秋津蛉のモンスターリスト

モンスターの生態に関する情報に特化したブログです。
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飛竜種の書 火竜 リオレウス

2024-04-29 23:02:07 | 飛竜種










「火竜(雄火竜)」

リオレウス
Rathalos
飛竜種
竜盤目 竜脚亜目 甲殻竜下目 飛竜上科 リオス科
全長約1499.71~2130.27cm
全高約433〜572.56cm
脚の大きさ約156~260cm
・狩猟地
現大陸…森丘、大社跡、孤島、モガの森、未知の樹海、古代林、遺跡平原、城塞高地、遺群嶺、天空山、火山、地底火山、溶岩洞な
新大陸…古代樹の森、龍結晶の地、導きの地
・概要、特徴
赤銅色の鱗と赤き甲殻を身に纏う、飛竜リオスの雄。リオス科は雄雌で呼称が異なり、雄がリオレウスと呼ばれる。また火を吐くことから「火竜」の名でも広く知られる。
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高い飛行能力を有する飛竜の代表とも言うべき種族であり、どの生物よりも華麗に、そして雄大に空を飛ぶとされることから「天空の王者(空の王者)」「大空の王」と称されると同時に、戦闘力や凶暴性等も総合した高い危険度から「飛竜の王」とも謳われる。
名前を縮めてレウスと呼ばれることも多いが、本来“レウス” とは王者の意であり、この呼称からもリオレウスは人間から空の王と認められる存在であることがわかる。
古来、観測されるやギルドより警報が発せられるほどに畏れられ、現在に至るまで『空の王』として君臨し続けている。








鋭い鉤爪を四肢に持ち、 翼には1本の翼爪と6本の頑丈な棘が並んで生え、屈強な個体のもつそれは大木すら易々と切り倒す強度と鋭さを持つ。
棘状の突起で覆われた赤い体表だが、幼竜のうちは辛うじて分かるほどの薄い色をしており、成長と共に体色はその濃さを増すともされる。
炎を操る火竜という種族から炎熱には滅法強く、その身を包む甲殻や鱗は耐火・耐熱性に優れ、かつ非常強固。
尻尾の側面には巨大な刃のような棘が生えているが、リオレイアの棘のような毒性は持たない。







リオレイアとは異なり、背部には毒棘を有さないが、これは空を主な領域とし、地上で外敵に襲われることの少ないリオレウスにとって棘は空気抵抗を増やし、飛行を妨げるデメリットの方が大きいために退化したという説が有力である。
空の王者とも称されるリオレウスの高い飛行能力を支えているのが、肩まわりの構造である。
リオレウスの体表には身を守るための堅く大きな甲殻が連なっているが、 甲殻と甲殻の間には皮膚の柔軟性を阻害しない形で小さな鱗が生え揃っている。









この鱗に覆われた柔らかな皮膚が羽ばたきに合わせて伸縮することで肩まわりの可動域を広げ、翼を自在に動かせているのである。
こうした構造により、リオレウスは狭い場所においても巧みな飛行を可能としている。
目の色は雌のリオレイアとは異なり、空を思わせる紺碧である。








世界的に見ても極めて広範囲に分布するモンスターであり、狩人を生業とする者は勿論、一般人の間でも最も広く知られる飛竜。
村では子供たちが「リオレウスごっこ」なる遊びに興じていたりすることもあり、本種が畏怖されながらもその雄大さから人々には憧れ、親しまれている存在であることが伺える。
天空を支配するリオレウス、大地に君臨するリオレイアは、 彼らが天と地の化身であるかのごとき印象を与え、人々の畏敬を集め、時には数多く存在するモンスター全ての代名詞、また自然の象徴として扱う地域もある。



この“王者”と呼ばれるリオレウスを倒すことで一人前のハンターと認められるため、戦いを挑むハンター達が後を絶たないが、成功した者は挑んだ者の数の半分にも満たない。







・生態
飛竜種はその巨体ゆえに長時間飛び続けることが困難とされているが、リオレウスは類稀なる飛行能力を有し、数日間の連続飛行に耐えうる(3日以上に渡って飛び続けていたのを見たという報告もある)ほどに強靭な翼を持つ。その能力は単なる滑空やホバリングに留まらず、 空中で自在に姿勢を変えることが可能。
また、優れた飛行制御力を持ち合わせており、巧みな精密飛行によって空を飛ぶ鳥類などを空中で捕らえることもできる。小型で小回りの利く鳥を捕まえることがいかに難しいかは、彼らの巨体を考えれば明らかであろう。


