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2号機取水口付近 濃度下がる(NHK)

2011-04-21 16:40:13 | ちょっと 『気になる』 はなし

『東京電力福島第一原子力発電所周辺の海水中の放射性物質の調査で、2号機の取水口付近で、19日検出された放射性ヨウ素は、国の基準の1200倍と、前日の18日を下回りましたが、東京電力は、引き続き、注意深く監視を続けるとしています。

東京電力によりますと、福島第一原発の2号機の取水口付近で、19日朝、採取した海水から国の基準の1200倍に当たる1cc当たり47ベクレルのヨウ素131が検出されました。ここは「ピット」と呼ばれる施設から高濃度の汚染水が流れ込んでいた場所で、今月2日に基準の750万倍のヨウ素131が検出されたあと、濃度は1100倍まで下がりましたが、再び上昇していて、18日は6500倍まで上がっていました。一方、福島第一原発の沿岸4か所の調査地点では、放射性物質の濃度は1か所を除いて減少傾向で、基準に対する倍率が最も高かったのは、5号機と6号機の放水口の北およそ30メートルの地点のヨウ素131で基準の9.8倍でした。また、福島第一原発の沖合30キロで文部科学省が行っている調査で、19日検出された放射性物質の濃度はいずれも基準を下回っています。東京電力は、2号機の取水口付近では「シルトフェンス」と呼ばれる特殊なフェンスなどを設置したことで、潮の満ち引きによる拡散が滞って放射性物質の濃度が一時的に上昇していたもので、新たな高濃度の汚染水の流出は考えにくいとしていますが、引き続き、注意深く監視を続けるとしています。』

国の基準の1200倍でも低く感じるのは、どういうことでしょうか?明確なのは今でも放射性物質を垂れ流しにしている事実でしょうか。明確な終息の時期すら明示できないもどかしさがある。最近のニュースでチェルノブイリ事故から25年経過して、いまだに事故後の処理に従事している人が7000人近くいるといっていた。直接従事者は半分くらいで後の半分は間接的な従事者のようだが、日本でも同様の事がおきるのだろう。原発事故がもたらした損害は結局のところ幾らになるか?

現在及び将来に向けて、原発のこのようなリスクは大きい。もちろんリスクが大きくてもすぐにはやめられない、仮にやめるにしても莫大な処理費が発生する。原発は運転費用が安く、二酸化炭素も発生しないという事は間違いであることが今回の事故で証明された。放射性物質の半減期の話が時々ある。半減期といえばそれでなくなるような錯覚があるが、半分になるだけの話して、その影響は永遠に続く。

 

放射性物質の名称記号半減期主な放射線の種類メモ
炭素-11 11C 20分 γ線 人工
酸素-15 15O 2分 γ線 人工
リン-32 32P 14日 β線 人工
カリウム-40 40K 13億年 β線、γ線 天然
鉄-59 59Fe 45日 β線、γ線 人工
コバルト-60 60Co 5.3年 β線、γ線 人工
ニッケル-63 63Ni 100年 β線 人工
ストロンチウム-90 90Sr 29年 γ線 人工
ヨウ素-131 131I 8日 β線、γ線 人工
セシウム-137 137Cs 30年 β線、γ線 人工
ラジウム-226 226Ra 1600年 α線 天然
ウラン-235 235U 7億年 α線、γ線 天然
ウラン-238 238U 45億年 α線 天然
プルトニウム-239 239Pu 2万4千年 α線 人工

ウラン238の45億年というのも恐ろしく長い話だ。

 

 

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