トヨタの記者会見に見る社長の孤独（ダイヤモンド社）

http://diamond.jp/series/yamazaki/10117/

『新たに発生した問題としてプリウスのブレーキ問題が注目されていたが、この説明を自ら行わずに他の役員に説明を代わって貰ったのもまずい。専門家や担当役員が補足してもいいが、素人（ユーザー）向けの説明は社長がやらないと、社長が事態を把握できていない印象を与えるし、社長が率先して問題に取り組んでいないように見えてしまう。どのような原因に基づく不具合で、どう対策するのかを、社長の言葉で説明すべきだったし、会見ではプリウスのリコールを正式発表すべきだったのではなかろうか。』

トヨタに対する不安はこの記事の通りだろう。トヨタの技術や品質は世界一のレベルにありその地位は揺るがないと思うが、世間の見方は違う。トヨタに対するやっかみもある。よく言われる言葉に業界の頂点に立つとそこから崩壊が始まる。ＪＡＬやＧＭを見てもそれがいえる。トヨタ神話も同じようにして崩壊してゆくのか？

トヨタと言えばは「カイゼン」や「なぜなぜ」が有名だ。今回の件でその事に陰りが出ていると感じる。大きな船は一度舵を切ったらなかなか修正できない。トヨタの経営陣がこの難局をどのように解決してゆくのか？注目していきたい。