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甦る組織―ファシリテーター

2012年11月10日 | Workshop

甦る組織―ファシリテーター 甦る組織―ファシリテーター

 

 

 

 

企業でのワークショップを実施するファシリテートについて、ドラマ仕立てで書かれています。
とても臨場感があって読みやすい本ですが、ファシリテートする側、される側の心の動きが表現されていて参考になります。

以下、抜粋■
○会議のルール:グランドルールは5~7項目

○「紙の塔」 チームビルディング演習 紙だけで何段かの塔を組み立てるゲーム

○レゴブロックを使って、人間の形をしたひな形そっくりにレゴを組み立てるゲーム(ひな形は遠くにある)

○グループとは、ある特定の目的を達成するために集まった複数の人々のことを指します。この場合、グループの業績とは、それぞれのメンバーが貢献した挿話のこと。チームは、グループ集団の中の協調を通じて、そこからプラスの相乗効果が生まれる状態。シナジー効果。チームの努力は結果として、それぞれの投入量の挿話よりも高い業績水準をもたらす

○ファシリテータとは中立的な立場で、チームのプロセスを管理する。そしてチームワークを醸成しながら、チームの成果が最大になるように支援する者。

○「安心して話せる」がファシリテータの効果の第一

○ファシリテータが中立していることによる効果

○ファシリテータは、よい問いかけをすること。さまざまな関係者のベクトルを合わせ、一丸となるよう関係者に働きかけていく

○ファシリテータに必要な基礎
 :「ラショナル」物事を合理的に突き詰めていく
 :「エモーショナル」人間の感情のサイクルに配慮しながら、それをうまくコントロールして組織の変革を進めていく
 :「ポリティカル」組織内の権力やパワーバランスを政治的な感性で思慮深く、注意しながら変革を進めていく

○リーダーとマネージャーの違い。リーダーは、周りの人が「あなたがリーダーです」と認めること。

○ファシリテータは、単なる会議の司会、進行役ではない。会議の成果を生み出すために、参加者同士をうまくコミュニケーションさせながら、かりに議論が空中戦になってからみあっても、それをうまく地上戦に落として、結論まで会議を導くガイドのこと

○ファシリテータの喜びは、再生したクライアントからフェードアウトすること

○シャイン博士によるプロセス・コンサルテーション10箇条
 原則1:常に援助的であること
 原則2:常に現状を認識しておくこと
 原則3:自分の無知にアクセスすること
 原則4:自分のすることはどれも介入である
 原則5:問題も解決法も握っているのはクライアントである
 原則6:流れに身を任せる
 原則7:タイミングが極めて重要である
 原則8:真っ向から対決する介入については、建設的にオポチュニスティックであること
 原則9:すべてはデータである
 原則10:疑わしいときはデータを共有する
 

【紹介されていた手法】
・自己紹介「子どものときの自分」「20歳の時の自分」「今の自分」「十年後の自分」の絵を描く
・SWOT分析の職場編「左上:うちの職場はこれが自慢誇り」「右上:うちはここがダメ、イマイチ」「左下:うちは今後こんな良いことがあるかも」「右下:うちには今後ヤバイことがあるかも」
・5年後の雑誌
・人生の買い物ゲーム 人生で重要と思う項目「家族」「仕事」「名誉」「趣味」「財産」などについて、参加者が決められた所持金から買っていくもの。価値観を考える作業
・リーダーアシミテーション リーダーに一度退席してもらい、リーダーを迎える人がリーダに対する疑問、想像、評価などを吐き出してもらうもの。後からリーダーに回答してもらう
・一人が社長、もう一人が専務。専務が「社長!大変です、社屋が火事で焼けています!」と報告。社長役の人が「おお、そうか。ちょうどいい・・・」と理由をつけて即興でかえす
・ワンワード
・ハイポイントインタビュー
・360度調査

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