~ストーリーテリング「愛依の風」ainokaze~

絵本・素語り・わらべうた
ストーリーテラーやえはたのりこ(やえちゃん)の徒然便り

阪田寛夫さんの詩

2010年09月09日 | 日々徒然
童謡『さっちゃん』といえばすぐ歌詞が思い浮かびますよね
それから、娘達がピアノの練習の合間に一息つくように楽しく弾く『ねこふんじゃった』。
私も、幼稚園のおはなし会でよく歌う『おなかのへるうた』など、
やさしくて、ユーモアたっぷりの歌詞の数々を書いた阪田寛夫さん。

二学期が始まり、中学生の姉は、国語で文法を勉強してる様子。
ちょっと覗いてみると、単語の分け方、自立語、付属語・・・。
わら半紙に、たくさん練習問題。
大変ね。
阪田さんの『練習問題』はこんなです。

阪田寛夫『てんとうむし』より

   
    練習問題

  「ぼく」は主語です
  「つよい」は述語です
  ぼくは つよい
  ぼくは すばらしい
  そうじゃないからつらい

  「ぼく」は主語です
  「好き」は述語です
  「だれそれ」は補語です
  ぼくは だれそれが 好き
  ぼくは だれそれを 好き
  どの言い方でもかまいません
  でもそのひとの名は
  言えない


阪田さんは、童謡詩人、児童文学者としてとても有名ですけれど、
芥川賞受賞されてます(1974年下半期「土の器」)



だんだん、日暮れも早くなって、夜が長くなってきましたね。
秋は人を詩人にすると言いますが、確かに、黄昏時の空の色も、夜の虫の声も、しみじみしてきました。
詩を紡ぐことばは書けずとも、耳を澄ますと、虫の音も、素敵なメロディに聴こえてきます。

季節の変わり目です。
みなさんも、体、お気をつけくださいね


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