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研修開発入門

2017年07月04日 | 職業経験

https://www.amazon.co.jp/dp/4478027250

★★★第1章まとめ
P15:
・人材育成とは「組織が戦略を達成するため、あるいは、組織事業を存続させるために持っていてほしい従業員のスキル、能力を獲得させることでありそのための学習を促進すること」
 
P17:
・人材育成とは「組織の戦略達成」「組織・事業の存続」に寄与するためのものでなくてはならない
 
P38:
・研修の内製化が広まってきた理由
 ー リーマンショック後のコスト削減
 ー 競争優位を生み出す意識の変化
 ー 組織の中核能力の維持
 
P40:
・研修内製化による副次的効果
 ー 教えることで成長する(自己能力の確認)
 ー 社内ネットワークの形成
 ー 愛社精神の醸成・組織文化の再確認」
 ー 組織学習=暗黙知の形式知化
 ー 部門への理解が深まる
 ー 部下育成に熱心なマネージャーの育成、学ぶ風土の醸成
 
 
★★★第2章まとめ
 P61:
・学習者の設定
 (1)対象者
 (2)参加単位と人数
 (3)期間・場所・コスト
 (4)職場サポートの整備
 (5)学習効果と予測される困難
 
 
P69:
・学習者のプロファイリング 5K
 ー 経験(keiken) どんな業務経験を持っているのか?
 ー 知識(knowledgement) 保有するスキル、受講済みの研修履歴
 ー 言葉(kotoba) グループワーク、ディスカッションする際の言語能力
 ー 権限(kengen) 社内におけるフォーマルな職位・立場 社内におけるインフォーマルなリスペクト
 ー 肝(kimo) もっとも知りたいこと、主要な興味関心
 
 
P71:
・経営陣と現場トップのステークホルダー化
 ー 経営陣と現場トップに同じ船に乗ってもらう
 ー 客観的に冷静に必要性を説く。情ではなくロジック
 ー 「数字」「経験談」「口コミ」「アウトプット」「ビジュアル」を駆使する
 
 
★★★第3章まとめ
 P80:
・研修の目的
 (1)なぜ学ぶことが必要なのか? :学ぶ理由
 (2)どんなこと学んでもらい、変化してもらうのか? : 学習者の変化
 (3)どのような変化を現場に導くのか? :学びの適用・転移
 
 
★★★第4章まとめ
 学習活動の組み立てを考える
・オープニング
 ー 研修の意味づけ
 ー 研修の全体像提示
 ー 研修のグランドルールを提示する
・メインアクティビティ
 ー 多種多様な学習を組み立てる
 ー 知識と体験のバランスをとる
 ー 学習者同士のインタラクション(コミュニケーション)を重視する
 ー 学習した内容については、折を見てフィードバックをかける
・クロージング
 ー ラップアップ
 ー リフレクションとアクションメイキング
 ー アンケートなどへの回答
 
★★★第7章まとめ
P202: 
事務局の役割ー内職事務局から支援する事務局へ
 ー ホスピタリティ
 ー ドキュメンテーション(記録として残し、次の研修に活かす)
 ー ウィスパリング 研修の現場で何が起こっているのかを観察し、必要に応じて研修講師に伝えること、参加者に人知れず、講師に耳打ちやメモで伝えること
 ー タイムコントロール
 
 
★★★第8章まとめ
 P224:
学びの契約をする OARRを握る
 ・O Outcome 目標/ゴール/メリット
 ・A Agenda スケジュール/時間進行
 ・R Role ファシリテータの役割/参加者の役割
 ・R Rule 場への参加ルール
 
 
★★★第9章まとめ
 P236:
プレゼンテーション作りの技法
 (1)Unplugged Thinking まずはコンピュータの電源を落として考える
 (2)Making Element 要素を書き出す
 (3)Making Structure 構造を書き出す
 (4)Repeating Structure 構造を繰り返す
 (5)Creating Questioning and Dialogue 発問と対話を盛り込む
 
P250:
教えることの身体的技法
 ・伝わりやすい声の工夫(腹から声を出す!)
 ・視線は常に学習者に向けられていて、観察することが大事
 
 
★★★第10章まとめ
アクションプランをつくる
 ・実現可能なアクションプランにするために
  ー リフレクションと吟味の時間を確保する
  ー マイルストーンを書く
  ー 反復型の研修デザインに 振り返り研修などを実施
  ー リマインドを行う メールやSNSなどでのフォロー
 
セレブレーション
 最後は参加者に勇気を与えて送り出す!
 
 
★★★第11章まとめ
研修報告
 ・参加者に対して 研修の事務連絡とともに振り返りのメールを送る
 ・上司、マネージャーに対して 現場で話題にしてもらうようにメールを送る
 ・経営陣、現場トップへ 研修の持続可能性を決定できるよう簡潔なレポートを送る
 
 
 
 【中原先生書のオススメ図書】
 

職場学習の探究 企業人の成長を考える実証研究

2012年10月12日 | 職業経験

職場学習の探究 企業人の成長を考える実証研究 職場学習の探究 企業人の成長を考える実証研究

 

 

 

 

当たり前のことを、当たり前だと証明するのも大切なことだと
感じさせる本です。

以下、抜粋■
○この本でいう「職場学習」の定義
 「組織の目標達成・業績向上に資する、職場における学習であり、人が、仕事に従事し経験を深めつつ、他者、人工物との相互作用を通して生起する学習」

○雇用慣行の変化は、長期にわたる職場での学習・自己研鑽のモチベーションを失わせた。
 (1)職場の人員が削減され多忙化が進み、部下にフィードバックを行う人材が不足する
 (2)短期間で成果をだすため、に「仕事のできる人」に仕事が集中し、仕事をこなす人の業務能力は向上し、そうでない人との間に格差が生じる
 (3)マネージャーが多忙を極め、部下指導の時間的余裕がなくなる

○部下の成長と上司の成長をセットにして考えていく必要がある、という示唆

○OJT指導員は新人指導を一人で抱え込まず、周囲の協力を得ることが重要

【1】職場における業務向上に資する経験学習のプロセスとは
○コルブの経験学習論によれば、個人は、その個人が置かれた状況の中で具体的な経験をし(具体的経験)、その経験を多様な観点から内省し(内省的観察)、他の状況でも応用できるように一般化・概念化して仮説や理論に落とし込み(抽象的概念化)、その仮説や理論を新しい状況下で実際に試す(能動的実験)というプロセスを経て学習している。

○Experience is the best teacher.