リオレイアと共に巣を中心とした広い縄張りを形成し多くの地域においてその土地の生態系の頂点に君臨する。主に森と丘の深部に巣を構えるが、卓越した移動能力によってあらゆる風土を縄張りとする。
新大陸の個体においては、古代樹の森に棲むどの生物をも凌駕する力を称え、古代竜人をして『森の主』と言わしめる。
縄張り意識が非常に強く、行動範囲も広い。
1日かけて縄張りを飛び回りながら各地で爪を研いで爪痕を残し、自身の存在を誇示する。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1506082708669100035?s=19
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現大陸の森丘や火山をはじめ、新大陸広大な古代樹の森においてもあらゆる場所が己のテリトリーであり、特に辺りを広く一望できる高所にある巣で過ごす時間が多い。日光浴をしつつ縄張りを警戒している。
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さらに好戦的な性格の持ち主でもあり、相対する者は侵入者とみなし、有無を言わさず襲い掛かる。
古代樹の森に棲む生物はたとえ大型モンスターといえ、リオレウスの姿を見ると逃げ出してしまう。リオレウスはそんなモンスターをも執拗に追いかけて牙を剥き、排除しようとする。










一度空に飛び立てば猛禽の如く目を光らせ、大空からの襲撃や火球のブレスを組み合わせ、地上を逃げ惑う獲物を圧倒する。
敵対者を空中より制圧し、また相手が逃走を試みても執拗に追いかけて排除しようとする。
普段は巣を中心とした縄張りの上空を飛行しているが、獲物を見つけるや急接近し、その大きな脚で鷲掴みにして飛び去っていく。
獲物を脚で掴んで捕らえることを得意とし、鋭い爪を獲物に深々と食い込ませて確実にフックすることで、巨体を誇るアンジャナフですら空中へ持ち上げてしまう。
指が長く、第1趾が後方を向いている三前趾足の形からも物を掴むことに適した形状であることがうかがえるだろう。
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しかし、空中では役立つその長い脚指も地上では走行の妨げになってしまう。そのため、地上で活動する場合は関節を曲げて指を折り畳むことでスムーズな走行を可能としている。




また、 鋭い爪には毒を分泌する器官を持ち、交戦の際には空中から急襲して毒を注入して体力を奪い、外敵を排除しようとする。
この毒液は狩りにも用い、毒で獲物を絶命させてから捕食を行うが、火竜が毒液を生成、あるいは蓄積する仕組みには未だ謎がある。
この毒は足が強力な武器となる空中戦や、空中から地上への急襲において有利になるものであり、リオレウスが空中に適応した結果得たとされている。






多くの個体はリオレイアと生息域、縄張りは異なり、火山地帯や高地を主な生息域とするが、繁殖期には森丘や孤島を初めとした安定した気候と環境の地に赴き、番となる。
リオレイアは繁殖期になるとリオレウスの生息域に赴き、つがいとなる個体を見つけた後は共に子育てを行う(元の住処で単独で子育てする個体もいる)。
現大陸においては、リオレウスを奪い合うリオレイア同士の争いで森がひとつ焼け野原になったという逸話も存在するほど、その争いはときに熾烈。




リオレウスの下顎に見られる棘状の突起は巣作りに使われるもので、繁殖期が近づくと発達し、これを利用して巣穴を掘る。





子育てはリオレイアと協働しているが、 孵化するまでの卵を温める役目はリオレイアに任せており、卵が孵化し、リオレイアが子どもの餌を探しに出ている間に巣を見張るのはリオレウスの役目である。
この時、より広範囲を見渡せる空中から監視を行うほうが敵を発見しやすいため、リオレウスは子育ての期間中、飛ぶことが極端に多くなる。
その結果として、優れた飛行能力を得るに至ったというのが現在の定説となっている。
またそれに伴い、高空からでも外敵を認識できる高い視力を有するようになったという説もある。
また、この時期は生きたままの獲物を攫う事があり、これ幼竜に狩りの練習をさせるためという噂がある。
新大陸で確認されたリオレウスは、複数のリオレイアと交配を行い、そのなかでもっとも威を誇る個体をつがいとして認め、自身が縄張りとする古代樹の森に迎え入れ共に生活する。
現大陸の個体群同様、リオレイアが交戦している気配を察したり危機が迫ればその場に急ぎ駆け付け、力を合わせて外敵を排除する。
つがいが外敵によって窮地に陥ると激怒し、激しく怒りの炎を滾らせて襲いかかる。
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巣で休息を取るリオレイアを見守っている間や繁殖期に周囲を警戒するリオレウスは、害するものに対して敏感になっており極めて危険である。
古代樹の森において、 こうしたつがいの絆を感じさせる習性を見せるリオレウスだが、 大蟻塚の荒地に移った個体を含め、交配したすべてのリオレイアを認識していると見られている。
新大陸に生息するリオレウスの祖は、大陸外から渡ってきたものと考えられている。


