼地、地底洞窟、溶岩洞など
新大陸…古代樹の森、大蟻塚の荒地、瘴気の谷、龍結晶の地、渡りの凍て地、導きの地





・概要、特徴
原始的な骨格構造を色濃く残し、 陸上での活動に特化した飛竜種。
四脚は大腿骨が体幹の横から伸びる側方型だが、 前脚の方がやや長いのが特徴。
この前脚は他の飛竜には見られない形状で、陸地を力強く移動するために発達している。





四足歩行の飛竜種は数多く確認されているが、このティガレックスの骨格が原始的かつ進化の源流に近いものであると考えられており、飛竜の起源とされるワイバーンレックスの外見的特徴と一致する部分が多いため、飛竜種の進化を解き明かす鍵になるのでは、と研究者から熱い視線を向けられている。

前脚の第3指の外縁から発達した翼膜に神経や筋肉が張り巡らされているのが確認されており、この形質がリオスなど他の飛行能力に優れた飛竜種に受け継がれたのではないかと推察されている。
一方で翼膜は小さく、飛竜種といっても空を飛ぶというよりも滑空するように空を移動するため、飛行能力は極めて低い。
翼としての機能が退化した前脚は著しい発達を遂げており、強靭な力を以て獲物などを組み伏す。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1509435007663673347?s=19





人間で言う小指に当たる骨が極端に長く発達しており、これを周囲の筋肉を使い動かすことで、翼膜を伸縮していると考えられる。
また、バランスを取るために親指が小さく退化していることも確認されている。





静止状態では前脚の翼膜を閉じ、突進時は広げている姿が目撃されているため、翼膜は飛行のほかにバランスを取る役目もあるのかもしれない。





後脚の隆々たる筋力にも目を見張るものがあり、 強力無比な突進や尻尾の回転攻撃などに生かされている。
肘下や膝下が細いため華奢に見えるが、上腕部や太腿部の筋肉が著しく発達している。





体表のいたるところが黄色の鋭角的な堅殻に覆われ、轟竜の凶悪さを際立たせている。
生半可の武器では傷つけることさえできないが、興奮状態になったときに四肢や頭部の血管が拡張され、浮き出て赤くなる現象が起こる。
また、頭殻は自らが発する大轟音に耐えるつくりをしている。



この甲殻に映える青い縞模様は、保護色の役割を持つ。
草食獣の多くは色よりも形を識別している場合が多く、草木に紛れるカモフラージュの効果があり、捕食に有利なのだろう。
顎には小さな歯がびっしりと並ぶが、鋭く食い込ませるような大きな牙は持たない。
首下の皮膚は柔軟性があり、少し弛みもある。



書士隊の中で議論が絶えないのが、頭部の角状の突起の役割である。
武器としては大きさや迫力に欠け、目の位置より上部にあるため、目を保護する役割を果たしているという説が定説となっている。
しかし雪山や砂漠にて、2頭が縄張り争いすることなく同時に目撃される例もあるため、現在では雌雄を分ける特徴のひとつで、この突起を頼りに仲間の顔を見分けたり、繁殖期には雄はディスプレイとして発達する可能性も高いとされる。
また、頭蓋から張り出る位置にあり、耳介や外耳道らしきものも見つかっているため、耳ではないかという説も浮上している。







・生態
かつては後脚のみで歩行し、戦闘態勢に入ると四つん這いになる姿勢が見られていたが、近年では常より四足歩行の姿を目にする事が多い。
現大陸において際立つ狂暴性と共に広く知られる存在であり、「絶対強者」 や 「大地の暴君」 などの異名でも畏怖される好戦的、かつ獰猛な性格。
新大陸においても各地で激しい縄張り争いを繰り広げる姿が確認されている。
獰猛かつ貪欲であり、捕食のためであれば寒暖を問わずさまざまな地域に出向く。









本来は主に乾燥地帯に生息していたと考えられるが、獲物を求めて広い範囲を餌場とするため、近年では寒冷地帯での目撃報告も珍しくない。あまりに本来の生息域と離れた環境であるために、初めのうちはデマだと考えられていた程だが、特に雪山で草食大型動物のポポを捕食する姿がポッケ村近辺でよく目撃されている。
皮膚の形状からは耐寒能力に優れているとは到底思われず、砂漠を転々とし、捕食しやすいポポを狙って雪山へ移動すると予測されている。
乾燥帯に生息しているはずの本種がどのようにしてポポの味を覚えたのかについては周りに食糧となる動物がいなかった時に少しづつ遠征を重ね、その過程で寒い地域に立ち寄った結果ではないかとされている。

