船井財産コンサルタントの保有する別荘に泊めて戴いた。若いご夫婦が管理を任されておられるのだがご本人自身が近くでホテル経営をされているのでおもてなしは抜群だ。フレンドリーなのがいい。奥さんが台湾の方で、その影響なのか出して戴いた料理は和風中華料理だった。薄味で上品でよそでは味わえない奥深い味を堪能しながら観光開発についての話に夜遅くまで花が咲いた。
観光地づくりの成否は《さんしょくひるねつき》の安らぎを、提供するがわも受け取るがわもコスト対効果のバランスを取って実行できるか否かだ。さんしょくとは職人業と食事と触れ合いの三つのしょく。ひるねのひは人、観光名物に人の存在、るはルート、アクセスを含めたルートをわくわくするものに、とは泊まり、ホテルや旅館がウエルカムの姿勢で教育されているかである。これらのことを観光のインフラ整備と位置付けてそれぞれが自立したうえで相互に関連性をもてるように仕組みをつくれば地域そのものをテーマパーク化することが出来る。
富士五湖の一つ河口湖にきた。ここからの富士山のながめはかなりの近景だ。そのため雄大さよりは迫力を感じる。現在豆腐のうかいで有名なうかいがオルゴール館を造ってかなりの集客に成功している。実際中に入って見学してみると中々のつくりでコンセプトもしっかりしている。館内は、にぎわいがあるのになんとなく落ち着ける。みやげものも手ごろな値段でここならではのものが品揃えされており富士山をみにきたついでに立ち寄った施設と考えれば満足感は高い。富士急ハイランドとならんでこの地域を訪れた観光客のポイントを稼いでいる。
球界復帰された池永さんから食事のお誘いを戴いた。彼が謹慎中に復帰運動をしてくれたことを感謝して是非とのことだった。あれから随分たつのに今だに忘れないでくれている。人は困っている時はなんとかして欲しいと願うのにそれが解決するとすぐ忘れてしまうのが一般的だ。そのてん池永さんは情に厚い方だと感心した。
顧問先のS社の事業継承についてアセットパートナーのまなべ代表と話あった。種々の問題点は当初予想した通りの回答だった。依頼する費用としてはかなり高いと思うが現状をしっかり認識してもらうためにはこのコストは止むを得ないのかも知れない。この一年を乗り切ることが出来ればかなりしっかりした会社になれるのだが正直なところこの一、二年の資金繰りはかなりきついものがある。BSを含めた今の形態をどう変えるべきか総合判断をしなくてはならない時期に来ている。
リタイヤーして寂しいのは恐らく今まで築いてきた人間関係が失われてしまうからだろうと思う。幸い自分には沢山の友人がいる。今でさえ会いたい人に十分な時間を取って会えないという悩みを持っている。とても贅沢な悩みだ。昨日の夜も一年ぶり位にTさんと食事をした。悩み事を一通り聞いてあげただけなのに気持ちが整理出来たととても喜んでくれた。そんな友達の顔をみるのはとても嬉しい。
自分の考え方が受け入れられて力を貸してほしいといわれれば素直に嬉しい。特に相手がその仕事に熱心であったり、何らかの理由で悩んでいるなら尚更だ。しかしこれをすべて受け入れていれば折角手に入れた自由な時間がなくなってしまう。自由な時間を得て特に何をしたいということではないが今まで忙しく動き回っていたのでスローな生き方もそれなりに楽しい。好きな時に好きなところに行ってボーッとしてくる。またある時は好きな人に会いに行って思い切りだべってくる。この贅沢を元気な時に持てることは捨てがたい魅力だからだ。
東京音楽センターの東社長から顧問になって欲しいと要請を戴いた。ディズニーランドのそばにあるヒルトンホテルの副総支配人だった三浦さんの紹介だ。むげに断るわけにもいかないので報酬なしでならいいと答えておいた。
富士山の景観と湖を利用した一大観光都市造りに参加して欲しいとの要請をH社長から受けた。町と一緒になって幾つかのイベントホールやホテルをつくって海外から観光客やリゾート客を誘致しょうという計画だ。とりあえず現地をみて行政の意欲を確かめてみたいと考えて今月末に伺うことにした。
顧問先のS社の役員の身体検査にアドバイスを戴きたいと考えて黒田先生にお願いした。先生は快く引き受けてくださったが産業医という立場ではなく友人という立場でならという条件だった。つまりアドバイスをする報酬や他の医師を紹介する費用は受け取らないとのことだった。ありがたい話だ。検査の結果Mさんの容態が思わしくないことがわかった。本人に全く自覚がなかっただけに恐ろしいことだ。定期診断の必要性を痛感した次第である。
顧問先の企業の事業継承のアドバイスをしているがなかなか難問だ。オーナーの立場を大切にして会社を守るというミッションだからだ。前オーナーは創業者だからカリスマ性があるが継承される奥様は仕事のことは良く知らない。おまけに固定資産をかなりの投資しているので資金繰りは必ずしも滑らかではない。仮に利益がでていても資金繰りがきびしければ事業は息詰まってしまう。その資金繰りの大変さを理解している幹部がほとんどいないのだ。自分が役員ならきがきでないのだがこの局面をどう乗り切るか。
最近相談ごとが増えてきた。きょうも品川にあるF社の仕事を終えて帰途につくと新宿にあるF社のH社長から相談したいことがあるので出来るだけ早く会いたいと言われた。明日からは福岡に行くし金曜日はすでに予定が入っているので今週は無理だと答えた結果、来週の月曜日に会うことになった。頼られることは嬉しいことだし、頼られることによって知らないことを学習することができるので自分的にもありがたいことだ。役にたつ知識や知恵だと思えば学ぶことにも力が入る。反面単なる知識の吸収のための学びは力が入りにくい。
以前はなにもしないのは退屈以外のなにものでもないと思っていた。そして少し前にはたまにはゆっくりする時間が欲しいと思った。忙しいからたまののんびりが楽しめるのだと思ったからだ。そして今はいくらでものんびりした時間が欲しいと思うようになった。これ以上お金や合理性を追求するよりも自然や人を愛しているほうが豊かさを感じられるからだ。会いたい時に会いたい人に会いに行く、行きたい時に行きたい処に行く、これが理想だと思うようになったからだ。残念ながらまだそこまでではないが以前に比べればかなり理想に近づいている
5月6日東京行きの新幹線は帰省帰りの人でいっぱいだ。切符を取るのは不可能と半ば諦めていたら一番取りにくいと思っていた17時頃東京に着く新幹線グリン車の切符が昨日取れた。今日その新幹線に乗って移動中だが通路迄超満員だ。運がいいとおもわず感謝。