アイヌ民族関連報道クリップ

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【週末読む、観る】「アイヌの歴史」瀬川拓郎著(産経ニュース)

2008-01-13 10:10:00 | アイヌ民族関連
【週末読む、観る】「アイヌの歴史」瀬川拓郎著
2008.1.13 10:10

 かつて北海道を中心に北は千島列島、サハリンから南は東北北部まで広い地域に暮らしていた先住民アイヌは狩猟採集社会で階級がなく自然と共生、平和に暮らす、というイメージで語られることが多い。

 しかし、著者はアイヌ社会をユートピアとは見なさない。本州以南の日本列島が縄文から農耕社会に移行したように、アイヌ社会も日本の刀や中国の錦など高貴な身分を象徴する宝を手に入れるため、ワシの羽、サケを交易品として異文化と交流する社会へと移行していった。特定の生物を大量にとる、そのような社会は決してエコロジカルな暮らしではなかった。

 アイヌ社会の実像に迫ることで、狩猟採集社会から農耕社会へ-が文明の進歩という“常識”に一石を投じる。(講談社選書メチエ・1680円)

台湾立法委選 野党国民党が圧勝 3分の2超、総統選へ勢い(東京新聞)

2008-01-13 00:00:00 | 先住民族関連
台湾立法委選 野党国民党が圧勝 3分の2超、総統選へ勢い
2008年1月13日 朝刊

 【台北=野崎雅敏】三月の次期総統選の前哨戦とされた台湾の立法委員(国会議員に相当、定数一一三)選挙は十二日、投開票が行われた。親中国といわれる最大野党の国民党が計七十三の小選挙区だけで立法院の過半数の五十七議席を獲得。得票率51%の比例代表や先住民族枠を合わせると、三分の二を超える八十一議席と圧勝した。 

 陳水扁総統が党主席を務める民進党は小選挙区では十三議席止まり。台北市内八選挙区では全敗し、地盤の台湾南部でも次々と議席を失った。比例代表も十四議席で、計二十七議席にとどまった。陳総統は「結党以来、最大の惨敗」と敗北宣言し、党主席を辞任する意向を表明した。

 台湾では総統による立法院解散は行政院長(首相)の不信任案可決の場合に限られる。行政院長が野党主導の可決法案などの再審議を求めても立法院側は二分の一の賛成で再可決できる。政策運営が国民党主導となるほか、単独で三分の二以上を確保したことで、過去に例のない総統罷免案可決も可能となった。

 八年ぶりの政権復帰を目指す国民党が総統選へ勢いづく一方、民進党は選挙戦の早急な立て直しを迫られる。

 李登輝前総統が後ろ盾で「第三勢力」を目指した台湾団結連盟(台連)は候補擁立の十三小選挙区で全敗。比例代表も得票率が5%に満たず、立法院での議席を失った。

 選挙戦で国民党は民進党政権による「経済失政」批判を前面に打ち出した。第二野党の親民党との協力も実現し、一党独裁時代に築いた各地の組織力をフル動員。総統選候補になる馬英九前主席の人気も寄与した。

 民進党は台湾独立色を強める陳総統が陣頭指揮し、台湾主体路線の維持や民主化進展の継続などを訴えた。しかし、旧来の主張の繰り返しと受け取られ、友党関係にあった台連との選挙協力が頓挫したのも響いた。

 投票率は小選挙区・先住民族枠が58・5%、比例代表が58・3%で、立法委員の全面改選実施以来最低だった。

 <台湾立法委員選> 今回から日本と同様の小選挙区比例代表並立制を導入し、選挙制度が大幅に改正された。定数も225から113に半減。内訳は立候補者に投票する小選挙区73、先住民族枠6、政党票を投じる比例代表34。任期は3年から4年に延長された。有権者数は約1730万人。これまでの立法院の勢力は国民党90、民進党88、親民党20、無党団結連盟6、台湾団結連盟7だった。


米俳優F・ウェスターマン氏死去(デイリースポーツ)

2008-01-13 00:00:00 | アイヌ民族関連
米俳優F・ウェスターマン氏死去 AP通信によると、米先住民族の俳優フロイド・ウェスターマン氏が13日、白血病による合併症のため米ロサンゼルスの病院で死去、71歳。