○大人の学びの70%以上は経験によって説明される。その経験の約70%以上は挑戦的な課題によって、20%は他者の影響によって、10%はプログラムによって構成される

○(Dewey 1938) 経験とは「個人と個人を取り巻く環境との相互作用:

○(松尾 2006) 「人間と外部の環境との相互作用」と定義し、「直接経験/間接経験」と「外的経験/内的経験」の2次元から捉えている

○管理職としての能力を成長させる経験として、挑戦的な「課題」、上司などの「他者」、失敗や挫折などの「修羅場」の3つに分類

○経験から学習するためには、個人に内在するある種の技能や能力が必要

○経験からの学習能力
 ・フィードバックを使用する
 ・異文化に対して前向きに対応する
 ・学習の機会を求める
 ・批判に対してオープンである
 ・フィードバックをもとめる
 ・柔軟である

○経験からの学習を支える態度
 ・挑戦性
 ・柔軟性
 ・無難指向性
 ・自己本位性
 ・評価指向性

○コルブの経験学習理論
 ・学習は、結果でなくプロセスとして捉えられる
 ・学習は、経験に基づく再学習である
 ・学習は、環境に適応するうえで、弁証的に対立するモード間の矛盾を解決するプロセスである
 ・学習は、環境に適応するための全体的なプロセスである
 ・学習は、個人と環境の相互作用から生じる
 ・学習は、知識を創造するプロセスである

○経験学習において重要となるのは、外的経験そのものよりも、自らの経験を内省し、いかに分析・解釈するかという内的経験。

○経験学習は、具体的経験→内省的観察→抽象的概念化→能動的実験という循環過程を経ている

○経験学習のサイクルは、「すべてのベースにふれる」という理想的な学習

○業績をあげている人とそうでない人の経験学習のプロセスの違い
 (1)業績をあげている人は、業績をあげていない人よりも、経験学習の各段階(具体的経験・内省的観察・抽象的概念化・能動的実験)を高いレベルで遂行している
 (2)業績をあげている人は、業績をあげていない人よりも、業務能力が高い
 (3)業績をあげている人は、業績をあげていない人と比べて、挑戦性という態度を具体的経験へと発展させている
 (4)業績をあげている人は、業績をあげていない人と比べて、具体的経験をするだけでなく、その具体的経験を内省的観察につなげている

○経験から学ぶためには、意識的であれ、無意識的であれ、経験を内省することが重要であること、内省できていない人は意識的に内省することが重要であることを示している


【2】「職場学習風土」と「個人の経験学習」の経験を探求する
○「職場学習風土」とは、「職場において、新しい知識が獲得、共有され、仕組みとして定着し、時代に合わない知識は廃止される」といった、職場の知識創造と流通のダイナミズムを指す

○3年一仕事。1年目は仕事に慣れる。2年目は成果をだす。3年目は引き継ぎに備えて、経験を棚卸する

○ここでいう組織学習とは「組織で生まれた知識を、組織メンバーが共有し、組織の中に蓄積しておく仕組み」ととらえる

○良好な「職場学習風土」が形成されている職場では、個人が自分自身の経験、獲得した知識、ノウハウ、スキルを振り返り、他人に伝わるような言葉に変換するといった行動が社会的に要請されているか、ないしは常態化していることが想像できる

○職場に個人の学習機会が埋め込まれていることを鑑みると、職場そのものにおいて学習風土をいかに形成するのか、という問いは、人材形成にとってミッションクリティカルだと思われる

○「職場学習風土」を形成することに長けたマネージャーの暗黙知、実践知を、何らかの形で社内に流通させたり、マネージャー同士を集めて、職場での業務付与に関する実践知を共有させたりするなどの施策が考えられる

○知識の共有・ルール化は、表層的な知識しか持たない人を育ててしまう可能性をはらんでいる。あるメンバーが開発したノウハウや知識を他のメンバーが模倣し、試行錯誤をしなくなってしまう、すなわち学習しなくなってしまう。


【3】部下の成長を促す上司のあり方とは
○支援を効果的に行っていくためには、職場内において成果のみを志向するのではなく、人間関係も大切にしていく必要がある。

○リーダーの活動指針
 ・模範となる
 ・共通のビジョンで鼓舞する
 ・現状を改革する
 ・行動できる環境をつくる
 ・心から励ます

○リーダーが部下に価値観などを伝えるときには、自らロールモデルとなり、自身の姿をみせていくことが大事

○コルトハーヘンによるALACTモデル
 (1)行為:実際に行動に移すフェーズ
 (2)行為の振り返り:第1の行為について振り返るフェーズ
 (3)本質的な諸相への気づき:第2の「行為の振り返り」を踏まえて、その出来事の本質について考えるフェーズ
 (4)行為の選択肢の拡大:第1の「行為」において、本人がとった行動について別の選択肢がなかったのかを考察する
 (5)試み:第4の「行為の選択肢の拡大」を踏まえて、実際に行動に移すフェーズ
 以上のサイクルを回すことにより、内省が行われるとする

○近年では、他者・集合を媒介して行われる内省の重要性が指摘されつつある

○「能力向上」には、上司の「内省支援」だけでは効果がなく、「上司の成長認知」との交互作用が重要


【4】職場のオープン・コミュニケーションを促すマネージャーのリーダーシップ行動
○以下の4要素の上司のリーダーシップ行動が職場のオープン・コミュニケーションを促進している。ただし、権限の委譲にあたっては部下への配慮を十分に行う必要がある
 (1)部下に対して権限を委譲する
 (2)個別に配慮する
 (3)モチベーションを鼓舞する
 (4)知的に刺激を与える

○職場のコミュニケーションが重要な理由
 ・不確実性を増す現代の組織に必要とされる新しい情報の創造のためには、組織内部の創造的な対話とコミュニケーションが重要であることが指摘されている
 ・企業が学習し発展を遂げなくてはならない組織体であり、そのためには組織内コミュニケーションがその源泉になるため
 ・経営資源の有効活用の観点

○(中原 2010)成功体験談、失敗体験談共に「能力向上」に有意に影響することを実証的に明らかにしている


【5】新入社員の能力向上に資する先輩指導員のOJT行動
○入社3年間の直属上司との垂直的交換関係を軸とした職務経験の質が、入社7年後の管理能力形成にとって決定的に重要である(若林 南 佐野 1984)

○(榊原 2004)一般的なOJTで言われている上司の部下指導は実際には効果がなく、上司は部下に仕事を任せることでしか部下の能力向上に寄与できないという点を明らかにした

○(松尾 2010)「教え上手なOJT担当者はフィードバックと自立支援」を基本とし、「ほめなさ過ぎ、考えさせ過ぎ、無理させ過ぎ」が教え下手なOJT担当者の特徴であることを明らかにした

○先輩指導員が周囲の協力を得るというOJT行動をとることが、新入社員の能力向上につながる理由」
 ・先輩指導員以外に質問できる相手が増えることで、業務における疑問点を解消しやすくなるということが考えられる
 ・先輩指導員以外の職場のメンバーと接点があることにより、多様な仕事のやり方を目にする機会が増えること