縄張り意識と呼べるものはなく、固定の縄張りというよりもティガレックスが移動して行く先が縄張りであり、周囲に立ち入る者はすべて轟音の衝撃とともに捕食の対象になる。
絶対強者の二つ名はただの脅し文句ではないのである。


獲物を目的に平然と他のモンスターの縄張りに侵入する場合も多く、その縄張りの主であるモンスターと激しく交戦する様子がしばしば目撃される。
放浪を繰り返す本種は生態系の頂点に君臨するモンスターと遭遇するケースがとりわけ多く、リオレウスやディノバルド、オドガロンなどの強大な大型モンスターとの衝突事例も枚挙に暇がない。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1784933967168450852?s=19





その一方、争う姿が目撃されない場合もあるのは、テリトリーに侵入された他種の飛竜たちでさえ、地上での運動能力に長けたティガレックスとだけは争うことを避けるため。
獲物を仕留めれば定住することなく次の狩り場へと向かうことを知っている彼らは嵐が過ぎ去るのを待つように我慢して、安全と生存を確保することを選ぶ事も少なくない。





また、雪山ではポポを積極的に襲うため、子育て期にポポの群れと共に生活を送る巨獣ガムートにとっては幼体の命を脅かす最大の脅威である。
更にティガレックスは成体のガムートにまで積極的に襲い掛かる場合もあり、この事からガムートが明確に自身への脅威として認識する数少ないモンスターでもある。
飛竜種でありながら飛行能力は高くなく、羽ばたきは不器用で自力での飛行は難しいが、高所からの跳躍や気流に乗った滑空は可能。





対して地上での走行能力は他の飛竜から抜きん出ており、時速50kmを超えるともされる驚異の走行能力を持つ。
強靭な四肢による突進力を生かして狩りを行い、食欲はきわめて旺盛。
普段は寝そべって日光浴をしたり、上体を起こして周囲を見回すなどのんびりとした面も観察できるが、獲物を見つけて「狩る」意識に切り替わると凶暴な性格をあらわにし、攻撃的になる。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1509431848962719744?s=19



唸りとも咆哮ともつかぬ声を轟かせ、ポポやガウシカなどは身を震わせて逃げ惑う。
その行動は急加速、急突進、急旋回と表現でき、緩急の差が激しい。
ティガレックスの狩りは獲物に気付かれることを気に掛けることなく、食欲という本能に従い、 運動能力にものを言わせて力でねじ伏せる方法が基本といえる。
しかし、いかに突進が強力な轟竜といえど、小回りのきくケルビのような小型獣は捕えるのが苦手なため、狙うのは主に大型で鈍重な草食種である。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1509432902026600450?s=19
一度突進を始めると獲物を捕らえるまで執拗に追い回し、初撃を外した後の突進こそその真骨頂といえ、跳躍して獲物を押さえ込む時は、前脚のみならず後脚をも利用して全体重を負荷するため、大型のポポさえ易々と身動きを封じてしまう。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1795796726898368708?s=19
肉食であるティガレックスは、顎の力が非常に強いことでも有名である。
熾烈な縄張り争いにおいて、外敵と見なした相手の喉元へ噛みつく姿はなんとも脅威的。相手を屈服させるに足る武器であることは間違いない。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1552265962870562816?t=1Hw-TsOJglIui3CSPGzNKQ&s=19
なお、この顎と牙が強力な武器であることは轟竜自身もよく理解しており、時折地面や岩盤に牙を擦り付けて研ぎ澄ます様子が見られる。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1795736056433979833?s=19
https://x.com/gagieru_seltas/status/1508980942123151360?s=19


凄まじい咬合力ゆえ、突進に際して障害物などを咬んでしまうと抜けなくなることも少なくないが、特に意に介さない。
もがき暴れた果てに破壊に至るが、一部の大きな樹洞や蟻塚、 陸珊瑚に加え、小岩や棘柱、 氷柱でさえも粉砕する力は驚愕のひと言に尽きる。


