昔から椎名誠のファンである。彼ももう71歳だ。
お母さんやお兄さんお姉さんや、友達、世話になった人。恩師などが亡くなって行き、
死について、自分が生きることについて書かれた本だ。
チベットの鳥葬、モンゴルの風葬、ネパールやインドの水葬など各国のいろんな葬儀のことも詳しく書いてあった。
日本が一番葬儀にお金をかけているようだ。
この本の最初の方にも書かれていたが、昔椎名さんの本にお父さんが亡くなったときのことが書いてあった。
お父さんは椎名さんが12歳の時に亡くなった。その時すぐ上の兄さんがトイレで声を殺して泣いていたという一文が忘れられない。