○なぜ先輩指導員が周囲の協力を必要とするのか
 ・時間的制約
 ・指導できる内容の限界
 ・社会的受容を促進する効果

○周囲の協力を得ながらOJTを進める「協力」行動と、新入社員と親しく話をする「会話」行動が、能力向上に対して正の効果を示す

○ただ、周囲がからむことによる「混乱」「過負荷」を避けつつ指導することが求められる


【6】業績と能力を伸ばす職場の探求
○「多忙化」による2つの危機
 ・援助行動の減少
 ・知的流通機会の減少

○(田中 2004)「組織的公正」「職務満足」「組織コミットメント」の3要因がある職場において組織市民的行動が生じやすい

○(Organ 2007)組織市民行動が組織の有効性に影響する理由を以下の6つにまとめた
 (1)同僚や管理者の生産性を高める
 (2)資源を自由に使えるようにする
 (3)同僚同士の調整活動を助ける
 (4)最優秀の従業員を組織に留まらせることを助ける
 (5)環境変化に対する組織の適応能力を高める
 (6)社会資本を構築する


【7】職場のイノベーション風土が「職場における部下への支援」に与える影響
○人材育成にまつわる3種類の認識?が耳にする
 ・人を育てるためには工夫が必要であり、良好な職場づくりをしなくてはならない
 ・少しでも今のご時世は新しいものを世の中に出していかなければ競争に負ける
 ・業績をあげるために革新をめざせは、人が育たない。人を育てようとすれば、業績が下がる」

○イノベーションとは、社会を根本から変革してしまうような革新

○一橋大学イノベーションセンターによる枠組み、イノベーションの誘因は
 (1)企業組織レベルで組織内部のマネージメント、開発プロセスの卓越性によって実現されるもの
 (2)企業組織間レベルで、複数の企業が社会的相互作用に営む中で実現されるもの
 (3)国家レベルで、大学や特許制度によってもたらされるもの
 (4)個人レベルの推論や創造性によってもたらされるもの


【8】就職活動時の職業価値観は、入社後の組織社会化にどのような影響を及ぼすのか
○「職業価値観」は「職業選択や職業生活場面において、何を大切に考えるかということ(山中・安達 2009)」を意味する

○職業価値観を考えるうえで参考になる枠組みとして、(松井 1998)が取り上げた内的報酬志向と外的報酬志向がある
 内的報酬志向:仕事による個人の内的な関わりを重視し、自己成長や自己満足を志向する内在的な価値観」
 外的報酬志向:収入や安定性などの要素を含み、仕事による社会とのかかわりを重視し、自分の中での評価よりも、社会からの評価を重視する外圧的な価値観」

○「自分自身の能力アップや自己実現をめざす」といった「自己価値の価値観」、「職場での人間関係・信頼関係が築ける」といった「人間関係を重視する価値観」が組織社会化にとって統計的有意をしめす


【9】海外での経験は能力向上にどのような影響を与えるのか
○ビジネスパーソンが自らの海外勤務経験をキャリア上の有益な経験として意味付けるには、内省的観察と能動的実践をつなぐ、自らの経験を他の状態でも応用できるように一般化・概念化を行う「抽象的概念化」が重要な意味を持つと考えられる


【10】ビジネスパーソンの海外経験がキャリア成熟に与える影響
○(Stwert 2001)赴任地到着後の環境適応に影響を与える因子
 「自己志向的因子」:新しい環境に効果的に適応し、自ら犯した誤りを問い直しながら、学び取り組むことを指す
 「他者志向的因子」
 「知覚志向的因子」

○社内外の交流会や勉強会など、ビジネスパーソンが折りにふれて振り返ることを促すような取り組みも有効


【11】職場を越境するビジネスパーソンに関する研究
○バウンダリーレス・キャリア
 職務、組織、仕事と家庭、産業の壁を乗り越えて動くキャリアのこと

○能力向上がみられるのは、「社内・社外」の両方につながりのある人に限られ、社外だけの人においては能力向上が見られなかった

○社外の勉強会に参加している人は、参加していない人や社内の勉強会だけに参加している人よりも成長実感が高く、社内・社外の勉強会どちらも参加している人たちの成長実感が最も高かった。

○社外に出て成長実感を得ている人たちは「社内に足場がある人たち」といえる。「社内か社外か」という二者択一ではなく「社内と社外の橋渡し」または「両立」という視点が重要。まずは社内の仕事における充実度を高めることが、結果的に社外の学びの充実につながる

 

職場学習論―仕事の学びを科学する 職場学習論―仕事の学びを科学する

 

 

 

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仕事に追われる毎日を変えよう

2012年07月25日 | 職業経験

仕事に追われる毎日を変えよう
http://book.akahoshitakuya.com/b/4844371193

効率よく仕事をするための本。ブログに書いたので、日々繰り返し見直して体得していくことを心がけたいと思ってます(宣言)

仕事に追われる毎日を変えよう

仕事は楽しむが勝ち!
http://blog.goo.ne.jp/aki-nagi-kae/e/a41184a786e6a21b774020076554684d
の内容とも一部重なるポイントがありました。

仕事に追われる毎日を変えよう

以下、実践すること(実践したい順に)■
○とにかく外に出て、いろいろなモノを見て、いろいろな人に会おう!
○朝やるべきことをポストイットにかく。目に飛び込むようにする
○ミスや失敗をしたときは改善点を、うまくいったときはよかった点を自分の仕事を振り返ることで、知識・経験として蓄積していく
○誰にも邪魔されない朝の時間を活用する
○「何のために今の仕事をしているのか」という考えた上で仕事をする
○まわりを味方にするために、「自分本位にならない」「一生懸命やる」
○信頼関係は単純なことの積み重ね
○嫌な仕事を先に片付ける。変に入れすぎず、感情移入せずに行う
○めりはりをつけてリフレッシュ!
○仕事を「作業系」と「クリエイト系」に分ける
○すばやく決断する
 :過去の事例を調べる
 :「何のためにやっているのか?」を考える
 :ゼロベースでやってみる
○メールは、見た瞬間に一つ一つ順番に返していく
○「もっと楽にできないか?」「もっと楽に成果をあげることはできないか?」を考える
○「伝える」というゴールの最短距離を考える
○明確で具体的なゴールを示す
○ガントチャート
○とにかく下手でも絵を描く
○脱完璧主義
○仕事の目的は成果を出すこと、成果を出す以前に手間取って、やるべき仕事が疎かになってはいけない
○何が結果までの最短距離なのかを意識する
○クオリティへのリスクヘッジを考える
○ミスをしたらすぐに謝る。その上でミスや失敗をどうしたら挽回できるか具体策を示す
○締め切りを宣言する。ただしムリのない範囲で、自分の守れる締め切りを設定する
○バッファを設定する。ただし使わずにすむように意識する
○自分なりのノルマを設定して、斜め読みして効率よく情報・知識を吸収する
○本や雑誌で読んだことに自分なりの考えを加えてブログに記事として書く