そのような図太さを持つ反面、岩球や砂球を投げつけるなど地形を利用したり、獲物の背後を狙うなど、その凶暴性に似合わず、 狩りに対する本能的な知性は高い。
・食性
肉食性。
食欲旺盛でポポの肉を好むが、餌は選り好みせず、腐肉を食す様子が見られることも多い。
前脚で獲物を押さえつけながら顎の力で食いちぎり、 捕食を行う。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1660459711295270913?s=19
捕らえた獲物は引き裂くというよりは叩きつけるかのように噛むので、獲物の残骸は骨が砕け、肉が飛散する無惨な状況となり、ハンターならずとも一目見ればティガレックスの仕業と判別することができる。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1760674980621434900?s=19
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・危険度、戦闘能力
ティガレックスを象徴する最たる特徴は、別名「轟竜」 と呼ばれる所以となった大地を震わす苛烈な咆哮である。
肺や気道、声帯、横隔膜を含む呼吸器官の総称を「大鳴き袋」 と呼び(壊死しやすく、完全な状態で解体できることは非常に稀)、この特殊な内臓器官が尋常ならざる大音量の咆哮を放つ。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1509430015150067713?s=19
その咆哮は山々を越え響き渡ると言われ、周囲に強い衝撃波をも生み出す。外敵を認識した際や怒りで興奮した際に発するが、不用意に近づこうものなら、吹き飛ばされて痛手を負うだろう。
この衝撃波に対しては聴覚保護も役に立たず、盾によるガードが防衛策となる。衝撃波をくらわずとも、多くのハンターが身体の硬直を余儀なくされる。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1509430923778949120?s=19
狂竜化
https://x.com/gagieru_seltas/status/1509486834446860288?s=19
極限化
https://x.com/gagieru_seltas/status/1509487733235859458?s=19









ひとたび戦闘態勢に入ると凶暴な性格を前面に押し出し、狙った獲物をどこまでも追い回す。頑強きわまる四肢から繰り出される突進と旋回、振り下ろされる爪、岩壁にも深く突き刺さるほどの噛みつきなど、挙動のひとつひとつが恐怖を呼ぶ。
強靱な四肢による突進、 引き裂いた獲物の数だけ鋭くなるという爪牙の威力は峻烈で、 食物連鎖の最上位に位置する絶対強者の呼名こそふさわしい。
獲物と認識した標的に対しては執拗に追跡する傾向があり、岩壁などに四肢の爪を突き立て、そのままよじ登ってまで獲物を追い詰めていく場合もある。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1509436186930020355?s=19
突進において脅威となるのは速度だけではなく、突進による攻撃を避けられたと判断すれば爪を地面に突き立てて急停止したり、あるいはその爪を軸に身体を翻して素早く獲物に向き直り追撃を仕掛けるなど、動体視力や制御力にも目を見張るものがある。



ブレスを吐く習性を持たないティガレックスだが、遠くの獲物を仕留める術にもぬかりはない。その場で地面をえぐりながら片方の前脚を突き出し、削り取った土砂を大小3つの岩塊として飛ばすのである。その飛距離はゆうに30メートル以上はあるだろう。
通称「岩飛ばし」と呼ばれているが、その性質はフィールドの環境に依存するようだ。水場であれば水属性を纏い、溶岩であれば火属性を伴う。瘴気が混じった肉骨の塊などは、 非常に厄介であるとの報告が挙がっている。










痛手を受けて激怒すると、頭部や前脚を赤くして咆哮を放つ。
こうした怒りで興奮状態となったティガレックスが赤みを帯びるのは、全身の血流が色濃く浮き出るため。体温が上がり、筋力を向上させる。





この状態では外殻も軟化するが、その代わりに動きは更に加速し、暴走とも言えるほど、より暴力的に暴れ回る。
その状態の個体との遭遇は死を意味すると言っても過言ではないといわれる。
ギルドでは、危険度は角竜に匹敵するものと見なしている。



