私の記憶帳

日々知り得た雑学や興味を持ったことを記録してある

混乱の時代

2010年06月11日 01時23分06秒 | Weblog
今、閉塞感がとても強いと言われている。でも今から40年程前にも同じようなことが言われていた。例えば1973年の11月に朝日新聞が行った世論調査では今の社会を表すのに最も相応しいと思う言葉として日本国民が選んだのは一位が混乱で40%の人がそう思っていた。次は28%の人が不公平をあげた。まるで今と同じようだ。更に同じ世論調査であなたはいまの世の中は行き詰まってきていると思いますかという質問に対しては実に41%の人がそう思うと答えていた。更にびっくりすることに1974年4月29日に日本経済新聞に掲載された子供調査研究所が都内の小学五年生を対象にしてきみの生きているうちに人類は滅亡すると思うかという質問に対して48%の小学五年生が滅亡すると答えている。そして人類が滅亡する原因は何かと聞くと多い順に①公害で空気や水が汚れてしまって②地球に氷河期がおとずれて③生活に必要な資源がなくなって④世界的な食料飢饉によって⑤核戦争が起こってと答えている。いつも悲観論が渦巻きそのたびに乗り越えてきたような気もするのだが。