 36年、サウスダコタ州の先住民族(インディアン)居留地で生まれた。米国の南北戦争時代のフロンティアを舞台にした「ダンス・ウィズ・ウルブズ」(90年)で、製作・監督・主演のケビン・コスナー演じる北軍兵士と交流するインディアン役を演じた。音楽活動や、先住民族の権利向上のための活動にも熱心だった。

■ 地元の食材でオムライス 白老、プロの味学ぶ(室蘭民報)

2008-01-13 00:00:00 | アイヌ民族関連
■ 地元の食材でオムライス 白老、プロの味学ぶ
【2008年1月13日(日)朝刊】

 食材王国しらおい地産地消推進協議会が主催する「親子で楽しむ憧(あこが)れのオムライスづくり」が11日、町コミュニティーセンターで行われ、子供たちが地場の食材を使った調理を楽しんだ。




 同協議会が平成16年度から子供たちの食育事業として取り組んでいる。今回は白老特産の白老牛と卵を使うオムライスが題材。白老牛3キロ、卵210個が用意され、親子25組60人が参加した。

 講師はグランビスタホテル&リゾートの小針一夫最高料理責任者(食育コーディネーター)とアイヌ民族博物館の村木美幸学芸課長(同)。参加した親子は小針氏のアドバイスを受けながら、ドライカレーソースを使ったオムライスの調理に挑戦。おいしいオムライスができあがると「こってりとした食感がよかった」「ソースが卵と合っていておいしい」と歓声を上げていた。

 また、村木氏はナギナタコウジュやキタコブシを使ったアイヌ民族に伝わるお茶を紹介し、アイヌ民族の食文化を解説。「食べることの大切さ」と題した講義では、小針氏が「味覚の中でも特に苦味は大切」「これからも親子で料理を作ってみよう」などと語った。最後に修了証が参加者に贈られた。


台湾議員選、国民党圧勝 陳総統、与党主席辞任へ(中日新聞)

2008-01-13 00:00:00 | 先住民族関連
台湾議員選、国民党圧勝 陳総統、与党主席辞任へ
2008年1月13日 朝刊

 【台北=野崎雅敏】3月の次期総統選の前哨戦とされた台湾の立法委員(国会議員に相当、定数113)選挙は12日、投開票が行われた。親中国といわれる最大野党の国民党が計73の小選挙区だけで立法院の過半数の57議席を獲得。得票率51%の比例代表や先住民族枠を合わせると、3分の2を超える81議席と圧勝した。

 陳水扁総統が党主席を務める民進党は小選挙区では13議席止まり。台北市内8選挙区では全敗し、地盤の台湾南部でも次々と議席を失った。比例代表も14議席にとどまった。陳総統は「結党以来、最大の惨敗」と敗北宣言し、党主席を辞任する意向を表明した。

 台湾では総統による立法院解散は行政院長(首相)の不信任案可決の場合に限られる。行政院長が野党ペースの可決法案などの再審議を求めても立法院側は2分の1の賛成で再可決できる。政策運営が国民党主導となるほか、単独で3分の2以上を確保したことで、過去に例のない総統罷免案可決も可能となった。

 8年ぶりの政権復帰を目指す国民党が総統選へ勢いづく一方、民進党は選挙戦の早急な立て直しを迫られる。

 李登輝前総統が後ろ盾で「第3勢力」を目指した台湾団結連盟(台連)は候補擁立の13小選挙区で全敗。比例代表も得票率が5%に満たず、立法院での議席を失った。

 国民党は民進党政権の「経済失政」批判を前面に打ち出した。第2野党の親民党との協力も実現。総統候補になる馬英九前主席の人気も寄与した。

 民進党は陳総統が陣頭指揮し、台湾主体路線の維持や民主化進展の継続などを訴えた。しかし、台連との選挙協力が頓挫したのも響いた。

 投票率は小選挙区・先住民族枠が58・5%、比例代表が58・3%で、立法委員の全面改選実施以来最低だった。

 【台湾立法委員選】 今回から日本と同様の小選挙区比例代表並立制を導入し、選挙制度が大幅に改正された。定数も225から113に半減。内訳は立候補者に投票する小選挙区73、先住民族枠6、政党票を投じる比例代表34。任期は3年から4年に延長。これまでの立法院の勢力は民進党、国民党が各90、親民党20、無党団結連盟8、台湾団結連盟7だった。