・利用
ティガレックスの素材は加工することで意外なほどの柔軟性を見せ、それを利用した武器は武器は圧倒的な破壊力を誇る。






しかし、思い通りに扱うには高い技術が必要となり、自然と会心率は下がってしまう。







轟竜から得られる素材を最大限活用した防具には強固な守りと、見る者の心をも砕こうかという凶悪な迫力と破壊力が宿るまさに絶対強者を体現するに相応しい豪快な品々。 体表に刻まれた模様の再現にまで、職人のこだわりが光る。
“轟竜”の名にふさわしい力を着る者にもたらすと言われ、着用者はその獰猛な食欲が憑依したかのように、食料を素早く摂ることができるようになる。
さらに嗅覚も鋭くなり、離れた場所にいるモンスターの行動すら把握できるという。
貴重な素材をふんだんに使用することで更なる強度を手に入れた反面、まれに通常時よりも深い傷を負ってしまうことがある。これは討伐された“轟竜”の念が悪霊を招き寄せているせいではないかと、ハンターの間ではまことしやかに囁かれている。
なお、その火に強い素材の特性から、ポッケ村の工房では鍛治用のミトンにその皮が用いられている。
・ソース
MH4G
MHXX
MHR:S
モンスター生態図鑑Ⅱ ティガレックス亜種
復刻ハンター大全 pg 40.44.128〜129、198〜199
DIVE TO MONSTER HUNTER WORLD: ICEBORNE モンスターハンターワールド:アイスボーン 公式設定資料集pg.154〜157、316.317
モンスターハンターライズ 公式設定資料集 百竜災禍秘録 pg.190.191
モンスターハンター発想の法則 メインモンスター誕生秘話 pg.28〜35
モンハンフェスタ2008メモリアルDVDブックpg. 42



飛竜種の書 電怪竜 ギギネブラ亜種

2024-05-28 19:38:25 | 飛竜種





「電怪竜」

ギギネブラ亜種
Baleful Gigginox
飛竜種
竜盤目 竜脚亜目 奇怪竜下目 毒怪竜上科 ネブラ科
全長約982.80〜1288.56cm


・狩猟地
凍土
・特徴、生態
電気を操る怪竜の亜種。突然変異種と見られ、発見報告も稀。
黄色の背面と藍色の鮮やかな腹面が特徴であり、通常個体では毒腺があった体表に蓄電器官を備える。これは狩りのために進化した能力で、電撃で獲物の自由を奪い、動きを封じてから捕食するといわれる。ギルド内では「電怪竜」とも称される。







・危険度、戦闘能力
地を這う電撃や放電など、その攻撃方法は奇怪竜フルフルを思わせるものが多い。
また、通常種とは異なり、地上にいる時にハンターに覆いかぶさり、丸呑みにしてきたという報告もあるため、接近戦では注意が必要。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1629420943331434496?s=19
また、通常種と異なって卵塊を生む事はなく、強力な放電を起こす塊のみを産む。







興奮すると上面の皮膚が紅く染まり、口元から電光が漏れ出す。






・利用
肌触りと伸縮性の良さで他に勝るものが無いとも言われる腹部の皮や常に帯電し続ける性質を持つ爪など、電怪竜の素材は他に類を見ない特性を持つ。特に希少な爪はその性質からエネルギー源としての研究も行われている。
それらの素材を用いた武器の刀身からは電撃が溢れ、亡者の如く獲物に縋り、焼き焦がす。武器種によっては麻痺の属性を帯びるが、これは電気ではなく神経毒を用いたものである。
・ソース
MH3G


飛竜種の書 毒怪竜 ギギネブラ

2024-05-27 23:03:04 | 飛竜種









「毒怪竜」

ギギネブラ
Gigginox
飛竜種
竜盤目 竜脚亜目 奇怪竜下目 毒怪竜上科 ネブラ科
全長約982.80〜1288.56cm
全高約397.8cm
脚の大きさ約148.8cm


・狩猟地
凍土
・概要、特徴
凍土に棲息する飛竜で、伸縮性のある体躯が特徴的。
奇怪竜フルフルとは比較的近縁の種で、同じく目は退化している。体内に猛毒を有することから「毒怪竜」とも呼ばれる。
白い体は分泌される体液により常に濡れているような光沢を放っているが、この体液は体温の低下を防ぎ、一定の温度を保つ役割を持つと考えられている。






