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環境問題ことはじめ(パート1)

2007-02-23 22:08:21 | ちょっと 『気になる』 はなし
日本の食用自給率は農林水産省データによると、平成17年度小麦14%、米95%、牛肉43%である。米以外の食料の大半は輸入に頼っている。小麦を1トンを生産するのに、3000トン、米1トンを生産するのに6000トン、牛肉1トンの生産に20000トンもの水資源が必要な事をご存知だろうか?当然、食料を輸入しているということは、その生産に使用された水資源も同時に輸入していることを理解する必要がある。
 環境問題は、今やグローバルに展開しており、安部首相が東南アジアの諸国に対して日本の進んだ省エネ技術を提供しますといっているが、世界中から食料や鉱物資源を集めて産業を発展させたり、食料を消費している日本としてはある意味世界の環境問題に貢献するのは、当然のことのように思う。
 『世界がもし100人の村だったら』(池田香代子再訳、Cダグラス・ラミス対訳マガジンハウス刊)に「すべての富のうち6人が59%を持っていてみんなアメリカ合衆国の人です。74人が39%を20人がたった2%を分けあっています」
「すべてのエネルギーのうち20人が80%を使い80人が20%を分けあっています」
「75人は食べ物に蓄えがあります。雨露をしのぐところがあります。でも25人はそうではありません。17人はきれいで安全な水を飲めません」「20人は栄養がじゅうぶんでなく1人は死にそうなほどです。でも15人は太りすぎです」
このような現実があり、環境問題はそこから始まります。
 環境問題の出発点はまず、自分の身の回りのムダをなくすことから始めましょう。まづ、無理なくできることから始めましょう。最初から100%全開モードでは長続きしません。環境問題は考えれば考えるほど、究極になれば「仙人のような生活」をすることになります。
でも、いきなりそれは無理でしょう。自分のライフスタイルを変えるのも良いと思います。
時間をかけて見直しをしていきましょう。その中で、自分の方向性が見えてくるかもしれません。
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