★心に残る言葉
・成功するまで続けたから成功した
・勢いがあるところに仕事は舞い込む
・「チームのゴール=個人の満足も最大化」


仕事で「一皮むける」 (光文社新書)

2012年07月24日 | 職業経験

仕事で「一皮むける」 (光文社新書)
http://book.akahoshitakuya.com/b/4334031706

仕事で「一皮むける」 (光文社新書)<

青山WSDの講義で、企業内におけるワークショップについて考えるときに役に立つと推薦された本。
経営者の人たちが「一皮むけた」と感じた業務内容についてインタビューした結果をまとめたもの。
インタビュー実施時には、ミドルと言われる世代が同席し、経営者達の思いを共有することを行った。こういう経験が、ミドルにとって、これからの貨車人生に役立つものとなるとも書いてありました。

以下、抜粋■
〇調査者が感動したこと
関経連のメンバー企業で経営幹部をしておられる方々には、語るべき豊かな経験がいっぱいあり、また、それを受け止める聞き手のミドルが、経験の物語に引き込まれたころ。語り手、聞き手の双方に大きな気づきがあった。

〇経験を語ってもらうには・・・
「自分のベストジョブを挙げてください」
「ひとの評価はどうあろうが、自分なりにこれだと納得のいく仕事をあげてください」
「一皮むけた経験をいくつか挙げてください」
などと質問すると、具体的な物語を語ってもらえる

〇C.G.ユング 40歳間際を「人生の正午」であり、「40歳から本当の個性化が始まる」

〇節目をくぐる F.フィッシャー&C.L.クーパー
・親になるとき
・子供や青年が新たな環境に入るとき
・親元を去るとき
・ほかの文化のもとに移るとき
・学校を出て就職するとき
・職場内の大きな異動があるとき
・失業、退職したとき
・海外勤務したとき

〇人生の物語、以下の要素を内部化したもの
 :疑問、軋轢、不安、焦燥、もがき、落胆
 :折衝、妥協、調和、和解、協力
 :首尾、不首尾
 :昇進、昇格、左遷
 :納得、気づき、充足、満足、不満、反省

〇エンプロイメンタビリティ(慶応 花田先生の造語)
 魅力ある職場を提供しつづけられる会社側の力
 「雇用の未来」 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532149258 が参考文献
 
〇Lessons of Experience(モーガン・マッコール)
(1)アジェンダ(大きな構想と実施細目の両面を示す)を構築し、実施する
(2)ひととの関係を扱う
(3)基本価値に基づいて行動する。それをほかの人々に伝達する
(4)エクゼクティブとしての資質を試される。それを高める
(5)自分について深く知り、個人的な自覚を高める
(6)ほかの人びとへの依存状況に対処する
(7)経営幹部らしい深い思考をする
 :この本の中で quantum leap experienceと表現されているものが「一皮むけた経験」と作者が呼ぶ
 :ひとの成長は、漫然と斬新的にずっと進むのではなく、ここぞというときに大きなジャンプがあるというイメージが込められている
 :内面的な変化であり、うまくキャリアを歩めば繰り返し経験できる

〇ニコルソン 「トランジション・モデル」
第一段階 新しい世界に入る準備段階
第二段階 実際にその世界に初めて入っていって、いろいろ新しいことに遭遇する段階
第三段階 新しい世界に徐々に溶け込み順応していく段階
第四段階 もうこの世界とは新しいとはいえないほど慣れて、落ち着いていく安定化段階

〇作者の考えるキャリア観
成人となってフルタイムで働き始めて以降、生活ないし人生全体を基盤にして繰り広げられる長期的な仕事生活における具体的な職務・職種・職能での諸経験の連続と節目での選択が生み出していく回顧的意味づけと将来構想・展望のパターン

〇MIT エドガー・シャインの問い
次の3つについて内省することがキャリアについての基盤を提供する
(1)自分は何が得意か?
(2)自分はいったい何をやりたいのか
(3)どのようなことをやっている自分なら、意味を感じ、社会に役立っていると実感できるのか?

〇マイケル・アーサーの問い
(1)自分ならではの強みはどこになるのか?(ノウハウの問い)
(2)自分があることをしたいとき、それをしたいのはなぜか?(ノウホワイの問い)
(3)自分はこれまで誰とつながり、その関係をどのように生かしてきたか(ノウフームの問い)


〇最初の上司との相性やつながりのよざが大きなインパクトを持っている

〇リアリティ・ショック
期待に胸を膨らませて入社したのに、現実とのギャップが大きく、その結果陥る幻滅感のこと
 :働くひとのためのキャリア・デザイン (PHP新書)  http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/456961941X

〇産業心理学者 フェルドマン
「職場の集団への加入儀式」:職場集団のメンバーに自分も仲間の一員として認めてもらうこと
「職場の仕事上の課題面での加入儀式」:職場の課題に仕事面できちんと貢献できることを認めてもらうこと

〇サクセスフル・エイジング
 仕事をしながら齢を取り、キャリアを積み、よい方向で成熟していくこと
 
〇新規事業で学べること
(1)何もなく、あるのは使命だけという状況のなかで、管理者は何が重要なのかを識別することを学び、また使命を成し遂げるために組織化することを学ぶ。
(2)必要な人員構成を図ることは、どのように部下を選び、訓練し、動機付けるかを管理者に教える
(3)成功裡にことを成し遂げれば、「生き残れる」ということを管理者に教える。この原体験が、自身を強めさせ、リスクに立ち向かう心構えを培う。
(4)管理者は、どのくらいのリーダーシップが必要であり、またそれがどのくらい孤独であるかを学ぶ。
→この経験を内部化し、キャリアの中に位置づける作業が必要

〇一皮むける海外勤務とは?(海外ミドルの適応と長期的キャリア課題)
(1)日本にいるときよりも、ワンランクもツーランクも上の仕事になる。
(2)現地法人の社長は、エースクラスのひとが赴任している可能性が高い。スケールの大きい人の下が望ましい。
(3)日本から来たVIPとともに行動する時間が長くなること
(4)たとえ、30代でも会社を代表するような振る舞いが要求される
(5)多様な価値観への許容力と適応力が身に付く
(6)世界を視野にとらえた思考ができるようになる
(7)異文化コミュンケーション能力が身に付く
(8)異質な人材へのマネージメントができる

〇ハードシップ(修羅場体験)
背伸びでもなく、いじめでもなく、これ以上はダメというギリギリのところを経験する業務を指す

〇悲惨な部門、業務改善の場から学ぶこと
(1)タフであり説得的でありこと
(2)タフでありながらも配慮を忘れないこと

〇ラインからスタッフ部門の場から学ぶこと
(1)業務を遂行するためのスキル(New Skill on the Run)
(2)利害がらみの高い目標の業務(Play for High Stakes)
(3)人々との戦い、時間との闘い(Trying people, trying times)
(4)肉体的・精神的な負担に対処する(Handling the Physician Strain)