また、 頭を保護するために頭と尾の見分けがつきにくいように擬態しているが、の違いはその色で見分けられ、尻尾は発光する毒腺の部位の色が暗い。
ほとんどの種において頭部は明るく尾は暗い色をしているが、興奮状態では全身が尾のような警戒色に染まる。





腹側の赤い部分は非常に細かい毛で構成された鉤型になっており、接地面の細かい凹凸に引っかけることで垂直な壁や滑らかな面も移動することができる。 また、張り付いた壁面や天井を音を立てずに移動するため、 常に体液を分泌しながら移動をしているという研究結果が出されている。



・生態
四足歩行を行う飛竜の一種で、常に四つん這いの姿勢で移動する。
薄暗い場所を好み、光のない洞窟を棲み家としているため視力が退化しているが、獲物や敵対者を温度で感知すると言われている。
狩りの際は自身が持つ毒で獲物を弱らせた後、氷漬けにして洞窟内に保存するという習性を持つ。




主に壁面や天井で休息や睡眠を取るが、睡眠時間は非常に長く、他のモンスターに比べて1日の活動時間は短いようだ。



頭部、腹部、尾部の3箇所に毒腺を持っており、この毒を使用して獲物を腐食させて食べやすくする他、外敵に対する攻撃手段としても使われる。
この毒腺は体の内部で毛細血管のように繋がっており、各毒腺から常に新しい毒素が血液から生産され、 循環している。



また、暗闇で毒腺が光って見えるが、これは毒を生成する過程の化学反応で光って見えるという説と、暗闇でも毒を使用する生物だと知らせる警戒色の役割を果たしているという説がある。




また、 興奮状態になると全身が黒い警戒色に変化し、毒腺が通常の状態よりも大きく膨らむ。 これは、興奮状態では大量の毒が分泌されることによって体内の毒腺に毒が流れ込み、その色で体色が黒ずむからだと言われている。




ギギネブラは雌雄同体で単為生殖が可能であり、1個体が雄と雌の役割を果たし、次々に産卵することができる。繁殖力は非常に強く、尻尾の先端の穴から至る所に卵を産み付けるその卵は泡に包まれた卵塊状のものであり、ギギネブラの幼体ギィギは、卵から出たらすぐに活動を始める。


幼体であるギィギは凍土でのみ目撃されているギギネブラと違い、各地で棲息が確認されている。体液が乾燥したり雨に流されることを本能的に嫌うため、凍土のような気候が彼らにとって最適な生息地なのだが、 非常に多くの幼体を産むため、餌を求めて各地を移動しているのではと考える研究者も多い。
その考えから、そのうち凍土以外の地域で育ったギィギから、 寒冷地以外の気候に適応した個体が発見されるのではという説もあるようだ。




・食性
肉食性。
捕らえた獲物をすぐに食べることはせず、まず強力な毒で腐食させて巣に運び込む。
そして、自然に冷凍保存された獲物を、ヤスリ状に生えた短い歯を使って削りながら食べる。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1795079745798889763?s=19
また、保存した獲物の屍は食すだけでなく、天井や壁に身を潜め、死体を目当てに寄ってくる生物を狙うために利用することもある。




なお、獲物を丸飲みにする行為については、捕獲を目的としている他、獲物の全身に毒を浴びせるための行動だとも言われている。
・危険度、戦闘能力
外敵と遭遇すると不気味な叫び声のような咆哮をあげて威嚇を行う。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1795081277667684565?s=19







最も恐るべきはその猛毒による攻撃で、吐き出される毒ブレスは基本的には液状であるが、着弾すると同時に気化し、しばらくの間その場に高濃度の毒ガスを噴出し続ける場合がある。
また、柔らかな腹部は急所であるが、そこを狙って懐に潜り込む敵には腹側から大量の毒ガスを噴射して攻撃する。
頭部に対しての攻撃には比較的弱いものの、その頭部とよく似た形状の尻尾を持ち、遠目からではどちらが頭部なのか見分けが付きにくい。
また、身体を反転させながら跳躍したり、頭部で噛み付くかのように尻尾を振って外敵を攪乱し、急所への攻撃を防ごうとする習性を持つ。
興奮すると毒腺が膨らんで全身の毒素が強まり、それによって体が黒ずむが、この間は本来柔らかな頭部と硬質な尻尾の肉質が入れ替わるという奇妙な特性を持つ。




