先日の火曜の会のお話をひとつ。
このブログで何度もご紹介していますが、
火曜の会の主催者は今年米寿を迎えられたタカコさんです。
毎回、タカコさんのお話を聞くのも楽しみな火曜の会ですが、
この時は、座右の銘の話になりました。
タカコさんの座右の銘は
『上善如水』
この言葉を人から聞いたのは、高校生の時以来だと思います。
有名な老子の言葉です。
上善水の如し。
水は善く万物を利して而も争わず。
衆人の悪む(にくむ)所に処る。
故に道に幾し(ちかし)。
字なら、良く見ますよね。
様々に解釈はつけられていると思いますが、
タカコさんの言葉では、
最初は、ただひとこと、「理想的な生き方は水のように生きること」
もう、これだけで、十分なその通りの方なのです。
タカコさんの言葉だけで、その意味が未熟な私にでもわかるようです。
それから、いろいろ話してくださった。
「尊い「善」とは、水のような働きをするもの。 」
水は、変幻自在。当たり前のように上から下へ流れていく。人が忌み嫌うような所にも当たり前に降りて行き、くまなく染み渡らせる。
そういう柔軟さをもって、どんなものへも分け隔てなく潤し恵みを与えていく。
競争したり先を争ったりしない。
けれど、緩やかな流れは、人の心を癒す力を持っているし、速い流れは、硬い岩をも砕く力強い力も持ってる。
いつも心穏やかで、誰にでも優しく柔らかに接し、
毎日の日常を大切にして、偉ぶることは決してなく、
でも、ここぞというときには、絶大な力を発揮して、
他の人の為に力を尽くす。
本当にタカコさんの姿です。
タカコさんにぴったりのことばです。
「上善如水」が座右の銘なの!」
と、優しい微笑でおっしゃっていたタカコさんのお顔が浮かびます
老荘思想など、その教えのように「道」に沿った生き方も考え方もなかなかできないですが、
こうして、火曜の会で末永くタカコさんと共に生き、
いろいろなお話を聞いて、心に置き、たくさん精進したいと思います。
それにしても、
新潟の、水のようにおいしいお酒という『上善如水』、まだ飲んだことありません。
飲みたくなってきました
お酒処で、時々目にしますが・・・
読みはそのまま
『上善如水(じょうぜんみずのごとし)』と読むそうな。
私、ずっと音読みしてました。お恥ずかしいことで・・・
月宵の会のみなさん♪
少し早目の暑気払いといきますか~~