〇What構築能力
顧客の判断基準や価値基準を充分に理解し、顧客にとってより価値の高いWhatを提案する能力

〇ミシガン大学 カール.E.ワイク
適応は適応力を阻害する
私が何を言いたいかは、言ってみないと分からない

〇プロジェクトチームへの参画から学ぶこと
(1)ほかの人びとの考え方を理解する
(2)自らの知識の習得だけで切り抜けるのをあきらめる

〇幸せな物語(中国の故事)
(1)ものすごい独裁者がやったので、みんなは下を向いているだけ
(2)中心になった人がすばらしいから、みんながほめたたえる
(3)みんな俺がやった、俺がやったと自慢する

〇「戦略的自立性」と「戦術的自立性」
 :「戦略的自律性」 研究者がどのような研究領域を選び、何をテーマとするかと自分で描けるという自律性、テーマは自分で選びたいのだが、そのテーマにどのようにアプローチするかはきちんと指示してほしい
 :「戦術的自律性」 研究者として道具箱の中から自由にツールを選ぶ自律性、どんなテーマでも器用にこなす自信があるから、テーマは上から決められてもいいが、テーマへのアプローチ法は自分にまかせてほしい
 
〇キャリアミスト
 霧が急に立ち込め、進むべき道がよく見えなくなってしまったときだ
 :自分がキャリアミストに入っていると感じたら、「メンター」を探す

〇岡本裕子
 生涯発達には「個としての発達」だけでなく、「かかわりのなかでの成熟」がある

〇グローバルスタンダードの時代に必要なもの
(1)transparency 透明性
(2)disclocure 情報公開
(3)accountability 説明責任
(4)conflict of interest 利害相反しない中立的立場

〇ジョン・クランボルツ
・大半のキャリアは、計画された偶然の上に成り立つ

〇リーダーシップ論
=ロジャー・エンリコ
 (1)異なる視点から思考せよ
 (2)リーダーとしての視点を持て
 (3)アイデアは社内外での現場で試せ
 (4)ビジョンにまとめあげろ
 (5)実際にものにする

=ジャック・ウェルチ
 (1)Energy リーダーシップをとる人にエネルギーがなければならないこと
 (2)Energnize そのエネルギーでみんなを元気にできること
 (3)Edge 尖っているとか、切れるということ(情報不足でもタイミングを捉え決断できることや、あるアクションをとればだれかががっかりすると知っていても、そういうタフなアクションが取れること
 (4)Execution 決断したこと、アクションを取り始めたことを最後までどんどんやり通し、実施すること


◎気になる言葉
・原理原則からスタートすることの重要性/トップダウンのアプローチの重要性
・「人と人との繋がり」情報を送りっぱなしではなく、フェーストゥフェースで相手の顔色や言い方と感じとっていく
・チームプレイの大事さ
・多人数で目標に向かって業務をすることの大切さ
・立場や年齢を超えて相手を大事にし合う関係になれば、人間関係という一生の財産が築ける
・夢なんか実現しっこないというひともいるが、実は夢しか実現しない
・公私峻別は上に立つ者が意識的にやらないと駄目
・意欲だけでは、どうにもならない。それなりのノウハウとか知識とかを持ち合わせていないと、事業というものはそう簡単には成功しない
・「問題に直面したら、お客様にも正直に事情を言うことで解決の道が開けることがあること」「必要ならば、お客様でも巻き込む大胆さと正直さが必要なこと」「メーカーの活力の源泉は製造現場にあり、できる限り、現場に足を運ぶことが重要である。
・「陣立て」への気づき
・「心のつながり」「ひとつの規範にこだわらない」
・間違えたら認め、柔軟性を持ち、結果には責任を取ることを忘れない
・企業というものは弱い生き物の集合体であり、それぞれの強い所を組み合わせて組織の運営を進めていけばいいこと
・自分が何も知らないことを知っていたこと
・「ひとの話をよく聞くことと、相反するが、拠って立つスタンスがぐらつかないこと」「卑しくならないこと」
・逃げ道を作らずに自分自身の価値を高めよう
・「共通の課題を真剣に考える体験をした同志的な仲間、ネットワークを作ること」、「多くの他人の眼でモノを見て、それを自分に吸収するような仕組みを持つこと」


職場学習論―仕事の学びを科学する

2012年07月15日 | 職業経験

職場学習論―仕事の学びを科学する 職場学習論―仕事の学びを科学する

 

 

 

 

仕事場での学びについて、他者とどう関わっているのかを明らかにしようとする著者の研究内容がまとめられている本。
事例で語られている、パナソニックの技術伝承ワークショップの「語らないともったいないワークショップ」というネーミングがいい。思わずベテランが語りたくなるフレーズです。

著者らの最近の著書「職場学習の探究 企業人の成長を考える実証研究」も読了しました!
http://blog.goo.ne.jp/aki-nagi-kae/e/4102b6c36d067d960b5def1bd2da7e31

以下、抜粋■
〇企業人材育成での最近のキーフレーズ
「経験のデザイン」「省察」「内省」「リフレクション」

〇「他者」の定義
仕事を達成する上で関与のある人

〇「学習」の定義
経験により比較的永続的な行動変化がもたらされること

〇「支援」の定義
何らかの意図をもった他者の行為に対する働きかけであり、その意図を理解しつつ、行為の質を維持・改善する一連のアクションのことをいい、最終的な他者のエンパワーメントをはかること

〇「職場」の定義
責任・目標・方針を共有し、仕事を達成する上で実質的な相互作用を行っている部・課・支店などの集団

〇リソースベースドビュー
製品やサービスといった「見えるもの」より「見えないもの」を対象化する

〇組織社会化
個人が組織の役割を想定するのに必要な社会的知識や技術を習得し組織の成員となっていくプロセス

〇組織社会化をうながす契機
1)訓練 2)経験 3)人の3次元

〇組織への参入する個人が学ぶこと
1)業務に必要とされる知識・能力
2)ワークグループの価値観や人間関係
3)組織の目標
4)メンバーとしての責任・役割

〇メンタリングプロセス
1)開始段階 2)養成段階 3)分離段階 4)再定義段階

〇経験学習
1)実践:学習者が現場の業務において様々な状況・局面に直面すること
2)経験:今まさに眼面にあるHardshipに対応することで、後から省察する対象となるエピソディックでドラマティックな経験を積むこと
3)省察:いったん現場を離れ、自らの経験の意味を振り返ること
4)概念化:複数のHardshipを処理する中で得た経験の意味を重ね合わせ、仕事の持論を自ら構築すること

〇職場学習研究
人間の認知・学習が、仕事のやり方や構造、仕事場における人的リソースに埋め込まれていることを強調し、その解明にあたる研究
職場において、人が、仕事に従事し経験を深める中で、他者、人工物との相互作用によって生起する学習

