ガスパチョ風スープ 朝日新聞掲載「ヒゲおじさん厨房に入る」

今朝の朝日新聞群馬県版に掲載された「ヒゲおじさん厨房に入る」です。

テーマは「ガスパチョ風スープ」です。

なんで、「ガスパチョ」でなくて「ガスパチョ風」なのかというと野菜ジュースを使って楽しているからです。

ホテルオークラのシェフの「ガスパチョ」のレシピなんかを見ちゃうと、「ガスパチョ」は名乗れませんでした。

スペインの代表的な冷製野菜スープ「ガスパチョ」のそっくりさんを、とっても安直なやり方で作っちゃおうって訳です。

なんか申し訳ない気もするのですが、お手軽料理もいいもんですよ。

朝日新聞前橋総局に届けたら、「支局員が争って飲んだ」とＫ記者から報告がありました。

　　　　

使用可能な野菜ジュースは２００ｃｃの紙パック入りです。左からパル・システム生協の「野菜ジュース」、カゴメの「野菜一日これ一本」、伊藤園の「一日分の野菜」です。コノ三つは、食塩・砂糖等の調味料を使っていません。

ガスパチョ風スープに使える野菜ジュースは、レモン果汁以外の果汁を使っていないもので、調味料無添加の野菜ジュース、それも２００ｃｃ紙パック入りのものに限ります。

パル・システムの「野菜ジュース」は、トマトをベースに８種の野菜とレモン果汁、香辛料が添加されています。ヒゲクマの好みの味です。

カゴメの「野菜１日これ１本」、トマトをはじめ２５種類の野菜とレモン果汁だけ、香辛料・調味料を含めて一切の添加物が使われていません。すごい優れもの、味もすごく良いです。

伊藤園の「一日分野菜」はトマトをはじめ２５種類の野菜とレモン果汁、乳酸カルシウム、塩化マグネシウム、ビタミンＣが添加されていますが、調味料は無添加、前二者に比べるとチョイ落ちかなです。

トマトの味が強いほうが良い人にはパル・システムのがおすすめ、無添加のカゴメはどなたにもおすすめです。

　　　　

冷たいスープを作るときの最大の問題は、スープを冷やさなくてはならないことです。

常温で作って冷蔵庫で冷たくするには、２時間ほど冷やす時間が必要です。

急ぐときには氷水を使って冷やさなくてはなりません。

紙パック入りの野菜ジュースは、コノ難問を簡単に解決してくれます。

紙パックのまま冷凍庫に入れて凍らせておけば冷やす手間が要らなくなるのです。

　　

それでは、「ガスパチョ風スープ」の作り方です。

　　　　

２００ｃｃの紙パック入り野菜ジュース、一つは凍らせておいたもの、もう一つは常温のものです。凍らせておいたジュースは、はさみを使って紙パックを取り除き、包丁でそぎ切るように細かくカットして、常温のジュースとともにミキサーに入れます。

  耳を取って細かくちぎった食パン（６枚切り１／４枚分）、レモン果汁１／４個分、オリーブオイル大サジ１、パプリカ・塩・コショウ少々を加えてミキサーを回してください。

「ニンニクの香りがないと…」という方は少量のニンニクを加えてミキシングしてください。ミキサーがうまく回らないときは、水を少し加えてください。

凍ったジュースと凍っていないジュースが混ざり合ってシャーペット状になれば出来上がりです。

冷やす必要が無いですから、召し上がる直前に作ってください。トッピングは、緑色の葉っぱ（ミント、刻みパセリ、刻んだレタス等）を飾ってください。

本当に簡単に、キンキンに冷たいガスパチョ風のスープができてしまいます。

蒸し暑くて食欲の無い日なんか、これだけでお野菜がとれちゃいますから嬉しいです。

　　

写真は具沢山にしたものです。ゆで卵、薄切りハム、刻んだトマト、刻んだ食パン、それに刻んだレタスを盛りました。

こうすると、この一皿でスープを越えた立派なお料理になってくれます。

「パンにつけながら食べたらおいしかった」って感想も届いています。

いろいろ工夫のできる、簡単料理、是非お試しください。

　　　

おまけです。

写真は、５月６日に作った冷たいスープ、ゆでたブロッコリーの軸をフードプロセッサーにかけてから裏ごししてコンソメスープでのばしています。葉っぱはミツバです。

コチラは、昨夜作ったアスパラガスの冷たいスープです。作り方は上のと一緒ですが、オリーブオイルと生クリームを少し加えて濃厚な感じにしてあります。

コノ違いは、上のは生クリームやオリーブオイルの苦手な人のために作ったからです。

食べる人の好みに合わせて、やりくりしてゆくのが家庭料理の一番大事なことだと思っています。

野菜ジュースで作るガスパチョ風スープはそんな気遣いが楽にできますよ…

　　　

ウェブページ、「野村たかあき作　風神の子等雷神の子等　in高崎高等養護学校」がアップされています。ご覧ください。

　　　

写真はクリックするとポップアップしますよ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　

「ヒゲおじさん厨房に入る」（朝日新聞群馬県版）、次回は、６月１９日（土）掲載予定です。こんどは何にしようかな…