前橋の田んぼで小麦の花が咲きました。少し黄ばんだ白い葯(やく)=おしべが出ているのが見えますよね。
小麦の穂にはたくさんの小花がついてますが、一つ一つの小花から数本の葯が、奥に隠れているめしべに自家受粉しながら外に顔を出します。これが小麦の開花です。
この開花が見られるのは僅か2日ほどの間、あとは葯が黒っぽくなって終わります。てんとう虫の幼生も見物に来ていました。
花の咲いている小麦畑、今日もまだ見られますよ、365分の2の確率でしかできない上州のお花見です。
こちらは大麦畑、もう開花期を過ぎています。左がビールの原料になる二条小麦、左が味噌醤油や麦飯に使う六条小麦ですが、分かるかな…
左が二条小麦の穂、細身で長くてスマートです。右が六条小麦の穂、ずんぐりむっくりころっとしてます。
上から見下ろすと違いが良く分かります。左の二条大麦は穂に小穂(しょうすい=小花)が二条に並んでついてます。右の六条大麦は小穂が6条に並んでついていますから、小穂から伸びるヒゲも6方向に放射状に拡がっていますよね。
群馬は麦の大産地ですが、六条大麦はあまり作られていません。見つけたら、ラッキーと思ってください。福井県で全国の生産量の三分の一が生産されています。
<地味な花見だね…>、麦の花見をしていたら、東片貝の猫に冷やかされました。
でもね、ついでにこんなんも見ちゃってっます。左から、ミズナ(京菜)の花、サクランボ(たぶん佐藤錦)の花、そして散り始めたウコン桜の花です。ウコン桜の散り際は、こんなに美しい紅色に染まるんですよ…
こちらは大きな桑の木、たくさんの花をつけていました。これも地味かな…
キキはといえば、抜け毛の季節になりました。強制グルーミングを開始、ミトン型のゴムブラシで毎朝ブラッシングです。
昨夜の東北は、「南部煎餅」、バーボンなめながら、ぽりぽり、ばりばりの東北でした。これから朝ごはん、煎餅汁やりますよ。
おまけは昨夜の夕食、中華料理を作りました。左から、肉そぼろをのせたパンサンスー、鶏肉とカシューナッツ炒め、牛肉と春キャベツのオイスターソース炒めです。
トマトと卵のスープ、卵チャーハン(細かく砕いたレンコンを入れてます)、そして二代目が北海道のおみやげにいただいたホワイトアスパラガスです。
久しぶりに、豪華な夕飯を作りました。
次回の「ヒゲおじさん厨房に入る」は、5月7日(土)に朝日新聞群馬県版に掲載予定です。お待たせしてます。
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