〇最近接発達領域
個人が独力で達成できる水準と、他者の支援があれば達成可能な水準との差を指示する概念、詳しくはこちら。
http://blog.goo.ne.jp/aki-nagi-kae/e/8148651c09b524f12607305a34af7a42

〇認知的徒弟制
1)モデリング 2)コーチング 3)スキャフォルディング 4)フェイディング

〇職場の他者から受けている支援
「業務支援」「内省支援」「精神支援」

〇職場における精神的な安息
非公式の「オチ」の決まった会話がルーチン化し、職場の人々によって、「自然」と捉われていること

〇上司、部下のコミュニケーション
1)特定業務の指示 2)仕事を理解させるための情報 3)仕事の手続きに関する情報 4)仕事達成度のフィードバック 5)組織目的を教える情報

〇個人の学習や組織学習に影響を与えるもの
・オープンコミュニケーション
 :お互いの意見を頻繁に公開している
 :意見の違いがあるとオープンに話し合える
 :オープンにコミュニケーションしている
 :誰にでも自分の意見をいえるチャンスがある
・学習資源
 :学習するための時間が与えられている
 :学習するために資金や他の資源を使うことができる
・互酬性規範
 :困った時にお互いが助けあっている
 :他者を助ければ、今度は自分が困っているときに誰かが助けてくれるように自分の職場はできている
 :他者をたすければ、いずれその人から助けてもらえる
 :人から親切にしてもらった場合、自分も職場の他の人に親切にしようという気持ちになる

〇業務経験談
成功経験も、失敗経験も語る
「共同化」「表出化」「結合化」「内面化」という暗黙知ー形式知化変換のプロセスが個人の能力を高め、集団・組織が知識創造を行う
 →(男性マネージャーの語りから)成功事例は部下に堂々と語ってもらいたい。失敗事例は自ら語ることでその場の雰囲気をつくる

〇パナソニックの技術伝承ワークショップの「語らないともったいないワークショップ」
ベテランが成功事例・失敗事例を提供し、素材として提供。経験を語るだけではなく、そこから学んだ教訓を論じる
失敗体験と教訓を分けて語ることができるように、ワークシートにあらかじめ書いてもらって整理してきてもらった。
論じてもらった後はディスカッション。ベテランの語りから共有すべきことを考える

 


仕事は楽しむが勝ち!

2012年07月13日 | 職業経験

仕事は楽しむが勝ち!
http://book.akahoshitakuya.com/b/476126747X

仕事は楽しむが勝ち!<

25歳で起業、37歳で紫綬褒章を受章した著者が語る、仕事を行う上で大切にするもの、してきたもの。
チャンスは素知らぬ顔して、目の前を通り過ぎていく。だから、チャンスがいつ来てもつかめるように、いつも最高の自分でいたい!」
本の帯に書かれているのは「大切な30代を後悔しない仕事術」なので、既に駆け抜けてしまった私ですが、後悔しない40代にするべく役立てていきたいと思います。


以下、抜粋■
〇「誰よりも仕事を楽しむ」

〇「適切な目標設定」の大切さ

〇「やります」といい、高い目標を設定したら、必ずやり遂げること。納期なり、ノルマは死守する。期限を守ることが信頼を生み出すもととなり、信頼は次のビジネスの種を運んでくる

〇新たな企画
・他人の視点で見る
・他人の目から見ても興味をもってもらえるかどうかを確認すること
 :「この言葉はキーワードになるな」
 :「この見せ方は新しい」
 :「こんなサービスがあったら生活が楽しくなるな」
・自分の立場から見ればわかるけど、この内容が一般の人に伝わるかな?」という視点が立つ。専門用語を使わず、平易な言葉で書きなおしてみること。それでも面白味が失われないのが、いい企画書。
・客観的にアホになる
 :「問題点の提示」
 :「問題についての情報の分析」
 :「問題解決のための目標設定」
 :「達成するための戦略」
 :「戦略を実現するための具体的な方法」
・世代を超えてチェックし合える環境を作る

〇一人称の発言をすること

〇アイデアのベース
「もっと楽をしたいのに、もっと楽しみたいのに、何でこの世の中には便利なものがないんだろう」

〇大竹さん(アフラック日本法人立ち上げ者)の本の読み方
1日2冊の本を読む
読んだ後、必ず書き写す。
まずは速読でざっと読み、大事なところはもう一度読み返す。それを二度、三度繰り返す。そして、その箇所をノートに書き写す
後からノートを読み返すと、自己分析、さまざまな気づきのヒントを得ることができる

〇1円の重みを知る

〇人の意見に対して「絶対、そんなことはない!」と頑なに否定して、切り捨てることをしない。冷静になって「悔しいけど、そうかもしれない」とその経験を受け止める余裕を持ち、イヤな体験をプラスに変える!
壁にぶつかり、立ち止まった時には自分だけの価値観や好き嫌いによって凝り固まらないこと。衝突し敵を作るのではなく、冷静になって受け止めることが必要

〇「10年前はどうだったかな?」半歩先、次のブームを読み解くカギは10年単位の思考法で見えてくる
古今東西、ヒット商品には一定のリズムがある

〇発想力を身につけるには?
「私だけは違う!」と気持ちが必要
「視点を変えて、当たり前を見直すこと」

〇神原秀夫(プロダクトデザイナー)
ひと言、ふた言でデザインが伝わる形を心がける

〇原点に立ち返る
仮に今、居場所を見失っているとしたら考えてみよう
幼い頃から今までの間に何に夢中になっただろう
何に興味をもっただろう
自分がこの世に生きていく理由は何だろう

〇仕事を盗むとは
盗んだ技を自分のものにしようと磨きをかける。こういう人には競争力があり、ライバルを出し抜くしたたかさもある

〇マーケティングリサーチが簡単にできるところには踏み込まない
もはややるべき仕事は残っていない
新しいマーケットは、潜在的なニーズとユーザの価値観の変化を敏感にとらえた先にある。
「あるものと追うな、ないものを創れ!」
:普遍的なニーズを知ったうえで今の時代に最も適した方法を見つけ出すこと

〇顧客との良好な関係を築くためには、「お礼とお詫びは、はよしろよ!」

〇人は説得しても動かない
変化のために必要なのは、納得。理にかなわない仕事には人は全力で取り組めない。

〇企業が成長を続けるために必要なこと
相手の常識を裏切り続けること

〇できない理由をあげない

#amazonマーケ1円本


小さく賭けろ!―世界を変えた人と組織の成功の秘密

2012年07月03日 | 職業経験

小さく賭けろ!―世界を変えた人と組織の成功の秘密
http://book.akahoshitakuya.com/b/4822248968

小さく賭けろ!―世界を変えた人と組織の成功の秘密

ほこりんさんが、おススメしてくれていた本。
新しいサービスを始めるためには、小さな失敗に早めに気づき、果敢に挑戦していくことによって、大きな成功をつかんでいくことが大切ということを力説。
起業した時のスモール精神を忘れて、既に、サービスとして成功している領域に、莫大なお金をかけて参入したのに失敗しつづけたHPの例など考えさせられる内容が多かったです。
リーンスタートアップの考え方とも共通しています。
http://blog.goo.ne.jp/aki-nagi-kae/e/92654dfc2d33f0562427d2ba994d3da4