新大陸に根付いたリオレウスは古代樹の森の環境に合わせ、現大陸の同種とは異なる進化を歩んだ。その違いとしてまず挙げられるのは翼の骨格で、飛膜を支える骨が1本多い。
これは、密に入り組んだ地形でも大きな翼を柔軟に羽ばたかせられるよう変化したと見られている。

また、 中空へ飛び立ちやすいよう、大腿部の筋肉が太く発達。そうして古代樹の森に適応していったリオレウスは樹上を縄張りとしていたプケプケを追いやり、森の主として君臨したと考えられている。




ドンドルマ以東及びカムラの里周辺では近年までは発見例がごく少なかったものの、百竜夜行が起こるにあたって溶岩洞に姿を現した。
これはもともと広い縄張りの一部としていたところへ怨虎竜が進出し、その撃退に動いたのか、あるいは百竜夜行から退避してきたものとされ、ギルドでは同地に出現した個体の捕獲を推し進め、生態調査を行っている。

・食性
肉食。食欲旺盛で、草食竜等を狩るのは勿論、腐肉も餌とし、日に3~4度ほど捕食を行うとされる。
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狩りにおいてはその日の天候や獲物の群れの動向によって狩りが成功しやすい場所を見極め、 捕食場所を変えているのではと考えられる。
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獲物を捕らえるとそのまま巣に飛び去り餌とする他、その場で悠然と喰らう事もある。
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・危険度、戦闘能力
外敵を発見した際や興奮状態に突入する瞬間、翼を大きく広げながら咆哮を放って威嚇するが、その音量と迫力は熟練のハンターでも思わず竦み上がってしまうほどに圧倒的である。
XX
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狂竜化
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RISE
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性格は獰猛で、縄張りを侵すものに対しては炎のブレスや猛毒を含む爪などで容赦のない攻撃を仕掛けてくる。
その攻撃はいずれも駆け出しのハンター等は立ち所に絶命しかねない強力なものである。
火竜という別名に違わず、体内に火炎袋と呼ばれる内臓器官を持ち、そこに詰め込まれた可燃性の粉塵から作り出した炎を吐き出して外敵を焼き尽くす。










地上の敵との戦いにおいては、 飛行能力を活かした空中からの攻撃を得意とする。
卓越した飛行能力と合わせて空中から火球を放って獲物を狙い撃ち、また飛び立つと同時に爆炎を吐き散らすなど、炎を駆使した多彩な攻撃で獲物や外敵をねじ伏せようとする。
ギルドが殊更に火竜の出現への危機感を抱くのは当然であろう。
火炎放射によって広範囲を一挙に焼き払う、口内に焔を燻らせながら薙ぐように噛みつくことで前方に爆炎を発生させるなど、炎を巧みに操る多彩な攻撃手段を持つが、中でも危険なのが着弾と同時に爆発する火球であり、凄まじい炎熱と爆風であらゆるものを破壊し焼き焦がす。
時には空から火球を連続で降り注がせ、さながら爆撃の如き猛攻を見舞う場合もあり、その際は標的のみならずその周辺の環境そのものを火の海へと変貌させる。
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火球は天空山に見られるような不安定な地盤であれば大きく傾けてしまう程の破壊力を持つため、高所で相対した際は足場にも気を配る必要があるだろう。
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天地を自在に行き来しながら繰り出される火球と毒爪の攻撃は熾烈を極め、空中から繰り出される毒爪の一撃は大型モンスターですらひとたまりもない。
時には空中からハンターに狙いを定めて襲いかかり、爪で捕らえて拘束して投げ飛ばす、また両足で踏みつけながら喰らいつくといった攻撃を繰り出して動きを封じる事もある。
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また、地上にあっても、突進や吐き出す火球は十分に脅威であり、その危険度はリオレイア以上とも言える。
迅竜や轟竜が繰り出した噛み付きや組み伏せを強引に振り解き、前者の身体を吹き飛ばすほどの勢いで蹴り付け撥ね除ける姿や、飛び乗ってきた惨爪竜を巧みな身のこなしで地面に叩き付ける姿も確認されている。
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興奮時には口元から炎を燻らせ、外敵に対してより苛烈な攻撃を仕掛ける。
このように、火炎ブレスや天空からの強襲を度外においても、“王”の威名に違わぬ強大な力を持ち、攻守共に隙のない強者であることから、ギルドが定める危険度は海竜や雷狼竜に比肩するものとされている。