時には外敵との戦闘中に産卵を行う事があるが、これは孵化したギィギに外敵を襲わせるという戦法を用いるためである。
また、一定時間で炸裂する毒ガスの塊を産む事もある他、屈強な個体は卵塊を自らの背中に産み付けることで外敵が卵を破壊するのを防ごうとする。
他にも柔軟な首を伸ばした噛みつきは想像以上に攻撃範囲が広く、時には天井に張り付いてる状態から首を伸ばしてハンターを丸呑みにして毒を浴びせるなど、肉弾戦でも一筋縄ではいかないモンスターである。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1722883097040175290?s=19






・利用
奇怪竜下目の種からはアルビノエキスと呼ばれる体液が得られ、これには特定の薬の効果を倍増させる効能がある。
ギギネブラの素材は不気味さや悍ましさ、恐ろしさを感じるものが殆どであが、皮はその不気味さに魅惑的なものを感じるマニアもおり、そうした者の間では非常に需要が高い。腹部の皮は防具の裏生地には最適の素材で、上質な物は汗と匂いを分解する優れた性質を持つ。





ギギネブラの素材を用いた武器には毒袋が用いられ、刀身からは強い毒を噴き出している。
その毒の強さは全武器でも有数であり、斬りつけた獲物の体内からどろどろに溶かし、細胞を腐らせ、僅かな傷でも死に至らしめる。武器によっては毒の専門的知識が無ければ使用者の命すら危ういという。


飛竜種の中でも特殊な生態を持つギギネブラの素材で作られた漆黒の防具は、深い闇に溶け込むかのようである。
漆黒と毒々しい赤とのコントラストや、 禍々しい爪を大胆に配したシルエットが美しく、幻想的なその姿は見る者を魅了する。ゴムのように伸縮するギギネブラの皮は体全体を程よく締め付けて、比類無き装着感を与える。雷や氷、毒に対して優れた耐性を持つ。
・ソース
MH3G
復刻ハンター大全pg 272〜273,388
https://www.4gamer.net/games/074/G007404/20091013062/


飛竜種の書 ギィギ

2024-05-27 22:40:13 | 飛竜種






ギィギ

Giggi
飛竜種
竜盤目 竜脚亜目 奇怪竜下目 毒怪竜上科 ネブラ科
全長約98.6cm
全高約29cm
脚の大きさ約5.6cm


・狩猟地

凍土、モガの森
・概要、特徴
各地の暗い洞窟に生息する小型の飛竜種で、毒怪竜ギギネブラの幼体
全身は滑らかな皮に覆われ、四肢は小さく未熟なため這うようにして移動する。





・生態
非常に繁殖力が強く暗闇であれば気候に左右されず棲息でき、熱と光に弱い。たいまつの炎などを見ると逃げようとする。
主に洞窟で活動するが、洞窟の外に出ている日もある。普段は這い回るように移動し、他の生物を見つけると跳びかかって吸い付き、血を吸う事で成長しつつ体内に毒素を生成する


ギギネブラやギィギの毒素は自らの血液から生成されるため、小さな個体では毒の生成ができず、毒を生成するために他者の血液を吸う必要がある。ある一定の大きさに育ったギィギが毒を吐くのはそのため。




凍土のギギネブラの巣にある繭状の物体はギィギが繭となったものである。ギィギは成長過程において過酷な時期を乗り越えるため、自ら糸状の粘液を吐いて繭状になり、環境が改善するのを待つのである。 また、より過酷な環境では複数匹が集まって繭になることもあるという。



・危険度、戦闘能力
近づくと飛び掛かって襲ってくるため、洞窟に入る時は注意が必要。
吸血して成長すると毒液を吐くようになる。
吸血されると体力を奪われてしまうが、地面に勢いよく転がるなどして引き剥がす事ができる他、火には怯えるため松明で追い払う事が出来る。




・利用
ギィギから得られる体液は老廃物を分解し、血液の流れを良くする効果がある他、毒は殺虫エキスと呼ばれて農薬として利用される。
剥ぎ取られる滑らかな皮は需要が限られ、価値は高くない。
また、その特徴的な容貌からインテリアのモチーフにもなっている。
・ソース
MH3G
復刻ハンター大全pg 272〜273