◆サリィ・ポォ
サリィ少佐再登場。
自爆装置が作動したニューエドワーズ基地からヒイロを遠ざけようと躍起になっています。
超人ヒイロに思い入れがあるようで。
◆時間よ止まれ
今回の話は1stガンダムの「時間よ止まれ」のオマージュっぽかったですね。
とても緊張感のある話でした。
爆破1秒前で爆破を止めるヒイロは役者ですね、マジで(笑)。
完全に人間離れしています。
◆トレーズの哲学
ガンダムに助けられたな
地球は限りある空間なんだ
むやみに汚してはいけない
人間とは小さな生き物だ
抹殺する事は誰にでもできる
そんな事を望んではいけないんだよ
今回は彼らに礼を言わなければならないな
そしてレディ 君はもう少しOZを学んでくれたまえ
トレーズの哲学は「手段」の重視なのでしょうね。
今回、レディ・アンはガンダムを全滅させるという「結果」だけを求めたが、そのレディの姿勢を批判しましたから。
恐らく、今回のOZとコロニーの戦争もコロニーに勝利するという「結果」ではなくて、戦争をする中で何かしらの事を訴えるという「手段」を重視するのではないかと考えられます。
◆サンクキングダムとミリアルド
安らかに眠れ
怒れるミリアルド・ピースクラフトよ
完全平和を唱えたサンクキングダム王国を滅ぼした連合の張本人を抹殺したミリアルド(ゼクス)。
ゼクスの回想に出てくるあの美少年がミリアルドなのだろう。
ってか、回想の中でリリーナが出てこなかったぞ(汗)。
彼がOZに入隊したのも連合に対する復讐のためだったのでしょうね。
ザビ家への復讐を誓いジオン軍に潜入したシャアと同じにおいを感じます。
◆レディ・アンの哲学
OZを学べ
私はトレーズ様の事を理解していないという事か
まさかな・・・
「手段」を重視するトレーズを理解できていないレディ・アン。
彼女は「結果」だけを求めすぎているんですね。
だから、リリーナ暗殺時にも、「結果」を達成するためならば民間人を皆殺しにしても構わないという考えに至った、と。
これが彼女の哲学なのでしょう。
彼女の「結果」だけを追い求める姿勢は以下のガンダム交戦時の彼女の台詞で端的に分かる。
言ったはずだ!海へ落とせ!
いちいち経過報告など聞かせなくて良い!
私の指示通りにやれ!!
「手段(経過報告)」など関係無い、ガンダムを海に落とすという「結果」だけが欲しいのだ、と。
まだ現状の彼女はトレーズの理想とする兵士ではないみたいですね。
ってか、レディ・アンって戦闘もできるんですね。
五飛には全く及びませんでしたが。
しかし、五飛もフェミニストだな(笑)。
女が相手とは言え、MSに乗っているのだから撃墜すれば良いものを。
◆一騎打ち
俺の名は五飛!
トレーズ・クシュリナーダ
ええっと、こいつらのやり取りに驚いてしまいました。
まず、五飛ですが、ターゲットが完全に生身の丸腰にもかかわらず、挑発に乗って同じく生身で戦うというのは有り得ません。
レディのMSも生かしてしまったのだから、素直にMSで生身のトレーズを撃破するのが常套手段でしょう。
まぁ、正々堂々と勝負するのが彼の戦闘哲学であり、生身での1対1の対決を望んでいる相手に対しての彼なりの礼儀なのかもしれませんが、テロリストにしては人が良すぎます。
それと、お互いに名乗り合うってのは昔の武士みたいですね。
これも彼らの哲学なのかもしれませんが、私としてはこのやり方にはあまり賛同できませんね。
ガタガタ文句を言ってしまいましたが(笑)、彼らはエキセントリックなので常人の考え方は通用しないという事で割り切ってしまいましょう。
しかし、トレーズの立派なところは五飛を子供という理由で見下していないところでしょうね。
しっかり一人の「戦士」として見ています。
事実、五飛を見ても何一つとして顔色を変えていませんから。
そして、あっさり五飛を追い詰めたトレーズ、強すぎます。
今度はMSの戦闘で手合わせしたいという理由で五飛を生かしました。
これも「手段」を重視するトレーズなりの哲学なのでしょう。
◆茫然自失
プライドをズタズタにされた五飛。
今まで自分より強い人間がいないと思い込んでいた彼ですが、上には上がいたのです。
彼の中で戦いに対する価値観が変化するきっかけになる敗北だったかもしれませんね。
今回の話では今まで最強の存在として描写されてきた五飛が最強ではない事が描かれたので見応えがありました。
以上。