・利用
リオレウスを初めとする飛竜の鱗と甲殻は加工素材の基本であり、切り取られた尻尾もその用途は多岐にわたる。
火竜の翼膜は加工難度こそ高いが保温性に優れ、鎧のインナー素材として広く使われている。
また、力をつけた個体からは翼そのものを切り出して素材とする事も出来、職人が腕を振るって強力な武具に仕上げる。
剥ぎ取り技術が進化してきた近年では骨髄や延髄も切り出せるようになったことから、それらも素材として利用されるようになり、大気に触れると自然発火することから火属性武器の機構に組み込まれる事が多い。
火炎袋も火属性武器の素材として重宝される他、フランベの炎に用いるために狩猟依頼が提示された事もある。
翼爪の鋭い突起は武器の刃として、骨は打系の武器を削り出したり、楽器の作成に用いられ、硬い表皮と棘状の突起を持つ甲殼は防具に加工されることが多い。
翼は骨を含んだ部分と翼膜が、それぞれ武器・防具の素材となる。








リオレウスの鱗、甲殻、翼膜などを用い赤紅色の装束一式は空の王たる気品を持たせた作りであり、ハンターにとって憧れの対象。そのヘルムはハンターにとって王冠にも等しい。
それは「天空の王者」の威を身に纏うのと同義であり、着用者をいいしれぬ覇気で満たすといわれ、火竜の力あるいはそれ以上の奥義たる特殊な能力がもたらされる。
これを身にまとった者は天空の王者たるリオレウスの強大な力をその身に宿し、逆巻き唸る雷雲を容易く沈黙させ、空を一撃で割るほどの強大な力が手に入ると言われている。
また火竜の甲殻や皮は、 外部からの衝撃に対してだけでなく耐火性でも非常に優れており、 装備者をいかなる業火からも守ってくれる他、強靭な外殻で作られた防具は無類の強固さを誇る。
古くから工房で素材の研究が行われているため、ハンターが新しい素材を持ち込むたびに新しいデザインの防具が考案されているという。






また、骨髄や逆鱗を組み込んだ武器は発火性を持ち、斬撃、打撃の度に火花が散る。
火竜の憤激が封じられた刃は大地を割り、天を裂く。
斬撃とともに放たれる火炎に包まれ、獲物は瞬く間に消し炭となるだろう。
火竜の憤激が封じられた弩と矢は大地を貫き、天を穿つ。 火竜が吐く火球ほどの迫力はなくとも、その熱量の凄まじさは類を見ない。



肝臓や切り取られた尻尾も焼き上げて食する事が出来る他、リオレウスの中でも力を付けた個体からは”火竜の上のカルビ”なる肉を得ることができる。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1594603084310712321?s=19
限られた者だけが味わう事が出来るという至高の食材で、モガの村では希少特産品の一つとされている。
また、鱗の中でも凄まじい熱を放つ真紅のものは「深紅の大竜鱗」と呼ばれ、これもモガの村では希少特産品として取引される。
・ソース
MH3G
MH4G
MHXX
MHR:S
モンスター生態全書①
復刻ハンター大全 pg 63.64.87.270
DIVE TO MONSTER HUNTER: WORLD モンスターハンター:ワールド 公式設定資料集 pg.238.239.278.283.448.449
モンスターハンターライズ 公式設定資料集 百竜災禍秘録 pg.147.186.187
モンスターハンター発想の法則 メインモンスター誕生秘話 pg.6〜13