~ストーリーテリング「愛依の風」ainokaze~

絵本・素語り・わらべうた
ストーリーテラーやえはたのりこ(やえちゃん)の徒然便り

森鴎外記念館辺りを散策♪

2015年09月16日 | 散策日記
9月13日。

秋晴れとなり、一度訪れたかった森鴎外記念館に行ってきました。
企画展の「鴎外を継ぐ木下杢太郎」も楽しみで。



以前天草関係の朗読劇をしたとき、題材になったのが、若き文人たちが天草を訪れる物語『五足の靴』で、その若者の一人が木下杢太郎でした。
私は北原白秋役でしたが、その時から木下杢太郎のファンになったように思います。

また、秋の恒例読書講座で高校生へ『舞姫』『阿部一族』『即興詩人』『雁』『渋江抽斎』など語るにあたり、私も再度読み込んでいるところです。

この二、三年読書塾でも、最近は漱石より鴎外作品を多く読んでいます。

私自身、今になって鴎外の作品に愛着が出るようになり、苦心して読んでいた高校生の頃が懐かしいです。
作品のもどかしさが、やっと理解できるようになりました。

そして、長く語りに携わるようになり、その日本語の表現の奥深さにすっかりはまっています。
塾生とも音読し合うと、日本語ってこう使うのかと改めて発見があります。

さて、鴎外記念館の建物、これが、もとの居住跡に建てられたもので当時の面影を残しながらも、実に現代的!!
カッコいい建物になってます。
そして、展示もハイテクです!
図書館には鴎外関係の本がずらりと並んで静かにたっぷり読めます(^∇^)



多くの高校生たちにぜひ訪れてもらいたいです。
森鴎外の固さから少し離れ、森林太郎を知ると何かこの人の思いが伝わり、温かい気持ちで読めると思います。

鴎外への葉書や手紙もたくさんあり、当時の素晴らしい文学者の関係が現れて、その交流と文学サロンのような楽しい空間も偲ばれます。

そして、当時の本の装幀が素敵すぎます!
杢太郎はたくさん装幀なども描いていますが、美しい植物柄で大好きです!
手にしたら宝物になりそうです私も人生をより楽しく生きていくために文学を傍らに置き、子どもたちとワイワイ共有していきたいと思います。

今日の読書塾では、高校生と大いに語り合いたい(^∇^)

おまけで、本当にいいお天気だったので、根津散策もちょこっとできました♪
東大でハチ公と上野先生にも会えたし、根津神社や熱々の美味しいたい焼きも食べられて幸せでした~(o^^o)








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