アイヌ民族関連報道クリップ

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北方領土、すしネタに モスクワで返還反対の店オープン(中日新聞)

2008-01-20 00:00:00 | 事件・差別問題・領土問題など
北方領土、すしネタに モスクワで返還反対の店オープン
2008年1月20日 朝刊

モスクワのレストラン「クリール諸島」。看板には島々が描かれている=16日(共同)


 【モスクワ=共同】「島は渡さない!」。モスクワでこのほど、日本への北方領土返還拒否のスローガンを掲げるレストランがオープンした。店名も北方領土を含む千島列島を意味する「クリール諸島」。店長は「(島は)わたしたちのもの」と主張、ロシア人客にも受けているようだ。

 約70人を収容できる店内には、島の自然美を紹介する写真が飾られている。メニューには「南クリール(北方四島)」と名付けられたすしの盛り合わせや、巻きずし「クナシリ」も。

 昨年10月に名前を変え新規開店。店長のオクサナ・ルツェンコさん(37)は、返還拒否のスローガンは店の所有者のアイデアと説明。「うちはロシア・欧州と日本の2つの料理を出す。クリール諸島は日本に最も近いロシア領土だ」とし、この店名がふさわしいと話す。

 巻きずしをつまんでいた美大生らは「島はもちろん渡さないよ」と話した

■ 室蘭の歴史伝承へ 「語り部」養成講座が修了(室蘭民報)

2008-01-20 00:00:00 | アイヌ民族関連
■ 室蘭の歴史伝承へ 「語り部」養成講座が修了
【2008年1月20日(日)朝刊】

 室蘭の歴史を伝承する人材を育てる平成19年度「郷土の歴史『語り部』養成講座」の最終回が19日、室蘭市民俗資料館で開かれ、計5回の講座で学んだことについて受講生が発表した。




 この講座で学んだ受講生が学校や町会、老人クラブなどに出向く『語り部』として活躍してもらうのが狙い。今回は室蘭、登別から19人が参加した。講師を務めたのは南部陣屋史跡の会の駒木佐助副会長。

 5回の講座では本市唯一の国指定史跡である「東蝦夷地南部藩陣屋跡モロラン陣屋跡」について背景、成り立ちなどを学習した。最終回は受講生が講座を通じて何を学んだか―について発表した。

 水上正司さんは、アイヌ民族博物館に勤務した経験から「アイヌの歴史は文字ではなく、語り部で受け継がれてきた。語り部の重要性、責任の重さを肌で感じた」と感想を語った。

 佐藤純一さんは南部陣屋構築の命を受けた大工棟りょう、村田宗吉氏の日記を語った。「語り継ぐには自分が理解し、納得することが大切だ」と語り部としての心得を説明した。全員の発表を聞き、駒木副会長は「語り部として基礎は固まっており、これからは時間と空間の軸に沿って歴史を把握・解釈する活動が必要」と説いていた。