~ストーリーテリング「愛依の風」ainokaze~

絵本・素語り・わらべうた
ストーリーテラーやえはたのりこ(やえちゃん)の徒然便り

柔らかな月

2011年06月16日 | 日々徒然
走るには少し遅い時間でしたが、夕食後、上の娘と一緒に小一時間ほど走ってきました。
娘と走ると、楽しいです

電灯が明るい広い道を走りましたが、大きなケヤキの木が並んでいるせいか、静けさが増し、辺りの緑が夜露に濡れて、濃茶の匂いがしました。

途中に公園があって、腹筋のできる器具で、上体起こし。
息を深くハァーと吐いて、頭の後ろへ手をあてたまま空を見上げたら、月が柔らかに輝いていました。
薄い雲間から星も見え、何か今日の疲れがすっと抜けました。

走りながら、娘とおしゃべりも。

「最近、俳句好きなんだぁ」と娘。
「子規とかいいんだけど、病床で書いてるのが多いでしょ、だから、何か悲しくなってきちゃうんだぁ」とか、
「星野立子の俳句が好き。自然を詠んでてね、いいんだよ」とか、
「自由律俳句ってね…。」次々と、弾むように走るのと同じに、明るい声で話してました。

国語で学んだのでしょうが、なかなか渋い俳句の話など、こうしてできるようになったんだなぁと、娘の後ろ姿を微笑ましく見ていました。

その時は、走る足は緩んで歩きに変わってましたけど。

風もなくしっとりした月夜が、娘にも俳句を語るに良い時になったのでしょうね。

娘が好きだという星野立子さんの俳句、私も、早速鑑賞してみましょ(*^_^*)





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