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とことん青春!

愛は憎しみより高く、理解は怒りより高く、平和は戦争より気高い。

機動戦士Vガンダム 13話感想 『ジブラルタル空域』

2010-05-25 19:55:12 | 機動戦士Vガンダム




◆交渉決裂
クロノクル、あっさりPCSTとの交渉決裂。
今まで中立を保ってきたPCSTを方針転換させるなど、容易な事では無いでしょうけど。
そして、リガミリティア側の要求も拒否。
完全中立主義こそがPCSTの理念である、と。

◆ウッソの両親
ウッソの両親は、ウッソが子供の頃、ジブラルタルから宇宙に行ったとの事。
ってか、子供を置いていくというのは何か特殊な事情でもあったのでしょうか。
ハンゲルグはザンスカールに対する抵抗活動を行っているので子供と行動を共にする事は危険な事だと判断したのかもしれませんが。
しかし、どんな理由であれ、子供を捨てて宇宙に上がるという行為は許されるべきものではないと思いますが。
富野監督の意図としては「子供を捨ててまで戦争に従事する大人達」という構図を作りたかったのでしょうけどね。
そして、今後の展開ではこの構図の是非を問う、と。

◆マヘリアの失態
マヘリアに可愛がられるウッソ。
胸の谷間に埋もれさせられたり、こめかみにキスされたり、と。
しかし、敵を前にした彼女は「ヘレンの仇討ち合戦」とばかりに感情的になり、ガンイージーのライフルを腰から取り出してしまう。
その証拠写真をベスパに撮られてしまいTHE END。
ベスパに正当防衛としての武力制圧という大義名分を与える格好になりました。
ベスパ゜は「政治」においてはリガ・ミリティアより一枚上手ですね。
こういった政治的な駆け引きを描写できるところが富野監督の凄さですな。

◆ウッソの人情
あんな正面きって人は撃てない!

手に血がつかないMS同士での戦闘では敵機を撃破できたウッソですが、生身を晒しながら飛行するリカールを撃つ事はできなかった。
手に血がつく人殺しにはためらいが生じてしまう、と。
なかなかにリアルな描写で戦場の生々しさを感じさせてくれます。

僕は援護できなかった…!
機械同士の戦闘に生身の姿なんて見せるからいけないんだよ!!

マヘリアのガンイージーが撃墜され号泣するウッソ。
敵に対して温情をかけた事が結果的にマヘリア戦死につながってしまったのです。
敵を撃たなければ自分が撃たれる事になる。
ウッソが戦士に変化するきっかけを作るマヘリアの死だったかもしれませんね。

以上。


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