大きな夏みかんの木です。枝を四方に伸ばして、美しい樹形、城東町4丁目のTさん宅のお庭にあります。このぐらい大きくなると数百個の実がなります。
でも、何処のお宅でも、夏みかんはあまり食べられず、初夏にはぼたぼたと地面に実が落ちています。もったいないです。
ヒゲクマは、毎年、どこかのお宅の夏みかんをいただいては、あれこれ遊ばせていただいてます。
今年は広瀬川の岸に生えている若い夏みかんの木、別のTさんのお宅のです。若いけれどたくさんの実をつけて、川面にしだれています。
今朝の朝日新聞「ヒゲおじさん厨房に入る」は、「豚肉の夏みかん煮」がテーマ、広瀬川畔の夏みかんを使いました。
記事はクリックしてポップアップ画面で読んでください。それにしても、今回の野村さんの挿絵は傑作ですね、豚と夏みかんのかけ合わせで、「豚夏柑」…
材料は夏みかん1個、とんかつに用にカットされた豚のロース肉2枚、それとタマネギ半個です。あとは付け合せの野菜はお好みで、火の通りにくいものを使うときは下ゆでしといてください。
まずは果汁を絞ります。こういう道具がないときには、ボールにざるを入れて、半分か四つ切りにした夏みかんを力任せで搾ってください。ざるを上げれば、ボールの中は果汁です。搾った果汁に水を加え200mlにしておきます。
豚肉に小麦粉をまぶします。軽くはたいて、余分な粉は落としてください。
中華なべかフライパンを使います。少量の油で豚肉を焼きます。両面しっかり焦げ目をつけたら鍋からあげておきます。
鍋に残った余分な油を取り除いて、今度はタマネギをいためます。焦がさないでください。火が通ってしろくなればオーケーです。そこへ、夏みかんの果汁+水200ml、酒100ml、砂糖大さじ2、しょうゆ大さじ2を加えて煮汁を作ります。
あげておいた豚肉をもどして煮立てます。煮立ったらあくをすくい取ってください。
キッチンペーパーで落し蓋(真ん中に十文字の切れ目をつけて)をして、弱火でコトコト30分ほど煮て下さい。弱火でコトコトです。
30分ほど煮たら、付け合せの野菜を入れます。写真は赤ピーマンとたらの芽、両方とも生のまま煮汁に入れました。野菜に火が通れば出来上がりです。
酸っぱい煮物です。でも、早春のさわやかな味、野菜もおいしくいただけます。
夏みかんが手に入らない方は、グレープフルーツ、甘夏みかん、ハッサク等の柑橘を使ってお試しください。酸味は少なくなりますが、おいしいですよ。
<ヒゲクマはここのところ夏みかんとばかり遊んでいます。ポン酢しょうゆの作り方は1月18日をご覧くださいな。ピールとマーマレードの作り方は、2月3日を見てください。よくやるよこのおっさん…>
「ヒゲおじさん厨房に入る」の次回は、2月19日(土)の朝日新聞群馬県版に掲載予定です。お楽しみに!
今回は夏みかんが頻繁に登場してましたから、予想が当たったと思います。次回は難しいですよ。
豚肉でなくて魚でもできます。ただお魚の場合は30分も煮る必要がないですから、煮汁を少なくして濃い目にして、煮汁をからめるぐらいの短い時間で煮あげる必要があります。おいしいですよ。