~ストーリーテリング「愛依の風」ainokaze~

絵本・素語り・わらべうた
ストーリーテラーやえはたのりこ(やえちゃん)の徒然便り

火曜の会便り♪

2013年04月24日 | おはなし会・語りの会
夕方から、しとしと雨。
雨だと、やっぱり寒いですね


昨日は、火曜の語りの会

こんな素敵な立派な胡蝶蘭が飾ってありました



この会の主宰であるタカコさんが、米寿を迎えられ、お祝いの会での贈り物
お子さんお孫さん曾孫さんからのメッセージと、思い出の写真の米寿記念のアルバムを見せていただきました。
どのページも温かさと幸福感でいっぱいで、私は感激しました。

「誰一人、欠けることなく、みんな元気なのが一番うれしいことね」とタカコさんは笑顔でおっしゃった。

そして、もうひとつ、驚きと感激両方だったのは、
みんなのメッセージへのお返しに、ひとりひとりお返事を書いたそうです。

私も、何度もお手紙をいただいていますが、
凛として力強いタカコさんの字は、しっかりと胸に刻みつけられるもの。
その言葉は愛でいっぱい。

まずは、90歳目指して。
そこで、火曜の会も10年目を迎えます。
私も、しみじみ、いい物語が届けられ、この火曜の会がタカコさんの心を喜ばす、楽しい時間になるように良い語りをしたいです。


さて、物語は、『柳橋物語』の続きです。
今回は、6~9章、初篇の終わりです。

ここは、恐ろしく苦しい場面が続くのです。
主人公のおせんは18歳、お祖父さんは、ほぼ寝たきり。
そんな中で、江戸には、地震や火事が続く。

逃げても堪えても、不幸が襲ってくる。
声に出すと、本当に苦しく切なくなってきます。

ここで、おせんは、尊い二人を失います。
お祖父さんと、心の底からおせんを愛していた幸太を。

あの火事の烈風と凄まじい火の粉の激しさ、その描写の凄まじさ、心が締め付けられるようなシーン。
そのまま、幸太のおせんへの一途な想いを重ねさせたのだろうか、
最後の幸太のことば「おせんちゃーん」がいつまでも耳に残ります。
私自身が語り、私自身の中に留まって離れない、そんな感じです。

幸太の死で、初篇は終わりますが、
会の中でも、涙を流された方がいました。

「かわいそうな幸太・・・」「あんなにおせんを思っていたのに・・・」


次回は、中篇(1)からです。
果たしておせんは・・・。

ちょっと予告編のようにし、お話し終了です。

後は、おいしいお茶をいただきながら感想大会。
いつものごとく3時間以上の熱い会になりました



次回は、5月28日(火)14:00~です。



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