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アイヌ民族関連報道クリップ

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■ 伊達・ポンマ遺跡でアイヌ協会支部が「シンヌラッパ」(室蘭民報)

2012-08-23 00:00:00 | アイヌ民族関連
■ 伊達・ポンマ遺跡でアイヌ協会支部が「シンヌラッパ」
【2012年8月23日(木)朝刊】

 近世アイヌ文化期(1660年ごろ)の墓が発掘された伊達市向有珠町にあるポンマ遺跡で22日、アイヌ協会伊達支部(山崎よし子支部長)による先祖供養の儀式「シンヌラッパ」が行われた。


 発掘されたのは向有珠町82・2、旭川市内の建設会社の社有地(約1300平方メートル)。宅地造成に伴い、今月上旬から伊達市噴火湾文化研究所が緊急の発掘調査を進めていた。

 調査の途中、貝塚や畑跡のほか、17基の墓も出土。埋められていた層や形状、副葬品などから近世アイヌ民族の墓と断定。埋葬者を供養するシンヌラッパを実施した。

 儀式には同支部の会員や土地所有者、工事、発掘作業員らが参列。祭司に合わせて祈り、「ヌサ」と呼ばれる祭壇に酒や果物をささげた。

 同研究所によると、大人と同じ副葬品とともにひつぎに納められた子どもの墓もあり、青野友哉学芸員は「埋葬法の特徴から身分の特定につながるのではないか」と話していた。住居跡は確認されていないが、発掘する可能性もあるという。調査は9月中旬まで実施する予定。
(菅原啓)

写真=有珠・ポンマ遺跡で行われた先祖供養の儀式「シンヌラッパ」】

http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2012/08/23/20120823m_06.html


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