~ストーリーテリング「愛依の風」ainokaze~

絵本・素語り・わらべうた
ストーリーテラーやえはたのりこ(やえちゃん)の徒然便り

雨の日は

2008年03月20日 | 日々徒然

春の到来を日に日に強く感じる、今の季節の雨の日は、とても寒い。冷たい雨。
出かけるのもやっぱり億劫になります。

夕方から図書館に行きました。いつもあまり利用しない図書館でしたが、水曜日は7時まで開いているので、どうしても借りたい本もあり、今日はそこへ行きました。

でも、がっかりすること哀しくなることがありました。

みんなの集う公共の市民プラザの中にある市の図書館。そのエントランスで、制服を着ている高校生が男女それぞれ5.6人のグループでしたが、堂々とタバコを吸っているのです。
制服の着方も知らないのかなと思うような格好で、ハツラツとした精気も感じません。
思わず、「高校生はタバコ吸ったらダメよ」と口からでてしまいました。
注意をしようとか正義感とかではなくて、冷たい雨の中、図書館の明かりにほっとするように入り口に入ったその瞬間に出逢った、とんでもない光景に思わずといった感じでした。
誰かが「は~~い」と小さい声をだしたようでしたが、私は足を止めず図書館へ入りました。

図書館に入る時にフロアをざっと見回しました。プラザの受付の人、フロアで囲碁や将棋を指している人、小さな子どもを連れたお母さん、あとは、中学生か高校生か輪になっていくつかのグループがありました。
皆さんの目にもきっと見えている光景を誰も何も見ないように気づかないようにしているかのようでした。

公共施設で何人もの高校生がタバコを平気で吸っている。

不良学生とは何時でも何所にでもいます。
でも、その姿は、ルール違反で、マナーもなく、何より美しくない、若者らしくない。
この子どもたちと、私は今日初めて会いました。
誰かが言わなければ、ここに毎日来ているのでしょうか?
灰皿が置いてあり、雨風がしのげ、誰でも気軽に入れる公共施設。

注意してもかわらないのでしょう。もしくは、場所を移動してまた同じことなのでしょう。それではあんまり哀しい。

為す術もないから余計に暗くなる。

閉館15分前、帰りには高校生はいませんでした。

家に帰って温かいごはんちゃんと食べてくれているといいな。
それだけ思いました。


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