リーン・スタートアップ ―ムダのない起業プロセスでイノベーションを生みだす

以下、抜粋■
〇実験的イノベーター
実験を好む。彼らのアプローチは思考錯誤を繰り返す中で徐々にブレークスルーを発見していく。実験イノベーターはゴールに向かっていくときに失敗や挫折を恐れずに執拗に努力する

〇小さな賭け
実験的アプローチの核心。具体的かつ即座に実行可能なアイデアを発見し、テストし、発展させていくことを指す
解決法が知られていない問題に挑んだり、未知の領域を探っていく場合に特に有効
「失敗」に正しく向き合う心構えが重要。失敗を必然的なものとして受け止めるだけでなく、目標を達成する上で不可欠の要素と考える
すばやく学ぶために、すばやく失敗する
小さな勝利を繰り返していく
小さくても意義のある勝利を繰り返すことで、同志をよび、敵を抑制し、抵抗を減らす可能性があるパターンをみつける

〇小さな賭けの原則
・実験する
・遊ぶ
・没頭する
・明確化する
・出直す
・繰り返す

〇小さく賭けることの2つの本質的な利点
・成功を夢想する必要がなく、失敗を予期し、許容できる
・アイデアの展開について、手段を自由に変えることができる

〇巨大数字の専制
企業が巨大になると経営者は、ますます巨大な賭けをしなければならないと自然に思い込むようになること

〇心に残った言葉
ボーンハルト「成功を収めた製品の多くはボトムアップで、つまりユーザのニーズを一番よく知っている人間から出てきたのだ」

〇固定的/成長志向のマインドセット
固定的マインドセット
:自分の能力が確認できるような活動を志向
:「私はすぐにこれに成功する能力があるだろうか?」と自問する
:リスク回避の傾向
成長志向マインドセット
:自分の能力を拡張できるような活動を志向
:「私はこれをやり遂げる方法を学べるだろうか」と自問する
:リスクをとって挑戦する傾向

〇プロトタイプ
段ボールやテープなどで、いつでも壊れそうなプロトタイプを用いると、ユーザの正直な意見を引き出しやすい

〇チクセントミハイの考えるフローの定義
「自己のために、ある活動に完全に関与している状態。エゴは消え去る。時間は飛ぶように過ぎる。あらゆる行動、動き、そして思考は、必然的に以前に続いて起きる。まるでジャズを演奏するかのように、自分の全てを投じ、極限までスキルをいかしている状態」

〇即興の原理原則
オファーは全部受けるべきである
批判しないことでポジティブな雰囲気を作り出すことができる

〇ピクサーのプラシング
アイデアを改善する際に、批判的な言葉を使わない。常にアイデアがプラスされていく雰囲気を作りつつ、ユーモアと遊び心のセンスを維持する。
Yes,andが大事。Yes,butではない
全員が、自分の意見やアイデア、解決案を自由に発言するように奨励されている。建設的で中立的な意見を出す雰囲気が大事
辛辣な批判と肯定的なフィードバックの両方を可能にする

〇ユーモアの生むグループ的な効果
ユーモアがより効果的なコミュニケーションをうながす
効果的なユーモアがグループコミュニケーションの質と量を高めることができる
有益な効果を生み出すユーモアは、関係者に面白いと思われる必要があり、品位を傷つけたり、相手を見下したり、けなしたりするようにみえてはならない

〇制約のもたらす効果
制約は問題を具体化し、それに集中させることで克服すべき課題を明確にする

〇アジャイル方式
細分化された作業と綿密に定義された問題に焦点を絞ることにある。しかし、解決すべき問題が何か、プロセスを通じて理解が深まっていく
早く失敗するのに有効な方法

〇正しい質問をみつけるためのプロセス
注意深い探究、観察、ヒアリングによって、肉眼では見えなかったものを徹底的に明らかにすること

〇模範的イノベーター
知的好奇心と創造的生産性の強い相関がみられる
模範的イノベーターは他人を観察する時に彼らは、人類学者か社会科学者のように振る舞う
異なる経歴を持つ人たちと定期的に交流を持っている。自分の前提に疑いをもち、視野を広くもつ方法
視点の多様性であろうと、経験、個人の多様性であろうと、すべての多様性が創造性をかきたてることを知っている
アイデアや経験に対して寛容である
自分の周囲で起こっているときに注意をむけている


ちえづくり―新しいインクスの革新手法 ものづくり企業の変革力を高める

2012年06月27日 | 職業経験

ちえづくり―新しいインクスの革新手法 ものづくり企業の変革力を高める
http://book.akahoshitakuya.com/b/4822231356

ちえづくり―新しいインクスの革新手法 ものづくり企業の変革力を高める

ノウハウの形式知化について、自らの企業で取り組んだ内容が書かれている。具体的な手法が書かれているので、とても分かり易い。

以下、抜粋■
〇ノウハウの形式知化
:エキスパートの方との打合せを設けて、問いかけを行いながら、直観的に判断していることは何なのか?何に注意を向けているのか?どういった基準で判断しているのかなどについて、自分の頭を棚卸ししながら話して頂くこと
・形式知化の過程で起こる2つの利点
(1)エキスパートの中で検討方法が整理され、より洗練された考え方に気付く。エキスパートの方が論理的に話していくことで、自身の判断の仕方に改善点があることに気づき、より質の良い結果の導き方、より普遍的な考え方などが自身で見えてくる
(2)判断を可視化する場を通して若手が育つ。打合せの場に若手社員に同席して頂くことで標準書や手順書などのドキュメントで得られる以上の知恵をエキスパートから得ている。エキスパートが語るときに、なぜそうしたのか根拠を聞くことによって、過去のエピソードや考え方を共有できることが寄与している。特異な経験や信念、価値観が、判断が必要な場面設定と同時に語られることで、現場のさまざまな場面で若手が実際に使えるノウハウとなっている
ノウハウは、「〇〇のときに△△する」という形の実践的な知識として形式知化する

〇実践知識
どう状況を解釈するか、そう解釈する理由は何か、最終的にどういうやり方が良いのか、こうした状況の読み方までを明らかにしたノウハウ。
画一的な対応を生むための知識ではなくその場の状況に的確に対応するための知識


