とめちゃん's 本ログ

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まちの幸福論―コミュニティデザインから考える

2012年06月09日 | Workshop

まちの幸福論―コミュニティデザインから考える
http://book.akahoshitakuya.com/b/4140815442

まちの幸福論―コミュニティデザインから考える

山崎さんが書かれた以下の本を読んで何かもやもやとしていたところが、この本を読んですっきりしたという感じです。
多分、住んだこともない地域コミュニティの「他人ごと」を「じぶんごと」としてとらえ、それを、そこに住む人に対して「じぶんごと」として考えるように促し、それが叶ったら、自分の手から離す。ということができる人。だからこそ、「コミュニティデザイナー」を肩書として名乗っているのだと感じました。

地域を変えるデザイン――コミュニティが元気になる30のアイデア
http://blog.goo.ne.jp/aki-nagi-kae/e/49ee4d6c6880cf44de248ab2416a28ed

コミュニティデザイン―人がつながるしくみをつくる
http://blog.goo.ne.jp/aki-nagi-kae/e/693c4377f9979205f13233f3ef8171d5

以下、抜粋■
○コミュニティデザイナーとは
地域の課題を、地域の人たちが解決するための場をつくるデザイナー
「救世主」ではない。まちづくりの主体は住人。住む人たちが自力でまちを動かしていくための土台作りを行い、土台が出来たら、静かに立ち去ること

○コミュニティデザイン
人と人がつながる仕組み

○主体形成ワークショップ
当事者たちに意見を出し合ってもらい、その意見を集約した上で、どうすればそれが効率的に実践できるのかを当事者自身に考えてもらうワークショップ
コミュニティデザインの最初にやること
参加者の中からリーダを見つけるようにする

○デザイン(design)とは
単なる記号的な意匠や美しさとしてのサイン(sign)から抜け出す(de)のこと

○中山間地域
「都市的地域」と「平地農業地域」以外を示す言葉。日本の国土面積の65%

○限界集落
1991年 長野大学の大野教授が作成
「65歳以上の高齢者が50%以上」であり、かつ「社会的な共同生活(冠婚葬祭、生活道路の管理、集落運営のための役職者の確保など)の維持が困難」であると定義

○これからの時代に必要なまちづくりの発想
いまあるまちを小さくリノベーション

○集落の撤退について
安心・安全が維持出来なくなってしまった集落にとって、他のまちに移り住むことは、豊かな生活を求めて未来へと踏み出す前向きな決断と考えてもいい

○高齢者のネットショッピングについて
自身の研究の中でインターネットの代行作業を提案。
高齢者にパソコンの使い方を教えるのではなく、コンピュータを使える人が必要な操作を代行するしくみ。集落に住む高齢者の家を定期的に訪問して注文書を受け取り、まとめてインターネットに発注。「御用聞き」型コミュニティビジネス。しかし筆者はビジネスというより、日常のご近所付き合いや学生のボランティアで機能してもいいと述べている。

○若い人が集落に戻る条件
(1)働く場所があること
(2)子どもの教育や子育てに良いこと
(3)生活関連施設の利便性が高いこと

○幸運な偶然を起こす人が持つ5つの特徴
・好奇心
・持続性
・楽観性
・冒険心
・柔軟性

○ブレーンストーミングの基本
・意見の批判や判断をせず、
・質より量を優先し、
・笑いと奇抜さを重視し、
・相乗り、横取りは大歓迎

○デザイン思考
こういうものがあったらいいなというアイディアと、実現するにはここを解決しなければいけないかという課題との間を、行ったり来たりしながら作り上げていくこと



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