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出光:カナダでLNG事業検討、現地企業と-年200万トンの輸出視野(Bloomberg)

2013-01-29 18:42:00 | 先住民族関連
出光:カナダでLNG事業検討、現地企業と-年200万トンの輸出視野

  1月29日(ブルームバーグ):出光興産 は29日、現地企業と共同で、カナダ西海岸で年間200万トン規模の液化天然ガス(LNG)のプラントを建設する輸出事業の検討を始めたと発表した。
出光は事業化調査を実施するため、同国のガスインフラ事業を手掛けるアルタガス と合弁会社などを設立することで合意。事業化調査や最終投資決定(FID)を2014年末までに完了し、早ければ17年にもLNG輸出を開始したい考えだ。実現すれば同社としては初のLNG事業となる。
都内で会見した月岡隆副社長は輸出先について「日本向けを第一に優先したい」と述べ、国内の電力、ガス事業者などと交渉を開始する方針も明らかにした。出光が国内に基地を建設し自社で輸入することも「選択肢として検討している」と述べた。
会見に同席した経営企画部の佐藤久夫統括マネジャーによると、この事業の強みは、アルタガスの子会社がすでに保有しているカナダ国内で唯一、ロッキー山脈を越えて太平洋岸に至るパイプラインを利用できる点にあるという。
アジア市場を視野に入れたカナダ西海岸のLNG事業では、より規模の大きい先行事例がいくつかあるものの、液化基地まで原料の天然ガスを輸送するパイプラインがなく、「先住民族の問題などがあり許可をとるのが難しい」ために建設に時間がかかるという。
米メキシコ湾岸からのLNG輸出では、15年ごろに予定されているパナマ運河の拡張工事終了後でも日本に至るまで約23日を要するのに対し、カナダ西海岸からの航海日数は半分以下の約10日で済むことから、佐藤氏は「距離的なアドバンテージがある」と指摘した。
調達はカナダ市場を基準に
プロジェクト向けの天然ガスの調達については、米国の「ヘンリーハブ 」のスポット市場価格より100万BTU(英国熱量単位)当たり50セント安いカナダの「ステーション2 」市場を基準にした価格で購入する方針。一方、販売時の価格決定方式については事業化調査や需要家との交渉を踏まえて決定する予定だという。
月岡氏は、現在の市場価格をベースに日本への海上運賃など全ての費用を上乗せすると、同プロジェクトからのLNGの価格は12-13ドルになるとの試算を示した。昨年7月、日本のLNG平均輸入価格は過去最高の約18ドルに達した。
液化設備を建設する場所や費用は未定で、洋上プラントの建設も視野に入れ事業化調査を進めるという。天然ガスについては、コルドバやモントニー、デュバネイなどのカナダ西部のガス田から在来型、非在来型のガスを調達する予定だ。
記事に関する記者への問い合わせ先:東京 岡田雄至 yokada6@bloomberg.net;東京 Tsuyoshi Inajima tinajima@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Alexander Kwiatkowski akwiatkowsk2@bloomberg.net
更新日時: 2013/01/29 18:42 JST

http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MHDI946JTSES01.html


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