昨日漬け込んだいくらの醤油漬け、今朝はもうしっかり出来上がってました。とってもきれいに出来上がりました。(作り方は昨日の記事を見て下さい)
今、ヒゲクマの家は萩の花が満開になりました。今朝咲いていた萩の花のいろいろをお目にかけます。
萩の花は実にいろいろです。この国の人たちが一番愛し続けている花の一つです。
かくのみに ありけるものを 萩の花 咲きてありやと 問ひし君はも(万葉集巻3)
大友旅人に仕えた<よのみゃうぐん>が旅人の死を悼んだ歌です。「萩の花は咲いたかと問うた君はもう今はいない…」。萩を歌った歌は、万葉集に140首以上あって、一番たくさんうたわれている花なんだそうです。
草深み こほろぎさはに 鳴くやどの 萩見に君は いつか来まさむ(万葉集巻10)
「草が茂ってコオロギがたくさん鳴いている庭の萩を、あなたはいつになったら見に来てくれるのですか」、萩の花を見ながら、恋しい人を待っているなんて、すごくいいな…
千代田町の足利屋さんの裏口にパン屋が開店したのは気づいていたのですが、今日はじめて寄ってみました。シャトアという名前の小さなパン屋です。
アップルパン(500円)を分けてもらいました。パンの生地はとっても素朴な味わい、でもリンゴのいっぱい入った、甘くて、楽しいパンでしたよ。ドリンクヨーグルトと野菜ジュース一緒にして、ヒゲクマのお昼になりました。
城東小学校の寺子屋教室のお手伝いの帰り、ひろ子をのぞいたら、今日から暖簾がかわりました。10月になったからですね。
夜は、二代目に「ふく成」の会席をご馳走になりました。なんか久しぶりなんです。今夜は「かおりコース」(6000円)でした。その全貌をお目にかけます。
前菜は「鯛とラディッシュと三つ葉」「河豚の煮こごり」でした。ラディッシュは皮目に包丁を入れてから薄く薄く切ってあります。細かい仕事の好きなご主人です。
お椀は「鱧と菊花と茗荷」でした。ほっこリした鱧がおいしかったです。
造りは「河豚、イクラ、鰤」でした。イクラはヒゲクマのよりずっとしっかりした味付けになっていました。
焼物は「鮭の金時焼、銀杏と南瓜添え」でした。金時焼きは裏ごししたサツマイモを鮭のにのせて焼いてあります。面白かったです。
揚げ物は「河豚の唐揚」です。ふく成はふぐ料理の専門店、会席もどこかに必ず河豚が顔を出します。
「牛肉の香り焼き」、おいしく焼いた牛肉に舞茸、獅子唐、茄子の焼いたのが添えられていました。とてもおいしいソースでした。
ご飯は土鍋で炊いた「栗ご飯」、「今年初めてお出しする栗ご飯です」とお母さんが言ってました。
栗は甘く味がつけられています。ご飯はそれに対しお醤油の香りのする辛口のご飯、とっても良い取り合わせになっていました。ものすごくおいしかったのですが、お腹いっぱいで食べきりません、半分はお土産にしてもらいました。
デザートは「柚子のシャーペット」、しっかり秋を味あわせてもらえたコースでした。ごちそう様でした。
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「ヒゲおじさん厨房に入る」(朝日新聞群馬県版)は、明日(10月2日)掲載です
白萩の しきりに露をこぼしけり 正岡子規
沢山の萩の句の中でも好きな句です。
お庭があってこんなステキな植木があるなんて羨ましい限りです。
このパンやさん、開店祝いにご縁があるようにって5円玉入りのポイントカードをくれました。卵アレルギー用のパンが幾つかあって重宝してます。
圧巻はふく成さんの晩餐ですね。
料理といい器といい「星三つ!」です。
今度また母と二人で行かせていただきます。
毎日、毎日、まな板の前でヒゲクマさんも板前さんみたいで楽しそうですね。
私、まだひろこさんチに伺った事ないけど様子が手にとるように分かります。
我が人生の腕の見せ所とでも申しましょうか、定年後の男性のお手本とでも言いましょうか・・・
ご覧に入れたヒゲクマの萩、七つのうち五つは鉢植えで育てています。こんなにたくさんの萩を植えるほど広い庭を持ち合わせていませんので、大型の菊鉢で我慢してもらっています。それでも花をつけてくれるのでありがたいです。
ふく成さんは、きれいで大好きです。季節の変わり目になるとお邪魔したくなります。もともと、ヒゲクマはあんまり外食しないですから、たまの贅沢お許しを。