〇お客様からの注目
形式知化のプロセスで得られる「気づき」や「人材の成長」の効果、または形式知化したノウハウの「知識資産の価値」に注目するようになった

〇人の知恵
「知識」「経験」「意志」の3つととらえる

〇ウィズダム・エンジニアリング
「知識」「経験」「意志」の観点で組織を変革する方法論

〇「知恵」とは
知識は「知っていること」、知恵は「知っている知識を状況に合わせて使いこなせること」
知識は存在する「もの」であり、知恵は人の「能力」である。
知恵を人が醸成していくためには、人が成長するための要件である「知識」と「経験」が必要
自らの頭で実際に使える機会をどれだけ得たか、同じ問題の繰り返しではなくどれだけ多くの困難な問題に直面したか、という経験の質が重要
知識を使うだけではなく、その状況に適した知識を取捨選択したり、いくつかの知識を組み合わせたりといった創意工夫の能力、何がベストなのかを判断する能力が問われる。
問題解決に向けて筋の良いつながりを見出すことができること

〇行動を起こして結果を得るまでの認知過程
「状況を読む」→「決断する」→「行動する」

〇人の知恵が活きる組織
環境変化の激しい中にあっても、組織の人材一人一人が動的な目の前の状況を的確に読み、価値創造に向けて決断し行動する組織。

〇ナレッジワークにおける可視化の意味
(1)現状を理解し課題を抽出すること
(2)現場のノウハウの可視化

〇ナレッジワークにおける可視化の意義
・全体像を把握する
・定量化する
・内省する

〇ナレッジワークにおける可視化の原則
【範囲】PPRフレームワーク
Produtct
Process
Resource
【着眼点】1Process-1Decision
業務中の「判断」に着目し、その仕方をブレークダウンする
【構造】業務の構造化
【視点】複眼的視点
その業務に関わる人を巻き込んで複眼的な視点で見ていくこと
業務の実態を理解するだけではなく誰が何を考えているのか全体で認識を合わせていくことも重要
関係者の認識と思いを引き出し、適切に業務を可視化、分析していき、全体で課題の共通認識を醸成させていく

〇ナレッジワークの何を可視化するのか?
・他部署の業務内容と自分の業務との関係
 :業務の全体像と課題の所在を明らかにする
 :部署や担当者が変わるポイントを重点的に調べる
 :具体的なタスクやアクション、判断がなぜ必要なのかを調べる
・業務や商品の過去の実績や実態
・個々人のノウハウ
 :どういうケースで使えるのか、場面設定が明確であること
 :検討しなければいけない観点、検討の筋道、候補となる選択肢、結論として複数あり得る場合の優先順位などの、検討の中身が明確であること
 :参照の仕方に応じたノウハウの構成と参照しやすい環境

〇ナレッジワークにおける可視化の進め方
具体的な内容を設定する

〇ドレイファスの熟達の5段階モデル
「未経験」「部分的な能力」「十分な能力」「優秀な能力」「エキスパート」
認知的能力の違い、「状況の読み取り能力」と「状況の重要な特徴を識別する能力」の能力の差

〇実践知識を引き出す対話
(1)場の設計(何のために、誰に参加してもらうか、何を準備するか)
 :ノウハウに関する対話の場を学習の場と位置付ける
(2)話し手、聞き手の相互の認識を合わせる
 :ゴールイメージを共有する
 :エキスパートの方に「あなたが他の方より優れているのはどういうところですか」「若手の人ができないのはどういうところですか」などの質問をして、どのレベルでまとめるかを見出す。
(3)経験のロジック化
(4)検討項目間の整理
(5)検討内容の構造化
 :実際の複雑さをありのままに表現していくだけではなく、「何が重要なポイントか」「どの検討は省略しても問題ないか」を見定め、適切にモデル化する
(6)検討の中身の精緻化
 :違いを識別し、比較する。ある切り口で整理してみる。視点を変え、全体像を推測する。パターンに分けてみる。

〇対話のテクニック
・対象のフレームを切る
・的を絞った質問をする
・例え話を使って類推を促す
・別の可能性を提示する
・極端な方向に振ってみる
・苦労話や武勇伝から入る

〇経験のデザイン
・全体の基本構造を理解する
・経験の幅を広げる
・より良いやり方を考える
・全体をつなげる経験をする

〇状況の読み方を伝達する仕掛け
・共通言語の拡充
 :状況の微妙な違いを言葉にしていく
・情報の見せ方の工夫
 :情報の利用者が個別の状況を識別しやすいように、情報の色や形式を工夫すること
・検討の過程を残す仕掛け
 :各人がどんな状況に直面し、どう解釈し、どういう対応を行ったのかを記録することで、状況を読む行為を直鉄的に共有する


ノマドワーカーという生き方

2012年06月16日 | 職業経験

ノマドワーカーという生き方
http://book.akahoshitakuya.com/b/4492044620

ノマドワーカーという生き方

ノマドワーカーって何?を知りたくて、読んだ本ですが、「セルフコントロールをうまくやることが人生を成功に導く」ということがメインに書かれていました。
「戦略なしでは成功なし」、「22時就寝4時30分起床生活」は完全に賛成です。
5年後の自分をイメージして背伸びしてみる
日々のプランをたて、振り返りもする
出来る限り多くの人と会って、つながりを作る など。
最新のライフログ収集方法を駆使して、セルフコントロールしていますので、一読して試すのもいいかもしれません。

ちなみに、コワーキング本の感想は↓
つながりの仕事術~「コワーキング」を始めよう
http://blog.goo.ne.jp/aki-nagi-kae/e/84224cb41329fe6906798f9928369725

>つながりの仕事術~「コワーキング」を始めよう


つながりの仕事術~「コワーキング」を始めよう

2012年05月31日 | 職業経験

つながりの仕事術~「コワーキング」を始めよう つながりの仕事術~「コワーキング」を始めよう

 

 

 

 

ノマド?コワーキング???だったので読んだ本。
ある意味、ワークショップ的な働き方かも。

以下、抜粋■
○コワーキング
異なる職業や仕事を持った人が集まって仕事場を共有することであり、コミュニケーションを積極的に取ることで知恵と情報をシェアし、高め合っていこうとする発想のワークスタイル
コワーキングスペース 2012年3月現在 1300以上(世界)

○co
一緒に(co)働くことを通じて生まれた
コミュニケーション(communication)
コラボレーション(collaboration)
コインシデンス(coincidence)
などを取り込んでいる


○コワーキング体験イベント Jelly!に参加する


○コワーキングに向いているタイプ
・見知らぬ人とでもすぐ仲良くなれる、アイディアを交わすのが好き
・新しいものやイノベーティブなものが好き
・前人未踏のこと、人の役に立つことを成し遂げたいと企てている人
・人を話を聞くのが好きで、自分の話をするのも好き
・グループやチームでの仕事が好き。喜びを分かち合える仲間が大切
・グループやチームを盛り上げるために献身的な作業をするのは厭わない
・多少ざわついた環境で仕事をするほうが気分が乗る


○コワーキングスペースに行く準備
(1)フェイスブックのアカウントをつくっておく
(2)自己紹介用ファイルが入ったノートパソコンまたはタブレット
(3)仕事用とは別の名刺
(4)飲食や軽食の準備
(5)不意の飲み会の準備